ウクライナ軍参謀本部はアウディーイウカ方面について「敵の攻撃は全て失敗に終わった」と主張しているが、新たに登場した視覚的証拠は「ロシア軍の前進」と「状況の悪化」を示唆、ウクライナ人が運営するDEEP STATEも「南側の工場地帯を失うのは時間の問題だ」と報告している。
参考:Ситуація на фронті сьогодні 19 листопада
ウクライナ軍がアウディーイウカの南側にある工場地帯を失うのは時間の問題か
ウクライナ軍参謀本部はアウディーイウカ方面について「敵の攻撃は全て失敗に終わった」と主張しているが、新たに登場した視覚的証拠は「ステポヴェと線路の間=Ⓐで交戦が続いている」「ステポヴェとコークス工場の間=Ⓑでロシア軍が足場を築いている」「コークス工場と線路の間=Ⓒにロシア軍が侵入している」「コークス工場=Ⓓがロシア軍の砲撃に晒されている」「アウディーイウカの南側の工場地帯=ⒺⒻをロシア軍にほぼ突破された」と示唆しており、残念ながらロシア人の主張通りに状況が推移している。
ウクライナ軍はステポヴェとコークス工場のラインを維持しているものの、当該地域の戦闘は線路の西側で発生しているため「ロシア軍は自由に線路を横断可能な状況」と考えられ、コークス工場もロシア軍の砲撃に晒されているため建物に取りつかれるのは時間の問題かもしれない。
さらに問題なのは一度も突破を許してこなかった「南の状況」で、ウクライナ人が運営するDEEP STATEは「敵は戦車、装甲車両、歩兵を投入して工場地帯の守りを突破し、工場地帯の西外れまで到達している。反撃は可能かもしれないが殆ど陣地は大きく損傷しているため工場地帯を失うのは時間の問題だろう」と、ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARも「アウディーイウカの南でロシア軍の前進が確認された。2014年以降占領状態にあった工場地帯に足場を築くことに成功し、ロシア軍は周囲に支配地域を広げている最中だ」と報告している。
他にも「ベゼルとアウディーイウカの間に広がるダーチャの一部をロシア軍が占領した」「アウディーイウカ南の突破口(南の工場地帯から見て西の地点)から前進した」という報告があり、街を守るウクライナ軍は北側だけでなく南側でも問題を抱えているのは確実だ。
もう森林地帯だけがアウディーイウカ郊外への接近を阻む要害で「短期間で抜かれることはない」と思うが、ここを突破されるとバフムート以来の本格的な市街戦に突入する。
因みにロシア人達も「ウクライナ軍によるホルリウカ郊外のテリコン襲撃」について首を傾げており、あるロシア人は「監視されているのにウクライナ人達は隊列を組んでテリコンに登ってきた」「このウクライナ人達は砲撃でふっとばされただけだった」と報告、事実かどうかは不明だが「既にテリコンの山頂はロシア軍の管理下だが無人なのでグレーゾーンに移行した」と主張している。
DEEP STATEもホルリウカ郊外のテリコンについては「詳細な状況については追加の情報が必要だ」と述べているため、恐らく状況を把握できていないのだろう。
関連記事:ウクライナメディア、アウディーイウカの危機は第2防衛ラインの欠如が原因
関連記事:アウディーイウカの戦い、ロシア軍がコークス工場への直接攻撃を開始
関連記事:アウディーイウカの戦い、ステポヴェ集落の北側地域をロシア軍が占領
関連記事:ゼレンスキー大統領、アウディーイウカでロシア軍を破壊すれば流れが変わる
※アイキャッチ画像の出典:АРХАНГЕЛ СПЕЦНАЗА Z🇷🇺
日に日にウクライナの状況が悪化してくな
ザポリージャでロシア軍が反撃するのも時間の問題では?
