米海軍は昨年5月、約30年近く運用してきたジェット訓練機「T-45 ゴスホーク」の後継機プログラムに着手したが、これにボーイングとロッキード・マーティンに参加することを正式に表明した。
参考:Competitors declare for US Navy jet trainer requirement
再びボーイング、ロッキード・マーティン、レオナルドが米海軍のゴスホーク後継機の座を巡って競合
米海軍は現在運用中のT-45は英国のBAeが開発したホークを米国のマクドネル・ダグラス(現ボーイング)が空母での運用に耐えられるよう再設計した機体で、1990年代から200機以上生産され海軍パイロットの空母発着艦訓練などに使用されてきたのだが運用開始から30年近くが経過したため海軍のゴスホーク後継機(UJTSプログラム)探しが2020年5月に動き出した。
イタリアのレオナルドは8月上旬に開催されたネイビー・リーグ(海軍連盟)主催の防衛展示会「Sea-Air-Space 2021」で米海軍向けのM-346を発表してゴスホーク後継機に名乗り出たが、英国のジェーンズはボーイングとロッキード・マーティンから「UJTSプログラムに参加する」との回答を得た10日付けの記事で報じている。
ボーイングは米空軍の採用を勝ち取ったT-7Aレッドホークの派生型を提案する予定で、ロッキード・マーティンは韓国航空宇宙産業(KAI)と共同でT-50Aを提案すると言っているため米空軍の次期練習機の座を争った3機種が再び米海軍の次期練習機の座を巡って争うことになることが確定した。
因みに米海軍が要求するゴスホーク後継機は「マジックカーペット(Precision Landing Mode:PLM)」と呼ばれる精密着艦モードでの陸上空母離着陸練習と空母でのタッチアンドゴーに対応することのみが要求されていて「アレスティングワイヤーによる着艦に対応しなくてもよい」という謎仕様(要求仕様は今後変更される可能性もある)なので非常に注目度が高い。
関連記事:空母への着艦に非対応な謎仕様? 米海軍の次期訓練機プログラムが始動
関連記事:米海軍、新人パイロットに課していた空母着艦訓練の廃止を検討
※アイキャッチ画像の出典:Boeing
謎仕様なのは、既存の機体を流用して安く上げたいのかな?
メーカー側とすり合わせの過程で、練習機に着艦機能まで求めると技術的ハードルが高くなりすぎるか、価格が上がるって話が伝わってるのかな
それだけアレスティングワイヤーの使用が機体にとって重いってことだろう
空母でのタッチアンドゴーは要求されてる訳だしね。
着艦を想定したタッチアンドゴーが完璧に出来れば
後はシミュレーターで十分と言う事なのかなぁ。
空母へのタッチアンドゴーが出来るようになれば、後は作戦機転換後のタッチアンドゴー訓練を経て実際に着艦てことじゃない?
まあ、T-7Aにしかならないで決まり。出来レースにもならないっすね
米空軍で採用されてる、海軍が慣れてるスパホの流れをくむ設計
これ以外にする理由が見当たらない
T-7だとおもう
海軍のプロジェクトが失敗続きなので冒険する余裕もなく、空軍で採用予定は好材料
F-35との親和性も高い
実際の着艦は複座のホーネットでやればokと言う事か
将来的にF-18が引退したら複座機は居なくなるのでワイヤーに引っかかったっていう判定だけ練習して最終的にはぶっつけ本番になるんじゃないの?
他のコメントにもあるようにT-7Aで決まりでしょうね。
他の機体に勝ち目があるとしたら海軍がリスク分散で空軍とは違う練習機にすると言う可能性ぐらいでしょうか?
本命がT-7なのは間違いない最新でF-35との事も考慮された作りだし、他の二機種がどこまで食いつけるか
ボーイングで唯一、ロビイングなしでも納得できる機体
関連記事に大体の推測が載ってるけど、F-35Cの着艦用ナビが優秀でF/A-18系にも移植されてるんで、着艦は練習要らずってことらしいね。
M-346可愛いよM-346
でも洋上訓練するつもりが無いなら、双発もむしろデメリットになっちゃうか・・・。
T−45も30年選手か〜。
バックアイが懐かしい。
製造ライン足りるの?
海軍仕様にするのにそこそこいじるのもあわせて
ボーイング救済的にT-7Aで決まってるけどまた悪いクセが出てライン増設のために期限内納入には1.5倍以上かかりますけどとか言い出しそう