欧州関連

エストニア軍大佐、ロシア軍がドネツク州とルハンシク州で主導権を握った

エストニア軍のマート・ヴェンドラ大佐は10日「ロシア軍はウクライナ軍を圧倒する戦力を保持してドネツク州とルハンシク州で戦場の主導権を握っている」と明かし、ブルームバーグは「EUが約束した砲弾100万発は期日内(2024年3月末)に届かないだろう」と報じている。

参考:Vendla: Vene väed on haaranud Luhanski ja Donetski oblastites initsiatiivi
参考:ЕС вряд ли сможет передать Украине миллион боеприпасов до марта — Bloomberg

アウディーイウカではロシア軍だけでなくウクライナ軍も大きな損失を被っている

エストニア軍のマート・ヴェンドラ大佐は10日「ロシア軍の主な攻勢は『アウディーイウカ~マリンカ軸』と『クピャンスク~スバトボ~クレミンナ軸』の2方向で、今週は通常よりも激しい攻撃(1日平均64回の衝突)を行っており、この事実は『ロシア軍はウクライナ軍を常に圧倒し続ける人員と装備を保持し続けている』『ロシア軍はドネツク州とルハンシク州で戦場の主導権を握っている』『ロシアの目標は依然として変わってない』と裏付けるものだ」と言及。

出典:管理人作成(クリックで拡大可能)

さらに「ロシア軍が最も優先している目標はアウディーイウカの占領だ。ここを占領することでロシアは『政治的勝利』を宣言できる上、人口密度が比較的高くドネツクの玄関先=アウディーイウカを占領できれば『ドネツク周辺の兵站』を改善することもできるだろう。ただ街を守るウクライナ軍は健在なので占領は容易ではない。アウディーイウカを失う可能性を排除できないものの『ウクライナ軍ならロシア軍の攻勢を耐え抜く」と我々は予想している」とも指摘したが、ロシア軍だけでなくウクライナ軍も大きな損失を被っていると付け加えた。

因みにブルームバーグは「2024年3月末までに砲弾100万発をウクライナに提供するというEUの約束は達成されない見込みで、現時点でウクライナが受け取った砲弾は約束された約30%だ」と報じており、米国も資金不足で「ウクライナに対する武器支援の規模を縮小した」と明かしたばかりで、米陸軍も「議会承認の遅れで155mm砲弾の購入・増産資金が手に入らない」と訴えている。

関連記事:米国防総省、資金不足でウクライナへの武器支援を縮小したと言及
関連記事:米陸軍、議会承認の遅れで155mm砲弾の購入・増産資金が手に入らない
関連記事:バイデン政権、議会にウクライナ向け経済支援として118億ドルを要請

 

※アイキャッチ画像の出典:Генеральний штаб ЗСУ

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コメント

    • 拓也さん
    • 2023年 11月 11日

    “2024年3月末までに砲弾100万発をウクライナに提供するというEUの約束は達成されない見込みで、現時点でウクライナが受け取った砲弾は約束された約30%だ”

    個人的にはこれでも頑張った方だと思うけど如何せん目標が高すぎてなあ。 目標を半分にしたら成果を誇示できたのだが。 まあこれからも継続してくれるなら発展も見込めるのかな。

    14
      • 名無し
      • 2023年 11月 11日

      口先だけで内実が伴わないいつもの欧州なのに約束の3割を履行しただけで何故か誉められるから楽な商売だよな
      これが日本だったら鬼の首を取ったように叩くだろうに

      29
    • かませ
    • 2023年 11月 11日

    高価な重装備やSAMの追加提供は無理でも今あるものの維持と弾薬の補充だけでも滞りなく行われて欲しいなぁ…
    榴弾砲が弾切れの心配無く撃てるだけでもだいぶ心強いだろうから

    18
    • n
    • 2023年 11月 11日

    現在の戦況はともかく、砲弾の支援が滞っているのは不味いですね
    砲弾不足で必要な砲撃支援が行えなくなると、この先の防衛戦にかなりの影響を及ぼすでしょう
    最近は本当にウクライナにとってよい話がないですね

    19
    •  
    • 2023年 11月 11日

    エストニアの大佐がそこまで情報持ってるとは思えないけど信憑性どうなんだこの話は

    4
      • フード
      • 2023年 11月 11日

      元ソ連に併合されていた経緯と現仮想敵がロシアであるからエストニアはロシアの脅威を大きく評価していると推測
      間違ってはいないが、ウクライナの完全勝利のための円滑な支援のためのロシア評価と言った印象はあるが、以前の西側のロシアに対する態度と昨今の国際社会情勢からして不安な気持ちになるのは自然な反応ではある

