ウクライナ戦況

変化のないドニエプル川の戦い、クリンキー集落内はグレーゾーン扱いが妥当

ウクライナ軍のダチ上陸から約8ヶ月、クリンキー上陸から約4ヶ月が経過してもドニエプル川左岸で大きな変化は観測されておらず、ロシア軍が支配してないクリンキー集落内は「グレーゾーン扱い=ウクライナ軍が恒久的に支配していない」と考えるのが妥当だ。

流石に「ウクライナ軍が600mほどロシア軍を押し戻して支配地域を拡大させた」と表現するのは語弊がある

ウクライナ軍は昨年6月、ドニエプル川の中洲にあるダチに上陸、10月には左岸に上陸してピシュチャニフカ北西地点に陣地を構築、クリンキーにも上陸して集落の一部を占拠することにも成功したものの、ダチ上陸から約8ヶ月、クリンキー上陸から約4ヶ月が経過しても大きな変化は観測されていない。

出典:ヘルソン周辺の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)

日本メディアが左岸の作戦をどう評価しているのかは知らないが、ウクライナメディアや海外メディアは当初「➀クリミアに向かうための起点」「➁ここでの前進はヘルソンや右岸に対する砲撃を遠ざける」「➂他戦線からロシア軍の戦力を引き付ける」と推測していたものの、12月に入るとウクライナ人が運営するDEEP STATEは「敵が戦力的に著しく優勢なクリンキー維持の代償は非常に高い」「橋頭堡を維持できるかどうかは兵士の英雄的行動に掛かっている」「支配を拡大できなければ橋頭堡を維持するための英雄的防衛は悲劇に変わるだろう」と指摘。

プーチン大統領も14日の年次会見で「敵は大規模な反攻を宣言したが何も起こらなかった」「ドニエプル川左岸を突破してクリミア方面に向かうのが最後の試みのように見える」「私も何故こんなことをするのか理解できないし理由も見当がつかない」「恐らく政治的な理由だけで戦力を投入しているのだと思う」「ウクライナの指導者は追加支援を獲得するため『反攻作戦で何らかの成功を収めている』と示すことが不可欠なのだろう」と酷評。

出典:Президента России

クリンキーを含む左岸地域でウクライナ軍の支配地域が拡大しなかったため➀➁は確実に達成されておらず、 ➂については「他戦線から引き抜かれたロシア軍部隊が左岸地域に移動してきた」という報告もあるが、他戦線でロシア軍の軍事的圧力が軽減されたかと言えば微妙で、戦場の結果から言えば「影響を及ぼすほどの戦力移動はなかった」もしくは「戦力と戦場の優位性を覆すほどの脅威を作り出せなかった」と言わざるを得ない。

この頃になるとウクライナや西側諸国でも「クリンキー上陸は支援を引き出すための政治色が濃い作戦」という見方が広がり、左岸の作戦に参加しているウクライナ人兵士もメディアに不満を漏らし始めた。

出典:Генеральний штаб ЗСУ

ニューヨーク・タイムズ紙の取材に応じたウクライナ人兵士は「大統領や政府は肯定的なシナリオを維持するため『海兵隊が左岸に足場を築いた』と発表したが内容は誇張されたもの。上陸した左岸に拠点、観測所、陣地などは存在しない。あそこに足場を築くことも装備を移動することも不可能で、作戦自体が生存可能なものではなくただの自殺行為だ」と、Kyiv Independent紙の取材に応じた第38海兵旅団の兵士も「廃墟にしがみつくために人が殺される。30名で構成された偵察小隊の生き残りは2名だけだ。もう限界で作戦を続けられない」と訴えている。

