WarZoneは10日「コンステレーション級は契約締結から5年、建造開始から2年が経過しても1番艦の完成度は10%で設計も最終確定していない」と報じ、米議会予算局も「アーレイ・バーク級もDDG-Xも建造コストが上昇している」「DDG-X1番艦の建造は2032年から2034年以降に延期された」と報告した。
参考:Navy Frigate USS Constellation Has A Problem That Can’t Be Hidden
参考:First Constellation Frigate Only 10% Complete, Design Still Being Finalized
もう米海軍の艦艇調達に関する見通しに掛ける言葉がない
トランプ政権1期目のエスパー国防長官が発表した海軍再編計画=Battle Force 2045によれば、米海軍はコンステレーション級フリゲートなどの小型艦を60隻~70隻導入し、アーレイバーク級駆逐艦の任務の一部を肩代わりすることになっており、コンステレーション級はFREMM設計の85%を維持した信頼性の高いプラットホームにエンタープライズ対空監視レーダー、イージスシステム、Mk.41VLS、RAM、Mk.110を搭載し、対空、対艦、対潜任務に対応した汎用性の高いフリゲートとして完成するはずだった。

出典:fincantieri
初期発注10隻のうち6隻分の契約が締結済みで、詳細設計の進捗が80%に達した2022年8月に1番艦の鋼鉄切り出し、2024年4月に本格的な船体建造が始まり、予定では2026年までに就役するはずだったのだが、海軍が欧州基準よりも高いレベルの生存性を要求したためFREMMの共通性は15%まで低下、造船所も沿海域戦闘艦の艤装工事、サウジアラビア向けの多目的水上艦(フリーダム級の改良版)、コンステレーション級の建造を同時並行で進めていたため労働者不足に陥り、1番艦完成は3年遅れの2029年までずれ込むことが確定。
この問題について米政府説明責任局(GAO)は「設計上の変更は計画外の重量増(10%以上)を招き、耐用年数を満たすのに必要な近代化工事を受け入れる重量的余裕が無くなった可能性がある」「近代化工事の受け入れに必要な重量的余裕を確保するには推進能力を削減して最高速度の低下を受け入れなければならない」と指摘。

出典:U.S. Government Accountability Office
“海軍は十分成熟していない設計でコンステレーション級の建造を承認し、Fincantieriが鋼板の切り出しを始めた後も設計変更を続け、兵器システム、よりも強固なダメージ・コントロールシステム、新設計の上部構造を組み込むため「contract data requirements list items(CDRL項目)」と呼ばれる511の機能設計文書に独自の仕様を盛り込んだ。そのため海軍とFincantieriはコンステレーション級建造と同時並行でCDRL項目(3Dモデルと詳細設計に必要な図面、図表、仕様、構成)の作業を進めている”
“この設計上の変更は計画外の重量増(10%以上)を招き、この問題に対処するため海軍は速度要件の引き下げを検討し始めた。計画外の重量増を招いたのは艦艇設計の要素が不完全なまま建造を承認したこと、海外設計に海軍の要求要件を組み込むリスクを過小評価していたことに原因がある。この問題解消はFincantieri側の設計作業に追加の負担をもたらし、困難な建造スケジュールの見通しをより不明瞭なものにするだろう。もはやコンステレーション級とFREMMの共通性は遠い親類程度にしか見えなくなった”

出典:U.S. Government Accountability Office
Sea Air Space2025でもコンステレーション級フリゲートが批判の対象になり、海軍力・投射戦力小委員会のケリー委員長は「老朽化した艦艇は間もなく使用出来なくなるのに、建造準備が整わないという理由で新しい艦艇の建造を進めないより、欲しい艦艇の85%の能力でもよいので建造を進める方がいい。我々がやらなければならないのは良いアイデアは素早く実行し、それに投資して建造を行うことだ。何かを始めるときにコストや時間を押し上げるような変更を続けるべきではない」と言及。
海軍の強力な擁護者であるウィットマン議員も「コンステレーション級への資金供給に賛成だが、海軍は過去の失敗から何も学んでいないように見える」「中止された沿海域戦闘艦は同じコンセプトの艦艇は2種類に増え、多くの艦艇が予定より早く退役することになった理由を思い出すべきだ」「コンステレーション級はオリジナルの85%を維持する構想から始まったのに、現在では状況が逆転してオリジナルの15%と追加要素の85%で構成されている」と述べたが、設計変更と同時並行で進められている1番艦建造の進捗率は10%らしい。