仰る通りです。
ウクライナ軍突出部は、正面兵力・予備部隊の拘束、正面装備の拘束・兵站部隊に対して、もの凄い負担になっているでしょうからね。
サポリージャ方面ですが、ウクライナは政治的に引くに引けないのでしょうが、結局どうしたいのか宙に浮いていますね。
ロシア軍の兵力&物量に押されてしまっているようです。
特にアメリカからの軍事支援がこのままだと予算が枯渇する状況ではウクライナ軍は節約するしかありません。
西側陣営の高価格・少数・ハイテク兵器に頼り切った装備体系は総力戦には不向きなのかもしれません。
西側だって「エアランド・バトル」ドクトリンに見られるように、ソ連軍より質の高い陸上兵器を整えつつも、
米帝のチート空軍による絶対的な航空支援を前提に迎え撃つという前提で元々軍備は整えていたからね。
初戦のへっぽこロシア軍を見て制空権奪取 or 航空優勢なしでもどうにかなると西側は思ったのかもしれないけど、
まあ結果はごらんの有様だよ。
本当に全部出し切って押されてるならまだしも、
ホルリフカ郊外テリコン攻撃やドニプロ川左岸渡河
(はするが電撃的な橋頭堡作成&後続本隊の渡河進軍はできない)
をやった上でこれなのが…
渡河部隊が本気でメリトポリまで打通してクリミアと飛車角交換の形にできたなら失策では無いのかも知れませんが…
ううむ
ロシア=物量のイメージがありますが、実のところ兵力ではロシア軍42万に対してウクライナ軍80万と倍近くも優越していたんですよ…
それにも関わらずロシア軍の反撃を抑えきれない&兵員のローテーションがままならないウクライナ軍の実態は我々の想像以上に不味いのかもしれません。
いくら兵士の人数、編成した部隊の数だけ多くても、その人数に見合った数の武器や弾薬、特に砲弾がなければ、それらの兵士は素手や丸腰の一般市民とまったく同じなわけです。
またたとえ武器だけあっても、弾薬、銃弾や砲弾がなくなれば、それらの武器はただの鉄の塊、オブジェや彫刻作品、張りぼてのダミーや風船のデコイと同じです。
初めから弾薬のない部隊が、すでに弾薬を消耗した部隊と交代しても、防戦の役には立ちません。避難できない一般市民と同じです。違うのは服装だけです。
スコップがあれば塹壕は掘れますが、銃弾や砲弾がなければ、できることは砲撃されたときに隠れるか、スコップで敵兵を殴る、敵の戦車や装甲車をスコップで叩くことだけです。
スコップ最強だな!
なお大日本帝國は竹槍を使った
竹槍は塹壕掘れないから
泥濘の影響で歩兵中心になるから完全包囲には時間がかかるだろうけど、包囲を待たずして市内の浸食が進んで行きそうだな。
徒歩なら道路使わなくても逃げれるからマリウポリのようにはならないだろう。
もう終わりだよこの国
どうにも止まらないですね。増援は既に撃破されたか立て籠もっているのか
アウディーイカ周辺はこれから氷点下の日が出てくる予想であり、恐らく降雪も始まると思われます
降雪は攻撃側のロシア軍が寄稿戦力を使いにくくなりますが、拠点防衛をしているウクライナ側にとっては補給が難しくなる側面があります
現状では増援・補給のほうが価値があるため、降雪は防衛側に不利になる可能性が高いです
また、更に降雪・凍結が進むと泥濘によって侵入できなかった箇所に機甲戦力が侵入できるようになるため、時間を掛けても不利になる可能性もあります
正直、現地の状況がわからないのでどっちにどのように天候が働くか、皆様のご見解をお伺いしたいです
まず北海道の陸上自衛隊の師団、部隊の訓練などは、みんな冬にロシア軍が、ロシア空軍の制空権下で攻撃してくるという前提で行っているわけで、冬になって雪が降ったらロシア軍の攻撃が止まる、などいう教育を受けている陸上自衛官はいないでしょう。
昔の満洲の関東軍でも冬の訓練を重視しており、日露戦争の旅順要塞の二百三高地でも、黒溝台の会戦でも、冬になって雪が降ったら戦闘が止まるということはなく、スターリングラードの戦いでも、モスクワの戦いでも同じです。
北海道の陸上自衛隊の戦車でも、冬の雪の中で訓練を行っています。大雪で部隊の移動速度が遅くなることはあっても、燃料がある限り止まることはありません。八甲田山の雪中行軍も、冬戦教、冬季レンジャーの訓練もまさに冬のロシア軍との戦いに備えて行われているのです。
ここ2週間くらい2-3日置に雨が降っていましたが、昨日あたりから最低気温が氷点下近くなり雪に変わり始めました。最高気温は6度ぐらいなので多分朝方に霜柱が生じて昼に溶けるというサイクルにより、そうでなくても泥濘みやすいウクライナは泥濘期の盛りになるでしょう。
ここ数年暖冬気味のウクライナは半世紀前と違って、12月以降も泥濘が続くのではないでしょうか。
バフムトに比べると現状通っている補給線の542号線は割としっかりした舗装がなされていますが、それ以外の農道は最低ランクルでないと走破出来ないでしょうし、路外の多くの畑や草原は泥の海でしょう。
なので542が閉ざされると補給は途絶して、半包囲状態のウクライナ軍は徒歩での撤退を強いられることになると予想されます。
>>ウクライナ軍参謀本部はアウディーイウカ方面について「敵の攻撃は全て失敗に終わった」と主張している
ウクライナ軍トップがこんなにも現実と乖離した主張して大丈夫なの???
