ドイツ連邦軍総監のカルステン・ブロイアー大将は「我々はいつか(ロシアとの)防衛戦争を戦うことを余儀なくされるという考えに慣れなければならない」「ウクライナでの戦争から低空域の制空権が将来の戦場で重要になると学んだ」と述べた。
参考:„Nicht ausreichend aufgestellt“
特にドローンの重要性は非常に高く、このレベルでの制空権が将来の戦場で重要だと学んだ
ドイツ連邦軍総監のカルステン・ブロイアー大将はFrankfurter Allgemeine Zeitung(FAZ)紙とのインタビューの中で「我々はいつか(ロシアとの)防衛戦争を戦うことを余儀なくされ、もう本国から遠く離れた国際ミッションに参加する選択肢はないという考えに慣れなければならない」と述べ、ブロイアー大将が語った主張を要約すると以下に通りになる。
“ドイツ軍はバルカン半島、アフガニスタン、マリなど国際的なミッションに長年取り組み、利用可能なリソースの殆どをこれに投資してきたため、NATOでの役割と自国の安全保障に必要な装備は十分ではなく、国防委員会は首相が創設した特別基金(1,000億ユーロ)では体制を整えるのに不十分で3,000億ユーロ=約46兆円の特別資金が必要だと言っている。ロシアは戦時経済に転換しつつあり兵器生産も急速に増加中で、ロシアが軍備を拡張している事実とロシアがドイツをどう位置づけているのかが心配だ”
“この根強い脅威にどう対処するか考えなければならず、今後数年で2022年以前の状態に戻ることはないだろう。我々はいつか防衛戦争を戦うことを余儀なくされ、もう本国から遠く離れた国際ミッションに参加する選択肢はないという考えに慣れなければならない。我々は技術の飛躍と今以上に激化するハイブリッド戦争に備える必要があり、その第一歩は我々が正しく脅威を認識することだ。これは連邦軍だけでなく社会全体が一貫した抑止力の必要性を認識しなければならない”
“さらにウクライナで繰り広げられている戦争の中身にも注目しなければならない。ウクライナとロシアの戦いはドイツが殆ど持っていない兵器(ドローン、地雷、クラスター爆弾など)が戦場の優勢を決定づけている。特にドローンの重要性は非常に高く、このレベルでの制空権が将来の戦場で重要になると学んだ”
ブロイアー大将の主張で特に注目すべきは「ロシアとの戦争が起こりうるという考えを受け入れる必要性」と「低空の戦いに対する制空権の必要性」に言及した点だろう。
ドイツ外交問題評議会は11月に発表したレポートの中で「プーチン大統領は強力なロシア帝国を復活させてNATOやEUの影響力を西に押し返すという野望を温めてきた。ソ連解体後に設定された国境を拘束力があるものとは考えておらず、彼らの考えるロシアはロシア人が居住していた場所やロシア帝国やソ連が支配していた場所に及ぶ。そのためロシアはNATOを直接攻撃する可能性があり、我々に残された準備期間は5年から9年で、この期限内にドイツとNATOはロシアと戦える軍事力を整備しなければならない」と警告していたが、連邦軍のトップも「ロシアとの戦争の可能性」を現実問題として認識しているのが興味深い。
但し、管理人的に注目したいのは「低空の戦い」に対する言及だ。
戦場の低空域は「敵レーダーによる検出」を避けるため有人機や巡航ミサイルに活用されてきた部分だが、低空の戦いとは「低空を飛行する小型無人機との戦い=安価なドローンが闊歩する空域」を指しており、マイクロ波兵器など指向性エネルギー兵器が対抗策になると考えられていたものの、ドローンの使用範囲と役割が格段に拡張されたため「保護すべき範囲」も戦場全域に広がってしまった。
ウクライナとロシアはドローンによる認識力の拡張を砲兵部隊の目として利用していたが、高度な防空システムによる「接近拒否」の効果外にあるドローンに小型爆弾を取り付けて地上目標を攻撃(空中投下式)するようになり、戦場の移動目標に対応するため攻撃に特化したFPVドローンが登場、供給量の爆発的な増加に伴って攻撃対象が兵士1人でもFPVドローンが突っ込んでくるらしい。
ウクライナのKyiv Independent紙は「多くの専門家は『FPVドローン登場後も砲兵の伝統的な優位性は揺るがない』と主張したものの、その常識も深刻な挑戦を受けている最中で、アウディーイウカにおける砲撃とFPVによる負傷者の数は半々だ」と報じているほどだ。
つまり「低空の戦いに対する制空権の必要性」とは「従来型の防空システムでカバーしていなかった低空域の保護」を意味し、EWシステムや精密照準が可能な少口径火器(RWSなど)によるドローンの制圧が有力視されているが、まだ確実で実証された対策は確立されておらず、もう戦場上空の制空権を高価な戦闘機だけで確保できる時代は終わろうとしている。
因みに小型ドローンの脅威は陸上に限定されるかどうかも怪しく、米海軍は以前から「空中と海中の両方で飛行(航行)できるクワッドコプタータイプの小型ドローン」に関心を寄せており、米海軍研究局は最近「Naviatorの実証テストをSubUAS社に発注した」と発表して注目を集めている。
追記:ブロイアー大将は「ドイツは2024年中に20万発以上の155mm砲弾をウクライナに供給する」と述べた。
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※アイキャッチ画像の出典:U.S. Army photo by Elizabeth Fraser / Arlington National Cemetery / released
写真の将軍の襟の階級章は昔の国防軍(WW2)と似ていますね。
何だか、昔の物の方が威厳がありそう(笑)に見えますが。
写真の将軍の顔つきが、軍人らしからぬおっとりとした表情な事も輪をかけていると思いますね…
ウクライナに対して経済・人口規模で格上だからロシアはある程度戦争を有利に進められるけど、人口8000万人で経済は欧州一のドイツと戦争してもロシアは勝ち目無くないか?
