Interfax-Ukraine、Kyiv Independent、Ukrainska Pravda、Censor.NETなど複数のウクライナメディアは29日「ザルジニー総司令官が解任された可能性がある」と報じており、大統領府や参謀本部は「ザルジニー解任は事実ではない」と否定している。
参考:Zaluzhny may be dismissed from his post – source
参考:Contradicting reports point at dismissal of Zaluzhnyi as top commander; Zelensky’s office denies it
参考:ОП рассматривает отставку Залужного. Но указа еще нет – источники
参考:Zelenskyy signs decree on Zaluzhnyi’s dismissal – sources
ウクライナ軍参謀本部は公式に「報道されているザルジニー解任は事実ではない」と表明
Interfax-Ukraineは安全保障分野に近い関係者の話として「ゼレンスキー大統領はザルジニー総司令官との会談で解任について合意に達した」と、Kyiv Independentは参謀本部筋の話として「ザルジニー総司令官が解任された可能性がある」「参謀本部筋もザルジニー総司令官が解任されたことを確認した」と、Ukrainska Pravdaも国家安全保障・国防会議の関係者の話として「ザルジニー総司令官は呼び出されて別のポジションを提案された」「何処かの大使職を提案されたが彼は拒否した」と報じている。
独立系のCensor.NETも情報筋の話として「ゼレンスキー大統領はザルジニー解任に関する法令に署名した」「この法令は発表されておらず海外パートナーとの調整が進んでいる」と報じ、Censor.NETの編集長を務めるユーリイ・ブトゥソフ氏も「ザルジニーの後任候補は情報総局のブダノフ中将だ」と指摘しているが、ウクライナ軍参謀本部は公式に「報道されているザルジニー解任は事実ではない」と、大統領報道官も「大統領がザルジニーを解任したのか」という質問に「事実ではない」と答えた。
因みにKyiv Independentは「我々を含む多くのウクライナメディアはザルジニー解任が事実かどうか確認を取ろうとしているが、匿名を条件に取材に応じる関係者らは矛盾した回答(解任されたと回答する関係者と解任されていないと答える関係者がいるという意味)をしている」と付け加えており、拗れたゼレンスキー大統領とザルジニー総司令官の関係を指摘する報道もあるため、まだThe Economist紙の記事の影響が続いているのだろう。
関連記事:ゼレンスキー大統領と軍の不協和音、ザルジニー総司令官に知らせず司令官交代
関連記事:噂されていた3将軍の解任、ゼレンスキー大統領が医療軍司令官の解任を発表
関連記事:ゼレンスキー政権、反攻作戦を指揮したタルナフスキー准将などを解任か
関連記事:ウクライナ側が否定するTIME誌の記事、記者は現大統領顧問が情報源と示唆
関連記事:米タイム誌、大統領の頑固さがウクライナの柔軟性や選択肢を狭めている
関連記事:ウクライナ政府高官、TIME誌の記事内容を否定し情報提供者の排除を示唆
※アイキャッチ画像の出典:Головнокомандувач ЗС України
こればっかりはしょうがないですね。
誰かが責任をとって新しい動きをしないといけないわけで、ゼレンスキーと関係が壊れておらず、意思統一ができる人にしたと思ってもらう必要がある。
停戦終戦にしても継戦にしても、なんなら降伏するにしても、大統領との関係が壊れた状態では不利にしか働かない。
ゼレンスキーが辞めるという選択肢もあったでしょうが、徴兵している以上は退任後に一歩兵として前線に行かない限りは、むしろ行っても行かなくても酷い扱いを受けるでしょうし。
大統領府と軍司令部が揉めている、ということは分かりますが、実態が何とも掴みがたい。
正直、外側からでは推測くらいしか出来ませんが、アウディーイウカやクピャンスクで押し込まれている前線の兵士たちにとってみれば、「上層部は何をやっているんだ」という思いになるでしょうね。変えるなら変える、変えないなら変えないで、さっさと決めてくれと。
メディアにリークする人間を炙り出す観測気球だろうか?
