現代ロテムとRafaelは東欧最大の見本市=MSPO2025で「K2(ポーランド向けを含む)及び将来プラットフォームへのトロフィーAPS統合で合意した」と発表、これでRafaelは1,400輌以上のプラットフォームにトロフィーAPSを供給する足がかりを確保したことになる。
参考:RAFAEL and Hyundai Rotem Sign Teaming Agreement on TROPHY Active Protection System at MSPO
Rafaelと現代ロテムは1,400輌以上のプラットフォームにトロフィーAPSを供給する枠組みで合意
韓国防衛事業庁は2023年8月「2028年までにK2を約150輌調達する4次量産計画(投資額は1兆9,400億ウォン)を承認した」と、同年10月「4次量産のK2に国産エンジンと国産変速機で構成されるパワーパックを採用する」と発表、さらに国内メディアは関係者の話として「技術の進歩によって軍の要求要件が満たされればRWSやAPSの採用もあり得る」と報じていたが、現代ロテムとRafaelは東欧最大の見本市=MSPO2025で「K2及び将来プラットフォームへのトロフィーAPS統合で合意した」と発表した。

出典:Rafael Advanced Defense Systems
Rafaelは「K2及び韓国向け将来プラットフォームへのトロフィーAPS統合、生産、マーケティング、ローカライズ、ライフサイクル全体のサポートについて協力する提携契約を締結した」「今回の合意は戦場における次世代プラットフォームの生存性向上に向けたコミットメントを示すものだ」「我々の実戦経験と現代ロテムの産業力と技術力を融合させ国内外の防衛ニーズに貢献できることを楽しみしている」と、現代ロテムも「実戦で証明されたトロフィーAPSをポーランド向けのK2PLバージョンを含むK2に統合する」「韓国製プラットフォームにAPSを統合するのは初めてのことだ」と言及。
現代ロテムの上級副社長(防衛ソリューション研究開発センター長を兼任)を務めるチョ・ヒョンジュン氏も「戦場での実績をもつトロフィーAPSはK2の防御力を強化する大きな可能性を秘めている」「両社は戦略的提携を通じて緊密に協力し、APSの最適化と完全統合を実現し、K2向けにカスタマイズしながら顧客への適応性を確保していく」「トロフィーAPSもK2のグローバル市場における需要拡大から大きな恩恵を受けるだろう」と述べ、韓国陸軍向けのK2(410輌)、ポーランド陸軍向けのK2(180輌)、ポーランド陸軍向けにカスタマイズされたK2PL(最大820輌)へのトロフィーAPS統合が現実のものになった。
但し、戦闘車輌へのAPS統合は簡単ではなく、米陸軍はブラッドレーに統合したIron Fistが向かってくる脅威の50%にしか対応できなかったため、ElbitとGDはブラッドレーへのIron Fist統合方法を大幅に変更し、レーダーや光学センサーといった各要素はオリジナルと異なる方法で統合・調整され、これを制御するソフトウェアも手を加えたIron Fist Light Decoupled=IF-LDを開発している。
米陸軍はIF-LDの技術を何年もかけて成熟させ「実戦に近い環境下での70%迎撃」に成功したため、K2にトロフィーAPSを搭載する効果的な方法、特にレーダーや光学センサーの取り付け位置や調整には時間がかかるかもしれない。

出典:RAFAEL Advanced Defense Systems Ltd
因みにRafaelはトロフィーAPSについて2024年10月「ソフトウェアをアップグレードするだけで対戦車ミサイルやドローンのトップアタックを防げるようになった」と発表している。
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※アイキャッチ画像の出典:16 Dywizja Zmechanizowana





















10式のAPSは結局何になるんだろうか…
アイアンフィストが最有力なんて某動画で見かけたけど、入札追いかけたらストライクシールドが残ったみたいに書かれてるし
よく分からないよ、APS載せるのは確実みたいだけど
同一方向から連続して飛来する対戦車弾からの防護を求めているという事で、2~3発で弾切れする様なシステムではダメみたいですね‥それと、日本企業への技術移転が前提条件になっているらしい。
個人的には、APSなんてもの自体に無理があると思うが。
そもそも装甲と火力が一体になって機動してくるのが
戦車の特徴・メリットのはず。
その装甲を守るためにイージス艦みたいになってどうする?
500mmの装甲を守るために銃弾一発で無力化されるAESA
レーダーが頼りって何かもう自己矛盾起こしてるだろう。
戦艦なんて意味ない対艦ミサイルには装甲なんて効かないから
って言って現代艦船には装甲がほぼ無い訳だが…
戦車はほぼ同じ所まで行き着いて有効な回答を打ち出せてない。
結果的に無駄に高価で複雑な奇形みたいな兵器を生み出してる。
APS搭載戦車は50年後くらいには昔の人たちが作った珍兵器扱い
だと思うよ、俺はね。
遠距離から袋叩きにされないためのレーダー、歩兵、戦車に接近戦するための装甲で何も矛盾はないだろう。
そりゃ軍艦は敵の軍艦と近距離で殴り合わないから装甲なんて要らないが、戦車は普通に接敵することが前提になる。接敵しないで良いなら只の自走砲じゃないか?
装甲で防ぎきれない物が平然と飛んでくるのにも対応するし、接近戦もしないといけないのが戦車だよ。
AFVの装甲防護は少なくともチープキルに対応しなければない。4000m以内のレンジで戦闘する用途のMBTが必要ならばそのケースで想定されるチープキル対策が必要だろう。ドローン攻撃が現在主要なチープキルと考えるならばMBTにAPSを搭載するのは自然な流れである
韓国って自国開発していたAPS(ロシアの協力で)があったはずだけど、あれ諦めたのか(元々つける予定だったけどコストが高くなりすぎて後日装備になったはず)
それともポーランドに輸出した韓国軍仕様のK2戦車の改修ついでに自国のK2戦車もイスラエル製APSに対応するのか
またイスラエルかよ。この国なくして西側の戦争能力は担保出来るのか…
立ち位置微妙な国に輸出するのに西側のヒモ付きでストップかかるのを嫌がって
独自開発したいけど技術が足りないところに入り込んでるだけなんで
西側主要国の事情とはまた話が違うんじゃないかな?と思ったり…
しかしその西側主要国ですら、APSだの対戦車ミサイルだのロケット砲だのなんだのをイスラエルからの購入を進めてないか?結局西側がサボってた間にイスラエルが軍需産業界で築き上げた地位は想像以上だろう。
M1E3は独自開発で複雑なものを作ろうとして失敗しそうな雰囲気が濃厚なので、実績のあるK2の砲塔や自動装填装置だけライセンス生産して、砲やFCS、BMS、装甲などは適宜好きに載せ替えたら良い気がしますね。
二人乗りの低姿勢砲塔なので確実に軽量化できますし。