ドイツ連邦軍の苦境は空、陸、海と全てから聞こえ、実際内情も悲惨です。今年の11月にピストリウス国防相が、「ドイツ軍は再び戦争遂行能力のある軍隊にならなければならない」と言っていたので、現状のドイツが戦争に耐えうるとは到底思えません。再建にも数十年は有しますし、恐らくポーランドが食い止めなければドイツはあっさり敗北すると思います。別に経済力がそのまま軍事力に結びつく訳ではありませんし。
そしてそんなのを見習うべき平和国家として持ち上げてた日本のマスコミよ
ジャーナリストのくせにヨーロッパの連合の論理と独立国の論理のダブルスタンダードに踊らされてて恥ずかしくないのかよ
仮に今、三菱重工が一切の防衛事業から手を引く声明を出したら国内のマスコミや「文化人」から総出で大賛辞が送られるでしょうね…😏
GDPは、金融や不動産によって、膨らましていく事ができるんですよね。
先進国になれば、低付加価値の製造業が採算が合わず、町工場レベルの基盤がなくなる弊害もあります(日本も、昭和後半~令和にかけて軍事力の基盤が大きく弱体化したということですね)。
EUが、単純な砲弾を製造する事に苦戦しているのも、そういった背景があります。
GDPだけで、単純に比較するのが危険な理由ですね。
言うてもフランスとかわりとハイペースで兵器生産量増やしてますし、それすら経済の採算の範囲内だったりします
あと欧州自体の砲弾生産百万発は達成は出来てたりするですよ、ウクライナ向け以外に売ってるのと企業側がラインの不良債権化恐れてやる気がないだけで
赤字覚悟民需犠牲上等で軍需に力入れてるロシアとはその辺りでそもそも同条件ではありません、西側軍事の諸問題については最大の課題は政府と国民、企業のやる気ではないかと
仰る通りですね。
管理人様の過去記事で、生産量の全量をウクライナには回せないという趣旨でまとめて下さっていました。
企業(事業)ですから、投資分の利益が出る事が当たり前ですからね。
仰る通り、政府が保証を行わない・国民が政府保証の拡大を支持しない、というのが現実でしょうね。
防衛装備ではないですが
某自動車メーカーの大型セダンが
覆面パトカーとして1台80万円で納入されてて
話題になった事がありましたり
(形式上は入札なので公開されてる)
民間だったらダンピングで公取案件ですが
お上へご奉仕なら許されるみたいで
国内資本で余裕のある大企業が
赤字垂れ流してやってるの実態でしょうね
ダンピング入札、仰る通りありますね。
1円入札で、その後を取りに行くような案件ありましたが、これはどうなのでしょう…
日本の防衛関連は、ボランティアみたいな案件が多かったですからね。
上場企業が、ROE8%などの効率化を目指してリストラするようになって、生産中止する企業が続出しています…
むしろロシアがドイツにケンカ売るメリットってどこにあるんだろうな。ウクライナ侵攻理由としては安保も絡んだ上で納得も出来るが、ドイツからロシアに喧嘩を売らなければタイマンでの戦闘はあり得ない。
ドイツを攻撃するならNATOを攻撃するのと同じだし現状で大規模陸上兵力を使用しての攻撃なんて間の国を抜かなければできっこない。
輸出に関しても現状以上に厳しくなるし中国が全面的にバックアップして、出来ればインドも引き込まなければとてもじゃないが実現性はないと思うが。
兵士1人に自爆ドローンが突っ込んでくるって、「ガンダムF91」のバグそのもの…
空海両用小型ドローンって、水中航行中の時間どれくらいなんでしょうかね
大型無人水中ドローンでも稼働時間に苦労してるってのをどこかで見たような気がしますが
エマニュエル・トッドによれば、5年も経てばロシアは人口が減るので、戦争とか無理と言う理屈になるようですが、
まあ無警戒とは行かないのでしょうね
ロシアも国防費はGDP3%、来年でようやく増額されて6%だけど
赤字覚悟民需犠牲上等で軍需に力入れてるロシアね、異世界の話?
GDPではなくて国家予算の割合から見るべきでは?
ロシアって寿命短いから社会保障費がかからなそうで羨ましい?ですね
男性の平均寿命67歳って年金受給できる人どれくらいいるんですかね?
年金改革で受給年齢65歳に引き上げたらしいですが貰える人どれくらいいるのかな
その社会保障費を軍事に注ぎ込める
西側諸国は社会保障費だけでもう限界です
対GDP比軍事費っていう世界で普遍的に使われてる数値よりそんな大きな政府/小さな政府の志向にも影響されるどこの調査でも取り上げていない数値を重視する意味もわからないけど
増額されたロシアの来年度国防予算でも国家予算比15%弱でアメリカでも2020年やら何度か弾き出してる比率で別に飛び抜けて高くもない
最新の情報では 2023年, 2024年ともロシアの軍事費は10兆ルーブル、国家予算の 1/3 程度らしいのですが。
あからさまな脅威の誇張です。NATO全体と戦争する力はロシアにありません。長らく平和の果実によって抑えられていた職業軍人達がロシアを口実に軍拡を狙っているに過ぎない。東アジアと比べてもNATOは極めて優位な環境にあります。NATOの軍拡は認められませんよ。
いうてハンガリーはほぼ敵だしオーストリアも危なっかしいからなぁ。
「NATO対外敵ロシア」の形にできればいいけどそうはならない形でロシアと対峙することになる可能性は十分あるかと。
他所の記事を孫引きすると。
”現状では、EUはその消費する天然ガスの10%を依然として
ロシア産に依存している。
それらはLN Gタンカーで搬入されている。
国別では、オーストリーとハンガリーの依存率が高い。
この冬が極端な低温にならぬかぎり、EU域内の
天然ガス貯蔵量は来春まですでにじゅうぶんにある。”
この2カ国の態度を見ていると、なるほどな、とは思います。
同じ記事で、
”欧州委員会と欧州議会は、EUに新たな権限を与える。
EU加盟国は、ロシアおよびベラルー シから天然ガスや石油を
輸入し続けている企業に強力な制裁を加えることができるようにする。
これに より、パイプライン経由だろうとタンカー経由だろうと関係なく、
EU域内ではロシア産のエネルギー は誰も買えなくなる。”
だそうです。
そうすると、両国の態度は変わって来るのでしょうか。
>>NATOの軍拡は認められませんよ。
どんな立場で言ってんの?
