ゼレンスキー大統領は2023年11月末に要塞建設を急ぐよう指示し、ハルキウ方面の要塞建設は「最も進んでいる」と称賛していたが、ロシア軍の新たな攻勢で要塞建設の不備が次々と報告され、最高議会は要塞建設に関する臨時調査委員会の設置を可決した。
参考:У Раді взялись за розслідування будівництва фортифікацій і закупівлі дронів
参考:Рада создала ВСК по фортификациям и закупке дронов
参考:Parliament votes to create temporary commission for fortifications
残念ながら「大統領府や軍の報告が信用できない」と解釈するのが妥当だろう
ロシア軍によるウクライナ侵攻直後、大規模な工場群を擁するマリウポリは驚異的な粘りで敵の大軍を拘束、西側諸国から支援を引き出すための時間をゼレンスキー大統領にもたらしたが、包囲されたマリウポリでウクライナ軍が5月下旬まで粘れたのは3方を川と海に守られ、核攻撃にも耐えられる地下施設があったアゾフスタリ製鉄所のお陰で、他の都市に同様の抵抗拠点はなく、セベロドネツク、リシチャンシク、ソレダル、バフムート、アウディーイウカでは準備された防衛ライン、陣地、塹壕の欠如が問題に浮上。
ゼレンスキー大統領は2023年11月末「主要な全方面への要塞建設を急ぐよう指示した」と発表、要塞建設を指示した主要方面にはドネツク州、ハルキウ州、スームィ州、チェルニーヒウ州、キーウ州、リウネ州、ヴォルィーニ州、ヘルソン州が含まれており、ゼレンスキー大統領やウクライナ軍は度々「要塞建設は順調に進んでいる」と報告したもの、現地メディア、ウクライナ人ジャーナリスト、海外メディア、アナリストらは「要塞建設は順調ではない」と反論。
ウクライナ人が運営するDEEP STATEは2月末「工兵大隊の指揮官には土木工事の知識、経験、技術が不足し。事前に計画を立てるということを知らず、建設予定地に到着しても適切な地図さえ持っていない。あの切り株からこちらの植え込みまで穴を掘れと命じるだけで、こんな無計画なやり方で要塞建設が上手くいくはずがない」「そもそも要塞建設に必要な資材、重機、資金が無かったため何も実現しなかった」「ロシア人は手段を選ばないが、我々には合意されたプロセスも、強制的なプロセスも、必要な装備を購入するためのプロセスもなく、我々が民主的なプロセスを模索している間にロシア人は要塞を建設している」と言及。
ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏も2月末「この目で見た限り『アウディーイウカの兵士』は準備された陣地ではなく野原に連れて行かれた。残念ながらアウディーイウカでは何年も新たな陣地が建設されていない。我が軍の兵士は自分達で穴を掘って戦闘中に地雷を設置しているのだ。準備された陣地を敵の砲火を浴びながら構築しているのだ。この責任はタブリア作戦軍の司令部にあるものの必要な資源が無かったため、最高司令官レベルで何らかの決定を下すべきだった。本格的な防衛ラインが用意されていたらアウディーイウカでの戦いはもっと成功しただろう」と言及。
New York Timesも3月「ロシア軍がアウディーイウカ郊外で前進を続けている理由の1つは西側諸国の支援停滞だが、ウクライナ軍の脆弱な防衛陣地にも原因がある。ウクライナ軍はアウディーイウカ撤退を発表した際『郊外に準備された防衛ラインを確保した』と主張したが、衛星画像には初歩的な塹壕がまばらに広がっている様子が映っていただけで対戦車壕、障害物、主要道路や重要拠点を守るための要塞要素が欠けている」「要塞建設の発表から十分時間があったのに兵士が射撃位置に移動するための塹壕ぐらいしか用意されておらず、ロシア軍のスロヴィキンラインと比べ物にならないほど小規模で脆弱だ」と言及。
