米国関連

イラン介入に備える米下院、米軍の軍事力行使を承認する法案を準備中

下院外交委員会のマイケル・マッコール委員長は16日「イスラエルとハマスの戦いがイランとの代理戦争に拡大した場合に備え『米軍の武力行使を許可する法案』を起草している」と明かし、イランが介入するなら米国も介入するという意味だ。

参考:House Foreign Affairs Committee drafting legislation authorizing military force if Israel-Hamas conflict expands
参考:Israel has asked the US for $10 billion in emergency military aid — report

バイデン大統領は自由に米軍を動かすことが出来るようになり「イランが介入するなら米国も介入する」という意味だ

下院外交委員会のマイケル・マッコール委員長は16日「イスラエルとハマスの戦いがイランとの代理戦争に拡大した場合に備え、米軍の武力行使を許可する法案を起草している。この法案が必要にならないことを願っているが、中東情勢は日に日に激しさを増しており、イランは『もしガザにイスラエルが入ればヒズボラが出てくる』と脅している」と述べて注目を集めている。

出典:Photo by Staff Sgt. Taylor Drzazgowski

マッコール委員長が言及した「米軍の武力行使を許可する法案」とは「軍事力行使権限承認=Authorization of Use for Military Force」のことで、通常なら「宣戦布告の権限」は議会にあるもののAUMFが承認されれば同権限は大統領に移譲されるため、バイデン大統領は自由に米軍を動かすことが出来るようになり「イランが介入するなら米国も介入する」という意味だ。

但し、マッコール委員長は「万が一に備えて法案を準備しているものの最も重要なのは国民からの支持を得ることだ」とも述べており、本当にAUMFが成立するかは分からない。

出典:管理人作成

因みにニューヨーク・タイムズ紙は「イスラエルが米国に100億ドル規模の緊急軍事援助を要請した」と報じており、テルアビブを訪問した上院のチャック・シューマー院内総務も「アイアンドームで使用する迎撃弾、精密誘導爆弾、JDAMキット、155mm砲弾の提供を議論している」と明かした。

米国はイスラエルへの軍事援助として「アイアンドーム開発・調達」に累計25億ドル以上を提供しており、迎撃弾の主要部品生産にはRTX(旧レイセオン)が関与しているため、アイアンドームで使用する迎撃弾を補充するためには米国の協力が必要だ。

出典:Israel Defense Forces / CC BY-SA 3.0

精密誘導爆弾やJDAMキットはウクライナ支援と重複せず、155mm砲弾の提供は「中東有事に備えてイスラエル国内に事前備蓄してある分=推定30万発へのアクセスを許可する」という意味だが、ウクライナ支援に15万発が転用されているため備蓄には15万発程度しか残っていない。

短期的なニーズで終わればイスラエルへの武器供給に問題は生じないものの、ヒズボラが参戦してイランとの代理戦争に発展すれば米国の武器供給能力は非常に苦しくなるだろう。

関連記事:イスラエルは一時的な停戦を否定、ハマスを助ける人々への慈悲はない
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※アイキャッチ画像の出典:US Navy MC2 Jacob Mattingly

アゼルバイジャン大統領顧問、ザンゲズールはアルメニアの主権領域と認識前のページ

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コメント

    • 例のアレ
    • 2023年 10月 17日

    お願いだからイランことしないでくれよ…

    54
      • 幽霊
      • 2023年 10月 17日

      逆にイスラエル方が先制攻撃するかもしれませんね
      実際イスラエルは過去に行なっていますし。

      29
    • ケイ
    • 2023年 10月 17日

    イランが参戦したら第五次中東戦争と言われる程の規模になるかもしれないですね。さらに米国が中東に本格的に参戦すれば台湾情勢も大きく動く可能性があります。昨年ぐらいから岸田政権は防衛費を増額、特に弾薬費や整備費を大幅に増額させてきましたが、日本の安全保障環境は相当に切迫しているのかもしれませんね。