候補者、容疑者が多すぎてあまり観測気球を上げる意味はないかと。
実際のところ、黒と灰色を見分けるための人員も労力も時間も足りません。旧ソ連のウクライナで、“誰がロシア側なのか”の炙り出しをやろうにも魔女狩りにしかなりませんし。
憲兵隊の数を増やす暇があれば、前線に兵士を送れと怒鳴られそう。
ロシアによる情報戦だ。大統領府が否定しているから嘘なのだろう。安易に乗せられたメディアは猛省すべし。
牟田口「大本営が否定しているから嘘なのだ。アメリカは空母を失い我が方優勢なり」。
どっちにも言えることだが人形劇は寒い
確かに、ノリで投稿してしまいましたが、後で見直すと寒かったです。
多めに見て下さると助かります。
轟撃沈 航空母艦11隻
戦艦2隻
巡洋艦3隻
巡洋艦もしくは駆逐艦1隻
撃破 航空母艦8隻
戦艦2隻
巡洋艦4隻
巡洋艦もしくは駆逐艦1隻
艦種不詳13隻
撃墜 112機
日本の勝利である
後任がブダノフってあたりが……笑
あくまで候補なので。
国防相の時もそうでしたが、”異星人”をトップに据えようとした時の現場の反発は想像を絶するものがあります。
案自体は実際にあるのでしょうが、現実的は(意思決定者がまともな思考能力を維持している内は)難しいかと。
フェイクの可能性あり?
本当なら暗い……あまりにも…状態ですが・・・
個人的には、「1割の真実を含んだ9割フェイク」ではないかと思います。
ゼレンスキー政権とて、今安易にザルジニー総司令官を解任させられないことは百も承知でしょうから、内心思っていることは別として、現実の妥協が必要くらいは把握していると。
ただ、日本の二二六事件の頃の分断状況ではありませんが、大統領府への忠誠心を見せないと切り捨てられるかもしれないと焦る一派が、半ば独断で「ザルジニー降ろし」を画策して新聞社に情報の一部を恣意的にリークした可能性などもありますから、内情は何とも言えません。
ウクライナは、戦時中・本土決戦中ですが、権力闘争が激しくなってきましたね。
ゼレンスキー大統領が、いつまでも地位に居座る必要・大統領である必要はないんですよね…。
国民向けに停戦の責任をかぶる・海外向けに汚職の責任をかぶる(元後援者など)、責任を取るのもトップリーダーの大事な仕事です。
クリミア奪還、もしくは4州奪還まで、選挙をやらないとすれば、いつになるのか分からないですからね…。
困難な戦時内閣率いて責任取るのもトップの仕事だとか言われちゃ流石のゼレンスキー大統領も哀れよな。侵略された側で国土防衛に尽力させていらなくなればポイとか流石にねぇ、どこぞの国のトップは大臣クラスや党の人員が不祥事起こそうがいまだに居座っているが。守り側の国のトップをそんな都合の良い理由で降ろすならそんな国を支援する必要があるのか。
キーウ国際社会学研究所の世論調査が(2023年11月末~12月上旬)、成人1031人を対象に行った結果が発表されています。
ゼレンスキー大統領の支持率62%(2022年末84%)、ザルジニー総司令官の支持率88%・軍への支持率96%になっています。
ゼレンスキー大統領の支持率低下が、どうしても目立つわけですね。
2024年も戦争は続きますが、ウクライナの世論調査が、どのように変化していくのか見守りたいと思います。
(1月18日 62%対88%、明暗を分けるゼレンスキーとウクライナ軍 Newsweek)
砲弾調達の汚職の罪を被せて
政敵をひとり葬った格好でしょうか
ブダノフ中将が不適というわけではありませんが。
まだ、重さ(経験?)が不足と思います。
適所適材であるべきですし、ホントなら、ロシアが喜ぶだけでは。
そういう話があったのは事実じゃないかな?
拒否したので罷免するかどうかまだ決まってないあたり。
サルジニー側がいち早くメディアにリークしてその動き封じる為とか?