お前に認めてもらう必要ないじゃん
多分ですが、加盟国の議会が首を縦に振らないという意味
だと思います。NATO軍拡=加盟国の負担額増な訳で、
各国の議会(特に野党)は「現状の支出額で十分守れるのに
何でもっと金を出す必要があるのか。そんなことよりも
先に解決すべき国内問題が山積みだろ」と言うでしょう。
欧州が自立すればアメリカ欧州軍の戦力を他の地域に移動できるので
トランプもメルケルに軍縮やめて自立するように促してたわけで
西側としては欧州の軍拡は素晴らしいことですけどね
アメリカからすると欧州の軍拡(アメリカに依存しない自立)は共和党も民主党も望んでることでしょうし
日本としても何に不満があって認められないのかわかりませんね
その点こそ東アジアを火薬庫にする一番の懸念です。増強されたNATOはロシアだけでは肥大化した軍事費を正当化できなくなるので、必ず新たな敵を設定しだすでしょう。中国語や台湾問題を新たなターゲットにするのは見抜いていますよ。中国を刺激しまた日本がこのような画策に加担すれば日中関係は破滅します。その結果日本もまた防衛費増額ですか?全く馬鹿げた展開です。だから私はNATOの軍拡に反対しているのです。
<<中国を刺激し~
軍事費を年を追うごとに倍倍に高め
東アジアの軍事バランスを中国圧倒的優位に崩され
ましてやその軍事力を威圧的に使う
日本は充分に刺激されてますがな
EUが軍事力余りの状態になったらそのはけ口として犠牲になるのはいつも通りアフリカだろう
台湾の親中派には頑張ってもらいたい。中国は台湾が存在することで軍事的脅威があるわけでもないし、太平洋への通行も支障は無い。台湾人も内政の自由さえ保証してくれれば国際的地位は望まないはずだ。但し「1つの中国」の原則があるため、台湾が独立を宣言すれば面子に賭けて潰さなければならなくなる。
中国の経済的利益の殆どは西側との貿易で得ており、台湾に侵攻すれば合法的に貿易を禁じられてしまう。中国歴代王朝の滅亡の多くは飢餓(経済不振)が原因であり、滅亡の危険を冒してまで台湾如きに戦争を仕掛ける利点は無い。
東アジア諸国が協力して曖昧戦略を遂行し、戦争が不可能になるほど少子高齢化するのが理想の未来です。
通常兵器はまだしもロシアの保有する数千発の核兵器は十分脅威レベルですが…
英仏あたりまで保有数減らしてから脅威ではないって言ってもらえますかね
しかしNATOの軍備のほとんどは、米国頼りですからねぇ。
最近の米国を見てると、将来的にあてになるか怪しいところがあります。
それに逆説的ですが、戦争なんかあり得ないと思って行動すると、戦争が起こってしまいます。ウクライナなんかは典型的な気がします。戦争があるかもしれないと本気で備えるから、抑止力が働き、結果的に戦争を防ぐことができる側面があります。
そして結果的に戦争を防いだ人たちは、オオカミ少年として責められる運命にあります。
以前の記事にもありました兵器購入に関する法的手続きの乱雑さによる無駄な時間経過を要求されるという件が解消されているのでしょうか?