New York Timesの取材に応じたウクライナ軍元大佐のセルヒイ・フラブスキー氏は「防衛ラインが欠如していることに誰かが気づき、これを建設するという選択肢を誰かが検討したのだろうか?防衛ラインの建設費用は高価なので恐らく誰もしていない」と、Black Bird Groupのパシ・パロイネン氏も「今のところ前線で重要な変化は何も起きていない。新しい防御陣地が準備されているものの十分強化された状態には至っておらず、ロシアがウクライナ南部に建設した要塞とは比較にならない。ウクライナ軍の工兵部隊は要塞建設のための機材が不足している」と言及。
さらに複数のウクライナ人ジャーナリストも「アウディーイウカ郊外に準備された防衛陣地や防衛ラインはない」「兵士らは準備された陣地を敵の砲火を浴びながら構築している」と軍を糾弾し、フラブスキー氏も「ロシア軍はウクライナ軍の要塞建設を強力な滑空爆弾で妨害している。この環境下で建設できる防衛ラインの質がロシア軍に対抗できるほど良いものであるはずがない」と述べた。
AP通信も5月「アウディーイウカ方面で戦い兵士らは現在の陣地から後退しても準備された要塞はほとんどない」「ソ連から独立後のウクライナ軍は工兵部隊の大部分を解体し、所有していた重機も売り払ってしまった。そのため工兵部隊が要塞建設のため東部戦線に到着した際、彼らが持っていた装備は1960年代の古い機材とシャベルだけだった」と報じ、取材に応じた第47機械化旅団の副司令官も「新たなロシアの攻勢を予想していなかったため、多くの人々は強化された防衛ラインを準備する必要はないと思っていた」「事前に要塞化を行っていれば救える命があると理解していなかった」「これは責任感の欠如だ」と指摘。
民間企業が建設を請け負っている第3線も問題が山積しており、要塞建設にコンクリートを供給している企業の経営者もAP通信の取材に「早く建設しなければならないという圧力から、一部の地方当局者は進捗状況を水増して報告している。その数字を見たことがあるが、私はコンクリートの供給量を知っているため数字が事実ではないと直ぐに分かった」と、ドネツク州の建設会社も「どうして国は工兵部隊に必要な機材を購入しなかったのか、なぜ我々に建設を依頼するまで要塞化を始めようと思わなかったか、これらの準備はロシアとの戦争が始まった2014年に開始されるべきだった」と言及。
5月10日に攻勢が始まったハルキウ方面でも防衛ライン、陣地、塹壕の欠如が繰り返され、諜報部隊の指揮官を務めるデニス・ヤロスラフスキー氏は12日「大金が防衛強化に投入されると信じていたが実際には無いもない。誰かが大統領に『この地域は要塞化されている』とデタラメを吹き込んだんだ。ボルチャンスクやストリレチャを再び奪還する?これは何だ?サボタージュか?愚かな窃盗か?この事態に誰が責任を負うのか?この地域を2年前に取り戻した軍人の殆どは生き残っていない。どうしてなんだ?」と不満をぶちまけた。
ブトゥソフ氏も「ハルキウの防衛計画に欠陥がある。戦術的状況を考慮しないまま建設された要塞は現在の戦闘に使用できない。第1防衛ラインはリプシに建設されたものの何らかの理由で『高台の尾根』ではなく『尾根の下』に建設され、この支配的な高台は第1防衛ラインに含まれていなかった。この高台を敵に明け渡せばリプシが奪われ、大砲が前進してきてハルキウ郊外への到達が可能になる」「高台の尾根は兵士自身が掘った塹壕でカバーされおり、この陣地の数と質はロシア軍の攻撃を食い止めるという任務に対して不十分だ」と指摘。
