米英と締結した地域安全保障条約(AUKUS)に基づく原潜導入を発表した豪政府に対する地元産業界の反応は「安堵」と「不安」に分かれており、オーストラリアのABCニュースが興味深い話を報じている。
参考:Submarine jobs will be sent offshore under nuclear deal with US and UK, defence suppliers say
アタック級潜水艦プログラムと原潜プログラムでは優先すべき項目の順位が変わったという豪政府、地元の産業界を説得できるか?
オーストラリアがフランスとの契約を破棄して原潜導入に方針を転換したのはアタック級潜水艦プログラムのスケジュールの遅延やプログラムコストに不満があったからだという見方が強かったが、モリソン首相は繰り返し「この決定はコリンズ級潜水艦の後継艦に求められる戦略上の要求が変化したためで、アタック級潜水艦がオーストラリアを取り巻く安全保障上の要件を満たさなくなったからだ」と主張、これについて国内の世論は概ね是正的に受けとめている。
ただし原潜導入に方針を転換した豪政府に対して相反する反応を示しているが地元の産業界、もと絞り込めば豪州の防衛産業に従事する人々だ。

出典:Royal Australian Navy アタック級潜水艦の完成イメージ
確かにアタック級潜水艦プログラムは当初スケジュールよりも遅延し、約束していた潜水艦建造の60%以上をオーストラリア国内で行うためのサプライチェーン構築が上手く進んでいなかったため、あらためて米英支援のもとで原潜を国内で建造するという決定に豪防衛産業界は好意的な反応を示しているが、同時にアタック級潜水艦と同じレベルで自分たちが原潜導入に関われるのかを不安視する声が挙がっている。
つまり豪防衛産業界は原潜導入にもフランスとの契約と同じ60%以上の関与=現地雇用を要求しており、産業界の代表を務めるブレント・クラーク氏は「仮に60%を切るような計画は到底容認できない=AUKUSの枠組みを通じて防衛産業の仕事や雇用が大量に海外流出するような計画は駄目だ」と主張しているらしい。
しかし政府関係者は「アタック級潜水艦プログラムと原潜プログラムでは優先すべき項目の順位が変わった」とABCニュースの取材に答えており、政府が現在最も優先しているのはプログラムに対する国内防衛産業の関与(雇用保護)ではなく一刻も早い原潜導入のスケジュールで、最終的には国内の防衛産業が関与した形で原潜建造を行うことを目指すものの当面は海外のサプライヤーに依存する形でも構わないと政府は考えているとABCニュースは報じている。
あと非常に興味深いのは米国のディフェンスメディアが報じた豪州の原潜導入に関する問題点と同じことをオーストラリアのディフェンスメディアも指摘している点だ。
オーストラリアのディフェンスメディアは「寿命延長プログラムを実施したコリンズ級潜水艦も2035年から2045年までに全てが退役する見込みで、国内で建造された原潜が入るのは早くても2040年以降なので2045年頃の潜水艦戦力は原潜3隻程度になる」と予想しており、これでは完全に戦力不足だと警告している。

出典:Royal Australian Navy
参考:Timely realisation of the Australian nuclear submarine force
これを回避するためには米国や英国から購入やリース方式で原潜を輸入する方法しかないのだが、オーストラリアのディフェンスメディアは米国の原潜建造能力は自国の需要にフィットしているため豪州向けの原潜を建造する余裕はないと見ており、完全に米国のディフェンスメディアと同じことを指摘しているのが興味深い。
米メディアのBreaking Defenseは最近「仮に豪州が暫定的に8隻のバージニア級原潜を米国から購入もしくはリース方式で調達しようとしても米国の原潜建造能力は米海軍の需要(年1隻~2隻の建造)に合わせた構造に調整されているため、急には原子力関連の技術者を増員して建造能力の引き上げは不可能(英国も状況は同じ)」だと言っており、これを無視して豪州にバージニア級原潜を回せば米海軍の原潜戦力がそれだけ弱体化するとになるだろうと警告。