そうでなければ特別基金1000億ユーロの予算配分から調達までのスピードが速まるのでしょうが。
これから自衛隊がドローン大国である中国と対峙しなければいけない訳で、本邦の対策が急務なんだけどねえ。
>ロシアがドイツをどう位置づけているのかが心配だ
そこは政治の仕事だけど、そんなに心配ならウクライナ支援なんて止めてロシアの忠実な同盟者になれば良いんじゃないかな。
まあ、フランスが敵にでもならない限り起こりようも無さそうだけど。
ただ、七年戦争や第一次世界大戦など、フランスはロシアと同盟しドイツを挟み込む外交政策を取ることが結構多いんですよね。普仏戦争ではビルマルクの外交によって孤立させられ負けたこともありましたし、ドイツが本格的な再軍備を進めた場合、フランスとの関係が良好なものになるとは考えにくいと思っています。
もしも拗れて、ドイツとフランスが冷戦じみた関係になった場合に、かつてのヒトラーとスターリンの如くに一時的な不可侵条約をドイツとロシアが結ぶ可能性はありうるかと。ただ、その不可侵条約は必ずどちらかがいずれ破るでしょうが。
バーデン・ヴュルテンベルク級フリゲート、非対称戦、国際支援に特化しすぎていて大丈夫かって言われていたけど、
やっぱり駄目だったなぁ、という現実かな
幸い後継艦のF126フリゲートは、まともに戦えそうな汎用艦だけど2028年頃の予定だし、ドイツ海軍も大変だなぁ
あと、ドローンによる対地攻撃が砲兵並みに活躍しているのは、
何だか砲兵的な役目を果たしたWW2でのドイツの電撃戦におけるストゥーカ(Ju87)での対地攻撃を連想させるなぁ
低空域低速度のドローンは、従来の防空網の想定外ですからね。
攻撃できる兵器がなければ、防御だけでは無理というのが、軍事分野の現実でしょう。
ドイツが国際ミッションではなく、自国防衛にリソースを振り向けるべきと言及してるのは興味深いですね。
PKOや治安維持は軽装備部隊・少数編成でしたので、重武装高火力・師団編成のような、国家間戦争に備える編成に切り替えるのか注目したいと思います。
別にドイツだけあげつらうつもりはありませんがUN PKOになんて300名にも満たない派兵しかしてません。
実戦用の兵員を先進国はほぼ出さず第三世界の中小国に依存しています。
兵士の命の値段が違うというのが残酷な事実なのでしょう。
仰る通りですね。
中小国に派兵協力の対価を、経済援助・技術協力などで還元したり。
派兵の代わりに、現地への経済支援の分担割合を増やすことで、責任を果たしているというのが建前なのでしょうね。
海外派兵するとなれば、政府は国民からの突き上げをくらうでしょうし…
米国は、なんだかんだ海外基地の維持・海外派兵を、よく出来るなあと感じています。
ロシアがNATO加盟国を侵略する可能性は低いと思います
欧州方面であればジョージア、モルドバ、ルカシェンコ政権を親欧米派に壊された場合のベラルーシ、最近忠実ではないアルメニアやカザフスタン
このあたりであればNATOは参戦しないので、ウクライナのように簡単に侵略できます
ウクライナ未満の軍事力の国も多い
ロシアに忠実ではない=ロシアに敵意がある=ナチのレッテルも完璧 ロシア系住民の自治区がある国なら保護の名目も使える
日本と中国が戦争した場合に、負けそうになったほうに攻め込む可能性が一番高いと思ってますけどね
日本であれば北海道や東北 中国であれば黒竜江省、内モンゴル自治区
台湾有事シミュレーションによると日本も中国も壊滅状態になるようですから、その状態での侵略は容易
漁夫の利や火事場泥棒ってやつですね
勝ち馬に乗れば領土を奪いながら、勝てば官軍、正義面できる 戦勝国の正当な利益だから返還の必要なし
NATO加盟国への侵略はこれらと比べてコストパフォーマンスが悪すぎます
弱い者いじめではなく対等な喧嘩になってしまいますよ
ロシアがNATO加盟国を侵略する可能性は低いと思います
欧州方面であればジョージア、モルドバ、ルカシェンコ政権を親欧米派に壊された場合のベラルーシ、最近忠実ではないアルメニアやカザフスタン
このあたりであればNATOは参戦しないので、ウクライナのように簡単に侵略できます
ウクライナ未満の軍事力の国も多い
ロシアに忠実ではない=ロシアに敵意がある=ナチのレッテルも完璧 ロシア系住民の自治区がある国なら保護の名目も使える
日本と中国が戦争した場合に、負けそうになったほうに攻め込む可能性が一番高いと思ってますけどね
日本であれば北海道や東北 中国であれば黒竜江省、内モンゴル自治区
台湾有事シミュレーションによると日本も中国も壊滅状態になるようですから、その状態での侵略は容易
漁夫の利ってやつですね
勝ち馬に乗れば領土を奪いながら、勝てば官軍、正義面できる 戦勝国の正当な利益だから返還の必要なし
NATO加盟国への侵略はこれらと比べてコストパフォーマンスが悪すぎます
弱い者いじめではなく対等な喧嘩になってしまいますよ
とはいえ、ロシアの理性を信じるのもどうかと
歴史を見ても「合理的に考えてあり得ない」戦争を始める事例なんていくらでもありますし、今回のウクライナだって多くの識者が所詮駆け引きの材料に過ぎない、悲観的な者でもドンバス侵攻で終わるだろうって見ていました、蓋を開ければ全面侵攻です
大事なのは相手に誤ったメッセージを送る事で、NATO相手に押せば妥協する、と思わせない事が重要です
>今回のウクライナだって多くの識者が所詮駆け引きの材料に過ぎない、悲観的な者でもドンバス侵攻で終わるだろうって見ていました、蓋を開ければ全面侵攻です
あなたの見識が狭いだけですね
メルケルやオランドは「ミンスク合意で戦争準備の時間を稼げた」と言い放ってます
このように主要国の政権は元から戦争が起こる前提で動いていましたし、なんなら欧州メディアもマイダン以降のウクライナ絡みのよもやまを戦争を招く行為と避難していました
この戦争は誰もが予想だにしなかったものではなく誰もが当然の結果として起こると想定していたものが起きただけです
独裁者プーチンの理性なき暴走なんてナラティブは2月24日以降に作られたものにすぎません
>メルケルやオランドは「ミンスク合意で戦争準備の時間を稼げた」と言い放ってます
>このように主要国の政権は元から戦争が起こる前提で動いていましたし
メルケル時代のドイツは対ロシア戦争の準備のために軍拡していたとでも言いたいのですか?
そんな事実があるならソースを提示してください
提示できないなら、すべては貴殿の妄想です
>そんな事実があるならソースを提示してください。提示できないなら、すべては貴殿の妄想です。
学会論文を採読できる教授号を持っている立場ならば別ですが、我々一般市民の立場ですと、妄想だと断ずる根拠もまた乏しいかと思います。
個人的には、“情報元を提示していないなら全て妄想”という意見には賛同いたしかねます。管理人様は情報ソースを常に提示される労を行ってくださっていますが、コメント欄の方々の様々な意見にも秀逸な情報が多くあり、その中にはソースのない“個人的見解”も多数あります。
また、「情報元を提示する義務」も「そのために自分の時間を割くことのメリット」も特にないわけですから、コメントに情報元までは書かないほうが普通なのではないかと。(失職中の自宅警備員でしたら時間的に可能かもしれませんが、この厳しいご時世、余裕ある方々は稀かと思われます)
はいどうぞh抜きにしときますが
リンク
ちなみに私の書いた通りの文言でgoogle検索しても結果の2番目に出てきますね
子供じゃないんだからその程度のことでソースを要求するのやめてもらえますか?
