ウクライナのマリャル国防次官は26日「南ドネツクのリヴノピリを取り戻した」と発表、ロシア軍は高台のリヴノピリを起点にモクリ・ヤリー川沿いに南下するウクライナ軍をスタロマイオルズキーで食い止めてきたが、これが破綻した格好だ。
参考:Ганна Маляр
停滞を見せていた南ドネツクとザポリージャ州の状況が少しづつ動き出している
南ドネツクのモクリ・ヤリー川沿いで反攻作戦を開始したウクライナ軍はブラホダトネ、ネスクチュネ、ストロジェベ、マカリフカ、ノヴォダリフカ、レヴァドネを解放したが、ロシア軍はモクリ・ヤリー川沿いの北西に位置するリヴノピリを死守、高台にあるリヴノピリとスタロマイオルズキーを結ぶ線から川沿いに前進したウクライナ軍の側面を攻撃し、マカリフカからスタロマイオルズキーへの前進を阻んできた。
しかしマリャル国防次官は26日「ドネツクのリヴノピリを取り戻した」と発表、これでモクリ・ヤリー川沿いに進むウクライナ軍はスタロマイオルズキーに前進する条件が整ったことになる。
因みにザポリージャ州オレホボからロボタインを目指すウクライナ軍はT0408沿いに約1km、T0803沿いから南の地域に約1kmほどの前進を見せており、カムヤンスキー方向と同じく防衛ライン突破をかけた戦いに突入する可能性が高い。
CNNは「ウクライナ軍の反攻作戦はあまり成功しておらず、ロシア軍は予想よりも実力を発揮している。塹壕・龍の歯・防衛陣地の構築でロシア軍の防衛ラインは要塞化され、ウクライナ軍の装甲部隊は敵航空機や敵砲兵部隊の攻撃を受けなら地雷源を突破できずにいる」と指摘したものの「反攻作戦は始まったばかりで、ウクライナ軍側もロシア軍の戦術に適応してきているため『時間はかかっても領土を奪還できる』と米国も同盟国も楽観視している」と報じていた。
停滞を見せていた南ドネツクとザポリージャ州の状況が少しづつ動き出しているため、ウクライナ軍の適応力がフィットしてきたのかもしれない。
追記:リヴノピリ解放を示す視覚的証拠も登場
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※アイキャッチ画像の出典:Сухопутні війська ЗС України
第31機械化旅団が解放したリヴノピリの映像が出てきましたね。
話は変わりますがプリゴジンは許されなさそうですね。
ここ数日のウクライナ軍の反撃の様子を見ていると、ウクライナ軍がロシア軍の防御態勢に順応して来たと言うよりもプリゴジンの反乱によるロシア軍弱体化(補給の問題も含む)の影響が徐々に表れて来た様な気がします
それとプリゴジンの刑事訴追の取り消しが取り消しになったそうですが、だとするとプリゴジンは現在本当に行方不明で、プーチンも居場所を知らないと言う事になりますが、果たして…?
取り消しの取り消しはさすがに草生えますわ
つまりプリゴジン氏はどこに行ったんだってばよ…?
いや、プリゴジンの影響は微々たる物であまり関係無い
CNNの字面通りに受け取るなら、長期消耗戦でロシアに打ち勝つ勝算が有り、ウクライナにロシアの防御を打ち破る鉄量を供給し続けるか、ロシアの体制が鉄量を供給出来なくなる程弱体化するか、を指しているのかも知れませんね。
プリゴジンについては、知る気が失せる程情報が錯綜していますが、少なくともロシア社会にカエサルは存在し得ないのは確かな様です。
リヴノピリは反乱の前から東西から挟撃されていて、じわじわと支配領域が狭まっていました。
完全に時間の問題だったので、プリゴジンはあまり関係ないかと思います。
どうせ出てくるでしょう。死んだと思ったか馬鹿め、位の勢いで。
死んでたら死んでたで、まあそんな人もいたな、位の扱いで良いわけですし。炎上系は常にネタを提供し続けないと、あっという間に忘れられますから。
プリゴジンの件の影響が出てくるのはもっと後じゃないかな、まぁ落とし前をどう付けるかも良く分からない状況だけど…
謀略については元KGBのプーチンの独壇場でしょうから今現在出ている情報はすべて情報戦と疑ってかかるべきでしょうね。事件の全貌が明らかになるのは数十年後になるでしょうか。
プリゴジンは消されたとしてもワグナーは存続と予想しています。アフリカや中東での影響力は彼らの功績が大きい。
謀略については独壇場なのに傭兵の反乱も察知出来なかったのですか?
