米国関連

ロシア軍、北朝鮮から入手した弾道ミサイルをウクライナに向けて発射

複数の米メデイアが「ロシアは北朝鮮から数十発の弾道ミサイルとランチャーを受け取りウクライナに向けて発射した」と報じ、ホワイトハウスのカービー報道官も「ロシアが12月30日と1日2日に北朝鮮製の弾道ミサイルをウクライナに向けて発射した」と認めた。

参考:Russia Moves Forward With Plans to Buy Iranian Ballistic Missiles
参考:Russia fires missiles supplied by North Korea into Ukraine, says U.S. intelligence
参考:Russia using North Korean missiles in strikes against Ukraine: White House

イラン製や北朝鮮製の弾道ミサイルが首都攻撃に加わると高価な迎撃弾の消耗は加速するしかない

米国のウォール・ストリート・ジャーナル紙は4日「ロシアはイランから短距離弾道ミサイルを調達するため動いている。既に北朝鮮から数十発の弾道ミサイルとランチャーを受け取っている」と、ワシントン・ポスト紙も当局者の話として「ロシアは北朝鮮から数十発の弾道ミサイルとランチャーを受け取りウクライナに向けて発射した」「北朝鮮製の弾道ミサイルは12月下旬から1月上旬までロシアがウクライナに向けて発射したミサイルだ」と報じている。

出典:NSC/White House

さらにホワイトハウスのカービー報道官も「米国は北朝鮮がロシアに弾道ミサイルとランチャーを提供したと判断している。ロシアは2023年12月30日の攻撃で少なくとも北朝鮮製の弾道ミサイルを1発使用し、1日2日の攻撃でも複数の弾道ミサイルを使用した」「30日に発射された弾道ミサイルはウクライナの空き地に着弾し、2日に発射された弾道ミサイルの影響は評価中だ」「これは北朝鮮によるロシア支援の重大なエスカレーションだ」と述べた。

ウクライナ軍は弾道ミサイルの下層迎撃に対応したパトリオットシステムを3セット(米国提供分の1セット+ドイツとオランダが共同で提供した2セット)しか保有しておらず、米議会調査局は2023年1月に作成したレポート(PATRIOT Air and Missile Defense System for Ukraine)の中で「(パトリオットの正確なスペックは不明なものの)弾道ミサイルに対する保護範囲は15km~20kmだ」と指摘しているため、弾道ミサイルに対する保護範囲は非常に限定的だ。

出典:管理人作成(クリックで拡大可能)

ウクライナがパトリオットシステムを首都以外のどこに配備しているのかは不明だが、ハルキウではS-300の対地攻撃モードで発射される迎撃弾(5V55R)が弾道コースで飛んで来るため対応できておらず、キーウに撃ち込まれるキンジャールやIskander-Mはパトリオットシステムによる迎撃で対応できているものの残骸が落下して被害が生じている。

パトリオットシステムが配備されているキーウに敢えてキンジャールやIskander-Mを撃ち込んでいる理由について「高価なパトリオットの迎撃弾(PAC-3弾とGEM-T弾)消耗を狙っている」という指摘もあるが、これが本当の狙いで、ここにイラン製や北朝鮮製の弾道ミサイルが加わると迎撃弾の消耗は加速するしかない。

出典:Lockheed Martin

因みにレイセオンによるPAC-3弾の年間生産数は600発程度なので、ウクライナに供給できる数は限られているはずだ。

追記:ウクライナ空軍のイグナト報道官は4日「我々は大規模な攻撃を防ぐだけのMANPADSやパトリオットシステムの迎撃弾を数回分もっている」と明かしたが「敵は我々の防空能力を徐々に消耗させようとしている」とも述べた。

関連記事:ウクライナ軍のミサイル防衛能力は限定的、撃ち込まれるS-300にはお手上げ
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関連記事:ロシア、制裁の影響下で弾道ミサイルや精密誘導ミサイルを288発製造

