ウクライナメディアのRBC-Ukraineはクピャンスク、バフムート、アウディーイウカ、ドネツク西郊外、ウクライナ南部の状況をまとめた記事の中で「ほとんどの地域でロシア軍が攻勢に出て、ウクライナは要塞の強化に賭けざるを得なくなった」と報じている。
参考:Авдеевка, Купянск и “качели” под Бахмутом. Где Россия пытается прорвать оборону ВСУ
クピャンスク方面
この方面のロシア軍はクピャンスクの占領を狙っており、オスキル川沿いに南下してシンキフカ郊外に迫っている。東部戦線を指揮するシルスキー大将は「この方面の状況は依然として厳しく、武器も兵士数でも敵が有利な状況で戦うことを強いられている」と言及。
RBC-Ukraineは「シンキフカを突破されるとクピャンスクの中心部が敵の脅威に晒されるだろう。さらにロシア軍は国境沿いのライマン・ドゥルーヒに工兵部隊を移動させた。これはオスキル川を渡河するための準備に入っていることを示唆しているのかもしれない」と、シンクタンクのウクライナ人アナリストも「これは選択肢の1つだ。オスキル川の対岸へは国境付近から侵入する方法もあるが、そこには我々の防衛ラインがあるためロシア軍は川を強行突破する方が簡単だという結論に達したのだろう」と述べているのが興味深い。
ライマン・ドゥルーヒの周辺には部隊を隠すのに都合がいい森林地帯が広がっており、この辺りの川幅は20m前後と比較的狭いため、クピャンスク方向に敵を引き付けてドボリャンスキー国立自然公園から回り込む可能性の0ではないが、ウクライナ軍も警戒しているのでオスキル川の渡河が実現可能か謎だ。
他にもRBC-Ukraineは「敵がクピャンスクを押さえればハルキウやイジュームへの道が開かれ、再びスラビャンスクやクラマトルスクが脅かされることになる」「クピャンスクはハルキウに習って円形上の防御陣地(詳しくは明かせない)が建設されている」「12月現在、スームィ、クピャンスク、ボロフスコエ、リマンの4地域で要塞の建設が優先されている」「ゼレンスキー大統領はハルキウ州を他の地域の模範に挙げた」「この地域の軍と建設会社が協力して大きな成果をあげた」と書いている。
バフムート方面
この方面のロシア軍はチャシブ・ヤールを抑えてコンスタンチノフカからスラビャンスクに向かうことを狙っており、東部戦線を指揮するシルスキー大将も「ここに最も準備が整った空挺部隊、海兵隊、囚人や元捕虜で構成されたストームZやストームVなどが投入されており、ロシア軍の主要な努力はバフムート周辺に集中している。敵はチャシブ・ヤールからコンスタンチノフカに進み、クラマトルスクやスラビャンスクを経てドネツクの州境に到達したいと考えている」と言及。
この見方にウクライナ人アナリストも同意し「ロシア人が占領したと主張するはクロモヴェはグレーゾーンだ。ここはバフムートから数百メートルしか離れておらずチャシブ・ヤールは数キロ先にある。敵はチャシブ・ヤールに到達しようと努力する思うが成功しないことを祈ろう」と述べ、この方面にはウクライナ軍の防衛ラインがあるため「ロシア軍が直ぐチャシブ・ヤールに到達することは困難だ」「仮に到達するにしても数ヶ月はかかるだろう」と付け加えている。
米国のウクライナ支援資金は枯渇しているため、この状況が長く続けば砲弾不足によってウクライナ軍が押し切られる可能性も否定できない。
アウディーイウカ方面
この方面のロシア軍は「ステポヴェを抑えてアウディーイウカに接続する唯一の舗装道路(O-0542)に接近する」というのが当面の目標で、RBC-Ukraineは「小さな利益のため犠牲を顧みない姿勢は来年の大統領選挙に関連していると情報総局は見ている。プーチンは選挙までに何らかの成果を示す必要があり、ロシア軍は年内にアウディーイウカを包囲したと考えているはずだ」と指摘。