私もあなたの母親ではありませんが、出来なければ盲想とまで言い放ってくれたからにはそれ相応に手間をかけてわざわざurlを貼ってあげましたが、次からはコメントの最初と最後に私は愚か者で大変ご迷惑をおかけしますがとでもつけてもらわないと正直あなたの相手はしたくないです
ほらどうぞ→ウクライナ侵攻 メルケル氏「ミンスク合意は時間稼ぎ狙い」 プーチン氏反発「西側への信頼ゼロ」
ちなみに私の書いた文言通りにgoogleで検索して検索結果の2番目に出てきた記事です
子供じゃないんだからこの程度の簡単に調べられることでソース要求するのやめてもらえますか?
今回は出せなければ妄想とまで言われたからには仕方なく対応してあげましたが、私もあなたの母親じゃないのであなたみたいな人の相手はしたくないです
私も、予測していたなんてことは有り得ないと思う。少なくてもメルケルは、今の状況は予測していなかったはず。
もしメルケルが今の事態を予測していたのなら、ガスをロシアに依存したりはしない。ロシアを危険な国家にした責任の一端は、間接的ではあるけどメルケルにあるのだから。
それにドイツだけでなく、ノルウェーとフランスも、ロシアにガスを依存している。このことから、ほとんどの政治家は今の状況を予測していなかったはず。
ゲームじゃないんだから政治家の一存で資源の輸入量減らせるわけないでしょ
政治家以外で誰がやれると言うのか ?
圧力団体が起点だとしても政治家に要請します。
必要ならメルケルが他の議員に根回しするでしょう。
大統領以外の誰が増減できるんで?
国民の反対を押し切って原子力発電を減らし、天然ガスへの依存度を高めたのは、政治家の判断なんだが。
天然ガス重視はエネルギー政策であってそのガスをどこから調達するかなんてのは商社の領分で出どころに口出す権利なんて政府にない
ロシア産ガスだけ制限するなんてどんな理屈でWTOを説得するつもりなんだか
あとメルケルが大統領じゃないことくらい知ってからコメントつけてほしい
上のウルフリックって人も含めていちいち小学生に教えるようには相手してられない
少なくとも私の記憶では開戦直前に米英政府は警告してましたね、あとは東欧ですか
それとは別に多方面から米英は緊張煽るな、ロシアの戦争するなんてあり得ないって言ってたと思いますが……当時のロシアの全面侵攻の衝撃はかなりのものだったと思いますけど……
私の記憶では、冬の北京五輪の訪問ボイコットを巡って西側諸国が揉めており、2022年2月の6~16日あたりにバイデン大統領がしきりに“ウクライナで緊張が非常に高まっている”と言っていた印象です。
なので、衝撃はそれほどなかったというか(軍隊は12月頃から国境に配備され圧力をかけてましたし)、北京五輪をプーチン大統領が訪問し、その五輪が終わった直後だったので、『やはりこのタイミングか』という印象でした。
バイデン大統領が、【仮に有事が起きても直接兵は出さない】に近いニュアンスの発言をしており、“ロシアが黙認と取って侵攻する可能性が高まるのでは?”という記事も東洋経済オンラインなどで見ていたので、嫌な予測ほど当たりやすいのかと思ってました。
アメリカの狙い通りに戦争を始めるのって理性あるんですかね
北朝鮮やイランのほうが理性的だね
このまま我慢してたら国が滅ぶから先に攻撃するぞ
いわゆる予防戦争
大日本帝国とロシア連邦の共通点
それで狙い通りに「悪者」になってくれるんだからアメリカは笑いが止まらない
先に攻撃して敵地を占領する これって侵略戦争なんですよ どんな理由があろうとね
アメリカもやってる?そうですね アメリカも悪なんですよ
>>先に攻撃して敵地を占領する これって侵略戦争なんですよ どんな理由があろうとね
理由次第では侵略戦争にはならないと定義したのがアメリカ以下西側諸国だろ
>>アメリカもやってる?そうですね アメリカも悪なんですよ
うん?じゃあ悪であるかなんてなんの意味もないただのレッテル貼りって事じゃん
私もロシアの、というよりプーチンの理性は信じるべきではないと思う。NATOの脅威への対抗と看做すには、プーチンの言動は辻褄が合わないことだらけだ。
NATOを脅威と看做すなら、なぜバルト三国のNATO加盟は見逃したのだ?今回もフィンランドとスウェーデンの加盟に対して、プーチンは無関心を貫いている。この五か国が加盟する方が、ウクライナの加盟よりもロシアにとっての脅威となるはずなのに。
そもそも親露系の勢力と内戦状態にあるウクライナは、NATOに加盟できない。このことはプーチンも分かっているはずだし、プーチンはウクライナ侵攻の際にNATOのことは口にしていない。