      18
    • たむごん
    • 2023年 11月 11日

    砲弾の生産設備に、100万発分の投資を行っているのか気になりますね。
    ウクライナ戦争が終われば、過剰設備になるため、投資を押さえているのではないかと感じます(もちろん新ライン立ち上げで生産性がまだ低い可能性もあるのでしょうが…)。

    ウクライナ軍の立場で考えれば、弾薬の調達予定は、前線の弾薬仕様ペースに影響しますからね。

    地図のハリキウ州奪還地域を見れば、ウクライナ軍の反撃は凄かったですね…
    西側諸国、南部攻勢の戦果に期待を持った理由として、理解できる部分があります。

    4
      • 歴史と貧困
      • 2023年 11月 11日

      >地図のハリキウ州奪還地域を見れば、ウクライナ軍の反撃は凄かったですね…
      西側諸国、南部攻勢の戦果に期待を持った理由として、理解できる部分があります。

      これって、最初に大儲けさせた後で大金をせしめる詐欺の常套手段でもあるかと。
      競馬などでも、素人が最初に大勝した場合必ず破滅するとよく言いますが、ゼレンスキー氏の最近の疲れ切った表情は“最初の成功体験が忘れられない博打中毒”に嵌っている患者に見えてくる。
      逆にプーチン大統領は、素人を騙して借金まみれにさせて一家心中まで追い込むインテリヤクザっぽい悪人面だと思います。

      17
        • たむごん
        • 2023年 11月 11日

        仰る通りですね。
        いけると思って大きくレイズしたら、破滅したというのはよくある話ですね。

        地図を見ると分かりやすいのですが、ハリコフ奪還は成功したものの。
        ロシア軍は、大きく戦線を整理する事に繋がったようにも見えます(敗走したため守備を考えての事でしょうが…)。

        プーチン大統領、馬鹿にされる事もありますが、老練であり大国のトップに君臨を続けていますからね。
        ソ連崩壊後のロシア、首相・大統領就任の頃のボロボロさと比較すれば、戦争中の制裁下でも侮るのは危険と考えています。

        21
      •  
      • 2023年 11月 11日

      そう、地図で見るとハリコフの攻勢は確かに多くの領土を奪還した
      しかしそれは東部のロシア軍がケルソン撤退のために引き抜かれていたからで、そのせいでケルソン撤退に成功され、またハリコフ正面も機動防御で反撃を受けて損害ばかり嵩み、唯一ロシア軍部隊を捕捉できたのがリマンくらいと、内容的にはかなり厳しかった(それでもケルソンよりマシだったけど)
      結局東西どちらの攻勢も地図上での戦果の割に戦略的にはロシア軍の戦線整理を許す敗北で終わってしまい、過小戦力で苦境にあったロシア軍に立て直す時間を与え、今の状況に繋がった

      12
        • nednir
        • 2023年 11月 11日

        ロシア軍が戦力の立て直しに成功したのは事実だとしても、そんな撤退ではない転進みたいなこと言われましても。ウクライナの戦争目標は領土の奪還ですし、ハルキウ方面の攻勢が成功したからこそ西側諸国も「もっと戦車を供与すればさらに領土奪還できる」と(甘い見通しだったにせよ)判断して、ウクライナの戦力も増えたわけですし。

        8
        • b
        • 2023年 11月 11日

        どう見てもロシア軍の敗北でしょ
        「 」さんのいつもの口癖ですが、擁護もそこまで行くと見苦しいですよ

        6
    • 折口
    • 2023年 11月 11日

    ここに来てウクライナが人的資源の、言い換えれば手数の差で押し切られるというのは非常に厳しいですね。専門家の受け売りですが、この際ドンバスではある程度の戦線後退を受け入れて遅滞戦を展開しつつ、主攻正面であるザポリージャ州のトクマク=メリトポリ線の遮断を優先できれば良いのでしょうけどね。

    この提案の問題は遅滞しつつの撤退戦を遂行できるほどの装備・練度のある部隊は非常に限られており、またウクライナが敗北しないという神話が維持できなければ徴兵による兵力の補充すらままならなくなってしまうという点でしょう。今のウクライナは政治的にデッドロック状態で、そのことが軍事的な選択の柔軟性をも狭めている状態に見えます。ゼレンスキーの言う事ならみんなが信じるような時期ももう過ぎてしまいましたから、明日の勝ちを逃してでも負けを先延ばしにしなければならないというのが政治指導部の本音なのでは。