有利な方が正しく詳細な情報を発信し劣勢な方が見苦しい言い訳じみたことを発表する。 おまけに冬季で都市の包囲戦ときた。なんか去年のソレダル攻防戦みたいで既視感ありますね、この状況。
ウクライナ軍が塹壕内の水を、スコップで掻き出す映像も出てきており、泥濘期が本格的になっていますね。
最前線の部隊は、過酷な状況が続いており、排水まで気にして野戦築城する余裕のない事が分かります。
一点気になる点がありまして。
アウディーイウカ後方の兵站戦、車両による補給物資の搬入などの映像が少ないように思えます(自分が見逃しているだけかもしれないですし、軍機かもしれないですが…)。
主要幹線道路・鉄道を巡る戦いが重要なのは、泥濘期でまともに使える道が少なくなる事が大きな理由の1つであり、そこを監視すれば継戦能力を観察する事ができます。
アウディーイウカに、補給物資は充分に届いているのか、少し気になっています。
補給路はボタ山から丸見えなので撃たれながらの強行突破だろうね。
それでも移動目標を完全阻止はできないだろうから直射火器の射程に入るまでは大丈夫じゃないかな。
勿論前線の要求量を満たすことは既にできなくなってはいるだろうが。
仰る通りですね。
ロシア軍のボタ山攻略、マスコミがボロカス言っていた事が懐かしく感じますね…(ウクライナ軍の奪還作戦も似たような方法でしたが…)
今後の趨勢を、見守りたいと思います。
これは確証出来ていない個人的な仮説なのですが。
ボタ山のような高地を取ることで、「ドローンの電波を中継するアンテナを立てられる」という効果があるのではないか,と。
すなわち、昔は観測所としての高地が重要だったのですが。
今はドローン全盛ですから、「より電波のゲインの良い場所こそが戦略的要衝になり得る」すなわち、見晴らしの良い高台に新たな利用価値が生まれているのかも知れません。
ちなみに、バフムートの頃とは違い。
いまや街道の上は昼も夜も24時間ロシアのドローンが偵察しており,移動する人や車両にランセット含めた爆撃ドローンが襲いかかって来るそうです。
補給の難易度が桁違いに上がっているとは言えそうです。
アメリカがウクライナに提供したスイッチブレードってどうなったんだろう、戦果を挙げたという話は全く聞かない。スペック上はランセットと同程度なので、ランセット並みには効果を発揮するはずだ。近年のアメリカ兵器あるあるで「他国の同等品と比べて高価」「生産能力が足りない」「実戦投入できない深刻な欠陥がある」なんでしょうか。
仰る通り、直上の攻撃がなくなればありえますね。
我々が思っているよりも、軍事的な価値のある可能性があると思います。
ロシア軍は、徘徊型ドローンの戦時量産体制を確立していますからね。
ロシア軍が攻勢・包囲している後方は、重点的に監視されているでしょうから、トラックなどで単純に物資輸送する事は難しくなっていると考えています。
電子戦などは恥ずかしながら全く知識がないのですが、冬季はバッテリーの寿命が減りFPV・観測ドローン・クワッドコプターなどあらゆるドローンの航続距離と稼働時間が減ると現地のテレグラムにてつぶやかれています。
冬季の季節性がドローン運用能力を左右するのは、バルジ作戦のドイツ軍のようで面白いですね。
電波に関して言えば、例えば我が国のような起伏の多い土地でどのようにドローン部隊を運用するのかについて興味があります。ウクライナやロシアで長距離巡航ドローンが活躍できるのはその平坦な地形に電波が邪魔されないという点が大きいと思っています。
ドローン戦は始まったばかりでどの国も手探りだとは思いますが、通信が電波である以上は電波の基本性質の影響を強く受けます。
・距離によって減衰する
・高周波は情報を多く載せられるが直進性が高く障害物に弱い 低周波はその逆
なので、ドローン偵察の場合はドローン自体が高所に浮いているので電波通信体としては良好な環境なのですが。
自爆ドローンは高度を下げて地表の敵に接近していくので、特に命中直前には非常に電波が悪くなり、それで最終誘導を画像認識にして自動化して命中率を上げていますが。