 

※アイキャッチ画像の出典:public domain

イタリアのメローニ首相、ウクライナに武器を送らなければ戦争が近づくだけ前のページ

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コメント

    • 因果応報
    • 2024年 1月 05日

    ウクライナが北にミサイル技術を
    横流ししていたのは
    もはや公然の秘密な訳ですが
    手痛い恩返しになったかもしれませんね

    ロシアにすれば、その辺りの
    下請けから仕入れた方が安いしな

    64
      • Easy
      • 2024年 1月 05日

      北朝鮮相手だと,代金として原油を渡せば取引が成立するのが大きいですね。国際市場を通さないので減産協定の減産分を横流しするだけですし。小麦は今年も豊作だそうで、なんなら肥料も西側制裁で余ってるわけです。北朝鮮指導部としては、原油と食糧と肥料の3つを調達出来れば,国内向けに大戦果として宣伝出来ますから、体制安定に繋がります。
      つくづく、ロシア+中国+北朝鮮ってのはとてつもなく厄介なトリオではないかと・・・互いに相補的かつ領土的に衝突する場所が少ないので、経済圏としても大きく発展する余地があります。
      なんかウクライナで大騒ぎした結果、極東アジアの日本のライバル国がどんどん強化されていく展開になってるような。

      54
        • NHG
        • 2024年 1月 05日

        自分はロシア+中国+北朝鮮(北朝鮮のウェイトがここまで増えるとは思わなかったけど)の相性の良さを見抜いてたからこその欧米はウクライナ支援をもっとしろ派だったよ
        提供のハードルがもっとも低い欧州全域での砲弾生産だけでも軌道にのってたらなと思わずにいられない

        22
          • タラコ
          • 2024年 1月 05日

          削られてんのは、アメリカの代わりに金出させられてる、日本じゃないのかね〜

          16
        • ahoge
        • 2024年 1月 05日

        結局のところ相手の優位に立ちたいなら自国のイノベーションに投資するしかないってこと
        足を引っ張る方向性は害のほうが大きい
        しかし残念ながらもう事態は手遅れで、WW3は既定路線化してるんじゃないか……それとも冷戦で済むのか?
        後者ならばレッドチームとは何とも理性的でありがたい存在だね

        21
      • TKT
      • 2024年 1月 05日

      なるほど、すぐにそういう発想には至りませんでしたが、確かに言われてみるとそういうことになるわけですね。

      ウクライナが北朝鮮に弾道ミサイルの技術ないし、研究用の部品を売ったり、渡したりした結果、それによって開発、生産された北朝鮮製の安い量産型の弾道ミサイルがウクライナの首都であるキーウに撃ち込まれ、高価で量産向きでない貴重な弾道迎撃ミサイルであるPAC-3を早く消耗させ、弾切れ、枯渇に追い込むかもしれないと・・。

      もっとも日本の陸上自衛隊の高機動車は転売の果てにロシア軍で使われ、日本がアメリカへ輸出される予定のパトリオットミサイルもどうなるかはわかりませんが・・・。

      ただ高価で射程の短いPAC-3ミサイルが、北朝鮮製の安い量産型弾道ミサイルの迎撃ですぐに弾切れになって、迎撃不可能になるかもしれない、というのは、そのまま日本にも当てはまる話であり、他人事ではありません。まして射程の短いPAC-3では、迎撃可能な地区は最初から限られているわけです。

      アメリカにおけるパトリオットミサイルの生産量が少ないのは、日本に輸出を求めてくるくらいなので確かな話でしょう。北朝鮮はロシアに弾道ミサイルを売り、日本はアメリカにパトリオットミサイルを、ロシアに高機動車を売るというわけです。

