日本関連

日米によるT-4後継機の共同開発、実戦的な訓練が積める機体開発を想定

日本経済新聞は日米首脳会談について「岸田首相とバイデン大統領は米軍大型艦艇の日本補修、自衛隊と米軍の統合運用に向けた指揮統制見直し、T-4後継機の共同開発で合意する」と報じており、T-4後継機については「実戦的な訓練が積める機体開発」を想定しているらしい。

参考:米軍の大型艦船、日本で補修 日米首脳会談で合意へ

もしT-4後継機の共同開発がATTであるなら「入札の勝者と日本企業が組む」という線が濃厚だが、日本独自の高等練習機を共同開発する可能性も

横須賀基地を拠点する米海軍第7艦隊に所属する艦艇の内、日本で戦闘能力のない補給艦や輸送艦を補修する仕組みがあるものの、空母や駆逐艦といった戦闘艦は本国に戻って補修を行っており、日本経済新聞は「海自が利用する日本企業の造船所で米軍大型艦艇の補修を行うため制度作りが進められている」「日本で補修が行えるようになれば米軍大型艦艇の稼働率が向上し、自衛隊と在日米軍の訓練機会も増やせる」と報じている。

出典:U.S. Navy photo by Seaman Apprentice Rafael Avelar/Released

毎日新聞は先月23日「日米がT-4後継機を共同開発する方向で調整を進めている」「4月10日の日米首脳会談で共同開発に関する合意を発表する見込み」「生産コストの低減に加え、自衛隊と米軍が訓練段階から共通機体を使用することで連携強化を狙っている」と報じていたが、日本経済新聞も「T-4後継機を日米で共同開発する方針を確認する」「両国が運用するF-35等を想定した実戦的な訓練が積める機体開発を想定している」と報じており、実戦的な訓練が積める機体開発という言及が非常に興味深い。

米空軍はT-38からパイロット養成を引き継ぐため高等練習機にT-7Aレッドホークの採用が決まっているが、これとは概念の異なる上級戦術訓練機(Advanced Tactical Trainer=ATT)の調達を予定しており、ATTはF-22AやF-35Aといった実機で行う「高度な戦術訓練」を引き継ぐことが目的だと解釈されている。

出典:PHOTO BY Bryce Bennett

乱暴に言えば「飛行コストが高価な第5世代機で行う戦術訓練を『飛行コストの安価な専用機』で行う」という意味で、米海軍も同じ概念でTactical Surrogate Aircraft=TSA(T-45Goshawkの後継機=UJTSとは別もの)の調達を検討中だ。

日本経済新聞はT-4後継機について「パイロットの養成」ではなく「実戦的な訓練が積める機体」と表現しているためATTやTSAの概念に近く、もしかするとATT入札の勝者と日本企業が「T-4後継機と称する上級戦術訓練機を共同開発する」という意味かもしれない。

出典:Raytheon GPIのイメージ

因みに昨年8月の日米首脳会談で合意した「極超音速兵器を迎撃するミサイル(GPI=Glide Phase Interceptor)の共同開発」もノースロップ・グラマンとレイセオンが別々に開発を進めており、最終的に採用を勝ち取った企業と日本企業が組む可能性が高く、もしT-4後継機の共同開発がATTであるなら「入札の勝者と日本企業が組む」という線が濃厚だ。

但し、日本経済新聞は「自衛隊と米軍が訓練段階から共通機体を使用する」とは言及しておらず「自衛隊と米軍で訓練段階からの連携を深める」と、防衛装備品について「防衛装備移転三原則の運用指針を改定して海外輸出が容易になったことを踏まえ協力を深化させる」と言及しているため、T-4後継機の共同開発は「日本独自の高等練習機」を指している可能性も捨てきれず、これ以上のことは日米首脳会談後の発表を待つしか無い。