何にせよ電波が良いに越したことはないのです。電波さえ良ければ高精細な画像が手に入り,突入ギリギリまで目視でコントロールも出来るし、被害判定もより正確に可能です。
その点で,例えば高所に電波の中継機を置くことができれば、後方の安全な場所からより遠くにドローンを飛ばすことが出来ることになります。
砲撃観測がドローン化して高所からの目視観測なんて時代遅れになった、と思いきや。
やっぱり高所には高所のメリットがあって、歩兵は突撃せねばならないということなんですね。
自分は、あくまで一般論の理解です。
携帯電話でイメージすれば、世代が新しい電波程、(現状)到達距離が短くなっています。
5G電波は、通信速度が速く遅延が少ないのですが、距離が短く遮蔽に弱いです。
自爆ドローンに適した電波は、通信速度を犠牲にしても、距離が遠くまで届くものになります。
ここで、自爆ドローンの製造に戻るのですが。
自爆ドローン製造に適した電子部品が(半導体を含めて)、古い汎用品で充分という事に繋がります(安い方がコスパがよく強い)。
敵の攻撃は全て失敗に終わった
と言っているのだからロシア軍の発表をウクライナが流したしたんじゃないの()
犬の飯先生の心が折れているの見てああホントに挽回不可能なんだなぁと察してしまった。
……って彼は何者だったんだ
現地にいるみたいなポストを常にしてるけど何者なのか未だに分からないし聞いても教えてくれなさそう
犬のご飯というアカウントのことですか?
私はあまりツイッターもといXはあまり見ないので分からないのですが、彼?は信用出来る情報発信元なのですか?
あと、彼の発言を見るに心が折れているようには見えなかったのですが、そんなに弱気な発言をしておられるのでしょうか?
個人的な見解ですが、以前と比べて明らかに妄言や希望的観測が多くなりました。 最近の航空優勢云々なんか特にそうですね。あと必要以上に煽るポストも増えているので心の余裕がないのかなと。 まあ元から信用に値する方ではないですけどね。
見返しましたが弱音というレベルでした普段がアレだったのでつい、すみませんm(__)m
犬のご飯氏本人には…別に良いですよね
こんなにお返事ありがとうございます。
戦闘機が半年はやければ今頃スタビロスクを押さえていてメリトポリ楽勝だったとか言っているからイケイケにみえるけど。
てことは犬さんはF16が使える来年はウクライナが押せ押せになるということでしょ。
・ロシア軍はもともと兵士の数が少なく損耗に敏感である。
・東部の民兵の損耗は大きなくなっている。
・ワグネルはいない。
以上の条件から、ロシア軍はコークス工場の占領や市街戦を手早くやれるのだろうか。時間がかかるのではないか。
ロシア軍の立場にたてば、コークス工場などは市民がいないのなら、接近戦をせずに砲爆撃を徹底的に続ける方がいいと思うのだか。
ウクライナ軍の立場にたてば、郊外の旅団を含め、補給と補充兵の供給が大事だと思う。
私は、ロシア軍が、アウディー攻略は時間がかかるのではないか。と先にコメントしました。気になっていたので、返信で補足します。
それは、バフムトの戦いからの類推です。バフムト攻略との比較です。
しかし、戦争は何があるか分かりませんので、ロシア軍の攻略が早い可能性もあります。
もし、ロシア軍のアウディーイウカ攻略が早ければ、それは主にウクライナ側の原因ではないかと思います。砲弾と兵士の供給か?
もし、その場合は、この戦争の今後のきすうを考える上でも原因の検討が必要だと思います。
アウディーイウカは春の雪解けまで持ちこたえられるか微妙になってきた
ロシア大統領選挙の投票日は来年3月17日。
明らかにそれに間に合うようなスケジュールで猛攻している
ところで”ウクライナ軍が80万でロシア軍は40万だから兵力はウクライナの方が上だ”と言っている人がいますが
その80万ってウクライナ軍の総兵力で、ロシア軍の40万って侵攻軍兵力でしょ?