出典:NAVSEA 2023年のブリーフィングで用いられたコンステレーション級建造の様子
19FortyFiveは3月末「建造に詳しい関係者の話によればコンステレーション級1番艦は10%しか完成していない」と報じ、Fincantieriも関係者もSea Air Space2025で「建造中の1番艦は大凡10%が完成している」「春から夏までの間に機能設計が完了する見込みだ」「我々は海軍に設計を承認してもらうため何度もやり取りを行っている」と述べたため、19FortyFiveの指摘は事実だったことが確認され、WarZoneは「契約締結から5年、建造開始から2年が経過しても1番艦の完成度は10%(当初計画では2023年9月時点で35.5%を予定)で、まだ設計も最終確定していない」と報じた。
因みに米海軍はコンステレーション級フリゲートの調達性について「アーレイ・バーク級駆逐艦の半値(8.5億ドルから9.5億ドル)で調達可能」と説明したものの、議会は「コンステレーション級の大きさはアーレイ・バーク級の約3/4で似たような装備品も採用するのに、なぜ調達コストだけがアーレイ・バーク級の1/2になるのか具体的に説明せよ」と反論し、トン数あたりのコストで再計算するとコンステレーション級の調達コストは14.7億ドル(56%もコストが増加する)になるのではないかと懸念している。

出典:U.S. Navy Photo by Mass Communication Specialist 2nd Class Mikal Chapman
さらに米議会予算局は今年1月「アーレイ・バーク級駆逐艦(FlightIII)の建造スケジュールは6ヶ月~25ヶ月の遅延に直面している」「FlightIIIの建造コストも平均21億ドルから25億ドルに急上昇した」「DDG-X1番艦の建造も2032年から2034年以降に延期された」「海軍はDDG-Xを1隻あたり33億ドルで調達したと考えているが、船体の大型化、ステルス性能の向上、出力の引き上げ、将来システムへの対応などDDG-Xの規模と採用技術を考慮すると平均調達コストは44億ドルになるだろう」と指摘しており、もう米海軍の艦艇調達に関する見通しに掛ける言葉がない。
関連記事:米海軍の主要艦艇建造が再び遅延、コンステレーション級も批判の対象に
関連記事:米海兵隊の海外展開が困難、艦艇の維持・建造費用を戦費に転用したのが原因
関連記事:米海軍作戦部長、フォード級空母に未検証の技術を詰め込み過ぎたと失敗を認める
関連記事:米海軍が中国海軍に追いつかれた原因、奇妙なアイデアに時間と資金を浪費したため
関連記事:何もかも遅れる米海軍の計画、コンステレーション級は最大3年遅れる可能性
関連記事:コンステレーション級が計画外の重量増に直面、耐用年数が短くなる可能性
関連記事:米海軍の不満が爆発、発注したバージニア級原潜は何処に消えたのか?
※アイキャッチ画像の出典:U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist 3rd Class Sean Lynch/Released
素人意見とはいえ、無茶苦茶で真顔になりますね。
専門家はいくらでもいるだろうし、何年艦海軍をやってると思っているんだ…
長くなれば長くなるほど、造船所を既に確保しているわけですから、減価償却・部材の保管費用・人件費・造船所の利益などが上乗せさ続けるわけで…
とてつもなく高コストの軍艦が誕生しそうなわけですが、専門家の方々は何を考えているのでしょうね。
技術ではなくて、組織内部の政治の問題な気がしますね。
多分色んな人や部署の顔を立てようとすると要求が肥大化していく…
技術者も減ってるんだろうな。以前の様に空母を同時に何隻も作っていたアメリカは、もう居ない。それなのに、欲張り設計を要求する海軍………、
アメリカ軍艦の建艦整備を見ていると、納期も適当で、とても優しく温かく甘い世界だなあと感じますね…
民間商船は納期に合わせて、すでに航路のタイムスケジュールが決まっていたりしますから、用船会社・船主からとんでもない罰金が発生したりします。
客船ですが、三菱重工のダイヤモンドプリンセス号が、とんでもない事になったのは有名な話しだなと。
もうオーストラリア方式で今ある設計で期限決めて何隻か他国に造らせるしかないんじゃない?