さらに米海軍から退役するロサンゼルス級原潜を豪州に回すという案についても「核燃料の交換や豪海軍仕様への改装が必要で米国の原潜造船能力や原子炉のメンテナンス能力は米海軍の需要に調整されているため急にロサンゼルス級原潜8隻分の整備や核燃料交換をぶっこめば米海軍の原潜メンテスケジュールが影響(現在でも1年以上修理の順番が来るのを港で待っているロサンゼルス級が3隻もある状態)を受けることになる」と主張している。
結局、原子炉を搭載する原潜は他の装備品のように売ったりリース方式で持ってくるというのは難しく、一時的に建造能力を増強するにしても専門性の高い原子力関係の技術者を簡単に増やしたり減らしたりするのは困難なのだろう。

出典:Andrew Linnett/MOD OGL v1.0 アスチュート級原潜の建造風景
以上の問題を踏まえて上でオーストラリアのディフェンスメディアは「BAEシステムズはアスチュート級原潜とドレッドノート級原潜の建造を同時並行で行っているが、アスチュート級原潜は2024年までに予定された7隻全ての建造が終わるものの次期攻撃型原潜SSNR(先日正式な研究・開発契約が結ばれたばかり)の建造まで時間があるのでアスチュート級原潜を追加建造してもらい、完成した船体を豪州に回航してアタック級潜水艦プログラムに参加していたロッキード・マーティン・オーストラリアに戦闘システムAN/BYG-1とMk48の統合を依頼するのが最も現実的だ」と提案している。
果たしてBAEシステムズにアスチュート級原潜の追加建造を行う余裕があるのかは不明だが、アスチュート級原潜の6番艦と7番艦を建造していたスタッフでドレッドノート級原潜(現在1番艦と2番艦が建造中)の3番艦と4番艦を直ぐに建造する予定がないのならアスチュート級原潜の追加建造に対応できるかもしれないが、原子炉などの関連機器も追加調達する必要があるので英国の原潜建造に関わるサプライチェーン全体との調整が必要だ。

出典:Royal Navy / OGL v1.0 ドレッドノート級原子力潜水艦
因みに1970年代から原潜建造プログラムを進めているブラジルは1980年代に国産の遠心分離機でウラン235の濃度を高める同位体分離(ウラン濃縮)に成功して核燃料サイクルを確立、欧州製の潜水艦の現地建造を通じて技術やノウハウを吸収、原子力潜水艦に搭載する原子炉のプロトタイプと仏支援の下で原潜建造に必要な技術者の育成も2018年までに完了、満を持してブラジル初の原子力潜水艦「アルバロ・アルベルト/6,000トン」の建造を開始した。
この原潜はブラジル人技術者によって設計され原子炉も国内で開発されたものが搭載される予定で、順調に建造が進めば2030年頃に完成して2032年頃に就役すると予想されており、やはり原潜を保有するための苦労は他の装備品とは次元が異なると言える。
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※アイキャッチ画像の出典:Defence Images / CC BY-SA 2.0 アスチュート級原潜
当面、日本の退役潜水艦を回して、時間を稼ぐしかないかな?
日本の潜水艦は豪には向いてないよ。韓国の潜水艦のほうが向いてる。VLS付いてるし、日本のそうりゅう型潜水艦の航続距離の2倍あるし。カタログどおり動けばだけどね。
VLS積んでる割に船体サイズはほとんど変わらないから航続距離が2倍というのは眉唾過ぎる…
まぁVLSとは言っても韓国のは他国のSLBMと違って小型の短距離弾道ミサイルで数も6発だけだから占有スペースはたかが知れているし、魚雷搭載数削ったりすれば何とかなるかもしれない
運用形態次第で容積重量をどれだけ航続距離に割り振るかがあるので国際的な指標はちょっとないからね、その航続距離にしても水上・シュノーケリング・水中各々のステージで求める速度もあるわけで。
極論いうと人数減らして燃料タンクの容量増やして水上航行でぶん回せば航続距離だけなら伸びますし?