プーチンが述べている理由は、ウクライナのロシア系住民の保護だった。しかし国連の調査機関でロシア系住民に対する迫害が存在しなかったことが明らかとなると、コロコロと意見を変えてきた。そして今は、欧米への対抗を持ち出している。
プーチンに合理的な目的などなく、歴史観というバカげた理由で動いていると解釈しても無理が無い。こういう解釈をしている政治学者もいるし、この解釈を否定する根拠を、今のところ私は見つけ出せない。
結局はプーチンは、自分が理想としている理想の地図を完成させることに夢中になっている。プーチンの頭の中では、ピョートルやエカチェリーナといったFateのキャラと看做すべき存在が、現実の人間として認識されている。
そういう狂人だと看做しても無理が無いし、プーチンの理性を証明するデータが存在しない。だからプーチンの理性を欧米の政治家が信じることは、私は危険だと思う。
また仮にNATOの脅威への対抗がプーチンの本音だったとしても、これも訳が分からない理由だ。
NATOはハマスのようなテロ組織ではなく単なる軍事同盟なので、NATOがロシアに侵攻することなど有り得ない。仮にNATOの脅威を本気で心配しているのなら、被害妄想も甚だしい。
そんな理由で国境を踏み躙ったのなら、これはこれでプーチンの正気を失う。
プーチン政権は2004から始まる旧ソ地域のオレンジ革命・バラ革命以前は一貫して新欧的でした。その後態度を硬化し、続く2008年のウクライナ・ジョージアの加盟推進には断固反対しております。
なのでその直前のバルト三国加盟を一貫していないというのは筋違いですね。長期政権の転換点となる出来事です。
このところのプーチンは、内政でも反欧米的な政策を、合理性を無視して実行している。仮にウクライナやジョージアの政変がプーチン硬化の原因だとするなら、内政まで反欧米化するのは変だと思うけどね。
>>内政でも反欧米的な政策を、合理性を無視して実行している。
合理性を無視してと断言する根拠が無い
>>内政まで反欧米化するのは変だと思うけどね。
変だとする根拠が無い
…今の情勢で国際ミッション捨てれるのかなあ…
サプライチェーンも何も、より、国際ミッションの方がまだマシな気はするする。
ひょっとしたら国際ミッションを断る為の方便かもしれませんね
UAVなどの次世代兵器体系の価値を軽んじるつもりはないんですが、ウクライナやコーカサスの戦場においてそれらが特に際立った活躍を見せているのはレガシーウェポンによる火力発揮が拮抗して殆ど阻害されているが故だと思うんですよね。空軍に援護されている機甲師団がちゃんと展開できていて、なおかつ理想的な戦線移動も出来ている環境だったらクワッドコプターを展開する歩兵部隊は追従できていないのでは。
それは極論だとしても、塹壕や蛸壺をFPVでジワジワ攻撃するなんてのも正規の突破方法(砲爆撃の短時間集中と機械化部隊による拡張)が封殺されてるから仕方なくやっているという部分が少なからずあるのではと思うんです。第一次世界大戦の塹壕戦では毒ガスや航空機・超壕戦車などの本当の次世代兵器の走りも登場していましたが、手榴弾を打ち出す大型クロスボウや白兵戦用の甲冑や手斧といった前時代の武器も評価されていました。どちらも塹壕戦には必要な武器でしたが、続く機動戦の時代に甲冑やクロスボウの出る幕はありませんでした。正道を見失うなというのは多分無理な注文なんじゃないかと思いますが、特にドイツ連邦軍の場合レガシーウェポンへの継続投資も怠って欲しくないなと思うんですよね。
空軍が展開できないからドローンが活躍しているというのはその通りではあるんだけど、じゃあ実際問題ロシアの対空コンプレックスを沈黙させて空軍を躍動させられるかというと、アメリカでも厳しいでしょう
あとスウォーム攻撃これからますます進歩して空爆より効率的になるなら無理して対策されすぎた大規模な空軍を揃える必要もなくなる
一応、欧州の正規軍相手だと長距離攻撃手段が豊富にあるので、近付くのが大変ってのはあると思うんですよね。
ウクライナは所詮、兵器が限られた状態ですからね。
ただ、坑道戦術だとか、被害無視であちこちから近付いてきて飛ばしてくるとかがあり得る。また、長距離攻撃手段が豊富にある筈のロシアがウクライナ側に意外と近くまで接近させてしまってるってのもあるので…まあ、対処を考えるのは避けられないのでしょうね。戦争が大規模過ぎると、長距離手段では手が足りなくなるんでしょうね。
備えは必要だと思いますが、これはドイツ国内での、軍側の立ち位置を強化するための発言にも見えます。実際、ドイツの軍は弱体化しているのでしょうが、ロシアが更に西進するでしょうか?