オリジナル部分が15%しかないなんて艦のコンセプトすら残ってなさそう。
コンステレーション級は既に失敗してしまっているので全て御破算にして1から設計し直すかベルガミーニをまんま買ってくる方がましでしょう。
ただし現状のトランプ政権だと軍艦の輸入なんて論外だし造船業が活性化する見通しもほぼ無い以上はこのグダグダのまま失敗作とわかってるコンステレーションが就役する事になるでしょうね。
となると次に来るのが『失敗作のコンステレーションを打ち切って保守的な艦を~』な路線かな。
米海軍の衰退は我々の安全保障に直結する問題なので頭が痛いね。
>となると次に来るのが『失敗作のコンステレーションを打ち切って保守的な艦を~』な路線かな。
コンステレーション自体が『枯れた技術を土台にした艦艇開発のテストベッド』だっただけに、皮肉ですね。
艦自体や使用技術の前に、開発工程を保守的だけど堅実なものに戻すのが無難な様に思えました。
遠回りに見えても、工程を一つ一つクリアして進めていく、愚直なやつに。
原価計算の話しなわけで、延々とコストがが積み上がっていきますね。
リードタイムが長くなれば、固定費がそれだけの期間上乗せされますから、大きい物はそれだけコストが高くなるからです。
建艦費用=(変動費+固定費)×利益×インフレ率の分を上乗せ
アメリカ軍需産業は、ほぼ独占に近いうえに上場しているため平均的な資本リターンを求められ、さらにインフレ率も加味されます。
再設計こんなに時間がかかるのであれば、キャパオーバーなわけですが、その期間もコストが延々積み上がるわけで…
それやる必要あるの?というレベルから見直した方がいい気がしますね。
コンステレーション級1番艦の建造開始から2年経っても完成率10%ってマジっすか?
日本ならとっくに進水まで漕ぎ着けるレベルなのに。
しかも艦の設計すら最終確定しないまま建造始めたってマジっすか?
正直現代重工の支援があってもどうにもならない気がする。
要求がコロコロ変わるんじゃ仮に日本や韓国、中国の造船所が相手でも遅延は必須でしょうね
仕様書が定まってないんじゃ作りようがない()
必須じゃない、必至…
設計の変更が多すぎて手待ちが発生してるものでしょうね。
実稼働でいったらそんなに人虎とかも掛かってないんじゃないかな?
ドックの占有料とは凄そうだけど
アメリカの製造業しんでるからなあ
トランプが関税かけて保護して再建しようとしてるけどはたして
あたご型やまや型をコンスタントに三年で就役させられる日本と比べると、今のアメリカの建艦能力の落ち込みが酷すぎる。
本当に設計をFixさせないで建艦を始めるのもおかしいし、それを何年もさらにやる事のを止めさせない時点で海軍の首脳部が終わりすぎてます。
建艦もそうだけど、修理もどうなるんだろう。平時ならいざ知らず、戦時で大破中破が山盛りな状況でアメリカどうするんだろう。
日本や韓国のドックで修理した方が速いという結果になりそう。
この状況だと、日本や韓国と同盟してないとアメリカが中国と戦争しても、海軍の艦艇そのものに対する継戦能力に疑問符が付く。
わーくにの造船能力は西側トップクラス
産業構造の転換に失敗したのが逆に良かったんですかね
アメリカ海軍は世界最強だからって緩みすぎでしょう
日韓がすげーっつーか、いや確かに凄いんですけど、相対的に他の西側諸国が死んでるのがまずい。正直大陸国家のロシアの建艦能力と大差ないまである。ロシアはもう割り切って身の丈にあった小型のコルベットや軽フリゲート作ってるけど、海洋国家の英米仏は否応でも大型艦が必要なわけでぇ…
西側だと韓国に次いでナンバー2だけど、アジア圏だと一番勝ちたい中国にダブルスコアで負けてますね
もういっそ、中国に造ってもらったらどうかと思います
喜んで受注すると思いますよ
産業構造の転換に失敗したというよりも