ウクライナ人アナリストも「選挙前までにアウディーイウカを包囲できれば特別軍事作戦の成功をアピールする口実になるだろう。そのためアウディーイウカでの攻勢は激しくなるはずで、選挙が終わるまで何らかの作戦休止を望めない」と述べており、少なくとも激しい消耗戦は来年3月まで続くという意味だ。
因みにアウディーイウカには現在も住み慣れた土地を離れたがらない住民が1,000人以上も残っており、アパートや住宅の地下で暮らしているらしい。
ドネツク西郊外方面
この方面についてロシア人達は「マリンカ占領」を主張しているものの、ウクライナ軍のタルナフスキー准将は「まだマリンカの一角を保持している」と、ウクライナ人アナリストも「この廃墟の街は今でも我々の領土で事前に準備された陣地を失った場合のみ撤退が可能だ」と主張しているが、ウクライナ人が運営するDEEP STATEだけは「街の数十メートルのみを保持してマリンカ占領を否定することに何の意味もない」と否定的だ。
マリンカをほぼ手に入れたロシア軍の次の目標についてRBC-Ukraineは「10km離れたクラホヴォに向かうことだが、この間にはあウクライナ軍の防衛ラインがあるため前進には困難が伴い、多くの時間と労力が必要になるだろう」「もう一つの可能性は昨年の冬に失敗したヴーレダーへの攻撃だ。ロシア軍はマリンカとヴーレダーの間にあるノボミハイリフカで攻撃を活発化させている。敵はヴーレダーに投入するための戦力を蓄積しているが直ぐに何かが起こる可能性は低い。特にアウディーイウカを占領しようしているタイミングでは難しいだろう」と指摘した。
但し、マリンカ方向でロシア軍を押し戻せない以上、ノボミハイリフカを失うのは時間の問題だ。
ウクライナ南部方面
この方面についてRBC-Ukraineは「ウクライナ軍はノヴォプロコピフカとロボーティネの付近でロシア軍を撃退し続けているが、欧米のアナリスト達はウクライナ軍がロボーティネ付近の陣地まで後退したのではないか見ている。これについては今のところ確認がとれていない」と述べた。
ドニエプル川左岸の状況については「慎重に行動しているため状況の急激な展開を期待すべきではない。それでも2024年の早い段階で橋頭堡を拡大させることが可能性あることは疑いの余地はない」と強気の評価だが、前線全体の状況については「殆どの地域でロシア軍が攻勢に出ている。依然としてロシア軍の主力と予備部隊の数は膨大で、ウクライナは積極的な防衛と要塞の強化に賭けざるを得なくなったのは明らかだ」と述べている。
攻勢に出ているロシア軍も決定的な突破口を開いている訳ではなく、仮にウクライナ軍がクピャンスク、チャシブ・ヤール、アウディーイウカ、ノボミハイリフカなどを失っても戦術的な敗北に留まるため、この戦いはまだまだ続く可能性が高い。
関連記事:バフムートの戦い、ロシア軍はシヴェルシクの南でも複数方向で前進
関連記事:ゼレンスキー大統領、軍が要求する追加動員は45万人~50万人と明かす
関連記事:ウクライナメディアもドニエプル川左岸の作戦を批判、作戦状況は絶望的
※アイキャッチ画像の出典:Сухопутні війська ЗС України
アウディーイウカ攻勢が始まった頃にまだ動きはないけど主攻はバフムトだろうとここにコメントしたけど、正解だったようだ
現状ウクライナ軍は劣勢ではあるものの(特に南翼が)規律を保っていてバフムト攻勢は停滞しそうだ
もっともアウディーイウカはそのうち陥落するだろうし、ウクライナ軍は多大な損害を受け続けているから冬季攻勢としては失敗しても来年はもっとロシア優位に進みそうだ
>>攻勢に出ているロシア軍も決定的な突破口を開いている訳ではなく、仮にウクライナ軍がクピャンスク、チャシブ・ヤール、アウディーイウカ、ノボミハイリフカなどを失っても戦術的な敗北に留まるため、この戦いはまだまだ続く可能性が高い。
それはそう。ただし底が見えてきたウクライナ軍がそこで装備弾薬人員を消耗しすぎるとその後の戦いが厳しくなる。