思いこんだらひたすらそちらの方向に進むという意味では、ドイツそのものが危険ということもあり得るかと。
現在のドイツ軍は、周囲をNATO諸国に囲まれているのをいいことに、メルケル政権下、がんがん軍備を削りまくって、NATOに防衛をお任せします、と言わんばかりの惨状にしてしまいましたからね。
弱体化というか、正確に表現するなら、今のドイツは戦争ができる国ではない、と言っていいレベルです。
まともな機甲師団も存在せず、潜水艦もボロボロ、空軍も戦闘機の数が足りないという酷い有様です。
なので、ドイツ軍の増強というよりは正常な国レベルに戻す、といったところが実態でしょう。
確かにその通りと思いますが、軍備を削るという方向でも、思い込んだら徹底的に行うという気質が、その反対でも徹底的に行われるのではと思えるところがドイツにはあります。丁度良いところが難しいという印象もあります。
欧米が冷戦で勝手に消耗してる隙に
日本は経済に注力したから
一瞬とはいえ世界TOPの経済大国になれた訳です
アメリカもロシアも、外交で上手く使って
金持ち喧嘩せずで行くのが肝要
核シェアリングがコスパ最良でしょうが
それも政治的に無理ですからね
スヴァウキ回廊を狙う可能性はありますね
スウェーデンとフィンランドのNATO加盟で、カリーニングラードは孤立しています
陸路のポーランドやリトアニアはロシアを嫌い、バルト海はNATO加盟国だらけになりました
クリミアに黒海艦隊の本部があるように、カリーニングラードにバルト艦隊の本部があるので、
軍事の要衝をNATOに封鎖される危機感から「やられる前にやる」と動いてもおかしくないかと
モルドバやルカシェンコ政権が親欧米派に打倒された場合のベラルーシも危険でしょう
>モルドバやルカシェンコ政権が親欧米派に打倒された場合のベラルーシ
むしろ、NATO内部で極右が台頭して反EU、反NATOを掲げる国家が出てくる危険性が高いかと考えます。
正直、ウクライナへの支援がどんどん減っている状態で、ベラルーシで親欧米派が増える要素がないように思えます。ロシアからの懲罰的侵攻は確実であり、ウクライナ同様にNATOから直接的な援軍は来ない。
スヴァウキ回廊をロシア軍が狙う可能性については、全面的に賛成です。
ロシアが侵略戦争できる為の資金は16年間ドイツが供給していたわけで
メルケル政権がロシアを育てまくったが、それを望んだのはドイツ国民の民主的選択
このドイツ国民が10年ぐらいで認識変わる可能性は低いし、
ポーランドを盾にすればよいとか考えそうです
ドイツが抑止力を復活させるのは難しい気がする
(現状はドイツに戦争抑止力はなく、NATOだけが抑止力)
>(現状はドイツに戦争抑止力はなく、NATOだけが抑止力)
そのNATOも、アメリカ議会の党派争いがさらに深刻化すれば、“アメリカ抜き”では抑止力にならないと危惧します。
ウクライナへの支援はおろか、イスラエルへの支援すらも先送りになっている(超党派で合意できなかった)現状、アメリカの分断は深刻度合いを増していると思われます。
核兵器以外は、アメリカ+トルコ+ポーランドでNATOの90%位の戦力になるし
ロシア相手に核兵器は抑止力にはなりにくそうだし、かなりやばいでしょうね
意図は違うのかもしれませんがイスラエルへの支援は現状レベルで十分に見える。
イランもヒズボラもイスラエルと戦端を開く様子がなく、ガザの掃討も特に滞りなく進んでいる。
超長期的に見れば、気候変動によりロシアは温暖化して居住可能地域が増えて、国力が増える可能性があり、強大化する可能性もあるとは思う。そう考えれば、ロシア脅威論もあながちオオカミ少年ともいいきれないのでは? ただ、あれだけ広大な地域が居住可能になった場合に、一つにまとめるのは、むずかしいかな、とも思いますけど。
地球温暖化が進めばロシアの農地が物凄く増大するって予想なのよね。一方でアメリカは地下水枯渇の影響を受ける。
今だって小麦輸出量では世界一だけど今後はブッチギリになると思う。そこに食糧危機が来ればロシア詣で穀物を融通してもらう国が続出するはず。
まあ土地面積や食糧生産に対して人口が少な過ぎるんで出生率向上が急務ではあるが。
この管理人さんが作られたブログは古い記事を辿ってみると2019年ごろから開始されています。
私はこのブログをいつ見つけたのか覚えていませんが、コロナ禍に入った2020年ごろには既に見ていたと思います。
ウクライナ戦争は去年の2022年からですが、それ以前のこのブログでは、ドイツ軍というのはネタ枠的な位置づけで
現状、ドイツ軍がどんだけ国家から放置されて弱体化しているかをいくつも記事を掲載していただいて皆で呆れてたんですよね。
西側の軍拡になるとネットでは必ず湧いてくる軍靴の音が系の方が早速いらっしゃっているようですが、このブログのウクライナ戦以前のドイツ軍の記事を見れば分かる通りドイツが軍拡に舵を切る事を懸念する指摘は、全く現状を踏まえていないバランスを欠いた指摘と思います。
ただ、ドイツは皆さんもご存知の通り極端から極端に振れる国民性ですから、軍拡に舵を切ったら今度は止まらなくなることはあり得るでしょうし、恐らく私も前回の対戦に続いて次もそう(平和を脅かすドイツの復活)なるだろうと予想します。
ただ、そうなった場合は現状の対ロシアのように対応していく事をしていく事になるだけと思います。
平和主義者というのは時に、永遠に安定する静的な状態を想定しますが、そんなものはあり得ないと思います。あり得るとしたら、北朝鮮のような極端な中央集権体制で、世界全体を誰か特定のエリートが権力と軍事力を占有し、残りの人間は食うか食わずかで思考力が鈍っている貧困状態に置かれた場合のみでしょう。
全ての人が自由で文化的で衣食住に基本困らない生活を行いながら平和を維持し続けるには「ある特定の形」を設計しようとするのは根本的に間違いで、継続的なマネジメントで達成するものです。
平和というのは継続的なマネジメントによってはじめて継続的に成立するもので、常にどっかが平和を脅かす存在になり、そこに対して大乱の芽を国際協調で潰していくの繰り返し行為です。