今回の一連の騒動で、あれだけ毀損したプーチン神話を未だに信じてるのね (笑)
プリゴジンは生きているようですね。
SNSにいつものプリゴジン節でロシアの対応に不満を少し言っていたようです。
居場所は特定されていなく、ベラルーシにいるかわかりません。
ロシアの凄腕工作員でも、何処にいるか分からない相手を、こんな早技で暗殺するのは容易ではないと思われます。
俺がロシア兵なら
前で命張っているのに
後ろであんなことやってたらやる気なくすわ
ドネツクの方は上手く行っているみたいね
リヴリピリは突出部だったので、ロシア軍としては、万一、包囲される恐れがあるのなら、退却させるでしょう。
これまでのロシア軍の戦い方はウクライナ軍と違って死守的な命令は少ないので、リヴノピリ保持は意外に感じていました。場所がよかったのか、部隊が良すぎたのか。
実際は戦闘中に退却したのか?、退却した後にウクライナの軍が入ったのか?同じようなものだけど、たぶん後者かもしれませんね。
逆、ロシア軍は死守命令ばかりやぞ
今まで何見てきたの???
ロシアの撤退の判断が早くてウクライナが敵主力の撃滅に失敗し続けてきたから今のザポロジェ正面の戦力密度の高まりがあるんだよ
逆にウクライナはどんなに不利でも死守に拘って増援を送り続ける
マリウポリ、セベロドネツク、バフムトなんかが代表例
ロシア軍って死傷率が70%超えても命令ない限り撤退も降伏もしないですよ。
そういう体質なので。
なのでリマン死の街道みたいな馬鹿なかとになるわけで。
前々から思っていたけど君はもう少し根拠のあることを言えないのか
無根拠なプロパガンダを垂れ流すだけなら俺に返信つけないでほしい
ブーメランじゃ?
” ”なんてふざけたハンドルを使用している人間が他人とコミュニケーションをとろうとしているのがビックリだよwww。
>死傷率が70%超えても命令ない限り撤退も降伏もしないですよ。
撤退命令が出てるという話なのに矛盾してて草
軍隊なら命令が無ければ撤退しないのは当たり前のことだと思うんですけどー…命令無しで勝手に撤退しちゃうような素人の集まりが比較対象にいるってことなんですかね?
>>これまでのロシア軍の戦い方はウクライナ軍と違って死守的な命令は少ないので
これはちょっと疑問ですよ。ロシア軍の戦い方はリマンとかで死守命令出して部隊が壊滅したこともあったので、普通に損耗して撤退した可能性も高いです。どちらも100%は言えないですが。
それにウクライナはあまり死守はしてなくて、リマンのロシア軍みたいにホンモノの死守で死ぬまで戦ったのはマリウポリくらいかと。バフムトも結局包囲されずガチで危なくなったら普通に撤退しましたし。
こう考えてみると両軍とも意外にホンモノの死守は多くない。
リマンで死守の結果壊滅したロシア軍が存在するなら後の攻勢でクレミンナは抜けてたでしょう。
壊滅したというソースはありますか?
リマンのロシア軍は退路となった道路一本を残して包囲されていたので撤退時に相当の打撃を受けた
イギリス国防省等の分析で深刻な損失と表現されていましたね
酷いこうけいの映像も出てましたね。
一般メディアでは放送コードに引っかかったのか出てこなかったと思います。
あと動員から7日しか訓練していない兵が派遣されてたのと、泥濘の始まりの季節だったと思います。
予想に反してそれが功奏してウクライナ進軍が止まったのかもしれませんし、攻勢限界に達したのかもしれません。
例えば、動員7日目で戦場にというのは、ウクライナ軍なんですよ。ロシア軍ではまず、あり得ないのです。
そもそも、ロシア軍は今に至るまで一般人の動員はやってないのですよ。
ありがとうございます。
昨年秋のリマンの戦いではウクライナ側はスペツナズを含むロシア軍主力を包囲殲滅、ロシア側は予備隊の反撃により撤退路を開き大部分は撤退に成功と主張していたと記憶しています。
(元々どれくらいの戦力が殿だったのかは不明ですがBARS予備隊とルガンスク民兵1000~4000という試算が多かったように思います)