逆に言えばロシア軍は土地を早期に獲得することを優先するよりウクライナ軍の資源をなるべく消耗させることが後の戦いが有利になる。
同意です。
後は、その戦術的な敗北の先に、明るい未来の可能性はあるかどうか。アメリカから支援を引き出せなかったこと、ハンガリーが反対に回った(EU支援も延期)こと、西隣のポーランドの民間人を敵に回したこと(国境封鎖)は、政治的な敗北です。
よく、戦術的な勝利で戦略的な敗北は覆せず、戦略的な勝利も政治的敗北(講和会議など)で無意味となることもある、と言いますが、戦術的に負ける以前に政治的に負けているウクライナに、何を期待すればよいのか。
そして、政治的敗北に伴う弾薬枯渇が「戦術的な敗北」の要因になっているなら、打つ手がありません。資金が枯渇すれば追加動員も満足にできない。
本当に全方面で押されていますね・・・
ウクライナは続けるつもりがあっても弾薬はどうするつもりなんでしょうか
ウクライナ国民からも追加徴兵について、賛成はしても、弾薬や武器装備についての追加支援がされない状況で過酷な戦場に送られる可能性がある事に対して、かなり批判的な意見が出ているみたいですね。
また、キエフ市の20,30代の男子が徴兵もされずに普通に生活しているのに対し、他地域では老若問わず男性が徴兵されている事についても、疑問の声が上がっているようです。個人的には成果関係者が集まっているキエフ市内だけは支持率を維持するために、そうした格差的徴兵を実施してると考えています。
ロシア軍の攻勢に関しては、やはりロシアらしい攻め疲れさせてからのカウンターという印象を受けます。仮に追加支援が決まっても、勢いづいたロシア軍を止められるのか?という不安を抱いてしまいます。
成果 → 政府
仰る通りですね。
ウクライナ=ロシア、どちらも首都圏・中心都市の人的損耗は最小にして、政権支持率を維持する構図は同じと感じています。
本土決戦中に、要塞強化・要塞建設に賭けなければならないという論評は、非常に厳しいですね。
太平洋戦争の絶対国防圏突破よりも、状況は悪いように感じています(本土決戦が続いているため)。
ロシアは、人的物的損害は大きいですが、領土を獲得するという対価を得られています。
ウクライナは、人的物的損害は大きいうえに、国土荒廃・喪失して何の対価も得られていません。
ウクライナ戦争で、第三国を含めて、誰が得をしたのかというのを考える時期なのでしょうね。
ロシアの戦力は、まだまだ膨大で、大量の砲弾・戦闘車両・ドローンの戦時生産体制も軌道に載っています。
プーチン大統領の死亡に、希望を抱く声もあるのですが、彼が3年以上健康に生き延びて戦闘が続く可能性すらあるわけです…。
松代大本営っていつから作り始めたんだろうと調べたら
1944年11月11日11時11分で吹いた。
よくそんな馬鹿な縁起担ぎする余裕あったな。
情報ありがとうございます。
負け出して、そんな縁起担ぎしてたんですね…。
むしろプーチンが昇天(地獄行きだろうけど)して、パトルシェフあたりが実権を握ったほうが更にヤバくなるのではと予測する専門家もいることを考えると、
プーチンが権力を握っているうちに終戦に向けた道筋をつけたほうがいい可能性もあるわけで。
プーチンはロシア正教会公認の主席
エクソシストだから多分天国行くよ😇
仰る通りです。
ロシア高官・家族が、海外資産を保有していたり、外国高官と交友関係・旅行している事からも分かります(プーチン娘の東京ディズニーランドお台場旅行、ラブロ外相の青山不倫旅行など)。
プーチンは、ロシア国内の穏健派であり、ヤバいのが多数います。
『核ミサイルを東京に打て』平然と主張している国会議員も、控えているんですよね…
ロシアの大統領選より米国の大統領選の方が気になってたり>プーチン