    49
      • JK大好き
      • 2023年 10月 17日

      前倒しでトマホーク購入に動いたりと、妙にきな臭いんですよね。
      政府が何か掴んでるのは確かだろうけど、いい話では間違いなくなさそう。

      この情勢下でマスコミの皆さんが沖縄の民意がと言って某知事を擁護してる姿勢を見ると、
      報道の自由が守られててるしまだ平和な国だなとは錯覚するけど()

      32
      • Mob
      • 2023年 10月 17日

      台湾有事に備えて九州に沖縄県民の避難場所の確保までやり始めてるからなあ

      官房長官、台湾有事念頭に熊本知事に沖縄避難民受け入れを要請
      リンク

      9
    • ひろゆき
    • 2023年 10月 17日

    こないだ制裁が解除されたとはいえ元々なくても生き延びられてきた
    核兵器もそろそろ保有間近
    ここでヒズボラを参戦させれば米国の武器供給能力が更に厳しくなり中国・ロシアの戦略目標が達成しやすくなるから制裁された分以上に実物援助すると思うから失うものが攻撃した場合よりも下回るし参戦させるだろうね

    8
    • a
    • 2023年 10月 17日

    シリアの地図みてて改めて思うけどなんでアメリカが勝手にシリアにいるんだ?

    23
      • ブルーピーコック
      • 2023年 10月 17日

      シリア反体制派の支援のためですね。
      詳しくはこちら↓
      リンク

      17
    • 58式素人
    • 2023年 10月 17日

    米海軍の空母はどこに配置するのでしょう。海岸の近くは危ないのでは。
    無人の自爆ボートは、イランでも十分に真似が出来るでしょう。
    油断をすると、ベイルートの海兵隊の二の舞になりそうな気がします。
    自爆ボート40ktは出せるそうだし。米海軍は、当然、対策しているでしょうが。
    もし空母が被害を受ければ、損害は、真珠湾の比ではないでしょうし。

    3
      • kitty
      • 2023年 10月 17日

      例えるなら「コール襲撃事件」の方では。

      さすがにOn Stageの空母はガッチリ周囲を固められているでしょう。
      ただ、最近では空母打撃群の編成にDDが省かれたりしてて、米海軍も台所事情が厳しいのかと思います。

      12
        • 58式素人
        • 2023年 10月 17日

        イージス巡洋艦/駆逐艦だけでは、きっと不足でしょうね。
        水面スレスレを突進する自爆ボートは、おそらく、
        単装25mmチェーンガンでのみ対応のような気がします。
        SSMはもちろんCIWSでも対応はできないと思います。
        同じくらいの速度が出せる小型の砲艇みたいなものが
        多数必要に思えます。最悪、身代わりにするような。
        或いは、ガンシップのような飛行機でしょうか。
        いずれにせよ、飽和攻撃で狙ってくるでしょうから。

        2
      • 一般通過OSINT
      • 2023年 10月 17日

      現在イランは射程700km、弾頭重量500kg以上、推測CEPは5メートルのASBMも既に実戦配備したからもう無人自爆ポートどころじゃない。射程は自己申告とはいえ同型のSSMは2018年以後シリアで三回実戦記録もありどれも500km以上の距離があった。
      また推測射程1400kmほどの多段式遠距離タイプも確認されたおり、最近米海軍も安易にイラン周辺海域に進出できなかったなぁ、

      3
        • 58式素人
        • 2023年 10月 18日

        狭い海域(ペルシャ湾?、紅海?)には入り難いでしょうか。
        30ktで走れば、着弾までに逃げ切ることもできますが、
        狭いと、逃げる方向も決まってしまいますし。
        艦載BMDが載るようになれば、復活でしょうか。
        きっと、専用ミサイルを開発して、イージスシステムで運用ですね。

    • リック
    • 2023年 10月 17日

    イランが「人道危機の最中にあるガザ地区民衆の解放」を軍事介入の大義に掲げた場合
    盤外戦においてイスラエル側は相当苦しい立場に置かれる事が想定されると思いますが
    本当にアメリカが軍事介入するのか半信半疑なところがあります
    アメリカイスラエル間には日米安保のような正式な安全保障条約は私の知る限り存在しませんし
    中東におけるアメリカの影響力に致命的な損害を与える結果になるのではないかと思うのですが