      13
        • 家酢
        • 2024年 1月 05日

        >ロシアに高機動車を売る

        まるで日本(トヨタ)が堂々とロシアに高機動車を売っているような表現ですねw
        自衛隊の放出品をロシアに不正に輸出する悪徳業者の仕業ですよ。
        それも貴方のように日本人なのか分からないような怪しげな人が経営してるんでしょうwww

        32
        • 匿名戦士
        • 2024年 1月 05日

        高機動車の不正なロシア転売と、パトリオットの米輸出を同列に語るのは意味不明です。。。

        41
        • 琥珀
        • 2024年 1月 05日

        日本がアメリカに輸出する分は正直イスラエルへ行きそうな気がするんですよね。
        ウクライナより必要なさそうだけど、イスラエルも消費の方が多くて供給が間に合ってないし、アメリカにとってはイスラエルの方が優先順位高いでしょうし。

        21
          • たむごん
          • 2024年 1月 05日

          仰る通りで、自分も同じ意見です。
          ガザ紛争後、中東の在留米軍に、パトリオットの配備強化を発表しています。

          日本政府は世論対策として、『ウクライナ』を強調していますが、中東に送った分の穴埋めにもなっているのが実体ですね。

          7
            • ahoge
            • 2024年 1月 05日

            イラクの時も日本は内向けには手を汚してない体だったなあ
            日本がやってきたこと、これからやるであろうことを考えると
            今後どれだけ人口問題に悩んでもイスラム系の移民を大量に入れるなんてありえんな

            11
              • たむごん
              • 2024年 1月 06日

              仰る通りです、国民向けの建前がありますよね…
              パトリオットの件もそうですが、どうなるのか読めないですからね。

              イスラム系は、宗派・最高指導者・対立関係が複雑ですから、仰る通り移民はお断りですね。
              ISが、イランに2024年1月3日の大規模テロ攻撃について、犯行声明を出しており、本当に複雑で厄介だと感じています…。

              3
        • 123
        • 2024年 1月 05日

        などと供述しており

        4
        • 毛髪のサブスク
        • 2024年 1月 05日

        ぬ、あれは結局「メガクルーザー」ではなくて「高機動車」だったのですか?

        1
      • タチコマァ
      • 2024年 1月 06日

      普通に北のミサイルはロシアや中国も支援してると思われ……何ならウクライナは2017年にミサイル技術盗もうとした北の工作員逮捕してるっぽいんですけど
      ウクライナから流れたとしても国ぐるみか企業レベルか、個人レベルかで全く意味が違いますし

      3
    • ひろゆき
    • 2024年 1月 05日

    ウクライナが北朝鮮に売ったミサイル技術がこんな形で返ってくるとはね

    49
    • 58式素人
    • 2024年 1月 05日

    北鮮のSRBMを使うならば。
    自国のS-300迎撃弾の転用の方が安くつくのでは。
    なんと言っても、5,000発くらいあると言われている様ですし。
    出来ない理由があるのでしょうか。
    理由があるなら、西側はそれを暴い(?)て、つけ入りたいところと思います。

    2
      • NHG
      • 2024年 1月 05日

      自国生産で品質コントロールできてるA級品の弾道弾と、ロケット弾に不発弾が多い(とされる)北朝鮮製の弾道ミサイルのハイ&ロー運用してるとか(最悪不発でもデコイとして働けばOKって感じの)

      8
      • そもそも
      • 2024年 1月 05日

      s300/400は本来が対空用なので
      弾頭が小さくて破壊力が限定的です

      本職の対地ミサイルを使った方が
      ウクライナに大きな被害を与えられるし
      北に作らせて小麦や肥料と物々交換すれば
      ロシアはタダ同然というわけです

      20
      • YJ93
      • 2024年 1月 06日

      今回使われた北朝鮮製の短距離弾道ミサイルはKN-23だそうで、イスカンデルMとよく似たミサイルと言われていますね。
      S-300の迎撃弾は炸薬量も少ないし地対地モードでは射程も160Km前後とされているので、いくら迎撃弾が安くてもイスカンデルMとはまったく用途が異なるのではないでしょうか。
      それにしてもKN-23を輸入してまで投入となると、ロシアのイスカンデルMの枯渇ぶりがうかがえますね。