Financial Times紙も1月「反攻作戦が失敗に終わったウクライナにとって左岸だけが明るい話題だったが、この作戦に参加するウクライナ人兵士はクリンキーの状況が悲惨だと訴える。この兵士は膨大な死傷者を出している、数字は明かせないものの左岸の戦力比は1対4、左岸の足場を今後も維持するなんて無理、海兵隊が攻勢ペースを維持出来なかったため攻撃の主導権を失っている」と報じ、DEEP STATEもクリンキー集落内はグレーゾーン扱い(ウクライナ軍が恒久的に支配している地域ではないという意味)だ。

出典:クリンキー周辺の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)

ロシア軍が東部戦線で大規模な攻勢を始めたため、特に変化のないクリンキーは「忘れ去られた戦場」と化していたが、久々に前線位置に関わる視覚的証拠が登場した。

ロシア軍のMLRSがクリンキー集落のを攻撃する様子を確認、通常なら「ウクライナ軍の支配地域が西に広がった」と判断される内容なのだが、上記で説明したようにロシア軍が支配していない集落内は敵の圧倒的な火力に晒されるため恒久的に留まるのが難しく、流石に「ウクライナ軍が600mほどロシア軍を押し戻して支配地域を拡大させた」と表現するのは語弊があるだろう。

出典:Генеральний штаб ЗСУ

因みにクリンキー上陸から約4ヶ月が経過しても「なるほどと思わせる左岸上陸の意図や解説」を管理人は見たことがなく、個人的に左岸上陸は「本戦争における最大の謎の1つ」と思っている。

追記:ウクライナ軍はロシア軍の攻撃を受けてポブジェダ方向の森林地帯=から後退したことを視覚的に確認、ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは13日「ロシア軍がポブジェダ郊外に足場を確保することに成功した」「敵を集落から追い出すための位置に到達した」「さらにO-0542の三角地帯も制圧した」「第95独立空中強襲旅団の増援が既に到着している」と報告した。

出典:マリンカ周辺の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)

ヘオリフカ~ポブジェダのラインはマリンカ陥落後の防衛ラインで、ここを突破されるとマクシミリヤニフカやクラホヴェに向けられる軍事的圧力が高まり、ノボミハイリフカ方向の状況が不安定になるので、ここは何としてもロシア軍の前進を阻止しなければならない。

関連記事:ウクライナ軍兵士、とっくの昔にドニエプル川左岸での主導権を失っている
関連記事:ウクライナメディアもドニエプル川左岸の作戦を批判、作戦状況は絶望的
関連記事:ドニエプル川左岸で戦うウクライナ人兵士、これは自殺行為で無意味だと訴える
関連記事:ドニエプル川の戦い、クリンキー上陸から約2ヶ月が経過しても変化なし
関連記事:ドニエプル川の戦い、左岸で前進すればロシア軍の大砲を遠ざけられる
関連記事:ウクライナ軍の反攻作戦はほぼ終了、ロシア軍の死傷者数は30万人~40万人
関連記事:侵攻630日目、ザポリージャ方面とドニエプル川沿いの動き
関連記事:ウ軍はドニエプル川左岸に上陸、ロ軍はアウディーイウカ南郊外の防衛ラインを突破

 