    21
      • 匿名さん
      • 2023年 10月 17日

      アメリカがイスラエル(ユダヤ人)を見捨てるなんて、私には考えられないけど。
      ロシアのウクライナ同様、アメリカのイスラエルはレッドライン。

      ただ、バイデンは飼い犬のしつけも出来なくて、2度もホワイトハウスから追い出されるという、
      半信半疑に思える実話がありますから、
      イスラエルのしつけにも失敗して、軍事介入することは十分にあります。

      2
        • STIH
        • 2023年 10月 17日

        実態は、もうイスラエルには手を焼いてる状態ですよ。イスラエルがアメリカの関心を引くためにパレスチナやら周辺国に喧嘩を売ってる状態。それでも対イランのために、アメリカは付き合わなきゃならん。
        民主党なんて都市部が地盤でユダヤ系の金融界の影響が強いはずなのに、オバマ大統領•バイデン大統領ともにイスラエルに対しては自制を要求してるくらい。金融界に言わせりゃ、イスラエルの行動はユダヤ教徒へのヘイトを高めているだけなんで。

        4
          • 匿名さん
          • 2023年 10月 17日

          消極的に付き合うにしても、最新兵器を与えて、軍事力を支えているのだから、
          その兵器が他国の侵略に使われるのではなく、地域の安定のために役立てられるよう、手綱を取るべきでしょう。

          バイデンの揺るぎない支持発言は、イスラエルにフリーハンドを与えている。
          そんな態度をしてるから、飼い犬がシークレットサービスを襲うようになるんだよ。

          6
        • リック
        • 2023年 10月 17日

        >アメリカがイスラエル(ユダヤ人)を見捨てるなんて、私には考えられないけど。
        >ロシアのウクライナ同様、アメリカのイスラエルはレッドライン。

        まあ、確かにその通りなんでしょうけど
        アメリカがイスラエルを今更見捨てるとは考えづらいのは。

        ただ、大義もなければ法的義務もない
        ないないづくしの状況で本当にアメリカが軍隊を送り込むのかなと
        どうしても首を捻ってしまうんですよね。
        アメリカって結構軍隊を送り込む時に大義を大事にしているイメージがあったので
        (なければ無理矢理にでも作る)

        2
          • 匿名さん
          • 2023年 10月 17日

          血のつながりでしょう。

          アメリカにとって、キリスト教プロテスタント派のイギリスと、ユダヤ人のイスラエルは、同胞であって、守るのに理屈なんて必要としないのでしょう。

          3
          • STIH
          • 2023年 10月 18日

          だから対イランなんでしょ。そっちは流石引けないから。
          一番怖いのは、イスラエル自身はいくらでもエスカレーションできるとこでしょう。はっきり言って今回の攻撃をテロって言ってる時点で、ハマスをなめ腐っていたとしか思えん。向こうに言わせればテロではなく続行中の抗争の一環であり、和平も結ばれてないのだから、何時でもやるでしょ。
          それに備えなかったイスラエル側の失策を誤魔化すため強硬姿勢を示しざる得ないわけで、すでにネタニヤフの面子の問題でもあると。面子ためならイランとの開戦・中東戦争の再開すら辞さない怖さが今のイスラエルにはあるから、アメリカも準備せざるを得ないでしょう。

          5
    • けい2020
    • 2023年 10月 17日

    ハマス・ヒズボラはイランが黒幕ですと全力主張してるのが反応に困る

    イランは イスラム教 vs ユダヤ教 という構図で誘導してるんだろうけど、
    どちらも宗教教義で他宗教・他宗教信者は認めないし、コレほど誘導しやすい集団は少ないかもしれない

    11
      • 無能
      • 2023年 10月 17日

      仲介があるといってもイラクやイエメン内戦とずっと宗派対立してきましたからね
      表立ってスンニ派の国が参戦する可能性はほぼ無いでしょう
      ただ、一連の報道に触れている民衆がどう動くのか影響が読めませんが

      9
    • 2023年 10月 17日

    もしかして今って、キューバ危機以来最大の第3次世界大戦の危機だったりする・・・・?