      1
      • nachteule
      • 2024年 1月 06日

       安く付くにしたって本来は迎撃弾ですよあくまでやむなくの転用でしかないのは誰にでも分かる事でしょう。メインで使われる5V55Rなんてとうの昔に寿命を迎えたミサイルの有効活用に過ぎないし、高価で性能が高い新しめのS-300とS-400の迎撃弾を対地転用はコストを押し上げる要因である対空部分が勿体ないでしょう。
       ウクライナ国土を蹂躙するくらいならば使い勝手とコストで対地に特化した既存の300mmロケットと970mmのイスカンデルMの間を埋める500~600mmクラスの弾道弾開発か純粋に対地用に設計し直した方が良い感じはしますね。

       北朝鮮が提供した物はKN-23らしいですし価値は不明ですがイスカンデルMに近い性能は持っているだろうと思われます。それならば比較すべきはイスカンデルMであってS-300と400の迎撃弾じゃないでしょう。弾頭重量に至っては3倍以上、直径が違うし射程だって2倍以上なんですから。
       当然ですが弾頭の種類と破壊力も射程も違うなら考え方自体が変ってきます、バンカーバスターと通常爆弾を同じ爆弾だからと言って同列に語る人なんて居ないでしょう。迎撃弾に弾頭種類の多様さはないし射程に関しては既存迎撃弾がどれ位あろうが射程以上の場所を攻撃出来る物ではないでしょう。

       少なくとも自国で全てまかなうのは追い詰められて時で十分だと思うし、他国の援助に乗っかれるならば乗れば良いその分国内生産の余力が出来るんですから。

      2
      • 58式素人
      • 2024年 1月 07日

      おそらく、ですが。
      時々あちこちに書かれていますが、S-300迎撃弾は
      本命のSRBMに対するデコイの扱いなのでは。
      今回の北鮮のSRBMは試し打ちみたいに思えます。
      使えるかどうか判断をしているのでは。数も少ない様だし。
      亜音速の巡航ミサイルは西側の防空ミサイルを
      突破できないことは、ほぼ、明らかと思えます。
      今後は、超音速巡航ミサイルと弾道弾に寄せてくるか、
      書いたように、S-300迎撃弾をデコイで扱うか、と思います。

    • kitty
    • 2024年 1月 05日

    北朝鮮のSRBMをパトリオットでどれだけ墜とせるのかデータに興味があるので、ミサオル供与を!とか言っても、撃たれた段階ではどれが北朝鮮製かわかんないよね…。

    2
      • Easy
      • 2024年 1月 05日

      本質的に対空ミサイルは対地専用弾に比べて高コストです(シーカーや追尾機動用の運動性能を与えねばならないので)。
      および、ウクライナ側もF-16を導入したりトーチカUを始めとする対地ミサイルの自国生産をやってますから,対空弾はあればあるだけ必要です。
      北朝鮮相手なら原油の物々交換で決済出来ますから、ロシアから見れば地下からミサイルが湧いて出てくるようなものですよ。
      また、ウクライナ側からは北朝鮮領内には手出しができないので、生産が安定するのも強みでしょうか。

      21
        • タチコマァ
        • 2024年 1月 06日

        ぶっちゃけると北のミサイル生産能力ってどれくらいなのだろうか
        近頃ポンポン撃ってる奴は一部実験用以外は大昔買った奴が賞味期限来てるから威嚇ついでに撃ってるだけなんて説もあるけど

          • ホンマカイナ
          • 2024年 1月 06日

          >大昔買った奴が賞味期限来てるから威嚇ついでに撃ってるだけなんて説もあるけど

          聞いたことないけど、ソースは?
          心の声?