一緒に並べても意味が無いんじゃないかな?と思います
ウクライナは対ロシアのみで100万と自分は聞いたが?
間違ってたらすまん、単純に全土に兵を置く必要なく防衛線に90パー投入できれば80万を超える
徴兵しても帰れないウクライナ軍は大本営発表通りなら100万対10万未満の戦いになってるはずでは?
両軍の投入兵力には諸説ある上に信頼出来る公式発表が無いという前提はありますが、ウクライナ内で一定の権威があり今現在も政府から何らかの措置を受けていないDefense Expressを参考にするのであれば23年初頭時点でウ国軍は国家警備隊、国家警察、国境警備隊、ウクライナ治安部隊まで含めると最大で100万人となるそうです。
政治的な事情でロシア本国に攻め込めないが警戒はしなければならない防衛範囲の非対称性や、追認する形の法改正で域外作戦行動を可能としたものの政治的な綱引きが未だ存在するであろう郷土防衛隊(と地方政府及び民意)などのマイナス要素は確かにありますが、西側の諜報・観測支援があってなお侵攻の予兆が無い戦線に膨大な兵力を張り付けているとは考え辛いです。
少なくとも戦うだけであれば十分な支援が存在する上で22年の時点でウ国政府自ら”兵士は足りている”と動員の一時停止をアピールしていた以上、運用可能な兵力で劣っているというは考え辛いですし、そうであれば表に出していない何らかの事情があることになるかと。
ウクライナ支配地に残ってる人口は
推計で2800万人
もともと少子高齢化が深刻な国ですので
動員兵力は今の100万人規模が限度でしょう
報道が事実なら、女性や老人も動員してるようですが
この先、損耗分は純減に近くなります
長期戦で形勢有利になることは無いと言える
いや、ウクライナは、150万くらいは動員しているよ。
昨年の夏でウクライナの複数の指導者たちは、100万を越えたと言っていて、つい最近まで月に5万くらい動員していた。
(ただ、今年の9月くらいからウクライナの動員が急激に減少し月に1万くらいになったという複数の情報もある。戻ったかどうかはわからない)
とにかく、昨年秋にロシアが予備役の一部を召集するまで、ウクライナ軍の兵士はロシア軍の数倍で、その後は、2、3倍で推移していると思います。
日本の情報環境が、少数のウクライナ兵が人海戦術のロシア兵を撃退しているというイメージを作り上げていたので、その影響がずっとあると思います。最初に作られた観念は抜けないものです。
それに関して、ロシアでは兵隊は畑からとれるから人海戦術をやるというような発言もあちこちでずっとされてきました。
しかし、ロシアもウクライナも畑から兵士はとれませんよ。失礼な比喩です。しかも、もし強いてその比喩を使わなければならないとしたら、それはウクライナの方の動員方法なんですよ。
徹底抗戦を選んだ上でいよいよ厳しくなってくれば政治・経済的な影響に目を瞑ってでも徴兵対象の拡大,徴兵猶予や免除の縮小が(既に一定段階まで進んでいますが)実施されていくでしょうから、あくまで動員可能な兵力だけで考えるならまだ余裕はあるかと。
戦死者の家族(や家族を扶養している親戚)への徴兵猶予などは地味に大きいでしょうし。
ウクライナ支配地域人口2800万 現有兵力130万 死傷者49万 最大可能動員数746万
RYBARがRTVIって所から引用してたけど本当なんですかねえ・・・
ウクライナ国立科学アカデミーの人口統計・社会調査研究所は2022年初頭(占領地除く。文脈的には開戦前)のウクライナにおける総人口を4090万人、18歳から59歳までの人口を2350万人(21年のデータと比較しておかしな部分は無いように思える)としています。
22年以降の露軍占領地域における戦前の人口はまだ調べていませんが、UNHCRによる集計可能な国外難民数が630万弱であることや東部も人口密集地であることを考慮すると、現在ウ国が維持している国土における総人口が3000万を割ること自体は有り得るかもしれませんね。
同国の動員対象年齢層の人口性比は戦前で0.95前後らしいので、男性だけ見ても最大動員可能数はもっと多い気がします。