    さらに言えば戦術面のレイアウトも良くない。欧米諸国からの支援で今日まで何とか繋いできたのは偉大ですが、高度な精密誘導兵器や戦車は数が限られ、結局は榴弾や歩兵火器といった手に入りやすい武器を中心にした戦いをせざるを得なくなっています。歩兵主体の戦闘は言わずもがな、砲兵も人的資源をおおいに拘束する兵科です。他に選択肢がない以上はやむを得ませんが、今のウクライナはロシアが最も得意とする鉄と血の物量勝負に賭けねばならない状態です。今は良くてもこの先何年にも渡ってこの状態を維持できるでしょうか。私自身何も思い浮かばないですが、カンフル剤になるような異なるアプローチをウクライナ自身か支援者が提案できなければ、このままロシアの押し切り勝ちということさえあり得るのかもしれません。

    25
      • たむごん
      • 2023年 11月 11日

      マンシュタインの第3次ハリコフ攻防戦のように、一時的に退却するというのは、政治的に非常に難しいという事なのでしょうね。
      ヒトラー・スターリン両名の死守命令、日本軍の玉砕命令は批判されてきましたが、軍事作戦の為に放棄するというのは政治的な理由で難しいのでしょうね。

      仰る通り陣地戦になれば、誘導兵器と砲弾のコスパ(火薬の量)を考えれば、大砲の方が圧倒的に効率的ですからね。
      ザルジニー総司令官の言う通り、劇的なブレークスルーがなければ、じり貧になっていくような気がしています。

      19
        •  
        • 2023年 11月 11日

        ブレイクスルーもそうなんですが超兵器というより、いつも供与のタイミングが時期を逸しているのが辛い。
        ハイマースの供与がもっと早ければセベロドネツク戦リヒチャンスク戦の結果は違っていたかもしれないし、ハルキウ反攻時に西側戦車が供与されていれば今の苦戦が無いばかりか、ハルキウ反攻がもう少し先に進んでいたかもしれない。
        超兵器をアメリカや他の先進国が開発したとしても出し渋り供与タイミングを逸すると、結局ロシアが対応策を編み出してしまう気がする。
        betするにしてもギャンブラーとして芋揃いなんだな。
        逆に経済を考えるとプーチンも同じ芋かもしれんですが。

        4
          • たむごん
          • 2023年 11月 11日

          仰る通りで、海外援助頼みで戦争する厳しさですよね。
          アメリカにとって、ウクライナは同盟国ですらないですし(外交的に都合良くしてありますね…)。

          ハイマースにしても、自走砲+多連装ロケット砲+GPSロケット弾ですからね。
          現在がそうですが、電子戦+分散配置で一定の対策をされるものと考えています。

          仰る通り、早期投入されれば、今よりも有利な状況で停戦に持ち込めたか可能性はありますね。
          ゼレンスキー大統領が、クリミア奪還の政治目標を降ろしていたらですが…。

          6
      • 2023年 11月 11日

      トクマク軸どうする気なんだろ?
      突出部維持してても次のアウディイウカになってしまうだけだし、アゾフ海側の鉄道が完成してしまうとトクマク奪還の価値も減少する

      5
        • 折口
        • 2023年 11月 11日

        やはり予定通りアゾフ海目指してひたすらやるしか無いんじゃという気がします。トクマクの攻勢軸の場合、現状の停滞が純粋な戦力不足なのか工兵能力の不足なのか分からないですが、兵力不足ならヘルソン州の右岸で渡河待機してる(とされる)部隊もガンガン引き抜いて使っちゃえばいいと思うんですけどね。どうせメリトポリまで抜けない事にはまともな渡河なんか出来ないし…。

        5
          • nednir
          • 2023年 11月 11日

          傍目からすればそれが作戦として妥当にも思うんですが、そんな判断を自国の領土で、かなり無理して動員してる状況でできるのかっていう問題ですよね。なんだかんだ、F-16待ちということになるんだと思います。

          しかし本来は安価な戦闘機だったはずのF-16が、自由経済の世の中だと市場原理に基づいて高価になるのはなんだかねえと感じてしまいます。必ずしもボッタクリではなくて、近代化改良のための設備投資を回収する必要があるというのもあるでしょうが、実際にロシアの軍事力に人命を削って対峙しているウクライナが求めているコスパのバランスにはなっていないわけで……。イスラエルで大活躍されてもねえ。