※アイキャッチ画像の出典:Генеральний штаб ЗСУ

ポーランド農民によるウクライナ国境封鎖が拡大、5ヶ所の検問所で妨害前のページ

アウディーイウカにウクライナ軍の予備戦力が到着、第110旅団の一部と交代次のページ

関連記事

  1. ウクライナ戦況

    バフムートの戦い、ウクライナ軍優勢でクリシェイフカ集落の掃討も終盤

    バフムート方面のウクライナ軍はロシア軍を消耗させ続けており、22日~2…

  2. ウクライナ戦況

    バフムート方面の戦い、ロシア軍がチャシブ・ヤールに向けて前進中

    バフムート方面についてDEEP STATEは「ロシア軍がイワニフスキー…

  3. ウクライナ戦況

    英国防相、ロシア軍の侵攻は主要目標が達成できおらず期待以下の結果

    英国のウォレス国防相は25日、プーチン大統領の侵攻計画は主要目標を何も…

  4. ウクライナ戦況

    ウクライナ国防省、キーウ全域がロシア軍から解放されたと発表

    ウクライナ国防省は2日夜「イルピン、ブチャ、ホストーメリを含むキーウ全…

  5. ウクライナ戦況

    ドネツク西郊外、ロシア人だけが主張するクラスノホリフカ方向への前進

    ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは連日「ロシア軍がドネツク西郊…

  6. ウクライナ戦況

    ウクライナ軍がヘルソン州ハブリリフカを解放、ロシア軍を30km近く押し戻す

    ウクライナ軍がヘルソン州ハブリリフカを解放したことが視覚的に確認され、…

コメント

    • 歴史と貧困
    • 2024年 2月 13日

    東部戦線各地ですら後退しているのに、圧倒的劣勢を強いられる左岸のクリンキーが未だに撤退が許されないというのは、酷すぎる話だ。

    38
    • のむら
    • 2024年 2月 13日

    ロシアからしても別に左岸に兵士がいることはそんなに脅威ではなく、逆に右岸に橋頭堡を作りたい状況でもないので、
    「どうでもいい」なんでしょうね。
    ただしちょくちょくウクライナは喧伝できる戦果を欲しがって動くので、そこで都度叩かれている、と。

    20
    • 名前を入力してください
    • 2024年 2月 13日

    この戦線まだやってたのか。
    報道管制するぐらいなら
    さっさと損切りすればいいのに

    35
      • 無名
      • 2024年 2月 13日

      圧倒的戦力の敵を寄せ付けないウクライナ海兵隊。って国内外にアピールしたいのでしょう。

      19
    • もへもへ
    • 2024年 2月 13日

    一時期主張されていた橋頭堡を攻撃にやってくるロシア軍を効率的に削るキルゾーン説を本気で信じてるに一票。

    24
      • 名無し
      • 2024年 2月 13日

      他所は知らないけど、日本のネットではそんな噂がまことしやかに囁かれていたな…

      27
        • クル
        • 2024年 2月 13日

        どこの局か忘れましたけどキャスターが「この(渡河)作戦成功は反攻成功に一歩近付いたという事ですね」とかゲストの評論家に聞いて困ってる事がありましたね
        「ロシア軍を大幅に後退させ兵站を確保して継続的に重装備を送れる環境が整えば或いは…」みたいな感じで逃げてましたけど

        24
    • 分析
    • 2024年 2月 13日

    クリンキー上陸占領と維持がウクライナによる合理的な理由によって行われているならいいですが、単に攻勢しているというアピールだけでやっている作戦なら、ロ開戦初期のロシア治安維持部隊がロシア軍より先行してキエフに突入して全滅した作戦に並ぶくらい愚かな行為だと思いますね。
    どちらも取らぬ狸の皮算用作戦と言えます

    7
      • 歴史と貧困
      • 2024年 2月 13日

      おっしゃる通り、どちらの陣営も、戦争であるならば失敗もありました。(愚行と言われることも)
      ただその後の違いはあり、
      ロシア軍 … 失敗から学び、徐々に改善していく
      ウクライナ軍 … 同じ過ちを何度も繰り返す(特に、撤退を決断できない)

      最高司令部が失敗を失敗と認め、改善に真剣に取り組むか否かに、かかっているのではと。
      そしてそれが、2年経過した今、開く一方の両者の根源的な差なのではないかと。

      23
    • D-day
    • 2024年 2月 13日

    こんな戦線ばかり放置した上に兵士のローテーションで戦場から戻したらクーデター起きるんじゃないか?
    玉砕するから関係ないかな?
    クリンキは政治目的以外不明だね。そうでなければ単なる処刑場。
    マリンカ方面に援軍ですが弾薬とか装備の充足具合が気になります。

    15
    • 774
    • 2024年 2月 13日

    >個人的に左岸上陸は「本戦争における最大の謎の1つ」と思っている

    草。まあ同じ気持ちではある。
    他のウクライナ戦争七不思議はどんなのだろうか?