ボルチャンスク方面の要塞についても「ハルキウ周辺には3つの防衛ラインが建設され、かなりの数の要塞が建設されたものの完全には完成しておらず。ボルチャンスク市内と周辺に工兵部隊や請負業者が建設した防御施設は一切ない」「現在の戦闘は即席の防衛ライン上で阻止されている」「どうしてボルチャンスクが防衛ラインで守られていないは不明だが準備を行うべきだった。ここは信頼できる要塞も地雷原もなく、国境沿いは手掘りの塹壕のみで地雷の密度も不十分だ」と述べ、ハルキウ方面の攻勢は「要塞要素ではなく予備戦力の投入によって食い止められた」という評価が多い。
ここからが今回の本題で、Ukrainska Pravda、RBC-Ukraine、Kyiv Independentは22日「最高議会が要塞建設とドローン購入に関する臨時調査委員会の設置を可決した」と報じている。
特にKyiv Independentは「ロシア軍の新たな攻勢が迫る中、前線地域の要塞建設が遅々として進んでいないとウクライナ当局は批判を浴びてきたが、5月上旬にハルキウ方面で新たな攻勢が始まると批判は更に強まった」「特にハルキウ方面の要塞建設は『最も進んでいる』と称賛されていたものの、ロシア軍が国境沿いを難なく進軍できたため州当局は『効果的な防衛体制が敷かれていない』と非難を浴びた」「新たな攻勢の焦点となっているボルチャンスクの要塞もロシア軍の砲撃のため殆ど建設されていない事実が明らかになった」と指摘した。
最高司令官のゼレンスキー大統領やシルスキー総司令官などウクライナ軍は「要塞建設の進捗率」を把握しているはずだが、それにも関わらず最高議会が独自に要塞建設の調査に動いたため、残念ながら「大統領府や軍の報告が信用できない」と解釈するのが妥当だろう。
因みにDEEP STATEは最高議会の決定を受けて「何か必要なことがあれば遠慮なく連絡してほしい」と述べており、実際の要塞建設に関する情報を持っていることを示唆した。
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※アイキャッチ画像の出典:Генеральний штаб ЗСУ
その点ロシアは占領地を相当執念深く強靭化しているようだ。
今後欧米の支援が本格化すればロシアの攻勢を食い止めるところまでは出来るかもしれない。しかし、そこからさらに領土奪還を目指すとなれば投じるべきリソースは想像を絶するだろう。
時代遅れと言われようとも縦深防御に取り組んできたロシアと源流は同じでも色々あって縦深防御など廃れてしまったウクライナとでは縦深防御に対する理解も全く違うでしょうし、現場レベルで何をすべきか理解できているロシアと同じようなことをウクライナの現場に求めるのは酷だと思います。
この戦争の間にこの差を埋めることは不可能でしょう。
要塞も縦深防御も、もとをたどるとフランスのヴォーバン元帥、ペタン元帥ですが、ロシア軍の要塞には我が日本陸軍も日露戦争の旅順要塞で大出血を経験しています。セバストポリ要塞も有名です。
ウクライナ陸軍の工兵も、昔はロシア軍の工兵と同じ器材を持ち、同じ工兵教範を読み、同じ築城訓練をしていたはずですが、今は金儲けのために器材を民間に売ってしまい、旧・ソ連軍の工兵教範も時代遅れと蔑んで読んでない、あるいはすでにロシア語が読めないという民族主義的なウクライナ人も多いのかもしれません。過激な民族主義者であれば学歴のない、築城の知識や経験のない二等兵でもすぐに旅団長になれるのであればなおさらです。
今後の陸上自衛隊の築城訓練では、逆説的に今のウクライナ陸軍を反面教師にすれば、さらにロシア陸軍のスロビキンラインの戦訓を参考にすれば、野戦築城の知識や経験、教育、訓練の重要性が理解しやすいのではないでしょうか?