          5
            • たむごん
            • 2023年 11月 11日

            仰る通りです。
            アメリカ製兵器は、インフレ分を確実に上乗せしますし、防衛産業の再編・巨大化で価格交渉力が高まっていますからね…。

            軍事ブログ読者の方々なので、皆様お詳しいと思うのですが。
            ロシア製兵器を、一概に馬鹿にできない点ですよね。

            武器が届かなかったり、購入できなければ意味がないですし。
            航空自衛隊も、共食い整備だらけになっており、毎年数千件・昨年は3000件以上発生していますね…。

            7
          •  
          • 2023年 11月 11日

          個人的には何となく良い選択ではない気がしますが、反攻作戦をF16が来るまで始められないとゼレンスキーがゴネたらどうだったのでしょうか ?
          航空支援がない状態で地雷だらけの敵要塞に突撃するのが西側戦術教義に反する前代未聞の試みだったわけなので。
          西側指導者は今以上にイライラしてゼレンスキーの顔を見たく無くなるでしょうが。
          ロシア陣地の構築が進んでしまう代わりに、ロシア流の消耗線にモロに付き合わなくても良かったかもしれません。
          観戦する立場で言えば、西側と東側の通常戦力での対決のシミュレーションになったと思います。

          4
          •  
          • 2023年 11月 11日

          兵力は確実に減っているでしょうね。
          アウディーウカに抽出されて持って行かれていると聞きます。
          それに兵だけではなく砲弾も持って行かれて、節約させられているかもしれません。
          今アウディーウカで弾切れになったら洒落になりません。

          6
    • Easy
    • 2023年 11月 11日

    ちょっと兵力を足したくらいで過去何年も手出しできなかったアウディウカが突然劣勢になるのはちょっと奇妙なので。
    つらつら考えるに。
    これ、アウディウカの防衛隊が152ミリ砲弾の弾切れを起こしてますね。
    ここは2014年から係争地だったわけですから、防衛用の火砲は旧ソ連規格のもので構築されているはずです。
    十分に防護された要塞の固定砲をリプレースする優先度は低いので、ここにはまだ西側砲門は届いてなかったんでしょう。
    大砲で歩兵への接近拒否の弾幕を張れなくなっているので、郊外のコークス工場などへのロシア歩兵の浸透を許してしまっていると考えると起きている現象に辻褄が合います。
    それでも交戦距離が近づけばまだまだ機関銃や小型迫撃砲があるでしょうから抵抗は続きますが。
    メインスポンサーのアメリカドイツからは152ミリ砲弾が手に入らず、作ってそうな元東側諸国は支援縮小してますので、簡単には状況好転しそうにないのがキツイところですね。

    15
      • Easy
      • 2023年 11月 11日

      そしてつらつら事後孔明が考えるに。
      今回ゲームチェンジャーになったのは北朝鮮の100万発の152ミリ砲弾ですが、あれはウクライナが手に入れる可能性もあったんですね。
      ウクライナと北朝鮮の関係はそれほど悪くは無かったので。黄海からの海路ならロシアの勢力範囲外ですから,物理的には十分輸送可能でした。
      ただ、流石にそれはアメリカとしては許可出来ず。
      ぐずぐずしてる間に、ロシアはトップのプーチンが手土産持って乗り込んで来て素早く話をまとめてしまった、と。
      歴史とは皮肉なもんだな,とつくづく思いますね。
      まさかこの新兵器が飛び交うドローンの戦場で、世界最貧国の作る時代遅れの単純な砲弾が戦場の帰趨を決める決め手になるとはで・・・

      10
        • nednir
        • 2023年 11月 11日

        そんなアメリカがどうこう以前に、安保理決議に基づいて経済制裁されてるんだから、ウクライナに向かう砲弾をロシアなり中国なりが拿捕しても文句は言えないですよ。

        9
        • たら
        • 2023年 11月 11日

        EUがとかNATOがとか言っている国が北朝鮮から軍事物資を入手するのはムリなんじゃないでしょうか。また,ロシアが絶対に許さないでしょうし。なんだったら中国も敵に回しますよね。

        6
          • Easy
          • 2023年 11月 11日

          まあもちろんほぼほぼ不可能なアクロバットなんですが。ウクライナに残されていたわずかな勝ち筋がここだったかなという、歴史のifですね。
          もし買えなくても、金正恩と何か取引を成立させてロシアに砲弾を売らせないだけでもかなり状況が違ったかなと。
          結局、アメリカが「中国は敵だ、北朝鮮はならずものだ、イランもイスラムも敵だ」と世界で敵ばっかり作ってた結果がこれだ、ということですね。