ウ国の制度上は兵役や戦闘経験の無い24歳以下は志願制(路上での召喚自体は合法)だったはずですが、その他にも各種徴兵猶予や免除.階級による年齢上限等の、その気になれば制度を変えて動員可能な層を除外するなどして最大限ウ国に都合悪く計算すれば800万弱になるのかもしれませんね。予測より多ければ気軽に動員出来るという訳ではありませんが、それはまた別件ということで。
集計外の動員対象になりうる国外避難民なども(ウ国内報道やここの過去記事なども含めて考えると)少ない訳ではないのでしょうが、国内の統計ですら完璧には程遠いであろう現状では推測しようがないのでなんとも……
死傷者は50万弱もあったら流石に今程度の苦境では済まないのではないかと。
全体的に見れば攻撃側不利な戦場の方が多かったということもありますし、露軍のそれを上回るということは現段階では無い気がします。
砲撃がロシア側の数分の一、爆撃も何倍もやられている、戦車などの車両も負けているという状況なので、ロシア軍の何倍もの死傷者が出てても何もおかしくないと思いますがね
泥濘期とその後の冬季にどの様に継戦するのでしょう。歩兵戦と思うのですが。
F16は戦闘機の消耗分の補填として必要かもですが、
M1は返却しては。あるいはポーランドに譲っては。PT-91と交換で。
そして歩兵用の火器(ATGM、無反動砲、etc)を大量にもらっては。或いは購入しては。
あと対空ミサイル(MANPADS〜対SRBM)と移動用の装甲半装軌車なども。
装甲半装軌車は、使い勝手と地雷/至近弾被害を受けた時の復旧の容易さはこれが良いのでは、と勝手に思います。
援軍も補給もない三方囲まれている状況で冬に籠城かあ
春までどころか年明けも難しいのでは?
撤退すべきなんですけどねえ
アウディーイウカから、ウクライナ第110独立機械化旅団の第3と第4大隊が逃亡したとかいう話が出てきてますね。
本当かホラか、知らんけど。
ソ連解体から始まりユーゴ爆撃で欧米は国際法を無視してやりたい放題。
明らかにNATOの空爆介入は侵略行為でありロシアのやってることと同じである。
正義面して国際法だの能書き垂れているのはちゃんちゃらおかしな話。
アウディーウカ北のロシア軍が気になりますね。コークス工場への攻撃は欺瞞でさらに北に行こうとしてはいないでしょうか?
アウディーウカの北方に作戦を連動しうるロシアの戦力がいたりしませんか?
エストニア軍大佐の発言を、ここの住人の注目して大好物らしいのでpostします。
ウクライナ不利でない情報です。
必ずしもウクライナ有利情報ではないですが戦況の見え方が違ってきます。
リンク
『エストニア作戦部の副参謀長であるヤンノ・メルク大佐によれば、双方の損失は非常に高いが、ロシアの損失は数桁大きい。
「そして、これは、ロシア連邦の軍隊が人命を考慮しない場合の戦術の選択に部分的に起因しており、ウクライナ軍にとって、人命は非常に貴重です。これは戦術的な行動の違いに関係しています。ウクライナ軍の損失はロシア連邦よりも数桁少ない」とヤンノ・メルクは述べた。
エストニアの大佐は、ヘルソン地域のドニエプル川の左岸で、占領者がこれを防ぐために多くの努力をしたという事実にもかかわらず、ウクライナ軍は橋頭堡を拡大することに成功したと指摘しました。
「この4週間での死傷者は、負傷者と死者合わせて約3,500人のロシア軍人と推定されている。そして、これにより、ロシア軍司令部は既に、他の戦線からこの地域に部隊を移動させることを余儀なくされている」とヤンノ・メルクは述べた。』
個人的に2点面白いとおもいました。
(1)ここ数日の発表のロシア兵の驚く数字の死傷者数がアウディーウカが主だと思っていたのが、ヘルソンでもロシア軍が大打撃を受けていたこと。逆にアウディーウカのロシア兵の損害が(引き算になるので)思ったほどではない可能性があること。
(2)ヘリなどの航空優勢下のウクライナ空軍の爆撃、ドローン電子線でのロシアドローンを排除したウクライナドローンの独壇場、ロシア武器庫へのJDAM等の攻撃と兵坦線への砲撃による砲弾の枯渇の結果の砲のウクライナ優勢。
これらがある条件下ではウクライナの損耗が2桁低いということ。
2はそんなことがあり得るのかとビックリするくらいの差が出るのかと。
1は別にウクライナが有利になるという話でなく東側ではウクライナはシンドイということなんでしようか ?
そうだとするとウクライナは西で戦いたいですね。