80年代の日本異質論の主唱者だったカレル・ヴァン・ウォルフレンが低採算でも生産してシェアを取ろうとする日本企業の異様さを批判する文脈でいみじくも言ってたように
日本人には深層心理に日本がアメリカとの戦争に負けたのは必要な物資を国内で十分に生産できなかったからだという意識があるんだと思う
だからどれだけ欧米の理論を学んだ経済学者に批判されてもフルセットの工業を捨てなかったんじゃないかな
00年代くらいまでは戦前世代の政治家や官僚がまだいたしね
高度成長期の経済論争でも小宮隆太郎とかの新古典派経済学者は日本は比較優位のある産業に特化すべきで比較優位がない重工業を保護すべきでないと主張してたけど政治家や官僚はそれを無視して重工業をなんとか振興しようとしてたし
その深層心理を今の10代20代の日本人も持ってるかは分からないけどね
>わーくにの造船能力は西側トップクラス
2023年ですが、世界の国別造船シェアは、中国51%、韓国26%、日本14%、その他9%だそうです。ネタ元によって若干の違いがありますが、日本の世界シェアは、1割強といったところでしょう。
なので、西側の国だけで言うなら韓国の1強で “韓国とその他” が実態ですよ。この程度で「西側トップクラス」というのは自画自賛が過ぎます。日本は「周回遅れの二番手」が正しいですね。
建造トン数勝負では勝ち目がないので特殊船建造に舵を切って何とか市場に残ってるのは十分エライと思いますけどね。
しかし技術的に中国にキャッチアップされてきているのは苦しい。
補足ありがとうございます
中国が圧倒的なのは知っていましたが
韓国が我が国の2倍くらいだとは
認識を改めます
ところでほかの西側諸国(に限りませんが)の名前がないんですがそれは
51+26+14+9=100という残酷な計算式
韓国はシェア26%
ただし内実は、契約したはいいけど実行できず揉めている契約が結構あるなど、実態にそぐわない指数ばかり出回っている事をほかならぬ韓国メディアが指摘しているのだけど、そういうのは韓国語以外で報道されないので、日本にも伝わっていない
大戦時の日本みたいですよね。保有船舶に対してドックの数が足りないのは。
あと4,日本の護衛艦って設計が保守的で新型でもガラッと変えないのは戦闘ですよね。
新機軸は結構試験してから採用だし
その保守的な採用が常に定期的に続いてて
周りがコケ続けると気付けばナゼか安定的に新機軸へ更新し続けられている状態とかあり得そう
新しい艦の設計に手間取るのはもうしょうがないとしても
これまで散々建造してきたアーレイバーク級すら遅延の常態化で満足に作れなくなっているんですよね…
かつて戦前の日本を大いに苦しめて、そして戦後は同盟国として大いに頼もしい姿を見せ続けていた米海軍の
こんな落ちぶれた姿は正直見たくはなかったです。諸行無常です
>「近代化工事の受け入れに必要な重量的余裕を確保するには推進能力を削減して最高速度の低下を受け入れなければならない」
えぇ…
コンステレーション級って元のカルロ・ベルガミーニ級の時点で27ノットだったのに、それより遅くなるって事は空母との作戦は無理になるんじゃ
強襲揚陸艦の護衛や、補助艦艇の護衛にコンステレーション級を回して、アーレイ・バーク級を最前線に貼り付けられる事にするのかな
でも建造の進捗は酷い、スペックが違うけど2年あったらもがみ型が完成してる
残り20%(笑)想定とは言え、詳細設計が終わっていないのに製造工程に進んでる時点で、正直意味がわからない。
見切り発車での次工程への移行って、失敗プロジェクトの要因の一つとして典型的だろうに。
これに、顧客による後出し要求で設計見直しと、失敗プロジェクトの要因としてこれまた典型例が加わったと。
そんなグドグドで上手くいったら、現場の人達は賞賛に値すると思います。
週間空母は遥か昔、ソ連との冷戦に勝利し慢心しすぎた模様。