    16
      • a
      • 2023年 10月 17日

      キューバ危機どころじゃないでしょ
      そんなのとっくに超えてる
      なんなら始まってるって言われてもおかしくない

      16
        • TA
        • 2023年 10月 18日

        キューバ危機は本当にdoomdays一歩手前だったから流石にそこまでは無い
        だいたいルメイのせいだけど

        5
      • 名無し太郎
      • 2023年 10月 17日

      世界情勢が、予測を上回る急激な速度で変化している。その変化に対応しきれず、後手後手に回っているって感じだな。
      世界中が二つの陣営に分かれて戦うタイプの世界大戦は起こらなくても、世界中で紛争やテロが多発するタイプの世界大戦みたいなものは起こるかもしれない。その結果として、第二の中世暗黒時代が始まるかもしれない。

      6
      • L
      • 2023年 10月 17日

      後世から見るとサラエボ事件はもう起きたあとなのかも

      2
    • たむごん
    • 2023年 10月 17日

    アメリカの弾薬備蓄、ウクライナ戦争で減少したリスクが、発生していますね。
    イスラエルの戦線拡大にも備えるのであれば、東アジア地域から、軍事資源を転用する量が増える事になります。

    米軍の東アジア地域の抑止力は、さらに低下していくリスクがありますね。

    日本は、南西諸島の抑止力強化を続けてきましたが、今の世界情勢を考えれば評価されるべき事と思います。
    ただ、日本の南西諸島重視は、北海道からの防衛力シフトも意味する訳ですから、ロシアも含めた3正面になれば厳しくなってしまいます。

    11
      • 戦略眼
      • 2023年 10月 17日

      ロシアは無理でしょう。
      極東の部隊は軒並みウクライナで消耗しているし。
      太平洋艦隊だけでは、中国のお先棒が担げるかどうかですね。

      7
        • たむごん
        • 2023年 10月 17日

        現状は、仰る通りですね。
        ロシアは、西に夢中になっていますし。

        日本は、ロシア国内権益を維持(JTや総合商社など)しながら、石油ガスの格安輸入(過去の長期契約)も継続できていてます。

        現状、悪くないですね。

        5
          • 朴秀
          • 2023年 10月 17日

          わーくに

          対ウクライナ:ロシアの侵略を非難しつつ水面下ではがっちり握手
          対イスラエル:ハマスのテロを非難しつつイスラエルの肩は持たない

          岸田、外交は今のところ有能だよなあ
          バランス取るの上手いと思うわ

          17
            • たむごん
            • 2023年 10月 17日

            まさしく、そうですね。
            ロシアから、知床の観光船沈没事件で、(やや長期化しましたが)遺体の引き渡しも行われました。

            わーくに、他国の戦争にクビを突っ込み過ぎないのは、上手いですね。

            4
            • ( ゚Д゚)
            • 2023年 10月 17日

            鈴木宗男の異常なロシア推しも、実は
            彼個人の意思ではなく裏で打ち合わせ
            済みの演技(公式見解ではアメリカと
            歩調を合わせてロシアと敵対しつつも
            交渉窓口を完全には閉ざさないための
            存在)だったりしたら凄いですよね。

            4
              • 2023年 10月 18日

              そうだと思う。本当に駄目なら止めるはず。それに、ムネオなら(世論に)叩かれてるからどっちに転んでも切れるし。一種の保険だろう。

              2
              • たむごん
              • 2023年 10月 18日

              鈴木宗男さんの娘さん(鈴木貴子さん)、皆さんご存じの用に、外務副大臣の自民党議員になってまして。
              JTの筆頭株主(3分の1)は財務省、財務次官などの官僚の天下りポストなんですよね。

              アメリカで事業をやってる会社、例えばユニクロは撤退してますが、総合商社の方が手広いですよね。
              これは個人的な意見なのですが、仰るように、プロレスをやってるように感じる事もあります。