正直今の情勢でプーチン大統領が不正しなくても負けるわけがないのですよね。そもそも元々対抗は一部老人人気の共産党ジュガーノフや若者人気の逮捕されたナヴァリヌイくらいで、独立系世論調査でもプーチンが3/4程度の得票で確実と言われてました。今はジュガーノフ程度なので負ける要素がないです。
なので国内大統領選挙は日本の選挙と同じく一党勝利確実の政権支持率確認程度の意味しかないです。そりゃあ米国選挙の影響の方が気になりますね。
アフガンに続けてウクライナが無様に撤退、とはならずも多額の支援で敗北となればそれはもうバイデン政権に外交軍事の能力なしとできます。だから共和党は既にウクライナは無駄な投資といって議決拒否して間接的にロシアを援護しているのです。
コロラド州でトランプが選挙に出馬不可能になったのは朗報(反乱に加担したため)、コロラド州は元々民主党の地盤だったので共和党にはダメージにならないと見られている。但しトランプが「合衆国を危機に陥れた逆賊」という判決が出れば他州でも同じ動きが次々出るだろう。トランプと手を切れない共和党に大統領選の勝ち目は無い、あと4年バイデン政権が存続すればロシアの士気を挫くこともできるはず。
(ウクライナ軍が無謀な反転攻勢を行わない、バイデン大統領の健康状態が良好という条件だが)
コロラド州の判決に関しては連邦最高裁で覆されるからあんまり意味ないと思うけど。そうなるとむしろトランプ勝訴!ということでトランプ支持者が勢いづくのでは。
停戦を促すためのラインとして、スロビキン線のような要塞線は必用でしょうね。
出来るか出来ないかというよりは、やるしかない状況に見えます。
線を引く場所によったら、そんなに領土を譲るのか?と弱気とも捉えられるので、政治的にも難しいとは思いますが。
その要塞線を巡って、「戦術的に意味のある場所」を主張する軍部と、「政治的に意味のある場所」を主張する政権がぶつかって内ゲバになったら目も当てられないかと。
・・・起こらない未来が予想しにくい。
これまでの状況を見ると、それは大なり小なり必ずありそうですね。。
位置座標付きはまだありませんが(そりゃそうか)、各地でウクライナ版要塞が建設される動画や画像が出てきているので、要塞線にあたっては既に政治と軍事である程度決定された様に見えます。
トンネル掘りのシールドマシンみたいなもので塹壕作っている動画もありましたね。
現代日本は土木技術が高いので、戦時になったら山に大量にトンネル掘って要塞構築なんかは得意かもしれません。
情報ありがとうございます。
要塞線が、どのあたりに出来るのかは分かりませんが、ウクライナからの目線で見れば、現実的な選択でしょうね。これまでのように、物資の援助が望めない事からも、少ない火力で、最大の効果を出す方法は他に考えられず、それ以外は、現実的ですが敗北を受け入れるという選択肢が大きくなってしまいます。
それこそスコップの力の見せ所でしょう。
一部報道を信じるならば。
このところ、ロシア軍は、毎日1,000人を超える人的損害を出しているとのこと。
単純に10日で10,000人を超えます。
しかも、それがアウディーイウカ周辺に集中しているとのこと。
以前の報道で、ロシア軍は、攻勢前にアウディーイウカ周辺に45,000名を集めたとのこと。
であれば、攻勢を始めて2週間は過ぎているから、あと何日の攻勢が続けられるのだろう。
あまり数が減ると、ウクライナ側の人員数を下回るのでは。
それ以上の数のウクライナ兵が死んでないといいですね。
もう攻勢は一月以上続いてると思いますが……工場定着からもうすぐ一月ですね。損耗率120%くらいにはなってそうです。
ロシア軍は死者を蘇生させる薬を開発したのかもしれんな。
それもう「無条件降伏したら死体が残ってる戦死者
全員復活させてあげるよ。」って呼びかけるだけで
兵士の遺族たちにクーデター起こさせられますやん。
fusa氏の毛根を蘇生させる薬も開発してやって欲しい。
毎回不思議なんですが、流動的な要素を考慮したらどうにかなるんですか…?