しかしその後のクレミンナ攻防でウクライナ側のハリコフ攻勢は更なる戦果拡張に失敗したので、主力の殲滅に成功したというウクライナ側の主張には疑問を持っています。
バラクレヤ~イジューム~リマン攻勢がクレミンナ前面で最終的な停止した事に関しては、あの時点でウクライナ軍は攻勢の限界を迎えていたというのが私見です。
リマン戦自体が、オスキル川以東のロシア軍のパニック的な潰走という予期せぬ状況に乗じた追撃の側面があり、物資の集積等の事前準備の範囲を越えていた事と、ドネツ川・オスキル川を渡河しての重装備の推進が困難だった事、不期に戦線が長く延びた事による兵力密度の低下が、戦線を今見る線に定着させたというわけです。
つまり、あの時ロシア軍がクレミンナ前面に配置した部隊は、攻勢終末期の先細った尖兵を撃退すればよかったわけで、そこにことさらに有力な実体を仮定する必要はありません。戦史でも、掻き集めた応急部隊でその場を乗り切るようなエピソードは幾らでも出てきます。
リマン攻防の最終局面の状況と当時の視覚情報等を考えると、あの時ロシア軍が大損害無しに離脱出来たとはちょっと考え難いですね。
基本的に、軍隊は前に進めば進むほど戦力は減勢して行くものだという感覚は、頭の隅に留めておいて損は無いですよ。
リンク
BBCと協力してロシア軍のウクライナにおける損失数を集計している独立系ニュースのメディアゾナの集計では、リマン戦のあった9/10から10/2までの総損失は1050人程度です。
戦争の他の時期と比べて特に多いわけでもないので主力に大損害を被ったという主張は疑わしいです。(この時期はヘルソンやドネツクでも激しく攻防がありました)
攻勢限界に近づいていたため主力は取り逃がしたというのが真相に近いのでしょう。
当時ロシア主力はヘルソンにいて、ハルキウは精鋭抽出後の2軍で数も少なかったとされていました。
ウクライナは逆でハルキウが一軍クラスで、ヘルソンが二軍クラスただし兵数は少なくないとされていたと思います。
そう言う意味で、スロビキンの判断で無傷に近い撤退ができたことで、その後のロシアの攻勢まで説明できると思います。
その統計のタイムラグはどうなってるんですか?
例えば:2月に発見した死者を先月の○○での戦いで戦死したものとして1月に加算するような統計の取りかたをしてないなら、10月の損失の多くはリマン含むウクライナの電撃戦の結果が遅れて出てるとも言えるのでは?
今年の元旦に発生したハイマースに建物を吹き飛ばされて動員兵が多数死傷した事件は1/1の動員兵のグラフではっきりとわかります。
ロシアの損失で最も割合として多い囚人兵はバフムトの戦いが激化した時期から急激に増えています。
つまりタイムラグはほぼないと見ていいでしょう。
開戦初期の空挺部隊や特殊部隊の大きな損失も傾向として明らかです。
しかしリマンの戦いで主力が壊滅した傾向は読み取れません。
なるほど確かに4月(キーウ撤退前後)と1~2月(冬季攻勢)に関してはコンスタントに集計されてますね
ー
ここまでのツリーを呼んだ感じ「主力」という言葉が独り歩きしてる感じはしますね。主力=戦力の核をヘルソンに回したから留守になったハルキウを一気にウクライナに攻められたシチュなので。
リマンに関してはドイツのbild紙のジュリアン記者が戦車や装甲車などが連なって撤退している空撮映像を提示して
主力が損害を受けずに撤退してると説明してましたね
実際に後に撮影された同じ場所では汎用車両や民間車両の残骸は転がっていましたが
その時に通過していた戦車などの残骸は確認されませんでした
返信ありがとうございます。もし「死守」という言葉に何か反感をもたれたのでしたら、別の言葉に変えようと思いますが、
とにかく戦況を見ていると、ロシア軍はわりと早めに撤退させることが多いですね。弱いくらいです。
例外は、ハリコフ方面のウクライナの反撃の最終地点近くのリマンやイジュームの方で、やっと捕まったというか逃げおくれたというか、三方を囲まれた撤退作戦等がありましたが、撤退命令があったが、東部の民兵や特殊部隊が粘ったようです。