    • んも
    • 2024年 1月 05日

    >1日2日の攻撃でも複数の弾道ミサイルを使用した
    2日の攻撃はキンジャールを全弾迎撃した事になってたけど、実際は北朝鮮の弾道ミサイルだった可能性が出てきたな
    どのみち発表されていた表では北朝鮮の弾道ミサイルは一発も無いので、なにかしら間違いだった事になる

    15
    • 無名
    • 2024年 1月 05日

    ウクライナが迎撃するためのも外国からの供与で、その外国が生産供与にもかなりの時間ががかかるから、それを消費させて在庫無くすなら別にロシア製の高性能ミサイルでなくてもいいですしね。
    それを消耗させた後に高性能のミサイルを撃ち込んだ方が命中率も高いしコスパも良いでしょうし。

    イランや北朝鮮製だからって馬鹿にしそうな人が西側では多そうですけど、迎撃せずに素通りさせる訳にもいかないし、当たれば損害は出るわけで。

    14
    • とある経営者
    • 2024年 1月 05日

    北朝鮮のミサイル供与は許されない暴挙として最大の非難をしなければなりませんが、だからといって日本がパトリオットミサイルを輸出する事は正当化されません。ミサイルにミサイルでは北朝鮮と同じ土俵です。非同盟諸国からも支持は得られないでしょう。日本は厳正中立を守り露宇両国に停戦を粘り強く説得するのが唯一の道です。ウクライナ支援については停戦後の復興支援で数十兆円の財政支援をすれば感謝されます。戦争中の財政支援はダメですけどね

    4
      • XYZ
      • 2024年 1月 05日

      軍事支援をしなかった結果、ロシアの思い描いた通りの条件で停戦が成立した場合、今のウクライナという国とは別の主義・思考の国になっています。
      そんな国に復興支援をする必要はありません。ロシアにやらせれば良いのです。

      そうならない為に今のウクライナへの軍事支援は必要です。
      やった者勝ちを許容してしまうとロシアの侵略行為に続く国が出てきます。

      26
        • Easy
        • 2024年 1月 05日

        ちょっと待ってください、「ロシアが勝ったら、我が国はウクライナの復興支援をしなくて良い」
        それって、我が国にメリットしか無いですよ?無駄金払わなくて良いならその方が最高ですね。

        17
      • kitty
      • 2024年 1月 05日

      いつもこの方の発言は「釣り」を疑ってしまうんですが…。

      41
      • hiroさん
      • 2024年 1月 06日

      日本は、昨年12月に表明した追加支援45億ドルも併せると累計で2兆4000億円程の財政支援をウクライナにすることになりますね。これがウクライナの兵器調達にどれ位遣われるかは分かりませんが。
      また現段階のウクライナ復興費用は55兆円と見積られていますが、日本の一般会計が114兆円余なので日本単独で数十兆円の支援は現実離れしていますよ。
      最後に米国へのPAC-3輸出ですが、北朝鮮が国際法違反を犯した侵略国ロシアに、国連決議に反して直接輸出しているのとは同列にすべきではないと思います。
      日本から輸入した米国が心太方式で自国の装備をウクライナかイスラエルに供与するとしても、日本は合法的輸出になりますので。

      2
    •  
    • 2024年 1月 05日

    ぶっちゃけキエフに撃ち込むだけならイスカンデルとかキンジャールとかみたいな高価なもの使わなくてもスカッドでもいいよね(あるいは混ぜて運用)って思ってたけどやっぱりその方向に行くのかな
    CEPが大きすぎて戦術用途には使いにくいけど、戦略爆撃ならスカッドDくらいの精度で効果ありそうだし、こんな旧式の安いミサイルでも弾道弾だからPAC-3でしか撃ち落とせない
    スカッドなら北朝鮮やイランやその他貧国でも作りまくってるわけだし今更技術流出もクソもないわけで

