ドイツのショルツ首相は21日、侵攻前に行われたロシアとの首脳会談で「鹿げた考えに取り憑かれたプーチンはベラルーシとウクライナが独立した国家であってはならないと主張してきた」と明かし注目を集めている。
参考:Scholz: „Die Nato war für Russland niemals eine Bedrohung“
プーチン大統領はウクライナを数日~数週間で占領した後、ベラルーシにも時期を見て侵攻してロシア連邦領に編入するつもりだった
ショルツ首相は連邦首相府(首相官邸に相当)のオープンデーで「ロシアの安全保障に関する利益や懸念についてNATO加盟国が真剣に耳を傾けなかったためウクライナ侵攻を招いたのではないか?」と質問され、受け入れがたい不合理な理由でプーチンは戦争を開始したと反論した。
ショルツ首相は2月15日に行われたプーチン大統領との会談で「ウクライナのNATO加盟を今後30年間は取り上げないと約束したが、馬鹿げた考えに取り憑かれたプーチンはベラルーシとウクライナは独立した国家であってはならないと主張してきた。随分前からプーチンはウクライナ侵攻を計画して少なくとも1年前に侵攻を実行すると決断していた」と説明して注目を集めている。
ウクライナの諜報機関も「2020年の大統領選挙でルカシェンコ大統領が再選に失敗して親欧米政権が誕生した場合、プーチンはベラルーシ侵攻する予定だった」と今年5月に暴露しており、簡単に言うと「演習という名目でロシア軍を派遣、所定の位置に配備が完了すると一斉にベラルーシの主要都市を抑えて国を乗っ取り親露政権を樹立する」というもので、実際にロシア軍は投票日の3日前にベラルーシ国境近くに展開、ルカシェンコ大統領もベラルーシ軍を国境近くに移動させて対抗したため当時の海外メディアは「前例のない緊張感に包まれている」と報じていた。
しかしルカシェンコが再選に成功したため「ロシアは侵攻作戦を実行に移さなかった」とウクライナの諜報機関は述べており、恐らく言いなりになるルカシェンコ大統領が統治するベラルーシの侵攻順位が下がり、ウクライナ侵攻の侵攻順位が繰り上がったのだろう。
もし「ベラルーシとウクライナは独立した国家であってはならない」という話が本当なら、プーチン大統領はウクライナを数日~数週間で占領した後、ベラルーシにも時期を見て侵攻してロシア連邦領に編入するつもりだった可能性が高く、ルカシェンコ大統領が統治するベラルーシは「ウクライナのお陰で独立を保っている」とも解釈できるので何とも複雑な気分だ。
Bei einem Rundgang von Bundeskanzler Olaf Scholz (SPD) im Garten des Kanzleramts zogen zwei Aktivistinnen am Sonntag plötzlich blank! https://t.co/Mg7hXSd10i
— BERLINER KURIER (@BERLINER_KURIER) August 21, 2022
因みにショルツ首相は連邦首相府のオープンデーに行われた会見中「ロシア産天然ガスの禁輸」を訴えるトップレスの女性2人に挟まれ、別の意味でも世界中から注目されている。
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※アイキャッチ画像の出典:President of Russia
最後のおまけが面白すぎてベラルーシはまいっかとなりました。
最後の写真わろたw
何を思うしょるつさん
ベラルーシもウクライナも独立を許さないとかいかれてんな。
安倍元総理の事を考えると、脇甘過ぎ。
3月1日にはウクライナの非ナチ化の達成とウクライナ・ベラルーシ・ロシアからなるノヴォロシア連邦の設置を宣言する演説(とロシア全土での祝賀イベント)が準備されていたなんて話もありましたから、何かしらあったのは確かなんでしょうね。ベラルーシに先に侵攻していたらどうなっていたやら。
ルカシェンコのおっさんの立ち回り見てると、現代の政治家というより戦国武将か何かに見えてくるなぁ。
まぁ彼も独裁者で大概な御仁なんだが、ウクライナ戦争が悲惨過ぎてその狭間で全力でクネクネして参戦回避してる彼にエールを贈りたくなって来たよ。
そんな真似されたらロシアからガンガン輸入しちゃうだろ!!!!