それに比べてウクライナ軍は、セベロドネツクでもバフムトでも、三方を囲まれてからも、どんどん増援や補充兵を送り込みます。
バフムトの市街戦のワグネルも100人殺したら翌日には100人の補充兵が現れるといった具合で、その間にワグネルも少しずつ削られていきました。ロシアの正規軍ならもたなかったと思います。
バフムトもセベロドネツクも、逆にロシア軍なら包囲の危険性が出たら、かなり早い時期で撤退したでしょう。ウクライナ軍の強さとロシア軍の弱さと言えるかもしれませんが。
例えば、マリンカやアウデイーイウカのウクライナ軍も同じような戦い方をしています。ウクライナ軍は部隊の損耗が大きくなれば交代させています。そしてどんどん補充兵を送り続けています。
バフムトもセベロドネツクもマリンカもアウデイーイウカも、ロシア軍からは死守的な戦い方ですね。
ロシア正規軍の方はワグナルのような勇敢な損害を厭わない攻撃はできませんし、完全包囲して殲滅する兵力もありません。
ロシア軍は一方を開けておいて退却させるのが、自軍にも一番損害が少ないという戦い方です。それで砲撃中心で、威力偵察を出すという戦い方をだらだら続けています。
私はセベロドネツクの「死守」も無茶だと思っていました。しかし、ウクライナとロシアの違いの原因は、現状では、兵士の数がウクライナ軍の方が何倍も多い点と、兵士の供給がウクライナ軍の方がずっと多いことにあると思います。
供給については、ウクライナの方はずっと総動員を続けていますが、ロシアの方は一部の予備役召集はありましたが。志願兵中心なので供給量が違います。
> 三方を囲まれた撤退作戦等がありましたが、撤退命令があったが、東部の民兵や特殊部隊が粘ったようです。
これは逆の認識です。
西側メディアを参考にしていたら、この認識にはならないと思われます。
死守命令があったが東部の民兵や特殊部隊以外は逃げ出して総崩れになりかけ、東部の民兵や特殊部隊が最後まで踏み止まり、その結果止まった特殊部隊全滅してしまった。
これが当時西側メディアが報道した内容だったと思います。
何かの記念日だったかプーチンの演説だったかの日までは死守せよとのプーチンからの厳命だともメディアは頻繁に主張してましたね。
ロシア側メディアでは逆の報道だったのかもしれません。
あとウクライナはセベロドネツクでは、それほど長い間踏みとどまっていられなかったと記憶しています。
ロシアのロンクレンジの砲撃が酷くウクライナだけが損耗する状態になって兵の命を守る為に引いたとゼレンスキーは言っていたと記憶しています。
ロシア軍の場合は、そこくらいですが、逃げおくれたわけで、そのために三方を囲まれての退却中に損害を受けました。
ウクライナ軍の場合は、セベロドネツクに限らず死守命令的な戦術が強いです。セベロドネツクは、無理に死守させたので、ウクライナ側に帰還できた兵士の場合は、夜間に川を泳いで渡って逃げるのに成功しています。
なんで親宇派の自分が擁護するのかですが、全滅した特殊部隊隊員は逃げ遅れた訳ではなくなく、プーチンの死守命令を墨守した訳で、それほど士気の点でもレベルが高い軍隊だったのだと思います。
死んだ英雄的部隊員の名誉の為にも言っておきたいと思います。
あれはプーチンの指示や記念日などを目的とした死守ではありません
オスキル側以西の部隊はオスキル川の川幅が狭いオスキルより南のルートから撤退していたために
リマンを失うと撤退路も失うという状況にありました
これらの部隊が撤退を完了するまでリマンを死守していたという戦略的な動機があります
兵士の数というよりは物量(砲弾や火砲・戦車の数)で勝ってる相手に攻められてるウクライナ軍と、相手の領土に攻め入っているロシア軍という立場の違いが大きいと思う
ウクライナ軍は、要所要所で粘って時間を稼がないと万全の体制を整えた敵に蹂躙される運命であり、ロシア軍は逆
川沿いの谷間の集落に対して高台から撃ち下ろせるポジションだったので、側面から戦力を出来るだけ削る為に残っていたのが、孤立化を防ぐ為に早めに突出部からは後退したという所でしょうかね?