    20
      • Easy
      • 2024年 2月 13日

      その2は幻のエイブラムズ戦車じゃないでしょうか。ホントにどこにあって何に使ってるんでしょうかね。

      32
        • T.T
        • 2024年 2月 13日

        日本のネット界隈では、前線には出さずに後方に陣取り、圧倒的な索敵能力を生かして配下のT-64等の指揮に徹しているとのことです。

        6
    • 名無し
    • 2024年 2月 13日

    プーチン大統領も14日の年次会見で「敵は大規模な反攻を宣言したが何も起こらなかった」

    酷い言われようだなまあ事実だから仕方ないけど…
    よりによって交戦国の指導者に淡々と言われるって残酷過ぎるじゃろ

    40
    • 名無し
    • 2024年 2月 13日

    海兵隊が上陸したって一報を聞いた時はすぐに増援送って進撃するもんだと思ってた…
    実際上陸作戦はそういうもんでしょ…

    23
      •  
      • 2024年 2月 13日

      増援は入れ続けてますよ
      そのまま溶けてるだけで

      31
    • nanashi
    • 2024年 2月 13日

    しかしこんな無意味な戦場にエリート海兵隊がむざむざ殺されていくもんなんですかね?
    実は海兵隊員は戦闘拒否していて、各地から集められた哀れな動員兵の方々がボートに乗せられて殺処分されているのでは?とさえ思えてきます。
    汚職まみれ不正まみれのウクライナ軍の話を聞いていると、兵士の人身売買すらあっても不思議じゃないです。

    17
      •  
      • 2024年 2月 13日

      海兵隊なのに泳げない人がいるとウクライナ人も証言してるしエリートかどうかも怪しい

      19
        • 一般通過OSINT
        • 2024年 2月 13日

        泳げない海兵隊、飛行機のない空中強襲軍、連隊規模よりはるかに大きいアゾフ連隊、莫大な援助を受けながらもSNSで必死に募金活動をする、前線でキルレ10対1なのに敗色濃厚等々、不思議いっぱいの軍隊ですね

        17
    • ゼレーニン
    • 2024年 2月 13日

    やってる感のためだけに犠牲になり続けた前線の兵士が可哀想すぎる

    32
    • たむごん
    • 2024年 2月 13日

    クリンキー橋頭堡への補給は、ボートがウェーキ丸出しでやっており、ドローン映像で流れています。
    弾薬武器だけでなく、食料の補給、負傷者の後送も必要になります(策源地は大河の対岸です)。

    ウクライナ軍は、アウディーイウカなどが危機的ですが、ここにこだわる余裕があるんでしょうかね?
    司令官を変えたタイミングですから、総括しやすいと思うのですが…

    9
      • kitty
      • 2024年 2月 13日

      それでロシアのドローン兵が1人で渡河中の400人殺したって話ですからねえ。
      そのエースドローン兵をカウンタードローンで殺害したって、Forbesがキャッキャと報道していました。

      23
        • たむごん
        • 2024年 2月 13日

        仰る通りです。

        エースドローン兵は、当然ノウハウを共有したり、後輩を育成していると考えるべきですからね(軍隊は組織のため)。

        フォーブスも、ゲーム感覚で、勘違いしてるのでしょう。

        24
        • 名無し
        • 2024年 2月 13日

        敵の攻撃範囲なので撃たれるから、ボディアーマーを着ざるを得ないが、
        ボディアーマー着ると、ボートごとやられたときにどんなに泳ぎが上手な者でも、石のように沈んだまま、浮かんでこれないらしい。
        マジで地獄だぜ。