              2
    • ななし
    • 2023年 10月 17日

    イスラエル関連のアメリカの対応の迅速なこと

    31
      • トーリスガーリン
      • 2023年 10月 17日

      動きにキレがありますね(シュバババ

      11
    • 横田
    • 2023年 10月 17日

    第5次中東戦争勃発したらウクライナには悪夢だよなあ
    アメリカにとっちゃイスラエルが何よりも優先になりますし
    ロシアの高笑いが聞こえてきそう

    18
    • ブルーピーコック
    • 2023年 10月 17日

    経済制裁で締め上げようとしたトランプではなく、融和路線で行こうとしたバイデンの代で(直接ではなくとも)イランと戦うことになったら皮肉でしかないな。

    22
    • TA
    • 2023年 10月 17日

    アメリカが参戦に前向きとはちと意外だった
    あの辺はイランだけじゃなくイラク、アフガニスタン、シリアにアメリカに怨みを抱く者がウジャウジャいるからダラダラと地上戦が続きそうなんよな
    中露にしたら絶好のチャンス

    11
      • 黒丸
      • 2023年 10月 17日

      参戦に前向きなのではなく、議会対策かも知れません。
      一生懸命やってますイメージが映像的にわかりやすいので。
      幸いトップガン2もヒットしたのでなおさらかと、もしかすると大統領の空母訪問もあるかも。

      バイデン大統領 18日にイスラエル訪問へ
      リンク
      アメリカの元駐イスラエル大使で、プリンストン大学教授のダニエル・カーツァー氏が16日、NHKのインタビューに応じ、

      「アメリカ国内では、議会はイスラエル支持というスタンスがまったく変わっていないのに対し、
      世論はイスラエルに地上侵攻の『白紙の小切手』を渡すことに懐疑的になっている。
      バイデン大統領はそのはざまでバランスをとろうとしている」

      8
    • はげてない
    • 2023年 10月 17日

    そういやシリアにロシア軍がいるんだったなと地図を見て思い出した。
    まあ駐留兵力の実態は、ここの皆様の髪の毛並みに薄いだろうけ

    9
    • 匿名(JDAM博士)
    • 2023年 10月 17日

    当面イランが直接介入は無いでしょう
    ヒズボラ、フーシ派、ISIS、タリバン他とアメリカ絶対殺すマンのアメリカが苦手な手駒がゴロゴロいるので
    アメリカは常に彼らに負けてますし
    彼らを送りこんで武器を渡すだけで済むでしょう。

    8
    • ホテルラウンジ
    • 2023年 10月 17日

    今はウクライナが頑張ってロシアの力を削ってるから、中露は太平洋方面で南西方面、北海道方面で同時行動を起こせないので
    台湾侵攻の可能性も低めているという良い感じの流れですからね。
    この一件で弾薬の余力が無いアメリカが参戦するのはこの流れを逆回転させるのでとてもマズいと思います。
    太平洋方面が世界大乱の真打ですから、アメリカはイスラエルに引き付けられ過ぎに見えます。小沢艦隊に引っ掛かったハルゼーみたいじゃないですか
    勿論ここで参戦するどという姿勢を見せる事でイランに自制が利くかもしれないので今の威嚇行為自体は別に良いと思いますが、
    もし本当にイランが参戦した場合の対応は英独仏に任せて、米は本番の太平洋方面に向けて鋭気と弾薬を養うべきですね。
    国際世論もだいぶ正論が通りだしてますが、今回のハマスの攻撃は普段のイスラエルのパレスチナへのアパルトヘイト、非武装デモ隊への狙撃の積み上げから来てますので、
    アメリカが参戦せず、欧州軍に任せる事でイスラエルに被害が多くてもそれは道徳的にも西側陣営の勢力維持の為にもイスラエル側が受け入れるべき損害です。
    これを機にイスラエルは西側の一員として1947年の国連総会に則る事で道徳的に問題の無い所に戻るべきです。
    でないと、自分の身勝手な振舞いのツケをアメリカに支払わせる行動を積み上げると西側全体の勢力が弱まり瓦解してレッドチームに勢力をひっくり返されます。
    そうなるとイスラエル自身もケツモチが居なくなり今の地に住んでられなくなりますがその辺分かってんのかどうか