スタロムリニフカ北方の地形が判りませんが、進路はいずれにしても川沿いで低地でしょうから、それに対して次の防衛戦はロシア側には作り易いのかもしれません。
ようやくリヴノピリが落ちたか
ロシア軍としてももっと引き込まれてくれないと困るんだ
リンク
現地のウクライナ南部の気象状況は数日間のまとまった降雨により地面は再びぬかるんでいると思われる。今後7日間は更なる降雨が予想されロシア側の航空支援やドローンの優位を相殺できるが機甲部隊による機動作戦は不可能に近い。
悪天候と闇夜に紛れて軽歩兵や軽装甲部隊を浸透させるウクライナ側の得意とする戦術を発揮しやすい環境にはなるが、重い西側装甲車は足手まといになる。
なおレオパルト戦車とブラッドレーを装備する最有力の第47機械化旅団はオレホボ方面に展開したままだがここ最近はそれほど積極的に攻勢作戦を実行していない。
もともとの反攻作戦計画の主攻方面の主力は、やはり切り札であるレオパルト2A戦車を装備する第47独立機械化旅団と第33独立機械化旅団で、縦深陣地を突破し、トクマクに至る・・、というものだったのでしょう。
しかし最初に突撃路を啓開するはずの野戦工兵部隊が真っ先に大損害を受け、敵前で立ち往生してしまった前衛部隊が、Ka-52戦闘ヘリやらなにやらの攻撃、砲撃、爆撃の滅多打ちで大きな損害を出したのかもしれません。
今のウクライナ軍は歩兵を攻撃の中心、主力にせざるを得ない、というような状況にも思えますが、ここで切り札であるはずの西側装甲車が重い、遅い、でかい、目立つ、足手まとい、むしろ邪魔、と言われるのも、わざわざ無理をして供与した国からすれば非常に残念な話でしょう。
両戦域でFEBAに接触しつつありますね
ここからが本番か
ウクライナ軍はロシア軍の兵站への攻撃を継続し
ロシア軍が実力を発揮できない状況を作り出そうとしていると思われ
逆に言えば、ロシア軍の兵站にまだ余裕があるうちは反撃は停滞するでしょう
問題は、ロシア軍の余力を削り、局地的にでも
軍の機能不全を引き起こす所まで持って行けるかでしょうね
いまの所はロシア軍の余力は読めませんが
プリゴジンの乱は大きな内戦とはなりませんでしたが
状況に楔を打ち込む隙程度にはなったようで
バフムート方面でもウクライナ軍が前進したようです
ウクライナ軍の多方面同時作戦はひょっとしてロシア側の兵站逼迫を狙ってのものなのでしょうか?
ロシア側の補給路がめちゃくちゃ分散しますし
ロシア側ってストームシャドウとハイマースは結局対策できてないのかね。
そうだとすれば、
このまま兵站、砲兵が削られ続けると時間が経つにつれて守備力は落ちていくだろうし、
そういうのもあって前哨陣地で積極的に反撃に出てるんじゃないかと疑ってしまう。
素人考えだけど。
残念ながら電子戦でかなり対策されててそう上手くいってない
ストームシャドウについては100%成功とレズニコフだったかが前言っていた。
ロシア側後方要地でかなり派手な爆発映像が毎日のようにアップされている。
ロシア側もストームシャドウで攻撃されたと表明している。
ストームシャドウについては慣性誘導でかなりの精度で的に当てることができるそうです。
そのことも西側メディアで報道されています。
そうなると電子戦は効きません。
> 慣性航法装置(かんせいこうほうそうち、英: Inertial Navigation System, INS)は、潜水艦、航空機やミサイルなどに搭載される装置で、外部から電波による支援を得ることなく、搭載するセンサ(慣性計測装置、英: Inertial Measurement Unit, IMU、Inertial Navigation Unit; INU, Inertial Guidance Unit; IGU, Inertial Reference Unit; IRUなども使用される)のみによって自らの位置や速度を算出する。
先のチョンガル橋もストームシャドウによるものとされていますが、4発の発射のうち2発が着弾したとされており、2発は迎撃されたと見られています
ですので、残念ながらストームシャドウが100%攻撃成功というのは眉唾ものだと思われます
完璧な兵器など存在しないのです
阻止攻撃については
そもそも大軍であるウクライナ軍の方が物資必要量が多い
攻撃機材がロシア軍の方が質量共に多い
電子戦機材がロシア軍の方が質量共に多い
索敵機材がロシア軍の方が質量共に多い
からロシアの方がはるかに優勢であって兵站を消耗させてロシア軍を弱体化させて突破なんて都合のいい話は実現性に乏しい
そもそもそれが不可能だから黒海沿岸の輸送路を脅かして南部を遮断しようって攻勢計画なんだから現状でそんなことが達成出来るなら本末転倒だ
> 攻撃機材がロシア軍の方が質量共に多い
量はともかく、質はウクライナが圧倒してると思うけど。
ジャベリン、ハイマース、ストームシャドウ、西側戦車、歩兵戦闘車・・・。
量も爆撃で砲のロシア側損失が多く、砲弾や燃料もかなり爆破されている映像が多く上がっていて減っている状況でない。
ただ破壊できても、全て破壊してゼロにするのは難しそう。
ヘルソンでもゼロにはしぽれなかった。
そもそもの最初の時点での火砲の保有数がロシアはウクライナの20倍でして。
ちょっとやそっと前線で精密誘導弾で破壊しても、後から後から湧いて出て来るんですよ。