いろんなところで日帝ムーブをかますウクライナだが、日帝は日帝で要塞を作ったり防衛計画立てたりということはしていたので、もっと酷いかもしれん。
九十九里浜に幾重にも防衛線が作られてると報告してたのにほとんど作られてなかったという話があった気がしますよ
硫黄島と沖縄ではちゃんと作ったからセーフ
ペリリューなんかもエグいですな
あれは砂地に作るのが困難でできなかったという話であって、金だけもらって工事すらやっていないというウクライナの事例と一緒にするのは流石に失礼
砂地に塹壕は硫黄島でも避けてたことだろうに
サイパンで上陸中に攻撃するというのは米軍の砲火に狙ううちされるので陸地に引き込んでから砲撃するようにしたのが硫黄島なんですが、沖縄戦ではやはり十分に陣地を構築していれば米軍の砲撃にも耐えられるので上陸前に攻撃するほうが効率的と判断された結果です。
それと硫黄島では本土決戦の為の時間稼ぎのための持久戦で島民もいないのにたいして、
本土決戦で後ろに民間人のいる大都市のいる状況では持久戦は取れないということで水際上陸阻止となったので砂地での塹壕となったわけです。
けど砂地なので掘っても掘っても崩れやすいので進まなかったというのが実情です、幸い石灰は日本は完全自給出来てるのでセメントは作れますが他の軍需産業を優先していたため、セメントの供給量を維持できず、最盛期の二割くらいまで落ち込んでしまい要塞化が進まなかったというのがあります。
まあ米軍の上陸目標は九州南部と相模湾なので九十九里浜は要塞化しなくてもよかったのですけどね
でも作ってると報告してたんだから、あまり擁護はできないような気がします
ぐえーーー
当時の日帝では九州の防衛線建設に(志布志、宮崎、吹上浜)人、資材を集中していたせいで関東の方は大分遅れていたそうですな
日本軍の慢心に旧ソ連の汚職ムーブが加わって最強に見える
ソ連は汚職の罷り通った国ですがそれによって指導部と国家に被害を与えたのが明るみに出た場合はノータイムで◯ねと言われる国だったので汚職は巧妙でしたし言い訳が立つ程度の成果物は提出していました
今のウクライナの状況は資本主義と社会主義の悪い部分の悪魔合体によって誕生した悪魔を超えた悪魔としか…
え、今更?という気がしないでも無いですが、問題に対して議会が前向きであるのは良いことだと思います
しかし議会が実情を何も知らなかった or 大統領・軍部が嘘を議会に報告していたという構造的な問題はこれだけでは解決できないので、根本的に組織を改善しないと同じ事が繰り返されるだけです
組織を改善するにしても「誰が・何が」問題なのかを明確にしないといけないのですが、その過程でおそらく責任のなすり合いと政争が起きるんだろうなと思ってしまいます。絶望的ですね
ロシア寄りの政党は排除されてる議会が大統領や軍部を信用しなくなってるのはけっこう大きいですね。
徴兵年齢の引き下げとかでも紛糾してましたし。
そのうち与党内でも軍や大統領に批判的な議員は親ロ派扱いされて排斥されそう。
〉最高議会は要塞建設に関する臨時調査委員会の設置を可決した。
この調査委員会の調査担当も買収されたり、真実報告して不評買っての前線送りを避けるため偽装情報報告したりするんですよね?
いや、しないと思いたいですけど後者は避けたいでしょうし…
汚職がバレそうになったらロシアに建設現場の座標を通報して滑空爆弾で証拠隠滅
「委員会」を作るところがもう末期的だよなあ。
ちと遅い気もするけど、危機意識を持ったここからが改革の正念場
目指せ脱”赤のDNA”
ゼレンスキー大統領=ウクライナ政府は、権威が失墜しつつあると言えそうですね。
ゼレンスキーライン、『要塞建設はプロパガンダ』で進んでいなかったということが認識されれば、色々と変わる部分もあるでしょう。
現実を認識すれば、F16など120機~130機のような話しは出てこなかったもしれません。
それよりも要塞建設に『建設機械1000台』のような、実現可能性のある現実的な話になっていたかもしれませんね。
(2024.05.18 ゼレンスキー大統領が言及した砲弾不足の解消、ウクライナ軍兵士が唖然 航空万能論)
私は恥ずかしながらウクライナ軍の制度について疎いのですが二等兵が大隊長になれるのですか?