その航続距離の話は、実際に稼働させたわけではなくてコンピュータシミュレーションしただけなんで完全に眉唾。
>日本のそうりゅう型潜水艦の航続距離の2倍あるし
ちょっと聞きたいのだけど、そうりゅうの航続距離(水上、水中、AIP)はそれぞれ何kmなの?
インターネットで調べたんだけど、見つからないんだよねぇ。
当然軍事機密なので公表している国はありません。
・・・隣国をのぞいては。
そうりゅう型潜水艦のwikiに、確かに右のところに載ってたのに今見たら無くなってる。間違いなく11000㎞ってでてたのに。
それじゃぁ、その情報は間違いだったんだよ。
(どう考えたって、水中排水量が半分以下しかない214型より航続距離が短いとは思えないし。)
妙案がない
ここで英国原潜が入り込むのは米国関係を優先したいオーストラリアの意向からずれてしまう
現地生産原潜が仕上がるまで、日本から通常型をリースしますか
日本の潜水艦は世界が認める万能潜水艦ですからね。
釣りなの?
高性能ではあるけど万能からは一番遠い特化型だよ。
そうだな
静かに潜ることに特化しただけのしょうもない潜水艦だよ。
潜水艦にとっては誉め言葉だな
戦闘機のステルス性同様、敵から見つかりにくいというのは十分な強み
状況だけ見るなら、国内で原子炉の設計製造も出来て潜水艦の建造もできる日本は、世界で最も原潜導入ハードルが低い国なんだあ(政治的ハードルは除外したとして)
人目に付きにくい機密性の高い母港がないこと
メンテで発生する核廃棄物、使用後の船体や原子炉の解体・保管・最終処分に適した候補地がないという
運用開始後に控える、地震や気候や地形と経済性に由来する非常に厳しいハードルがあるが
技術があるからって完成品作れるとは限らないからな
各技術を集結させるマネジメント能力がアレだと何も完成しない
それに一度船舶用の原子炉で事故を起こしているから受け入れてくれる自治体が見つかるかどうか。
原発用原子炉と戦闘艦用原子炉とは実質別物だよ
原子力船むつのことだと思いますよ。
原発との比較なんかしないでしょう。
さすがに半世紀以上昔に造船されたむつに使われていた原子炉の技術は古すぎる上、その半世紀以上の間も技術継承していなかったからそれはそれで無理があるのでは
商用の原子炉もあって1度船舶用の原子炉も作っているので技術的にはハードル低いんではないかと思います。でも五十歩百歩だと思います笑
ま、そんな簡単に作れるとも思いませんし、そもそも開発が認められるとも思いませんけどね。
当時の原子力関連の技術者は引退しているし、新しい船舶用原子炉も作っていないので、技術や知見は継承されていないでしょう。
なので、最初からやり直しになると思うので、「すぐにできる」というわけにはいかないでしょう。
日豪でコンソーシアムを組む、もしくは合弁企業J/Vを設立して、原潜建造という選択肢はある。日本は原潜建造技術を学べるし、豪州は原子力と潜水艦の基幹技術を手に入れられる。岸田氏は首相就任後に豪州へ行くべき。
それは米英からすれば機密流出で不可能。
なんだかんだ原潜の導入時期が遅れて、どっかから通常型の完成品を買う羽目になったりして。
豪産業界が地元で建造するんだって言い出してまた話がgdgdになるのが目に見えてるよね<通常型の完成品買う
オフセットの内容が豪州の建造能力の実力に似合ってないところが問題の本質なんだから失敗するって確信を持って言えるわ
あとアメリカにも迷惑かけてアメリカ海軍も弱体化しそう
それはアメリカの指導のもとで技術を学べば乗り越えられる、時間はあるんだから
問題はその時間のすき間を埋めるつなぎ潜水艦をどうするかよ
原潜リースも案外難しいようだし、いまさらシュフラン貸せとも言いにくいだろう
原潜リースが難しいてのは、専門とはいえ米豪ディフェンスメディアの分析予測に過ぎないので、確定とは言えないと思いますよ。
AUKUSは対中戦略を念頭に置いた安全保障条約なわけで、主旨に反した結果は米豪双方とも許容できないでしょう。豪原潜取得開始までは、なんとかやりくりしてでも豪海軍潜水艦戦力の低下を防ぐ方策を採るはずです。
この記事に出てくるような問題点を把握してないはずがないので、我々からすればどういう解決策を打ってくるのか楽しみに待つというスタンスの方が精神衛生上良いと思いますけどね。
オーストラリアには船舶重工業の基盤がほぼないので、技術を学べる人材すらいない
船体だけですら、ド新人に工業の基礎から教えて、さらに軍事用専門技術を習得させる必要がある
(ブロック工法での船舶建設が出来ない国なんだぜ、、技術指導はもちろん受けてるのに)
ナッチャンWorldが日本だと有名なウェーブピアサーの建造してるINCAT社は豪州の会社ですよ!