はっきり言えば、ロシアの火砲を西側兵器でちまちま潰していたら,対空ミサイル同様消耗戦で西側兵器の在庫が尽きて負けます。
特に厄介なのが122ミリ榴弾砲ですね。
これは152ミリより一回り小さく、原始的かつ単純な半世紀以上前の武器ですが。
陣地築城済みの防衛戦に限り,移動出来ないデメリットや射程が短いデメリットは無視できます。敵が自分から接近してきますからね。
そして打ち出す弾は戦車砲並みの120ミリクラスですから,破壊力自体はかなり高く。
射撃支援の電子装置が何も無いのは、防衛戦の場合は事前に電卓で付近の主だった射撃先への発射諸元を計算しておけばヨシ、で。
これを偽装して散開陣形を取られると,ウクライナ側としては如何ともし難いわけですね。高価な誘導砲弾で破壊するには安過ぎる兵器だが、無視するには強力過ぎる兵器です。
こういうヘンテコなミスマッチが各所で起きているのがこの戦争のポイントですね。
超高価なM2に乗って颯爽と駆け付けた西側装備の歩兵が降車した瞬間に地雷踏んでリタイアしていく動画を見ると,なんだか切ない気持ちになりますね。
陸上自衛隊でも軽量で射程の長い120mm迫撃砲を増やしたりしましたからね。下手に大口径にして砲身長くして、重くなって、移動が難しくなるよりは、多少、口径が小さくても射程が短くても、軽量で移動が簡単な方が、総合的には使いやすい、という場合も多いでしょう。
122mm砲の砲弾なら、152㎜砲の砲弾より、生産しやすくて、安くて、補給が少しは楽というのもあるでしょう。
偽装、分散、移動などで、敵に先に発見されにくくすれば、射程が多少短くても、致命的なハンデにはなりません。もちろん門数が多ければ一斉弾幕射撃による命中精度も上がり、、射程が長くて、数が少ないよりも有利な場合もあるでしょう。
たかだか数両の西側高級兵器があろうと全体からすれば少量
そもそも供与されてる西側兵器が必ずしも東側兵器より性能がいいかっていえばそんなこともない
そりゃロシア国内があの体たらくでは 士気も下がるよね。
当分ワグネルは使い物にならないし。
兵力の足りない前線では混乱でするでしょ。
プーチンの求心力も低下する一方。
ロシアの戦術的には士気はそんなに関係ないでしょう。すでに督戦隊が確認されてますし、士気が低いなりに使い潰すノウハウも豊富でしょうから。
督戦隊は士気が下がらないものなんでしょうかね?
まあそれで昔モスクワ防衛しとるんで・・・。
モスクワ防衛なら督戦隊の数も揃うし、進んでも逃げてもタヒぬならせめて祖国を守って…というムーブを選ぶ兵もそれなりにいそうだけど、侵攻した他国の最前線で同じ事が出来るかなぁ…。
少なくとも「後退時に死んだ振りからの投降」ってモスクワではまず無理なギャンブルコンボの成算が立つだけでも全然話が違いそうだけど。
真面目にやってる兵からしたら反乱が起こること自体、戦況への不安や離反への感情なんかで士気は下がるし、いやいややってる兵士からしたら反抗の芽が一つ消えてしまったのでモチベはやっぱり下がる。しばらくは士気に影響が出るのは避けられんでしょう。ウクライナは思ったよりあっけなく終わってがっかりこそすれ、士気にプラスの影響は確実に出るだろうし、無理攻めにならない程度にこの気に歩を進めたいところか。
本題からは外れるのですが、先程プリゴジン氏の音声メッセージがテレグラムに発表されました。
おそらく場所の特定を避けるために画像なしにしたのでしょう。
要約の英訳がMeduzaで読めます。
リンク
さすがは童話作家を目指しただけあって、特に最後のパラグラフには感心させられました。
>>我が国には深刻な治安上の問題がある。我々は、進路に立ちはだかるすべての軍隊を阻止することに成功した。24時間以内に、我々は2022年2月24日のロシア軍の出発点からキエフまたはウジホロドまでの距離に相当する距離をカバーした。このことは、もし特別軍事作戦の最初の攻勢が我々のような部隊によって行われたなら、おそらく1日で終わっていただろうことを示している。我々が示した組織のレベルは、ロシア軍の組織のレベルであるべきだ。
(中略)
>>我々は、2022年2月24日に何が起こるべきだったかについて、マスタークラスを行った。我々の目的は、多くの人が言うように、現政権と合法的に選出された当局を転覆させることではなかった。ロシア兵の血を流さないようにするためだった。
英雄プリゴジン早く帰還してくんねぇかなぁ
クーデター問題再燃させてウクライナの側面支援して欲しい
汚職庇護者のショイグがFSBに取り調べを受けているようだから、弱いロシア軍が是正される可能性がある。
この点だけでもプリゴジンはロシアにとって救世主になるかもしれない。
ワグネルが今後ロシア軍支援しないことは痛手だろうけど、ロシアが自ら決めたことだから仕方がない。
うーんそもそもプーチンが汚職まみれなショイグを使い続けて来た訳で…(甘い汁吸わせとけば自分には逆らわないから)
流れ次第ではプーチン政権自体の体質問題になりかねないかも。
しかしそれを言い出すとウクライナ側の汚職も相当なモノですから。というかロシアとウクライナの人にとっては汚職は「極々自然にそこにある自然の一部」レベルに当たり前なので、大した問題にならないですよ。その大した問題にならないので社会全体が見過ごしている、ということ自体が大問題ではあるのですが。
素朴な疑問です。ショイグ大臣とゲラシモフ参謀長は、どうなってるのでしょうか?