トランプ関税で中国とは新冷戦が始まっていると認識しているけど造船しかり他兵器の生産能力も厳しい戦いになりそうだけど今迄の先行投資があるのでまだ優位保っているだけで、もうそろそろ均衡崩される未来は近いでしょうね。
既に負けてる可能性まで見ておいた方が良いかも知れませんね
「まだ行けるはもう危ない」と言いますし、我々人間の思考のベースは知識(=過去)です
過去のアメリカという栄光の知識を真っ更にしてから、今の米中を比較するとコットンリンターなる火薬原料から造船のような重工業、ドローンのような新要素までほぼ中国優位
米国の優位点は金融業のような戦時に使えないGDPを除くと、日本という出城が中国の喉元に切っ先を突き付けているので生産力の潰しあいで分がある事くらいでは
中国の052D型駆逐艦(満載排水量約7,500トン)は約2年間で10隻以上就役しているのになぁ。
そして中国の055型駆逐艦(満載排水量約14,000トン)は約2年間で8隻就役している。
加えて空母、原潜、強襲揚陸艦、補助艦艇等も量産している中国の造船能力がヤバ過ぎますな。
製造業のレベルやら投資やら、色々と理由はあるのでしょうが、追いつかれたと言うより『ウサギとカメ』の話の内容そのままなのが悲しいですね。
監査を入れたら山田洋行事件なんて比じゃないくらい出てきそう。
まとめサイトとかだと「米国ですらこんなに苦しんでるのに中国が無理なくそんなにポンポン建造できるわけがない」的な論調をたまに見かけたりするんですが、米国の工業力と労働者のレベルが著しく低下しているという事実がスッパリ抜け落ちてるんですよね。
仰る点、現実を受け入れるのは、なかなか辛いのでしょうね。
粗鋼生産量・商船建造量の格差を見て、充分に有り得るとならないならば何を見ても無理なんだろうなと…
海事セクターが商船建造のサプライチェーンを保ってなければ、各種パーツを今の価格・納期で納品するのは不可能なんですよね。
日本も、(超円高に対抗策うてなかったなど)日本政府が特段何か役立ったわけでもなく、海事セクター事業主の経営努力・船主が個人保証でも購入したりリスクとってくれてただけでして。
海上自衛隊が、民間の果実に乗れただけなのが、現実なんですよね…実にラッキーでした。
鉄鋼の消費って意味でもドックの数は確保してるでしょうからね。
時間当たりの建造数は出るでしょう。
継続は力なりで、船体を作る行員も電子艤装の進歩も堅実に行ってきてるし
コンステレーションとFREMMはおすぎとピーコくらいの差で良かったのに、おすぎとマツコまで差が広がってるじゃん。どうしてそこまで放っておいたんだか。
よその国ことだけれど。日本からミレエバ。
フリーダム級LCSの推進機関を再設計して、再度、量産しては。
4軸115,400hpを止めて、たとえば、もがみ級の2軸70,000hpとか。
キヤボックスは日本の川崎重工に依頼して。速度30kt台の前半は出るだろうし。
武装/他は、当面、変更無しで。
インディペンデンス級はアルミ船体がダメだから、こちらは無しで。
あるいは、もがみ級そのものを発注したら。Mk41VLSを乗せた状態で。
などと勝手に思います。
一方中国は052DL型駆逐艦を5隻同時に建造した
米海軍はまともな装備が欲しいなら中国から買った方が確実なのでは?
自前で作るよりもまともな物を使えるでしょう
まあ関税が145%かかりますけど
このままだと対中戦争で勝っても負けても、米海軍が甚大な被害を受けたらその時点でアメリカの覇権は終了するんじゃ…なんせ損失が出たらそれを埋められる能力が無い。失ったら失っただけシーパワーが減っていく。
平時の修理・整備すら非常に怪しい現状を鑑みるに、戦時に中破大破したらその時点で廃艦同然。
ましてや数十隻沈もうものなら、もはやその後それを穴埋めしようが無い。そうなったら中国が負けてもそこからの大量建艦で、より有利に「2回目」を迎えられる可能性すらある。
どこかで見たなその構図
ポエニ戦争かな?