本邦では特に優秀でも無いノンキャリ幹部の最後の職と思っていたのですが
ウクライナ軍は学歴経験不問です。
右翼の活動家だった人が旅団長になれますから。
こんなんで勝つんは無理やわ
ハッキリ言うて
どうもこうここ最近のウクライナ関連記事を見ていると末期症状という言葉しか浮かばないのですが…
ロシアもザポリージャ戦線の司令官だったポポフ少将が要塞建設での汚職で逮捕されたけど、要塞として機能するレベルには完成させてるんだよな。
この記事内容だけで大量のアクネドートが出来そうですね。
ロシア人は目的の為に手段を選ばないが、ウクライナ人は目的までの手順を選べない、ウクライナ側が手順を模索している間にロシア側は要塞が完成した。
普段ジョークや比喩的なコメントを書かないのですが、依頼した仕事の進捗を聞いても「順調です」と口先しか出てこず、提出を求めたら全く進んでおらず、問い詰めたら「もっと早くやるべきでした」「やらなかった事由をこれから調査します」と言い訳を並べている様なもので、張っ倒したくなりますよ。
いやコレ戦後見据えた議会側のアリバイ工作でしょ
自分らはちゃんとやってました軍部とかが腐ってたんですって
地面大規模にほじくろうなんて大工事でそこ地盤にしてる議員に話行かないなんてありえんし
それこそ資材の調達先から施工、人集めまでありとあらゆるとこに絡んでるなんて日本でも起きてるんだから、ウクライナでも起きてて当然でしょ
無論軍側も進捗その他含め全部知ってた、というか知らないと一ヶ所二ヶ所ならともかくこんな広範囲でできてません、できてないこと知りませんなんてありえんわ(案外ゼレンスキーだけは蚊帳の外で本当に知らんかったかもしれんが)
共犯関係にあった議会(議員)がゼレ(軍部)側の機先を制したというだけ
大体証拠や現場はほとんど前線の向こう側かロシアの火力統制下でどーやって証拠固めする気なんだよ
現場保全にしたってロシアが台無しにしちゃってるわけだし、受けた会社にしてもほとんどペーパーカンパニーか戦時だから言うことでいい加減にしか記録残ってないんじゃないか
前記事のメディアの件含め沈む船からネズミが逃げ始めてる感たっぷり
他の可能性もある。
他人の汚職は良く知らない可能性がある。
九州の議員は、北海道で行われている汚職には詳しくないだろうし。 国土交通省系の汚職議員は、農水省や厚生省の汚職に詳しくない可能性がある。
他地域の人は、マジで知らなかった可能性がある。汚職が多すぎて把握しきれない。
大統領の言うことは誰も聞かない
誰も責任を取らない
調べたとしてどれほど結果を活かせることができるのか
47旅団のアウジーウカ北方郊外における機動防御がうまくいったのが要塞建設には良くない影響をあたえたのではないでしょうか。本邦においても称賛する声は多かったわけですし、機甲戦力と簡易な塹壕があれば強固な陣地は不要というムードがあったかに思い出されますよ。
どちらにせよ、近いうちに、ロシア軍が、要塞があるはずの付近に到着すると思う(もう到着している?)ので、ウクライナの報告というよりは、そちらからの情報で色々と分かってくるでしょう。時間が経ち、随分立派な要塞があるなぁと思ったら、ロシアが建設していたということもあり得るでしょうが。
ボグダンさんの告発によると
行方不明の兵士を、まだ居る事にして
給付金をくすねる指揮官が居るくらいだから
塹壕建設なんか、当然サボタージュなのかも
ロシアが攻めてこなければ話題にもならんし
戦況悪化すれば、それ処で無くなって
有耶無耶にできると思ったのでは
ウクライナ軍は人海戦術で抗い続けた結果人的資源が払底している
ウクライナ軍は死守の乱発によって予備戦力が枯渇している
ウクライナ軍は人員管理が破綻しており作戦の練りようがない
ウクライナ軍は野戦築城能力が低く前線にはまともな陣地がない
ウクライナ軍はあらゆる兵器弾薬で数的劣勢を強いられている