「この法令は発表されておらず海外パートナーとの調整が進んでいる」
仮にこの人事が事実としても、パトロンからの支援に変化があるとは思いませんね。
勿論、現状維持(現物が必要量に届かない)という意味で。
50万人追加動員の話が議会で否決されてお流れになったそうですが、もはやウクライナに打つ手は無いように思えますね。
このままズルズルと追い詰められて、ゼレンスキー逃亡で幕引きになるんじゃ無いでしょうか。
コメディアンによる政治から何から、何百万ものウクライナ人の死によって演じられた喜劇ですよこの戦争は。
厳戒令中の動員は大統領の権限で実施できるので議会の承認は必要ありません。
追加動員に対する国民の支持を得るため提出した動員法案(改正案)を議会を差し戻し、内閣は修正案を2月上旬に提出する見込みです。
議会も動員法案改正の必要性を認識して議論しています。
50万人追加動員の話が議会で否決されてお流れになったなんて話は「動員に関する実情」を全く理解していないデマで、こんな話は現地メディアで一切報じられていません。
「1月11日に議会の反対で「動員法案」の撤回」というニュース映像を見かけたので誤解してました。
50万人追加動員と議会は関係無かったんですね。勉強になります。
こういう人たちの「ゼレンスキーは不利になったら逃げる」「もうすぐゼレンスキーは亡命する」という類の妄想はどういう発想で出てくるんだろうか。
2022年2月のことをもう忘れたのか?
首都が包囲されるのではないか、あるいは「斬首作戦」がやられるのでは無いかと散々言われてる中、米英などによる脱出の打診・支援があったにもかかわらず、首都に残り続けたのに。
ゼレンスキーを「そういう人間」だと認定するのは余りにも無理があるだろう。
むしろそれだけの熱意・頑固さがあるからこそ、今後の停戦交渉などの行末を懸念した方が良いくらいだ。
そして「何百万ものウクライナ人の死」(そもそも2014年から数えてもそんなに犠牲者は出ていないはずだが)を「喜劇」とは。
勝手にゼレンスキーの人間性を妄想して、何百万もの人間の死を「喜劇」と形容し、挙句そのコメントにハートマークを押す人が複数いるとは、あまりに倫理観が違いすぎてショックを受けています。
後任とされるブダノフ中将がザルジニー氏より優れている可能性は低いのでは?
仮に本当だとして、責任問題による解任なのか政争なのかはわかりませんが、解任がウクライナ軍部にメリットがあるように思えないです
本当ならウクライナ政府の内情が末期的なのだと思えてしまいます
ザルジニーに近い人間がザルジニーを生かす為にやった飛ばしじゃないかな
こうやって定期的に話題にあげとけばザルジニーを罷免するのは難しいからね
正直シルスキーをブダノフと交換したほうがウクライナの未来にとってはよさそうに思えるけどどうなんだろ
ブダノフ中将が組織上は同じ国防相の後任候補となった時ですら、省及び軍からの反発を示す出来事が多発しました。
軍部そのものにねじ込んだ時にどのような惨事が起きるかは想像に難くありません。
国家首脳部がまともな思考能力を有している内は永遠の有力候補止まりでしょう。
解任そのものは(政軍の関係や命令系統の変化は別として)事実ではないと思います。
おそらくザルジニーとは解任で話がついてるが,後任が決まらないのでは。
戦争中ですから,トップ不在の空白期間を作るわけにはいきませんので。
自己レス。
ブダノフが土壇場で総司令官職を固辞。
シルスキーもザルジニーの後任になってヘイトを集めるのを嫌って総司令官職を拒否しており、結局「ザルジニーの後任人事が決まらない」というオチだそうで。
確かにこれでは対外的に発表のしようがないですね。
流石に飛ばしだろう。ここでザルジニー解任なんぞしたらせっかくNATOに手取り足取り育ててもらった軍を捨てるようなもんだぞ。
まあ解任されなくとも、ゼレンスキーはザルジニーを迂回して命令出してんだから実質変わらん気もするがね。
単騎で決着がつく戦争では単純な軍事力がものを言うが、今回のように長期にわたって拮抗してしまった戦争では結局のところ国内の問題で力尽きてしまった方が負けるのではないだろうか?もちろんリソースの問題もあるがそれすらも国内のアレコレの影響を大きく受けるわけで…