最近、FPV自爆ドローンの映像動画に、戦車等の戦争機材でなく、
歩兵を目標とするのが出てきたと思います。
これは、怖るべきことと思います。
例えば、ロシアのストーム部隊に対し、人数分のFPVドローンを滞空させておけば、
天候に問題なければ、たとえ夜間でも突撃を始めた時点で、1機1殺の要領で、
ストーム部隊を直ぐに無力化できるでしょう。
突撃前に塹壕内で待機する時も同じと思います。
FPVドローンの爆装の状態によれば、1機1殺以上の損害を与えるでしょう。
現在のウクライナのドローン生産は月産10,000機とされています。
他所の記事では、生産はさらに増やすと言っていましたね。一説では、月産50,000機とも。
FPVの割合が高いでしょうから、ロシア歩兵の損害は天井知らずになるのでは。
FPV自爆ドローンが、銃弾/砲弾を一部、代替しつつあるのでしょうか。
戦闘(戦争とまではいかないかも)のやり方が変わりつつあるような。
電子妨害が酷いからそんな上手くいかないよ
命中として上がってる動画もノイズ走ってるようなのばかりで直撃も少なく本当に有効弾なのかもわからないようなのが多い
さらにドローン生産はロシアの方が優位で勝ち目ない
それやろうと思えばロシアもできるでしょ
ドローンに使ってるようなモーターや半導体は主に中国が生産してるミドルエンドのものだし
西側ウクライナとロシア中国で生産競走やったら多分ロシア中国が勝つと思うよ
モーターや半導体以外の電子部品なんかも前にドイツの産業相が今のEUの中国製電子部品への依存は許容できないって言ってたくらいでEUにはほとんど生産力ないしね
しかし、ロシアのドロ-ンは、ほぼ中国製だとか。まあ改造しているんでしょうけど。
900億円の予算を組んで2025年までに内製率41%を目指すとロシアの財務省がばらしてました。
しかしロシア軍の歩兵を狙うFPV自爆ドローンも、ロシア軍の電波妨害が成功すれば逆にFPVドローンの方がすぐに無力化されてしまうわけです。
SNSに投稿されている動画は成功したのを編集して作ったもので、失敗したのは投稿できません。
ストーム部隊が妨害電波の装置を装備すれば、準備したFPVドローンもすぐにおかしくなって、飛んでる最中に狂って落ちてしまうかもしれないのです。
月産1万機という数字の他に、電波妨害で落ちたドローンも月に1万機という数字もあり、月産5万機になれば、電波妨害による損害も月に5万機になるかもしれないのです。
ロシア軍の妨害電波が弱いとこではFPVドローンの攻撃も成功するかもしれませんが、妨害電波が強くなるとすぐに狂って落ちてしまうかもしれないわけで、FPVドローンに頼る防御はロシア軍の妨害電波次第でいつ破られてもおかしくありません。
多分、各国とも個人装備の妨害装置の開発に進むのでしょうね。
将来的にはスマホくらいの大きさ/重さになるのかな。
色々と課題はありそうですが。
強烈(であろう)な妨害電波にさらされる人間の保護とか。
他所の記事に、そうした機材の紹介記事がいくつかありましたね。
いずれにせよ、将来の歩兵は荷物が多くなりそうですね。
妨害装置が実用サイズになるまでは、車輪を付けて引いていくのかな、
などと想像しています。
特にバッテリー/発電機が重いでしょうね。
なんか数年後には劣化ウラン弾の被害者みたいに、妨害電波装置で癌になった元兵士とかの訴訟が起きそう。
>一部報道を信じるならば。
今やもう、「一部報道」を信じようとすることは、大本営発表を盲信する脳無しであると宣言するようなものかと。異論ではなく、現実把握能力の欠如と言うべき。信じたいなら参政権も手放したほうが国のためになる。
この場所が、他人の参政権について議論する場所とは知りませんでした。
突撃部隊は囚人兵、民兵だから精鋭はほぼ無傷なのでは?
> RBC-Ukraineは「小さな利益のため犠牲を顧みない姿勢は来年の大統領選挙に関連していると情報総局は見ている。プーチンは選挙までに何らかの成果を示す必要があり、ロシア軍は年内にアウディーイウカを包囲したと考えているはずだ」と指摘。
バフムートの時も戦勝記念日がどうたらとウクライナ側が勝手に期限つけてたよね
この日までに占領するよう指示されてるだのと根拠もなく期限切って勝利宣言するのいい加減やめりゃいいのに
憶測に憶測を重ねるのも負けが込み始めた人間特有の仕草ではあります。ウクライナメディアが考えているような単純な理由付けをウクライナ政府と軍が考えているとは思いたくはありませんね。
プーチン大統領が、4州併合宣言後に、ドニエプル川西岸から撤退・ハリコフから大きく後退して、戦線整理した事を忘れたのでしょうね。
プーチン大統領が、面子よりも利を受け入れたという事実を、もう直視する余裕がないのでしょう。
戦術はあまり詳しくありませんが、要塞建設指示が12月ですからね。
政治的な要因で守りにはいる要塞建設の支持を出せなかったのかもしれませんね
ゼレンスキー大統領を見ていると秘密裏にでもロシアとの停戦交渉をきちんと行っているのか不安です
本当に徹底抗戦で玉砕覚悟なんでしょうかね。そんなことしてたらそのうち殺されそうですが・・
表では熱く、でも思考は冷静に現実を受け止めて行動してほしいとこです。
極東への安全保障上の影響も馬鹿にできなくなってきてますからね
ロシアが中国に頭が上がらなくなるまで依存してしまうことは日本にとってもデメリットですし、北朝鮮の軍事強化も格段に上がっていくのも厄介です。
人的リソースを無理やり国内で調達できたとしても、軍事的リソースが無ければ戦いようがないと思うけど、ゼレンスキーは来年ウクライナ支援法案が可決する前提で大規模徴兵を計画してるのか?