それはさておき、ベラルーシがロシアと緊張状態にあったのは知ってたけど、仮に乗っ取りを行ったとしてもNATOが助けたとは思えないんだが。ウクライナ侵攻初期に外交で躓いたから批判の矛先をロシアに必死で逸らそうとしてないか? ロシアが悪いのは確かだけど、今の時代、言ったことやったことは簡単には消せんよ(ブーメラン)
ていうかベラルーシって元々ルカシェンコが統一ロシア作る気じゃなかった?
やめたんだか延期したんだかはしらんけど。
ルカシェンコのベラルーシの独立を守ろうとする立ち回りすごいな
エリツィン時代にロシア·ベラルーシ連盟国なるものを設立して、ルカシェンコが初代大統領に就任する計画を目論んでいましたね。
プーチンの台頭で白紙にされたので、心情的には反プーチンなのは周知の通り。
あと、ルカシェンコ自身の民族的出自はウクライナ人とか。
ルカシェンコも単純な独裁者でなく、それなりに苦悩しながら祖国を守る厳しい立場なんですね
もしベラルーシが自由化して西側寄りを表明していたら、先にロシア軍に攻めこまれていたでしょう
ポーランドのヤルゼルスキ大統領も、自由化はソ連による侵攻の口実にされるゆえに強権体制を続けるしか選択肢がなかった述懐をしてますし
悪が本当に悪なのか、逆にその正義は本物か、後日の検証は必要でしょう
> ベラルーシとウクライナは独立した国家であってはならない
こんな理由で戦争を始めたのであれば、プーチンただ一人を排除すれば戦争が終わるのではないか?
ヒトラーが死んだからナチがレーベンスラウムをあきらめて独ソ戦が終結ってなるかなぁ
8/19にルカシェンコ大統領は、ベラルーシはウクライナを攻撃するつもりもなければ、ベラルーシ人を戦争に送り込むつもりもない、との談話を発表しました。
リンク
これはベラルーシで戦力を増強中のロシアへのメッセージでしょう。
でも、自国が次の生贄になるくらいなら、結局はロシアに加担するでしょう ー
ベラルーシはすでにロシア・ウクライナ戦争におけるロシア側の共同正犯扱いですが。
ウクライナの歴史と文化にプーチンは拘っている。
誰も止められない。
それにしてもウクライナの広さとウクライナの人口の多さはロシアが軍事進攻するのには手が余る。
況してやウクライナの西部は戦前はポーランド領だ。
最近ロシア軍の参謀がウクライナ西部は反ロ感情が強すぎるので占領はできないという。
これは奇怪な発言だ。
どちらにしてもロシアがどうのこうのウウクライナがどうのこうの言ってもよく分からない。
ロシア東部の人口はアジア系ロシア人を含めても数百万人だ。
戦後もその数はそんなに変わってはいない。
ウクライナと比較してここがロシア領と言うのが不自然である。
中国東北部とこの地域はアジア系ロシア人と漢人以外の中国人と満州人・モンゴル人・朝鮮人が歴史的にも文化的にも主役だ。
もし今回のウクライナの戦争に北朝鮮の人民軍が数十万人派遣されるような事態になれば、私はそうなるような気がするが、今回の戦争はヨーロッパとアジアの戦いに変化してロシア東部の政治変動も起こるだろう。
ロシア東部は各民族の自冶領に変化していくだろう。
韓国がポーランドに輸出する軍事兵器はポーランドの国民感情を知っているならば年内にはウクライナに届く。
プーチンがアジアを味方につけるのであればロシアが崩れることないだろうが
ロシアと中国の安全保障は国民レベルでは存在していない。
ロシア人が自分をヨーロッパ人と考えているのであれば将来は予測不能だね。
ごめんなさい。
全体の主旨が良く分からないのですが、北朝鮮が数十万人(過去の一部報道では十万人だけど)派兵することはロシア自身か否定していませんでしたか?
あとポーランドが購入する韓国製兵器をウクライナに供給する可能性は、限りなく低いと思いますよ。
ポーランドから韓国に最終使用者証明を発行しているでしょうし、政権が代わってもウクライナへの兵器支援に韓国が積極的に協力するとは思えない。
何よりもウクライナを支援したギャップを埋める目的で韓国製兵器を購入するポーランドが、自国の防衛力を弱めますかね?
これは機械翻訳か何か?
日本語が変すぎて何を言っているのか分からないぞ。