未確認の情報ですが、ショイグはFSBに取り調べを受けているそうです、これも未確認ですが汚職か横流しの嫌疑だそうです。
ロシアの要人なんて、この嫌疑でいつでも引っ張れるだろうに。
プリゴジンへの感情。
アニオタ→パトレイバー2
軍オタ→御所巻き
ロシア人→源義経
ロシア人にとっては、判官びいきの対象なんだろうなあ。
ロシア人に判官贔屓はないような気がする。
ロシア人は弱いやつ嫌いらしいし。
プーチン強がっていたけど弱いじゃん。チワワみたいにブルブルして逃げてった。→プーチンふざけんな!!
プリゴジンいつでもモスクワ制圧できるけど大義の為中止。プーチンより強い→プリゴジンブラボー!!
今回はロシアメディアやSNSで情報拡散しちゃってるからプーチンごまかしようがない。
ブラッドレー30両とストライカー25両が更に供与されるとの話がありますね。
前の供与と合わせるとブラッドレーは45両、ストライカーは35両がウクライナに供与されます。
損耗分以上の供与になりますな。
ルカシェンコ、行方不明(トルコ?)
プーチン、詳細不明(サンクトペテルブルク?)
プリゴジン、行方不明(ベラルーシ?)
ショイグ、行方不明
カディロフ、詳細不明(モスクワに向かう途中渋滞に巻き込まれて以後行方不明)
ゲラシモフ、行方不明
こんなツイートが流れてきて、吹いた。
ロシア兵、こんな状況で戦争させられて可哀想。
キーウやその他の都市で、ウクライナが追加動員している話(6月下旬:10万人規模)を聞いたけど一体どうなってるんだ?
何故かウクライナも歩兵主体の肉弾戦術になってて損害が大きく、前進も遅いらしいが、何故そんな戦術を取る?
大量のM2ブラッドレーを突っ込ませれば戦線突破は難しくないだろ、M2は対戦車地雷、ミサイルへの防御力が高く、車体が壊れても乗員は殆ど無傷だそうだ、それを使わないのは何故?
ザルジニーも姿を見せないし、ゼレンスキーが余計な口出しをしてそうで心配
実際にはウクライナは開戦以降ずっと総動員体制で人海戦術を続けているし、期待されていた西側装備の部隊の突破は失敗して元の歩兵戦術に戻ってようやく多少は拠点の制圧に成功してる
M2ならやられても乗員は無事、なんて話は今回の攻勢初期の突破失敗の衝撃を弱めるためのプロパガンダにすぎない
俯瞰してみると。
ロシアがアメリカ式の電撃斬首作戦をやろうとして失敗して。ウクライナが西側装備の突破作戦やろうとして失敗して。
結果、ロシアが大量の火砲を並べる20世紀の火力戦術に先祖返りし。ウクライナはコサック以来の伝統の勇猛果敢な歩兵突撃主体に戻ってしまい。
結果として,世界で最も人が死ぬ東部戦線の再来になってしまっているのを見るに、「歴史は何度でも繰り返す」という格言をしみじみ噛み締めますね。
両軍の捕虜が同じように「上が何を考えてるのかさっぱりわからない、俺たちはわけもわからず連れてこられて支援もなしに戦場に放り出された」と言っているのは、多分両軍の真実なんでしょう。
ザルジニーも姿を見せない、とは
1週間ほど前に前線視察をしている映像が出ていたが・・・
それは反攻開始前の奴でしょ、負傷してから姿を見せないから騒がれ出して、
あわてて出した映像がそれだから余計に怪しい。
頭部に重傷を負って手術したとなれば前線視察出来る状態ではないよ
>それは反攻開始前の奴でしょ
6月21日に投稿された動画なので反攻開始後の動画ですね(防弾チョッキにベビーヨーダが付いている)。
>頭部に重傷を負って手術したとなれば前線視察出来る状態ではないよ
「ザルジニー総司令官が頭部に重傷を負って手術した」のソースは何でしょうか?