    17
    • はる
    • 2024年 1月 05日

    S-300の迎撃弾と北のミサイルだとどっちの方が安いんだろうな
    余ってる資源と物物交換で手に入るんだから露的には交換得だろうけど

    4
      • 理想はこの翼では届かない
      • 2024年 1月 05日

      通貨価値と人件費から考えたら北のミサイルのほうが安いと思いますが、具体的なデータが無いので想像でしか無いです
      砲弾の生産コストについてはNATOとロシアの比較がありましたが、そこに北朝鮮も含めたデータが欲しいところですね
      戦争が長引く見込みで消耗戦の様相なので、砲弾コストは安ければ安いほどよいのでしょう

      6
    • たむごん
    • 2024年 1月 05日

    北朝鮮が、韓国延坪島などに向け約200発の射撃を行った事が、2024年1月5日に報道されています。
    イスラエル・中東の在留米軍だけでなく、朝鮮半島も警戒態勢を高める必要がでてきました。

    米軍のパトリオットは、短期的に、ますますひっ迫する事になりそうです。
    ウクライナは、残弾を消耗していっていますが、補充分がスムーズに到着するのか見通しにくくなっていると感じています。

    7
    • SA2
    • 2024年 1月 05日

    事実だとすると、北も渡りに船なのでは。
    実戦でパトリオットと勝負して
    すり抜けて着弾すれば
    抑止力や輸出の宣伝効果は凄まじい。

    フォークランド紛争でも
    エグゾセ対艦ミサイルの宣伝になって
    フランスが勝者と言われている。

    2
      • NEWS
      • 2024年 1月 05日

      そのうち、ロシアは、ロシア東部に北朝鮮のミサイル部隊を引き入れて、ロシアの攻撃と偽って北朝鮮に弾道ミサイルを発射させる。北朝鮮は、長距離弾道ミサイルを今までにない長距離で発射実験ができてしまうし、ロシアは他国にウクライナを攻撃さることができてしまう。こうなることを警戒せねば。

      1
        •     
        • 2024年 1月 06日

        時事通信もこんな記事を書いてますね。
        ロシアからデータを貰えば性能実験は出来てしまう。

        実戦でミサイル性能確認か 北朝鮮、武器輸出へアピール
        リンク
        ロシア側は派兵も求めているでしょうが、個人的にそれは無いと思っています。北朝鮮はあくまで大国の傘下に入らないことを良しとしている国。取引の結果だとしても大国の盾になるようなことをすれば面子が保てなくなります。

        2
    • 樺太
    • 2024年 1月 06日

    このロシアの行為は北朝鮮の弾道ミサイル開発と輸出入を禁じた国連安保理決議に完全に反している

    国連安保理からロシアは追放されるべきだかつての安保理常任理事国であった中華民国がアルバニア決議で安保理から追放されたように、テクニカルな面ではできないことはない。

    4
      • タチコマァ
      • 2024年 1月 06日

      そもそも中国ロシアは表向き非難してもずっと裏で支援してたような国なので、化けの皮が剥がれただけとも言えるんですよね……

      4
      • らっく
      • 2024年 1月 06日

       あれは中華民国がちっぽけな島国になってしまったからできたし、しなければならなかったんですよ。
       軍事的経済的な力をなくし、国連にとって意味のある貢献を期待できなくなったのに、権利だけは巨大なものをもっているなどという状況は他の常任理事国としては許しがたく、また許しておいてはいけない状況だったのです。
       一方のロシアの振る舞いがどれだけ無軌道であろうとも、あれだけの力を持った国を常任理事国からはずすことはできませんし、してはいけません。ロシアの常任理事国除名はただちにロシアの国連脱退を意味し、それは国連外の軍事大国の誕生をも意味するからです。
       国連の外にも莫大な鉱物資源と豊富な食糧、強力な武器を生産する大国がある、という状況がどれほど国連除名の恐怖を和らげるかについて、我々は冷静に考えなければならないのです。

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