ですので、ドイツが軍拡に舵を切るというのは平和、つまりロシアがウクライナを平定した場合、領土的野心を基にNATOに武力侵攻を行う可能性を下げていく方向に作用しますので、有益な方向性です。たとえその後にドイツが軍事大国になって国際的不安定要素に再びなろうとも、です。
同じ話が日本ですね。ですので、岸田内閣のパフォーマンスが悪いのは承知してますが、日本が大軍拡を達成した中国を前に、大軍拡に舵を切ったのは正しい方向です。しかし勿論、防衛省がどんどん今後省庁間でのプレゼンスが大きくなり、幅を利かせだした場合、関東軍のように緊張感無く暴走する人間が出てくるでしょう。
理由は、先の大戦での敗戦責任を日本国として当時の軍部や閣僚に対して裁いていないからですね。
今の自衛隊にそんな人間が出る気配を感じませんが、何も国としてあの大敗と戦禍についての責任追及をしていませんからね。必ずあのレベルの暴走する無能がマネージャークラスに上がってくると思います。
きちんと我々国民が、過去に膨大な損失と国家自体の破滅のリスクに晒された事態まで持っていったような短絡的に暴走する人間がマネージャークラスまで出世できないような、出世したとしても後が怖いで?という前例を作らないといけないと思います。
この人の言うことは、全くの正論。ロシアに対して暢気に構えている人が目立つけど、成功体験を得た独裁者は、非常に厄介だ。
>今後数年で2022年以前の状態に戻ることはないだろう。
プーチンが生きている限りは、東ヨーロッパ周辺に平和は戻らないし、プーチンと似た思想を持った人間が後継者となる危険性もある。
>ウクライナとロシアの戦いはドイツが殆ど持っていない兵器(ドローン、地雷、クラスター爆弾など)が戦場の優勢を決定づけている。
航空戦と電子戦で劣勢のウクライナ軍が、膠着状態を維持できている理由の一つが、クラスター爆弾だと思う。後は、ロシア軍は陸軍に関しては、大ダメージを受けているのだと思う。
ロシア軍が航空戦力の有効的な使い方を学ぶ前にクラスター弾を提供していたら、結果は違っていただろうか。おそらく奪還した領土が増えるだけで、いずれロシア軍は航空戦力を活用し出し、今と同じような膠着状態に陥っていたと思う。
>プーチン大統領は強力なロシア帝国を復活させてNATOやEUの影響力を西に押し返すという野望を温めてきた。
国境という概念が理解できる習近平と、とりあえずはハマス壊滅以外の目的が感じられないネタニヤフには、それほどの危険性を私は感じない。この二人は、少なくても話は通じるのではないかと思う。
しかしプーチンからは、行動に合理性を感じない。NATOが脅威だと看做すには、プーチンの言動は辻褄が合わないことだらけだ。
もっと雑で情緒的な理由で、プーチンはウクライナに侵攻したのではないかと思う。
>もう戦場上空の制空権を高価な戦闘機だけで確保できる時代は終わろうとしている。
ただ戦闘機の重要性も、揺るがないと思う。ロシア軍が優位に立てた理由の一つとして空の戦いで優位に立てていることがあるし、滑空爆弾は確実にゲームチェンジャーとなっている。
航空戦、電子戦、ドローン戦、この三つが等しく重要だということであって、航空戦の価値が減ったという訳ではないと思う。制空権の重要さは、文明がSFのレベルに達するまで変わらないと思う。
後、ロシア軍の電子戦能力の高さは、物凄く意外だった。このウクライナ侵攻で一番驚いたことの一つ。
詳しくは書きませんけどウドー・ウルフコッテ氏は2014年にはロシアとヨーロッパは戦争になると警告していましたね。
その人名ググっても陰謀論のサイトしか出て来ないんですが…
詳しく書かないということはあなたも妙な人物とは思っているのでは?
まあ有名どころだとジョンマケインあたりがクリミア以降の再侵攻は言ってますね
リンク
「ググる」を使われると言うことはインターネットの検索にGoogleを使用されているということですね
そうであればあなたの仰る通りだと思いますし特に反論はございません。
こんな考えの軍人がメルケルに予備役送りにされてなかったとは
むしろいい加減に目が覚めた&プーチンに心酔して変な事を言ってた偉い人たちが更迭されたので意見が言える様になったって事なんでしょうね。
しかしドイツは世界の時流が読めない国だな。
日本と一緒にww2敗退したのも頷けるわ。
ちょっと前まではミサイル万能論だったんですよ。高価で高度なミサイルが的確に敵を粉砕するので勝てるって奴ですね。しかし、ロシアが高価なミサイルを数千発撃ってもウクライナ一国倒せない。
でもまあ、これはとっくの昔に分かってた事なんですけどね。一番のミサイル大国アメリカがなぜミサイルだけで敵国を黙らせる作戦を取れずに爆撃機を飛ばし、更には陸軍で上陸までさせるのか?ですよ。武装勢力ならまだしも、ある程度の国家の正規軍相手にミサイルや航空機だけでなんとかするのは逆に物凄く大変なんですね。損害は与えられますが、継続的に圧倒し続けて制圧するのは厳しい。
結果的に、戦争の認識は総投下量の時代に戻ってしまったと。しかし、ミサイルでは思ったほどの総重量を落とせず、しかも効果範囲が意外と狭い。下手するとアパート一棟どころか、アパート数室だけしか潰せない事すらある…
しかし、航空爆撃したくても正規軍相手だと対空ミサイルが怖くて、昔みたいに悠長に絨毯爆撃なんかやってられない。どうするか?長距離延伸榴弾砲や長距離ロケット発射機、それでも効果範囲が限られるので出来れば広範囲制圧出来るクラスタータイプ。または爆弾は小さくても数を飛ばせて各個に襲えるドローンをばら撒くという…従来は最新鋭ミサイルや戦闘機と比べて子供だましだ時代遅れだおもちゃだと言われてたものに頼る話になっちゃった訳ですね。こうなってくると、逆に時代遅れ扱いされてたゲパルトとかがむしろ役立つ兵器になってしまったり…
ただ、こういう状況はまだ過渡期な話なんで、今度はアンチドローン、アンチ長距離巡行弾やロケット延伸弾な制空特殊兵器(またはカウンタードローン)がクローズアップされるのかもしれませんね。そうすると、またまた戦場で優勢な兵器の話が違ってくるのかも知れません。ただ飛んで突っ込むだけのドローンじゃダメみたいに…