Shield AIは米陸軍協会の年次総会で「V-Bat Teams=自律的な群制御機能」を発表、この機能の中核は「Hivemind」と呼ばれる高度なAIで「GPS信号による誘導」も「人間からの指示」も必要とせず、リスクの高い環境下で自律的にV-Batを制御できるらしい。
参考:Shield AI unveils V-Bat Teams drone swarm tech, with eye to Replicator
参考:Shield AI Unveils V-BAT Teams: A New Type of Conventional Deterrence
レプリケーター計画は無人機やAIといった関連技術への投資を呼び込んでいる格好で非常に興味深い
一般的なVTOL対応の無人機は「垂直飛行」と「水平飛行」に異なる推進装置を搭載するか、1つの推進装置で「垂直飛行」と「水平飛行」を実現するため推進装置の向きを変更するかのどちらかで、前者の場合はデットウェイトが飛行性能の妨げに、後者の場合は推進装置の向き変更する機構が複雑になりやすく保守や信頼性の妨げになる問題に直面するが、Martin UAV(Shield AIが2021年7月に買収)が開発した「V-Bat」は同問題をユニークな方法で解決して注目を集めていた。
V-Batは機尾の固定式推進装置だけで「垂直飛行」と「水平飛行」を実現するためデットウェイトが発生せず、推進装置の向き変更する複雑な構造も不要で「戦術的な無人航空機の運用に革命を起こす」とまで噂されており、米陸軍のRQ-7B後継機選定には敗れてしまったものの、米海軍の主催したデモンストレーションで優勝し、ブラジルも国境監視や治安維持任務のためV-Batを購入、ブラジル陸軍や海軍もV-Batに関心を示しているらしい。
さらにShield AIは米陸軍協会の年次総会で「V-Bat Teams=自律的な群制御機能」を発表、この機能の中核は「Hivemind」と呼ばれる高度なAIで「GPS信号による誘導」も「人間からの指示」も必要とせず、リスクの高い環境下で自律的にV-Batを制御することができ、同社のブランドン・ツェン氏は「現時点での群制御(V-Bat Teams)は最大4機だが、この数を毎年倍増させるつもりで2024年には8機、2025年には16機という感じに増やしていく」と述べている。
V-Batは国防総省のレプリケーター計画に採用されることを目指しているが、他の企業も同計画を意識した発表や計画を披露しているため、レプリケーター計画は無人化技術やAIといった関連分野への投資を呼び込んでいる格好で非常に興味深い。
因みにV-Batは今年5月、国防総省から正式に「MQ-35A」と指定されている。
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※アイキャッチ画像の出典:Shield AI
戦訓による戦場の変化、イノベーションによる兵器の発達は、凄まじいですね。
電子戦に、非常に強い機体になりそうですね(GPS誘導、通信による指示が必要ないため)
皆様の頭髪も自律的に飛び立っていきますよね(´;ω;`)
わが軍は補給が太いので常に最大戦力を維持しております!(大声)
なお父親の頭は補給がかんばしくない模様(震え声)
枕と排水口にダイバート
なおRTBしない模様
先っちょが膨らんでたら耐えられなかった
衛星通信装置を機首に追加するマイナーチェンジを期待しよう
その通信装置を守るために布のカバーが欲しいですね
通信する時は伸長してカバーの中から出てくる
砲やミサイルでも○根思想の表れとよく言われていますが、1枚目の写真は狙っているとしかw。
写真見直して、爆笑しました(笑)
写真見直して、爆笑しました(笑)
これ、巡視船や哨戒艦に載せられたらいろいろ便利そう
新FFMの搭載UAVの候補がスキャンイーグルとこのV-Batらしいがこっちが選ばれて欲しいね。
スキャンイーグルと違って射出機も回収機も必要無いし、記事にあるように自律的に複数を運用出来るなら艦から離れた広域監視を同時に行える。
荒天時の揺れる甲板での着艦に少々不安があるけど、いざとなれば浮いた状態のまま作業員が手で捕まえて格納庫に引っ張り込むこともできるだろう。
v-batのキモいくらい最適化されたギミックも好きだけどX-P4ってドローンも合理的なギミックで好きだ
調べてみて。かっこいいから
確かにカッコいいですね!X-P4。有人タイプがあれば是非とも自家用機に…。
……どこに置くのかって?買ってから考えよう(笑)
テイルシッターですね。
XFY-1とか懐かしい…
ドイツの回転しながら飛ぶヤツを思い出した。
V-BATかっちょよくて好きなんだけど、テイルシッターって腹に重量物とかかさばるペイロード吊り下げるのが難しそうなんで(ホバリング中とか駐機姿勢でバランス取るのがやっかいそう)、水平姿勢でVTOLするUAVに比べて拡張性に不利なところがあるんじゃないかと懸念。