ウクライナ軍は敵の空爆に対抗手段がなく吹き飛ばされ続けている
ウクライナ軍は教育資源の差から兵士や士官や将校の質で劣る
ウクライナ軍は無能な政権の統制下で機能が損なわれている
どれも事実だと思うけどそれでもなお致命的な破綻に至らずロシアが攻めあぐねていることもまた事実でいまいちよくわからない
ロシアが攻めあぐねてるのか、攻め急いでないだけなのかというのも分からないです。
「ウクライナはまだ致命的な破綻に至らず、ロシアは攻めあぐねているようで、なぜだろう」という疑問に関して、
一つの主観的な感想てすが、
ウクライナ軍の上層部はそこそこ優秀だと思うし、ベテランのウクライナ兵らもわりと粘り強い。
また、ウクライナは最近は動員力が突然に落ちてきたが、相変わらず強引な動員は続けられている。
それに対して、例えばロシア軍は一般人の大規模な動員をせず(できず)高給と短期契約で兵を集めているというような弱点がある。
ただ、ウクライナもロシアも軍事には向いている国だと思う。
このウクライナ戦争の当初からずっと、日本の主流メディアはウクライナやウクライナ軍を過度に賛美している。それに対する修正が必要というか、チラホラ出てきたのだと思う。
しかし、それがもし極端に振れると同じことになるので、個人的にはできるだけ客観的に淡々と見ていきたいと思っています。
ドローンに関しちゃロシアが圧倒してる感じはしないかな。そしてドローンと地雷による防御がかなり効いてて露軍突撃部隊の損害が多く前進しにくい感じはする。
あとロシア軍の空爆は強いけど絶対的な量は足りてない。
ウ軍は西側から良い支援兵器受け取ってるんだから単純に強いってのもありそうだが。
露軍も足りないモノだらけだし素晴らしい指揮統率とは言い難いや。
ドローンに関してもロシア軍が投射量で圧倒していると度々報告されていますよ
また、西側兵器の性能がいいというのは幻想にすぎません
空爆量が足りないというのはその通りです
ロシアの攻勢の結果として今現在のウクライナの惨状があるので、攻めあぐねているのではなく計画通りだと思います。
ロシアの目的は領土の拡大ではなく、ウクライナという国家の破壊です。より多くのウクライナ兵を殺害するのが目的であり、領土の拡大はウクライナの攻撃を引き出すための手段に過ぎません。
軍として戦った多くの極右活動団体が壊滅しています、これがウクライナの非ナチ化です。
敵野戦軍撃滅のためには連続的な包囲殲滅が有効ですが現状ロシア軍はそれに成功していません
計画通りではないと思います
それは目的と手段の違いじゃないですか?
ロシア軍の目的は「ウクライナ軍の殲滅」であり、その手段として「包囲殲滅」や「電撃戦」など色々あるだけで手段の一つが失敗したからといって計画通りではないとは言い切れないのでは?
個人的には、ここまで戦闘力の差が広がれば包囲殲滅なんて奇抜な事しなくても平押しで行けそうな気がしなくもないですが。
戦力差が明白になり、ウク側の人的資源の損失がそれこそ目に見えるレベルになった今、
わざわざロシア側がそれに付き合って自分たちの人命を積極的に失うような戦術はとらず、砲・爆撃で叩きのめして充分に弱らせた後で、自軍の損害を出来る限り少なくする攻撃方をとる。
というのは理に適ってますから。
単にそれをやってるだけでしょう。
1月:ウクライナ軍の総戦力88万人
4月:ウクライナ軍の戦力46万人、予備無し
失敗してますかね?出所不明な話だと26万にまで減ったみたいのまで出てますが
小規模半包囲ならいろんなとこでやってますし。それにここまで砲爆撃能力と偵察能力に差があると、砲撃でエリア区切って中爆撃するだけで包囲と同じ感覚で殲滅できそうですし、わざわざ包囲狙って突出するなんて冒険主義取る必要もなさそうですが
第1次大戦の西部戦線の塹壕戦で、包囲殲滅で有名なのありましたっけ?