    24
    • gepard
    • 2023年 10月 17日

    いかなる法案もまずは下院議長決めが先。下院議長が決まらなければ11/17にまた期限切れとなる予算の問題が再浮上する上、超党派で議論をまとめるにも大統領権限継承第3位の下院議長の存在が肝。

    共和党穏健派スカリス院内総務が一時共和党下院議長として過半数の支持を集めるも、フリーダムコーカスの説得に失敗した模様で本人がレースから辞退。(民主党は独自に下院議長候補を擁立するため、造反は4人までしか許容できない)

    現在はフリーダムコーカス創設メンバーで強硬派のジョーダン議員が下院議長レースのトップに立つ展開。

    ジョーダン議員はウクライナについては『ウクライナより自国国境が先』と明言。一方AIPAC(親イスラエル最大のロビイスト)が支持を受け親イスラエルの代表的議員。トランプに忠実な議員で彼の支持を受ける。

    6
      • たむごん
      • 2023年 10月 18日

      日本のねじれ国会も、衆議院の優越がうたわれていましたが、参議院の反対によりとんでもなくなりました。

      アメリカの政治を見れば、過去に例がないと言われている、元大統領(トランプ氏)の刑事事件起訴が強行されています(現状は逆効果ですが…)。
      下院議長の解任も史上初ですが、対立が先鋭化すれば、次々と過去になかったような事がでてきそうですね。

      他国に安全保障を依存しすぎるリスクは、あまりにも大きい事を痛感します。
      アメリカ=イスラエル関係も絶対的に言われてきましたが、移民の人種構成・宗教構成の変化か、アメリカ若年層のイスラエル支持率は高齢層よりも低くなっていますね。

      2
    • 名無し
    • 2023年 10月 17日

    ソーシャルメディアの発達によって、イスラエルの無茶苦茶な振る舞いとそれを擁護し覆い隠してきたマスコミのやり方が通用しなくなってきた感あるね

    12
    • 名無し太郎
    • 2023年 10月 17日

    世界秩序のタガが外れてきたって感じだ。先のことなど人間は分らないから仕方ないのかもしれないけど、ウクライナ支援を徹底しておけば、アメリカは中東問題に専念できたのに。
    国際秩序の維持はモグラ叩きのようなものなのだから、迅速に叩くのが一番の解決策だろうに。なぜバイデンがF16の供与に、あそこまで強硬に反対したのか、本当に真意が分らない。

    中東問題は、石油の価値が無くならない限りは、絶対に解決しない。外交と軍事で解決しないと私は思う。
    中東問題が解決するとしたら、アラブ諸国とイランが力を失った時だけだ。そうならない限りは、モグラ叩きが延々と続く。
    中東問題は常に火種を抱えていて、いつ悪化するか分からないのだから、他の地域での大規模紛争は、出来るだけ早く片付けるべきだった。

    3
      • 謎の密使
      • 2023年 10月 17日

      仮にウクライナ支援を徹底していても、その結果が「ロシアの核報復」だったら目も当てられない事に成っていたと思いますよ?

      8
        • 名無し太郎
        • 2023年 10月 18日

        核の抑止力は、凄く歪に働く。おそらくアメリカの軍事力なら、核ミサイルを防げる。しかしヒューマン・エラーの発生は防げないので、万が一を考えると慎重にならざるを得ない。
        しかし人命尊重の思想が無い専制国家は、核を恐れない。そのため核の脅しが通用しないので、核の抑止力も働かない。
        だから核の脅しに対しては、アメリカはロシアに対して圧倒的に不利だ。アメリカの方が、はるかに軍事力が上だというのに。
        こういう弱みを見せるのは、外交上非常に不味いと思うのだけどね。あそこまで慎重になる必要は、バイデンには無かったと思う。