        26
          • たむごん
          • 2024年 2月 14日

          半袖半ズボンの着衣泳だけでも大変なのに。

          真冬の川・長袖長ズボン・ブーツ、さらにボディアーマーとは厳しいですよね…。

        • Easy
        • 2024年 2月 13日

        後日、そのエースドローン兵が「おいおい、誰が死んだって?」というセリフ付きで動画流して健在アピールというオチまでついた案件ですね。どうやら定期の休暇もらって後方に下がってただけらしいです。
        まあ戦争なので両軍とも虚実ないまぜに都合のいいことしか言いませんから真実はなんとも、ですが。
        とりあえず400人殺したエース一人を殺したことより、400人殺された事実の方をなんとかした方がいいケースですね。キルレシオ1:400じゃ戦争には勝てません。

        48
          • kitty
          • 2024年 2月 13日

          この件そういう続報があったんですか。
          情報感謝です。

          18
          • たむごん
          • 2024年 2月 13日

          情報ありがとうございます、勉強になります。

          散々指摘されていた、ロシア兵のローテンションまで証明された訳ですか。

          16
          • 名無し
          • 2024年 2月 13日

          自分のアンテナの感度が低くて申し訳無いのだけど、どこでその映像見られるか教えてくれませんか?

          4
            • ras
            • 2024年 2月 13日

            Моисей本人のテレグラムチャンネルがありそこですね

            3
    • 理想はこの翼では届かない
    • 2024年 2月 13日

    これまでにクリンキーや他の上陸地点に投入されたとされる兵員が、おおよそ2000名(累計)
    これらの地域の援護のための砲兵や、兵站のために必要だと思われる要員が2~3倍だとして4000~6000名
    単純計算ではありますが、無駄に6~8000名近い兵員をこのよくわからない橋頭堡のために貼り付けて、1000名以上を死傷させてしまっているわけで、アウディーイカなどで死守命令を受けている部隊からすれば「そんな兵士がいるならこっちに増援をくれ!」と言いたくなるのではないでしょうか

    それでいて得られたもの(?)が対外向けの「渡河を成功させて橋頭堡を築きました」というアピール要素のみ
    あとはあえて言うなら、対岸にロシア軍をある程度釘付けにする事に成功した…んでしょうか
    ほんとよくわからない

    25
    • 黒丸
    • 2024年 2月 13日

    ここまでの流れを見ていますとウクライナに少しでも渡河を生かす機会があったのは
    4月と11月初めぐらいなのでしょうか?
    それに対してロシアは約2か月程度で対処・封じ込めできるようになっている。
    一般の企業でも、何かエラーや異常が発生してから原因追及して
    対応完了まで2か月というのは標準的な速度でしょうか?

    2023.04.23
    ヘルソン州の戦い、ドニエプル川左岸のオレシキー郊外にウクライナ軍が到達
    2023.06.27
    ドニエプル川の戦い、ウクライナ軍が築いた足場にロシア軍が反撃を開始
    2023.07.1
    ドニエプル川の戦い、ロシア軍はダチのウクライナ軍にイスカンデルを使用
    2023.08.9
    ドニエプル川左岸地域へのウクライナ軍上陸、まだ誰も確認できていない
    2023.10.19
    ウ軍はドニエプル川左岸に上陸、ロ軍はアウディーイウカ南郊外の防衛ラインを突破
    2023.11.6
    ドニエプル川の戦い、ウクライナ軍は上陸した左岸陣地を現在も維持
    2023.11.7
    ドニエプル川の戦い、ウクライナ軍が装甲車輌を右岸から左岸に移動?
    2023.11.10
    ドニエプル川の戦い、ウクライナ軍が何の制限も受けずドローンを運用?
    2023.11.24
    ドニエプル川の戦い、左岸で前進すればロシア軍の大砲を遠ざけられる
    2023.12.14
    ドニエプル川の戦い、クリンキー上陸から約2ヶ月が経過しても変化なし
    2023.12.17
    ドニエプル川左岸で戦うウクライナ人兵士、これは自殺行為で無意味だと訴える
    2023.12.19
    ウクライナメディアもドニエプル川左岸の作戦を批判、作戦状況は絶望的
    2024.01.20