反攻開始後の映像ですよ
そもそも騒がれ出して慌てて出したと言うには時期がおかしいですね
ロシアが負傷説を言い出しのは一ヶ月は前の話です
>M2は対戦車地雷、ミサイルへの防御力が高く
ミサイルはいいんですけど、底面からの攻撃に強いってどこ情報ですか?
安価なIEDにやられまくって、MRAP緊急調達なんてのがあったわけで。
「ウクライナが追加動員している話(6月下旬:10万人規模)」は間違っていますよ。
ウクライナは昨年2月の段階で国民総動員令を発効しています。
発効後は何回も国民総動員令を延長していますが、今回も5月下旬に再延長が決定したので、動員に関する書類を再提出するように国民に命じただけです。
「10万人規模の追加動員」は親露系のメディアが騒いでいるだけですね。
年齢制限を18に引き下げるみたいだし、実質追加動員でしょ。
10万は予測だろうけど、今の状況考えたら上回っててもおかしくはない。
恐らくかなり大きな人的損失が発生してるね、損害に関しては
ウクライナは本当の事言わない事多いし。
ウクライナの国民総動員令は当初から18~60歳を対象としていますが。
10万人動員の根拠が何も無いですし動員数を語ることは出来ないと思います。
どっちもちょっと違う
現在の戦時動員が元から18歳なのはそう
ただウクライナには戦時動員と別に平時兵役の制度が今も生きてて制度上兵役対象者は動員できない状態だった
この兵役対象者の上限年齢を引き下げて動員対象者を増やそうっていうのがこの前決まった話
相応に人的資源の枯渇が進んでいるのだろう
「年齢制限を18に引き下げる」は明確に間違いでしょう。
そして平時兵役も動員されて軍の基地で訓練を受けます(前線には送られないだけ)。
当初の平時兵役の対象年齢は18~27歳でしたが、兵役年齢の上限を25歳に引き下げます。
大半の若者は22~24歳で兵役を終えるのと、戦時動員がある戒厳令下で27歳までの若者に兵役を課す必要はないというのが理由ですね。
今までの平時兵役の制度が非効率的だっただけかと。
期待より進展が遅いのかもしれませんが、ちゃんとやってるという印象ですね。
このまま大きなミスなくコツコツがんばれば、そのうち相手のミスに漬け込むチャンスもでてくるでしょう。
侵攻が大変なのなんかロシア軍の正規軍を見てりゃ分かるでしょう。リマンみたいな総崩れにでもならない限り、そんな簡単に無人の野をいく様な事にはならない。むしろ3週間程度でこんだけ進んだらそれなりですよ。
ロシア軍が凄いからという人がいるが、そのロシア軍がろくな装備のなかったウクライナ相手に侵攻であんだけ時間を食って苦労していたのだから、ロシアを真に評価するならばこれだけ進めば大したものだというのも分かろう筈です。
あと、全てを同一条件でそろえようとする人も多すぎる気がしますね。戦線なんですから、それぞれで内容が異なってしかるべきです。つまり、予定通りに整然と下がれた地域と、甚大な被害を蒙って退いた地域と、孤立を恐れて勝手に逃げた地域がそれぞれあるのでしょう。ボロ負けばかりとか、全てが計画どおりとかの方がむしろ奇妙な話ですね。
プリゴジンだけでなく他のロシア側識者も指摘していますが、国防省の公式見解的には全て予定通り目論見どおりとしか言わないだけですね。リマン的な状況は避けられていますが、そこまでお気楽な流れでもない様です。
実際の所、中途半端な所で押し返しを試したりもさせられてますので、機動防御を主体に有利な場所に下がっているという話も話半分といった所だと思います。
もっと大胆に下がる事が出来た筈ですが、下がる距離が本国への報告上で問題になってる感じですね。五十歩百歩という言葉がありますが、ロシアではことわざとは逆に問題になってしまうのかも知れません。
まあロシア軍を雑魚雑魚言い続けてたのもウクライナ系メディアだし、
いざ反攻始まって実態と違ってたら、そりゃ文句は出ますよね
実際ロシアの押し返しは効果的で今回のリヴノピリにしても川沿いの攻撃が何度も失敗しているからこちらを攻めざるを得なかったわけだけど、話半分なんて疑う余地あるのか?