          7
            •  
            • 2023年 11月 11日

            ロシアもアクロバットはしていると思う。
            北朝鮮制裁にはロシアも噛んでいるから、そういう体裁を気にする独裁者だったら北朝鮮から輸入なんてできないが、プーチンは何でもやる人、つまり約束を守らない人。

            ちなみに「プーチンと約束をしても意味がない」はヨーロッパ人が口々によく言うセリフです。
            私がオリジナルに考えたものでなくコモンセンスに近いのでロシア贔屓の方は怒らないでください。

            8
      •  
      • 2023年 11月 11日

      > 火砲は旧ソ連規格のもので構築されているはずです
      そういえば報道1930で小泉悠氏が東側装備の個別具体の配備された兵器名前をあげてアウディーウカのウクライナ軍の説明してました。
      郷土防衛隊が持つには重量級の充実した戦力を持っているので西側装備が無いからといって、必ずしも不足というわけではないという解説でした。

      あとアウディーウカとされる動画でクラスター団で装甲車軍を攻撃破壊していたのでatacmsは到着したのかもしれませんね。
      ザポリージャから部隊が救援に来ているらしいです。

      1
        • Easy
        • 2023年 11月 11日

        米軍が供与した兵器のほとんどは高機動の遊撃兵器なので、要塞には運びこまず、アウディウカのはるか後方に置いて火力支援に使ってるはずです。前線に出して歩兵の浸透にやられたら目も当てられないので。
        ただ、この方式ではせっかくの要塞からの観測情報をリアルタイムに後方の砲撃部隊と共有出来ないので,どうしても支援砲撃の密度と量が不足します。後方砲兵は撃ったらすぐに陣地転換ですので。
        結果、接近する歩兵を距離2-5キロで制圧するための投射火力が枯渇していて。小火器の届く歩兵戦距離に詰められてしまっているように見えますね。
        歩兵がウクライナ側陣地に接近すると米軍供与のクラスター弾を使えなくなるので,その点でも輪をかけてウクライナ側が不利になります。

        5
    • ウルフリック
    • 2023年 11月 11日

    152mm砲弾なら開戦当初からルーマニアから大量に輸入していましたよ
    そのおかげでルーマニアの弾薬メーカーは大儲けできて設備増強したとか何とか
    ウクライナ軍砲兵は155mm砲に転換しつつあるが、アウディーイウカの守備隊が152mm砲のままというのならルーマニア産152mm砲弾を優先供給すれば良いだけですわ

    アウディーイウカでロシアが優勢になったのはロシア空軍が損耗を構わず激しく空爆し続けて火力で圧倒するようにしたことと、使い捨て部隊であるストームZを大量投入して屍の山を作りながら前進を続けているからでしょう
    ストームZは懲罰部隊に刑務所からスカウトした人員を追加した組織なのでもちろん無尽蔵ではありませんし、戦闘力に期待しているのでなくロシア式威力偵察のための人柱で、早い話がワグネルの囚人兵と同じ存在です。最近のウクライナ発表のロシア軍の損失内容を見るにAFVと火砲の損失は平均的なのに人員の損失は跳ね上がっているのは、多分そういう事なのでしょう

    ウクライナ軍のアウディーイウカ守備隊も開戦時から延々とロシア軍の猛攻を受けているので新しい部隊と交代する余裕がなく、ダメージと疲労の蓄積が戦力的な綻びを生じさせているとも考えられます。いずれにせよ、攻撃側も守備側も相手の戦力や戦術次第で如何様にも状況が変わってしまうので一つの要因で説明できるようなものでは無いと思います

    5
      •  
      • 2023年 11月 11日

      ウクライナ側の増援は確かにあるんだけど、バフムト攻防戦に比べると少ない印象だな。
      現地部隊が他の地区と比べて頑強で、そんな状況でも守れるだろうとウクライナ軍上層部が希望的観測を持ってないだろうか危惧を持ってる。
      やりくりしんどそうだし。

      未確認の情報だけど、ロシア末端の兵の通信傍受で自分のいるロシア軍の装備や飲水などの補給の窮状を訴えてるとともに8人のウクライナ軍に300人のロシア兵でやられているというおかしなことを言っていたとの報があった。
      本当にロシア軍発の情報かウクライナ側創作かわからんので信じるわけにもいかないが、末端のストームZ兵なら飲まず食わずで碌な兵器を持たずに突っ込んでいった場合、錯覚で8人の寡兵で300人いる自軍が皆殺しにされているように見えても不思議でないかもしれない。

      5
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