まぁ潜水艦の建造はASC社でしかやってなくて以前国防相から「カヌーも作れない」と酷評されてましたが
ついでにホバート級でブロック建造はやってます、大トラブルで作り直しみたいになったりで炎上してますが。
俺たちゃ防衛産業組合のモンだ
あんたらがうちの優秀な組合員を使わずに潜水艦造るって小耳に挟んだ
まさか違うよな?
リーサル・ウェポン2かよ
イレイザーかもしれない
国家の未来に関わる作業をしてるんだ
今すぐロビー活動から出て行ってもらおうか!
原子力潜水艦の造艦の60%を国内でか…
通常艦でも60%は困難だと思われてたのに、ゼロからのスタート
しかもいきなりの原子力潜水艦で60%維持しろとは、流石に
ハードルが高過ぎなんじゃないんですかねぇ(ヤレヤレ
1番艦完成まで30年かければワンチャン
(それでも確実性はないレベル)
容積比で60%とかにすればわんちゃん・・・
豪州国内には商用の軽水炉も加圧水型炉もないので原子炉とその周辺産業がほぼ存在してないから地元では無理。
戦闘システムはコリンズ級でも使ってた米海軍の系列をアタック級の入札時以前から希望してたし難しい。
なのでガワだけでもーってことなんだろうけど無理だよなぁ(´・ω・`)
潜航可能深度が犠牲になるのは間違いないな>ガワだけでも
もしこれらの要件から結果的に世界中見渡して原潜を最短で調達できるフランスしか頼る相手国がなかったりすればかなりシュールなギャグ
いまさらフランスよりはイギリスに頼むほうがまだまし
どっちにしろ混迷の体は免れ得ない
フランスも自国建造は余裕皆無
リュビ級の耐久期限まえに、シュフラン級で置き換える必要があるので別のもの作る余裕がない
ブラジルの原潜導入計画、62年もかかるのか…
ゴールだけ決まってて時期を決めてないからだろう。どうしても必要ならリソース振り分けて推進すべき話だし。
>>国内の世論は概ね是正的に受けとめている
オージーが原子力潜水艦を受け入れてるとかほんまかあ?
原子力アレルギーいつの間にかなくなったのか
ほんとこれは意外なコメントだなと。色々すっとばしていきなり原潜ときて、国民がついていけないのではと思っていて、下手すりゃ次の選挙で落とされるのではと考えていたので。
それぐらい反中なんかね。ちょっと前まで反日の急先鋒みたいなところがあったから、ただ単に有色人種嫌いが再燃しているだけかもしれんが。
またカヌーすら満足に作れないようなのがガタガタ言うな(意訳)みたいな発言が政治家から出そう
フランスがワザと遅延させたのでない限り、米英が成り代わってもハードルの高さは変わらないよねえ。
原子力の導入もあるから、さらに労力が伴う。
就役まで米英の潜水艦が任務を肩代わりするしかないのでは?