第一次ポエニ戦争でのカルタゴ海軍の衰退なら、
戦争の最中なのに海軍解体を行うという、正気を疑いたくなる様な人物がカルタゴ中枢にいたのが原因ですね。
その影響で、(海戦での敗北や海難事故により)艦隊が壊滅状態だったローマだけでなく、カルタゴも艦隊の再建モードに陥り、圧倒的優位だった筈の状況をカルタゴは自ら手放しています。
それでも、第一次ポエニ戦争最後の『アエガテス諸島沖の海戦』では、ローマ側約200隻に対してカルタゴ側約250隻と、カルタゴ側が数的優位をキープしていたのですけどね。
この海戦に敗北して、海軍大国としてのカルタゴは無くなり、
その後の第二次ポエニ戦争・第三次ポエニ戦争を経て、国そのものも滅びましたが。
ピュロスの勝利…
あの(自己評価が非常に高い)ハンニバルをして、歴史上優秀な指揮官を問われた際に
「第1にアレクサンドロス大王、第2にエピロスのピュロス、そして第3に自分だ」
と自身より高評価した程の、時代を代表する名将ピュロス。
そのピュロスが、精兵を率いて都市国家タレントゥム(現在のタラント)の傭兵としてローマと戦った時のエピソードが元になった故事成語ですね >ピュロスの勝利
当時無名扱いだったローマに対して、ヘラクレアの戦い・アスクルムの戦いと連戦連勝したピュロスだけど、
本国エペイロスは勿論、雇い主のタレントゥム陣営からも補充が成されず、戦いの度にピュロス軍は消耗。
一方、やたら戦意の高い当時のローマは、負けても負けても後続部隊を送り込み戦争を継続して来たため、
戦勝を祝っている最中に、ピュロスが先行きの暗さを語ったのが『ピュロスの勝利』の元ネタ。
そこから、「損害が大きく得るものが少ない勝利」や「割に合わない」事そのものの慣用句になった『ピュロスの勝利』。
ピュロスも、ローマとの争いで最終的に敗れ、ローマの威名を地中海世界に知らしめる切っ掛けとなり、
歴史的にもローマの引き立て役と化しているので、本当割が合わなかったですね。
アーレイ・バーク級 FlightIII は退役するタイコンデロガ級の代わりに空母打撃群の艦隊防衛指揮を担うため、DDG(X)が就役するまでの繋ぎとしても必要なのですが、 FlightIIIもDDG(X)も納期遅延ではタイコンデロガ級の退役が進まなく完全に予算足りなくて詰みますね。
「せっかくだから」でどんどん機能追加しているのはバッドプラクティスですし、「せっかくは敵だ」と言われても仕方がないですね。
記事にもあるように、機能を積むよりも速やかに開発して遅延問題を解決することに注力すべきでしょう。
いざ完成してみても、予想外の欠陥が発覚したりする可能性もありますしね…
まず1隻完成品出して、設計変更だの機能追加だのは2番艦以降や1番艦の改修計画に回す等しないと既存艦の老朽化で戦力がガンガン減って行く一方に
製造業を復活させる遠大な計画もウォール街が送り込んできたベッセント財務長官に早速骨抜きにされたしなんかもうどうしようもない
最後のチャンスだったのに
こういうのでいいんだよこういうので、が出来なかった感じですかね
まるでカツ丼頼んでせっかくだからと味噌汁、サラダ追加して食い切れなくなって残した昼の俺みたいだぁ…
とは言うものの造船所の人手不足が原因の一つならば設計通りのこういうのでいいんだよ級が起工していてもスムーズに完工できていたかどうか
大丈夫なのかしら、米海軍と米造船所の未来…
何でそんな状況でサウジ向けの艦艇作ったりAUKUSやったりしてるんだこの国は・・・
どうしてこうなるまで放っておいたんです?(白衣猫)
スレチで申し訳ないのですがウクライナのトレツクで不味い動きが観測されました
ロシア軍の車輛少なくとも2輌がトレツクの北、T0516沿いで破壊された。
1輌はZ-STSアフマットでトレツク北、80mテリコンの辺り(48.41003,37.82003)だが、もう1輌(車種不明)はトレツクからだいぶ北のネリピフカ近郊(48.45401,37.79049)で撃破された。