    2
      • ras
      • 2024年 2月 13日

      それはリスクマネジメントですね。
      まずリスクの影響範囲を拡大させないよう応急処置が行われ、その後原因を究明し、対処法を確立します。
      このロシア軍の対処の例の場合、渡河されたリスクに対して応急として攻撃阻止後、急いで対処する必要がないと判断されたリスクとして適切なタイミングで対処を反映させてますね。

      9
        • 黒丸
        • 2024年 2月 14日

        なるほど、ありがとうございます。

        1
    • a
    • 2024年 2月 13日

    日本国内のウクライナブルーナンバーの駐車違反踏み倒しは減りましたか?

    5
    • 58式素人
    • 2024年 2月 13日

    日露戦争の時のことを考えると、ロシアが戦争を諦めたのは、
    奉天会戦と日本海海戦の結果が最終的な後押しをしたと思います。
    それは、取り返しのつかない喪失感でしょうか。
    お金の面では、問題はなかったと思われます。当時も今も、ロシアは資源国ですから。
    人口(兵員数)の方はさらに問題が無かったのでは。
    同様に、今回の戦役でロシアに諦めさせるには、日露戦争の時と同じように
    取り返しのつかない喪失感を与える必要があるのではないかと想像します。
    素人の独断と偏見で言うと、それは、戦役の途中経過としての
    クリミアの失陥ではないかと思います。ウクライナ政府の戦役の見込みは判りませんが。
    そう考えるので、ウクライナ側がドニプロ橋頭堡に固執するのも判らないでもないです。
    同じ考えより、クリミア大橋の破壊は、戦役の結果ではなく、戦役の途中経過として必要に思えます。

    3
      • らっく
      • 2024年 2月 13日

      ロシアも橋の破壊を見越してアゾフ海海岸線に鉄道敷設を続けていますから、やるなら早めでしょうな。ひょっとするともう手遅れかも。

      1
    • 朴秀
    • 2024年 2月 13日

    >「私も何故こんなことをするのか理解できないし理由も見当がつかない」
    >「恐らく政治的な理由だけで戦力を投入しているのだと思う」
    >「ウクライナの指導者は追加支援を獲得するため『反攻作戦で何らかの成功を収めている』と示すことが不可欠なのだろう」

    おかしい…西側の報道だとプーチンは認知症を患いつつ末期癌であと数か月の命のはずなのに反応がまともだ
    しかし煽られるより哀れむ方が頭に来ますね

    13
      • らっく
      • 2024年 2月 13日

      その筋によれば彼は替え玉なのだそうです。
      私としてはこの手の現実逃避情報はウクライナ支持派の頭脳が疑われる逆宣伝なので規制されるべきではないかと思うのですが。

      14
        • ras
        • 2024年 2月 13日

        明晰な影武者がいるとすればそれは後継者というより大きな脅威なのでは……

        15
    • たら
    • 2024年 2月 14日

    まあ、敵を欺くには、まず味方からと言いますし。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

  1. 欧州関連

    BAYKAR、TB2に搭載可能なジェットエンジン駆動の徘徊型弾薬を発表
  2. 米国関連

    米海軍の2023年調達コスト、MQ-25Aは1.7億ドル、アーレイ・バーク級は1…
  3. 軍事的雑学

    サプライズ過ぎた? 仏戦闘機ラファールが民間人を空中に射出した事故の真相
  4. 軍事的雑学

    4/28更新|西側諸国がウクライナに提供を約束した重装備のリスト
  5. 北米/南米関連

    カナダ海軍は最大12隻の新型潜水艦を調達したい、乗組員はどうするの?
PAGE TOP