潜水艦や原発を建造していて基本的な能力があるならともかく
無いのにこうやって身の丈以上の要求するのがこける原因の1つだろうに…
遡れば今のコリンズ級が欠陥抱えたのもそれが遠因だった
学習しないねぇ
>国内で建造された原潜が我々の手に入るのは早くても2040年以降
中国国内では「2040年まで掛かっちゃうの?」って馬鹿にされていたな。
リースしても運用までに10年以上は掛かるだろうし。
10~20年後の中国に原潜は有効なのだろうか。
前の記事だったかにイギリスなら建造出来るタイミングあるって書いたが、オーストラリア独自仕様で作るしか頭になかったわ。アスチュートの継続生産も出来るかは別として現実的ではあるな。
通常型リースなら韓国辺りが頑張れとしか、時期的に対地攻撃能力もないおやしお型なんて要らないでしょ。
ぶっちゃけイギリスの運用してる原潜をオーストラリアに譲渡/販売するのでも当面はいいと思う
イギリス空母打撃軍の要素が欠けることにはなるが、主戦場の太平洋にイギリスは遠すぎる
今回の記事でイギリスがそういう感じになってるなら、
可能性があるのはイギリス製造で、必要な改造をアメリカ企業ぐらいだろうな
アメリカ・フランスは建造余裕皆無だし、オーストラリは国内とか不可能事業
原潜を持ちたがっている韓国でさえ、(ほぼパクリだとしても)自国設計の通常動力潜水艦を作り上げるまでに、209型潜水艦のノックダウンからスタートして30年近く掛かっているのに、ろくに潜水艦を建造した事もないオーストラリアがいきなり原潜生産の60%関与は無理が大きいのではないか?
韓国の「自国設計」は英国バブコックインターナショナルの韓国法人ね。
もうそういうの止めない?
日本の次期戦闘機だって各要素のインテグレーションはロッキード・マーチン頼みで、エンジンはロールス・ロイスと共同開発したもの使用するんだろ?
これを国産戦闘機と呼ぶんだろ?
そう言えばアメリカも自国だけの技術で戦闘機を作らなくなったけど、これも国産とは言えないのか。
横からですが
LMによるF-Xインテグレーション作業支援は経験不足による開発リスクの低減・ひいては開発コスト削減が主目的で、技術が無くLMに依存しなければならないわけではないですよ。
RRとのエンジン共同開発は文字通り相互利益が目的のRR側も求めている協業で、開発を委託するわけでも一方的に依存するわけでもありません。
たとえ射出座席等一部既存海外製品の採用を前提としていても国内開発と言って差し支えないものかと。
韓国を貶めることで優越感を得たり憂さを晴らすような行為にうんざりは同意しますが。
今は国外会社の国内法人が設計していたとしても、韓国内の技術者が育っていけば、将来的には完全に自国で潜水艦を設計・生産できる国となる。
これは10年後、20年後の日本への大きな脅威になると考えつかないのか?
オーストラリアの様にいきなり原潜の生産に加わりたいと言っても、技術力は一朝一夕に身につくものではなく、数十年かけて人を育ててはいかなくてはならない。
>将来的には完全に自国で潜水艦を設計・生産できる国となる。
それが、島山安昌浩級潜水艦じゃないのかな。
ちゅーごくに注文すれば、原潜みたいな船は作ってくれると思う。どっかみたいに潜るのが苦手?な船を…。
このAUKUSの仕組みは、初めはよく考えたなって思ったけど、実際問題として実務的な詰めを一切していないことが判明してきたね。この行き当たりばったり(というか、ブラフ感)がバイデンさんの特徴か?
中国包囲網を作るふりして、実際は原潜の調達計画を狂わす必殺技だったら、逆にすごいね。真の意味での親中派?
その辺含めて180日で検討するってことでは<実務的な詰め
業者に騙されて購入した投資用不動産みたいに出口戦略が見えないな
原潜を他国から輸入して安定的に運用管理するだけでも10~20年掛かるのに、それを現地建造させろと
オーストラリアからはるか遠くの南シナ海での哨戒の為に数兆円単位の金と数十年の時間をかける必要あるのか?
日本の米軍への思いやり予算のように米軍に金払って原潜パトロールして貰えば?