これが継続した動きなのかは不明だが、幹線道路をロシア軍の装甲車両が6キロも北上できたのはトレツク北部の支配状況がかなりロシア側に傾いている事を示唆している。
情報ありがとうございます、勉強になります。
ピローンと伸びてるのが、誤報か何なのかと思っていたのですが、そういう事だったのですね…
これはしばしば日本でも言われる話ですが、兵器開発の能力はメーカーや国防研究機関の技術力とは別に軍側のグランドデザイン力(戦術計画に基づく部隊要求をコンセプトに落とし込むプロダクト能力)も重要になってきます。日本の場合は同じ重工メーカーに発注しててもここの部分で海と陸の調達の巧妙さに差がついているなんて言われますが、米国はついに海軍のほうもここの能力が失われはじめた感じですね。ズムウォルトや沿岸戦闘艦なんかを見ていると実際はもっとずっと前に絶えて久しいのかもしれませんが、これもバーク級を使い倒した弊害でしょう。そのうえ造船所の建造技術も怪しいので、米国の海軍大国としての地位も遠からず失われることでしょう(設計技術に関しては未だに世界レベルの部分があると思うし、ハンファみたいに合弁でも何でもしてサルベージできればいいですね)
世界史上のかつての諸帝国もこんな感じで弱体化していったんですかね。
米欧は虚業の国々になったからね
造船じゃ圧倒的に日中韓に及ばない
まぁ日韓合わせても中国に敵わないのが一番の問題か
とにかく性能は二の次で良いので汎用フリゲート艦の頭数を揃えないといけないので、現代グループがタッチしはじめた状況を使ってセジョンデワン級のアメリカ仕様を建造した方が良いんじゃないでしょうか
その「アメリカ仕様」がまた建造中にコロコロ変わるのでは…
>アメリカ仕様を建造
そして、独自追加要素が85%に達し、オリジナルは15%だけになるわけですね。
それって、コンステレーションと同じやん!
発注側がこれじゃもし今すぐ造船所が再生しても就役するのはいつになるやらわかりませんね
吊るしで買わない限り外注してもダメそう
アメリカの造船業は仕事が無くて、わざと遅延させて、無理やり生き延びている様な気がしますね‥これだと解決策は労働力の機械化とか‥いや、違う、外野からの仕様変更要求が多すぎて戦艦[盛杉]、状態に素直に応じているのが原因ですね‥AIが仕様変更対応する設計するとかして、ここを改善しないと、どこが介入しても解決しませんね。そして、超簡単な解決策は核弾頭を含む徘徊型自爆攻撃兵器の大量生産と、その母艦を造る事の様な気がするのですが・・
建造速度はカメの様に遅く、設計変更の速度はアキレスの様に早く、建造が少し進む度に変更された設計は原型がほとんど残ってないので、いつまでたっても完成しない。
コストが昇竜拳・・・ズムウォルト級の時からなにも成長できていない・・・
これは本当に13DDXがDDG(X)より先に就役しそうですねぇ
カレーを注文して作り始めてからやっぱり寿司に変更するようなもの
もはやODMどころかOEMを検討した方がいいレベルでは
トランプ大統領は同盟国に喧嘩売る前に、自国産業にメスを入れるべきでは?
近年の欧米のメーカーは妙な横やりを入れられ過ぎたというか、工作でも受けてるのかってレベルで難航や呆れる杜撰な大丈夫だろ感だとかが増えてる感じですよね。
生産性についても疑問を感じざるを得ない。まったくもってやる気を感じない…枠と予算だけがただ決まっているみたいな感じ。
クリーブランドクリフスもカナダのステルコ買収したりしてる元凶なんだよね…そしてUSスチールを安く買い叩き、工場や従業員も整理しようと企んでるという何が何だかわからんよね。アメリカで物を作りたがらない上にアメリカの工場を閉めようとするのがアメリカ企業という根本的問題…
日鉄のUSスティール買収条件は、現状の職員ですら考え得る最善の好条件と歓迎していたのに、組合貴族を使送せしめて政治問題化して阻止。替わりに安く買い叩く、レイオフもするだもんな。