ウクライナには日本から瓦礫除去用としてそれなりの重機が入っている筈だが、この調子だと防衛線の構築用に転用されそうな気がする。流石に用途は限定してないよな?その内にロシアも過去にやられたお返しとばかりに重機撃破の視覚情報も出て来そうだな。
要塞構築用材料に関してはセメントは国内で石炭が取れるし鉄は敵味方の兵器の残骸がかなりの量有るらしいから上手くやれば何とかなりそう。
ただ新たな戦争用のインフラ構築は既存の社会インフラ補修との両立の面で難しいと思うが、そこで国民の不満が高まればより厭戦に傾く事になりロシアが喜ぶ流れになる可能性有るよな。
>セメントは国内で石炭が取れるし鉄は
この辺りの工業を担う国内主要部分がドンバスで、さらにマリウポリのアゾフスターリ製鉄所や、アウディーイウカのコークス工場などを失った(製造所としては使えない)のも痛手ですね。残骸を運ぶにも重機の燃料が不足します。
重産業を担う対規模工場を作るためにも、また資材と資金と膨大な労働力が必要というデッドロック。
ロシアが横流しされた高機動車を使ってたってだけで大騒ぎするわが国ですが、要塞線構築に我が国の重機を使ったら大騒ぎする連中が出てきそう。
イラン・イラク戦争で、コマツのブルその他の活躍に感動したフセインがコマツに感謝状を贈ろうとしたが丁寧に断られた。
なんて言う話が(ホントかどうかは知りません)有りますから、民生品が軍事施設の土木工事に使われるのにいちいち目くじら立てていてはキリが無いのでは?それにそれ言い出したら滑走路とか道路とかにも一切使えなくなります。
重機類は現行の「輸出禁止品目リスト」には入ってますが、過去に輸出されたものは結構な数が有るでしょうし、第三国経由だと禁輸措置も意味が無いですから。
戦力温存に努めスロビキンラインを構築したロシア軍がどれだけ優秀だったのかって話ですよね。
退却は進軍するより数段難易度が高いです、並みの軍隊ならあそこで無理にでも戦線を維持して磨り潰され崩壊していました。
無理な攻勢で動員兵100万を磨り潰し、もうにっちもさっちもいかなく無かった所で退却させられ、防衛「せざるを得なくなった」ウクライナ軍とは対照的になってしまいましたね。
戦力温存に努めスロビキンラインを構築したロシア軍がどれだけ優秀だったのかって話ですよね。
退却は進軍するより数段難易度が高いです、並みの軍隊ならあそこで無理にでも戦線を維持して磨り潰され崩壊していました。
無理な攻勢で動員兵100万を磨り潰し、もうどうにもならなくなった所で退却させられ、防衛「せざるを得なくなった」ウクライナ軍とは対照的になってしまった様に思います。
要塞線を作るにしてもちょっとタイミングが悪く。
ちなみに一番安定するのが「ドネツク州やルガンシク州の州境に作る」です。
ロシアの当面の軍事目標は両州の全面解放ですから、ウクライナ側が州境に要塞線を作れば、ロシアはその要塞線まで進出したところで戦略目的を達成して進撃を止めます。
が、これは傍目にも露骨な「両州を捨てての停戦狙い」となりますので。ウクライナの国内政治的に大荒れになりますし、ゼレンスキー政権の責任問題となるので「政治的にほぼ不可能」かと。
なので、もっと前線に近いところに要塞線を作ることになりますが。
既に押されているのに、今から要塞線なんて作っても穴だらけになって迂回されるだけでは無いのか,という問題と。
そもそも制空権が無い側が要塞線を作っても,航空爆弾で焼き払われて終わりでは無いかという問題があり。
正直、泥縄感が否めませんね。