これからの時代の列強の一角でありたいんだろう。他国任せでは発言権はないから。相手を自分の意思だけで攻撃できてようやく対話ができる。
米豪同盟は双務的安全保障なんで、金銭で米に守ってもらうという発想は双方に無い。
米は豪の安全保障に関し責任ある行動をとるが、対価として豪は米の軍事戦略に一体的に参加協力する前提。
南シナ海での潜水艦作戦は以前から米に対し豪が請け負った軍事行動の役割です。
ファイブアイズのよしみで、カナダからヴィクトリア級をリースしてもらって原潜までの繋ぎにしたらどうだい?
2020.12.23
気がつけばドック入渠、ほとんど海にいないカナダのヴィクトリア級潜水艦
リンク
来年一隻復帰するかも予定
リースだと仮定した場合、米海軍ですらヴァージニア級の不正品質問題で揺れたりしてるのに
まったく初めての豪州がアメリカの支援とやらでまともに運用出来るんでしょうか。
それと豪州建造だと仮定した場合、とてつもない悲劇が米豪を襲うことは明らかでしょうね。
なんで選択肢がバージニア級しかないの
ロサンゼルス級ならなんとでもなりそう
寿命来てるので色々と交換しないといけないはずですが、
そうするとただでさえパンクしてる造船所を更に圧迫しかねません。
要するに本体はBAEから輸入して兵装システムは豪LMでやるって事かな?
もうさ国内建造のディーゼル艦と併用しろよって思うんだがなんで全部原潜にすんだこいつら
リースしたくても米国も英国含めたどこの国も、潜水艦の数にも寿命にも余裕無いから無理じゃないのかな。
皆、自国の更新だけで手一杯。
余裕有りそうなのは、韓国くらいか。全く使い物に為らないかもだけど。
日本のはるしお型ならたいげい型出来て来れば、退役時で22年+αで比較的寿命ありそうだけど、そもそも定数16隻時代の物なので、退役を延長を考慮した造りかは不明で、さらに延長して使えるのかな??
原潜じゃなきゃいけない理由
オーストラリアが南シナ海まで出張ってって、本当なんですかね
近い将来、抜けてくるであろう中露韓の対処なのでは?
それに備えて、さしあたり建造は無理でも、整備拠点を分散するなら
日本は、レッドチームに近すぎて論外
イギリスは、想定される戦場から遠すぎ
カナダは、アメリカに近すぎる
オーストラリア、いいじゃないか
てことなんじゃないですかね
前政権が早速ワーワー妨害始めてるし、いつになるやら
基本自国向けの潜水艦しか日米英は作ってないので、
建造設備も補修設備も技術者も自国の潜水艦という限定された市場を
維持するための規模でしかないので、仮に日本がリースを引き受けようにも
豪州向けに改修する設備も技術者も英米と同様にすぐには用意できないでしょう。
豪州産業界については、
「ブラジルの爪のアカでも煎じて飲め!」
ということでしょうな。
オーストラリアで建造することになったら、多分カヌーの親玉にしかならない。
オーストラリアは資源国としての側面が強すぎて工業化は難しいだろう
もちろんポテンシャルはあるんだが、技術導入を本気でやる必要があって、軍需向けの美味しいとこだけ摘み食いは無理
造船だけ、原潜向けだけやればいいというものでもないだろう
実際はポテンシャルも無いのでは?
ソースがネット掲示板だから信頼性0だけど、オーストラリアは根本的に人口が足りないと。
軍事力は工業力の上に成り立ちますが、工業力は分厚い民需が無いと成り立ちません。そして人口が足りないとなると工場を立てなければならないほどの需要が無いので、輸入品で十分という話になってしまう。
ある意味現代の軍事は第三次産業的な側面があるけど、そのための部材類はほかの国から買ってこないと、高くてやってられない気がします。
豪州は自動車産業が撤退した様に、内需は少ないですね。しかし台湾程度の人口はあるのだから、的を絞れば工業力も維持できるでしょう。資源のある孤立した大陸なので鉄鋼と造船は悪くないと思うのだが、組合が諸悪の根源なのかな?