        後、日本でも核武装論者がいるけど、こういう理由で日本が核武装しても全く意味が無いと私は思う。むしろ核兵器に予算を奪われるので、日本の国防力は大幅に低下する。さらに国際上の信用も失うので、ダメージが大き過ぎる。
        相手が恐れず、しかも実戦で使えない兵器をもっていても、なんの抑止力にもならない。大量の核兵器よりも、一発のライフル弾の方が実戦で役立つし、スズメの涙ほどのわずかな量ではあるけど抑止力になる。

        3
          • ザバ
          • 2023年 10月 18日

          >アメリカの軍事力なら、核ミサイルを防げる
          無理だから相互確証破壊で牽制してる。

          >人命尊重の思想が無い専制国家は、核を恐れない
          これはいくらなんでも仮定がぶっ飛びすぎている。本当に恐れないならとっくにミサイルぶっ放してアメリカ滅ぼしてる。

          >核の脅しに対しては、アメリカはロシアに対して圧倒的に不利だ
          アメリカが核の脅しを使ってないからロシアのリアクション分からないだけでは。核じゃない脅しは散々使ってるけど。

          >大量の核兵器よりも、一発のライフル弾の方が実戦で役立つし、スズメの涙ほどのわずかな量ではあるけど抑止力
          相手が怖がらない量の武器は抑止力とは言わない。

          ここまで全部間違ってるのに

          >日本が核武装しても全く意味が無い
          自分と同意見に着地するの面白い。

          5
      • VIVA
      • 2023年 10月 17日

      いくらアメリカが世界最強の軍事大国であると言っても、たかがウクライナごときのためにロシアと核戦争するつもりないし、ロシアの逆鱗に触れて核戦争に巻き込まれるなんてアホくさくてやってられんでしょ
      仮にウクライナを今すぐに損切りしたところで、アメリカ本土には何のダメージも無い訳ですし

      9
        • ( ゚Д゚)
        • 2023年 10月 18日

        >仮にウクライナを今すぐに損切りしたところで、
        >アメリカ本土には何のダメージも無い訳ですし

        国土は無傷でもバイデンの政治生命は終わるかもですよ。現在のアメリカ国民の
        何割がウクライナ支援に賛成かは分かりませんが、彼は「トランプとの違い」を
        アピールして当選しました。すなわち、過度な自国ファースト路線により国際社会
        での信用を損なったことや、取り敢えず過半数の利益(次回の選挙で必要な得票数の
        確保)になるならば残りの少数派は切り捨てても構わないかのような言動を批判し、
        それに多くの人々が賛成したからです。今ここで支援を打ち切ったところで共和党
        (というかトランプ)支持層が今更自分に投票してくれるようになるとは思えませんし、
        逆に既存の支持層の一部が(無視できないほどの数)離れる危険性があります。
        そういう意味では、イスラエル問題は支持層に対してウクライナ支援を停止する
        言い訳(イスラエルの方が優先順位が高い)になるため、(本音ではウクライナ支援を
        そろそろ辞めたかったのだとしたら)好都合ではありますよね。

        1
        • 名無し太郎
        • 2023年 10月 18日

        プーチンをのさばらせるデメリットは、果てしなく大きいと思う。最もシェール革命を成し遂げたアメリカにとって、世界情勢に対する重要性は低下したのかもしれないけど。
        日本はウクライナ問題を他人事と考え過ぎじゃないかな?資源を海外に依存する日本にとって、世界情勢は物凄く重要だというのに。
        自国ファーストな対策が取れる国は、エネルギーの自給自足が可能な国だけだ。それが出来ない日本は、紛争に直接巻き込まれなくても経済的なダメージが大き過ぎる。

        4
    • たまねぎ
    • 2023年 10月 18日

    米国世論がどっちに転ぶのかわからんな。
    ユダヤロビーが強い国ではあるか、人口割合的には完全にマイノリティだし、ただでさえウクライナの支援疲れ、孤立主義が高まっている情勢で、
    武器支援に加えて、米兵の命をリスクに晒す直接介入が世論に受け入れられるのだろうか。
    ウクライナの支援は絞る代わりにイスラエルは米兵をも投入するよ、だと政策の一貫性がないし…

    6
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