途中から停滞しているイメージしかない。
東部戦線で開戦当初、タンネンベルグの戦いでロシアがドイツに包囲殲滅でボコボコにされたけど。あれは塹壕戦じゃないし。
塹壕戦突破方法の一つとして機動力があったけど、ドローンで車両が使えず、徒歩になったけど、第1次大戦でも徒歩の機動力では塹壕突破が困難。現在、ジレンマ状態。ある種教科書通りか・・・
ドローンで敵の位置がわかるから、包囲にも気がつくだろうし、包囲殲滅はロマンだけど難しいのかも。
ざっくり調べたけどないっぽいですね
そもそも野戦で相手を包囲、殲滅ってカンネーの戦い(BC216)以降みんな目指して大概失敗してますし
わざわざ調べていただいてありがとうございます。塹壕戦が起きている場合、包囲殲滅が起きないのは、普通という感じでしょうか。
ザルジニー氏は新技術が必要みたいなことを言っていました。ロシアは対ドローン重視の亀戦車や機動力重視のゴルフカートなどを使いましたが、結果は微妙といったところでしょうか。 決定打がないですが、目新しい兵器としては滑空爆弾が一番効果的なのかな。
ウクライナ戦争をFPSでゲーム化するとしたら、遮蔽物のある市街戦はゲームになるけど。
野戦はドローンが強すぎて、クソゲーになりそう。乗り物に乗るとドローンに発見されて特攻で破壊され。歩兵だと偵察ドローンに発見されて榴弾で死亡。穴掘り隠れゲーと呼ばれ、良い穴を掘って隠れてタイムオーバーを狙うゲームになる。
全然前に進めないじゃんとユーザーの不満続出になるのが目に見えている。
あとやっぱり地雷やリモート爆弾も大きい。ゲームでは地雷を設置できないか、少数しか設置できないゲームが多い。地雷を大量に設置されると、やっぱり全然前に進めないから。市街戦だと一軒一軒調べるわけで、爆弾で吹き飛ばすか、重機で建物を潰した方が楽な状況が起きる。
ドローンオペレーターのゲームでいいやん。
優秀者は実戦に知らないうちに参加していたり。
どれも事実じゃないってことだろ
ウクライナも実際には大した損害を被ってない
英米は選挙(結局7月・11月)、日本も自民党総裁選(9月)があり、外交がどう動くのか分からないのも影響しているかもしれませんね。
インフレで、現職がジリ貧になっているわけですから…
プーチン大統領、国防省などに経済閣僚を配置して、持久戦を視野に入れたと言われていますね。
日本にとっても、電気代40%以上アップだけでなく、ガソリン200円が控えてると見かけると(補助金カット)、長期化は苦しいですね…。
直近、世界各国でウクライナ支援に前のめりの政権は
物価高に絡めて批判が殺到して
選挙で敗北するか下野してますからね
ウクライナは今年は耐えて、2025年に
春の目覚め作戦をやるようですが
それが最後の攻勢になりそうです
まさに仰る通りです。
日本の与党政治家も落選すれば、金繰りに追われ・人も離れ・情報も入らない、ただの人になったという事を忘れてしまったのでしょう。
2025年、乾坤一擲の攻勢ですか。制空権ないのは似ている気がします…。
(早期講和の観点もそうでしたが)対ロシア抑止が、戦後必要になるため余力を残すべきと思うのですが、どうしようもないのでしょうね。
腐敗だけはなくならんなあ
こんな腐敗国家を俺らの税金で救済する必要性があるのか、誰か教えてくれ。
必要がない、ええかっこしやがってワイらの生活が余計苦しくなるだろうが
インフレおさまらなくて、老後4000万円必要とか言われだしてるんですよね。