スロヴィキン線のような防衛線を作るのに必要なのは労働力、資材、機材、お金、時間です。人的資源が枯渇しているウクライナで全長1000キロに及ぶ戦線全てに防衛線を作ることが可能か?ロシアとてスロヴィキン線を作るのにおよそ1年かかった。ウクライナ軍の東部戦線は既に崩壊している。前線後方の防衛線は前線が生きている間しか作れない。前線が崩壊しているのに後方に防衛線を作れというのは出来ないことをやれと言うのと同じ。航空優勢も無い。作っている最中にFAB-500を食らって終わり。
確かベラルーシのブロガーがウクライナ軍がベラルーシとの国境で要塞線作ってるとか話してましたっけ。
正直ベラルーシ方面は特に何も無さそうなんで何故そこに……って気もしますが、もう余裕持って作れるのがそっち方面とかなんでしょうか。
ウクライナの人たちからすると次はベラルーシが併合宣言を食らうと思われてるそうです。むしろ、抵抗するウクライナよりも先にベラルーシが併合されるのかも知れないと。
ルカシェンコも69歳ですし、何年生きるかわからない。生きてる時はもとより彼が死ねばロシアがどう動くか…
従って、将来のロシアとの国境として考える必要があるみたいな話なんでしょうね。
既にウクライナ北部の人たちは緒戦での侵攻を受けて大被害を出してますので、せめて逃げたり備えたりする時間的猶予を生み出せる地雷阻止線を作って置きたいと。
ウクライナで戦場になっている都市生活者の話が出ていましたが…彼らの中には配給の食料を得られるという安堵感と、戦場に対する妙な慣れ、また戦っている人たちの手助けが出来るという人、更にはロシアの到来を戦闘行為の停止になると考えて待つ一部の人々だとか…それらがごっちゃになった感じになってるというのが描かれてましたね。そういった層は確かになかなか離れたがらないでしょう。
しかし、戦線の境界都市になっている場合はそこが引き続き戦場になったりするので、制圧されたから戦線の後ろの後方都市になれるってのは難しいかもですね。そもそもロシアが陣地構築の邪魔だとか、兵士が使い易いとか思ったら長年住んでいる家だろうと、そこからは叩き出されるでしょうし…
とうとう国外の成人男性にも徴集命令を出しました
ウクライナは後方で陣地造る人も足らないんじゃないんですかね?
造れたとしても単なる塹壕とかじゃ皆さんの言う通り、FABー500とかの強烈な爆弾で意味を辞さないし
これはウクライナは制空権を取り返さないと積んでるっぽいですね、Fー16がどこまで活躍してくれるか
ロシア側はすでに強固な防衛ラインを構築しておりこの上ウクライナ側も防御陣地や要塞の建造を始めたとなると、ウクライナ側にしてもロシア側にしても大きな前進は今後難しくなりそうです。ロシア側の方が国力や人口でウクライナ側を圧倒していますから、ウクライナ側を消耗戦に引きずりこまればロシア側は勝利できますが、ウクライナ側が損耗を嫌って領土放棄とか撤退を躊躇なくやられたらロシア側も打つ手がなくなります。まあ最近のウクライナ側は領土に固執している感じもするので、消耗戦に引きずり込める可能性も充分にあるかなとは思いますが。
ロシアは領土よりウクライナ軍を狙ってて、ウクライナは領土に固執して人的資源や兵器消費してますもんね。
まあ、自国領土を放棄は受け入れがたいものだし国民から非難されるし、支援してる国からも勝つ気が無いと思われかねないから政治的に出来ないでしょうけど、攻めてる側からしたらウクライナの継戦能力が無くなればそのうち手に入るからって違いがあるんでしょうけど。
東部は工業地帯だから絶対ロシアに渡せないんでしたっけ?
元々ウクライナの産業基盤が東部の工業地帯と南部の港湾とかで、西部は農業でしたっけ。
ロシアからしたら親ロシアの東部と港湾手に入れて、ウクライナを内陸国にして、貧乏にしてしまいたいとかでは?