食費代だけじゃなくて、電気代は2桁アップ、ガソリン代上げも控えて物流に跳ねるとか言われてますし。
日本も、国民生活が楽になってから、海外の事を考えて欲しいと思っています。
はて、食事代、電気代、ガソリン代の値上げがあるとして、ウクライナ支援を止めたところでそれらが収まり、4000万の給付金が捻出できるわけあるまいに。
その程度の煽りで政策を変えられると思われてるなら、本邦の民度も舐められなものですすなあ。
4000万円の給付金は、インフレがもっとやばくなりますよ…
本邦の経済的苦境(があるとして)に、ウクライナ支援の影響など知れたものでしょうに。
追記です。
民度というか、貧乏になって余裕なくなってるという話しですかね。
そうであれば、ウクライナ支援を止められるでしょうね。
今のところ、かけらもその兆候は見られませんが。
これで最後にしますね。
ウクライナ支援の追加2023年12月・ウクライナ支援会議2024年2月、2024年前後のものですが、SNSやヤフコメの炎上が話題になったように見受けられます。
戦争当初に、見かけなかった兆候が出始めているように感じるんですよね。
さて、主観的にはともかく、それが日本からの支援に対するブレーキに全くつながらぬ以上は、コップの中の自閉的・自己満足的な議論で盛り上がっていたんだろうなあとしか、言いようがないですね。
緒戦のムィコラーイウ攻防戦の時は、現地の建設業者の方と、
ウクライナ軍(特に司令官)との連携が上手くいき、
ロシア軍を追い返したそうですが、他の地域ではダメなのかな。
装甲化された重機が不足しているのでしょうか。
他所の記事を見ていると、近隣のモルドバ陸軍が、
規模に似合わない数の工兵機材を持っているみたいです。
独立時に沿ドニエストルと分けあったみたいですが。
これを譲ってもらったりしたら良さそうな気もします。
なんか中国の王朝(明とか清とか)末期っぽくなってきたな
そもそも塹壕出てきているかどうかはゼレンスキーとシルスキーが調べるべきことであって。
なんで委員会が立ち上がるのかと・・・それ自体が完全に末期ですね。
まあでもアメリカの10年保証があるんですよね
じっくり観察しましょう
アメリカに70年以上保証されてきた国からはじっくり観察する以外に無いですね…確かに
>この地域を2年前に取り戻した軍人の殆どは生き残っていない。
さらりとヤバいこと言ってる…
ウクライナ側は優れたスキルを持つ熟練兵あとどのくらい残ってるんでしょうね…
今の時期になっても今一ロシア軍の意図をあまり理解してない人が多い気が・・・
いくら進もうと敵に人的損害を与えられなければ意味がない、それこそ初戦のキーウ攻防戦
の様にどれだけ首都や重要拠点まで進もうと人的資源があればそこで粘られる。
昨年からロシアの戦術は一貫してて、
1、砲撃で陣地を叩いてウクライナ兵を削る。
2、歩兵が安全な陣地奥に下がるようなら、ロシア側が歩兵でウクライナ陣地をつつく
3、歩兵が陣地表に出てきたら砲撃でウクライナ兵を削る。
と言う地道にウクライナ兵を削る事を重点としている、
効果が出つつあるが野戦軍が壊滅したかと言えば程遠く、まだまだ攻勢をかける段階ではない
汚職まみれだと散々揶揄されたロシアでさえ要塞線の建設はちゃんとしてあってそれが反転攻勢を防いだ一因にもなったのに、
汚職撲滅を掲げて曲がりなりにも政権運営してきて汚職度も多少改善されていたはずのウクライナではまともな要塞線の建設がされてないっていうのがまたね…