関連記事:日米はT-4後継機を共同開発する方向で調整、自衛隊だけでなく米軍も採用?
関連記事:FA-50輸出拡大、米国経由で日本のT-4後継機調達に参加は可能か
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関連記事:ボーイング、米空軍が調達計画している新しい戦術訓練機にT-7Aを提案することが濃厚
関連記事:米空軍に続き米海軍も高度な戦術訓練機の調達を発表、最大の目的はF-35運用時間の削減か

 

※アイキャッチ画像の出典:航空自衛隊

米空軍、事故損耗分を補充するため砂漠で保管中のB-1B現役復帰を決定前のページ

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コメント

    • fgo
    • 2024年 4月 02日

    ボーイング品質と開発力を学べるいい機会になるといいですね

    5
      • nachteule
      • 2024年 4月 02日

       皮肉かな?コスト削減の為にプロを片っ端から切った結果が今のボーイングだから製造だけに関して言えば日本側が熟練工が居る先進的なラインを用意出来れば良い方向に転ぶ可能性はある。

      30
      • 匿名希望係
      • 2024年 4月 02日

      すでにいろんなところが痛い目見て学んでるだろう>品質と開発

      2
    • 774
    • 2024年 4月 02日

    あんま関係ないけどT4退役に伴ってブルーインパルスも更新されるのかな

    3
      • 幽霊
      • 2024年 4月 02日

      更新されると思いますよ
      退役する機体をブルーインパルスの為だけに維持するわけにもいかないでしょうし。

      18
      • daishi
      • 2024年 4月 03日

      T-4は老朽化以外にターボファンエンジントラブルも出たので、ブルーインパルスも乗り換えるでしょうね。
      今のアクロバット任務体制であれば複座の機体が必要なので練習機になる可能性が高そうですが、通常訓練用のT-4から順に置き換えるはずなのでいつ配備されるか、がポイントになりそうです。

      さすがにアメリカ空軍のサンダーバーズ(F-16C/D Block 52)や海軍のブルーエンジェルス(F/A-18E/F)のように単座をメインにした現役戦闘機を使う可能性は低いと思います。

        • バーナーキング
        • 2024年 4月 04日

        あれも経年劣化が根本原因と言われてますので老朽化の内ですね。
        実際200機以上を訓練でバンバン飛ばしてて30年発生しなかった訳ですし。

        3
    • たむごん
    • 2024年 4月 02日

    日米首脳会談の内容に、期待したいですね。

    国賓待遇という接待により、日本がATMになるというオチだけになるなのは、勘弁して欲しいものです。

    20
      • DEEPBLUE
      • 2024年 4月 03日

      でも岸田首相だしなあ・・・。広島平和云々で丸め込まれるでしょう

      3
    • nachteule
    • 2024年 4月 02日

     わざわざ作る戦術訓練となるとレーダー搭載、コスト高になるが低コストのエンジン2基か出力が有る高コストエンジン1基搭載。大型ディスプレイにサイドスティック、HUD/HMDを使用。
     データリンクとUAV管制機能の付与と武装も視野に入れる。ひょっとするとステルスも意識してウェポンベイを持つ機体とか出来たりしてな。そうなるとすごく高くなるが。

    1
      • イーロンマスク
      • 2024年 4月 02日

      レーダーと攻撃能力を有するステルス機「訓練機です」
      防衛省「よし通れ」

      財務省「…」

      32
        • じぇね
        • 2024年 4月 03日

        心神ありました

        6
        • kitty
        • 2024年 4月 03日

        でもぶっちゃけ、AAM2発くらいだけ積んで、アラート任務できるくらいの性能があれば、しょーもない東京急行の「エスコート」にF-35Aの飛行時間を取られなくてすみますね。
        まあ、F-35Aの飛行時間当たりよりコストが高くなったりしては本末転倒ですが。

        9
          • 匿名希望係
          • 2024年 4月 03日

          多分PRE-MSIPをレストアした方が安くつくよ。それ

          7
    • 幽霊
    • 2024年 4月 02日

    日米共同開発が出来れば一番いいんですけど現実的にはアメリカ製に相乗りってところでしょうかね?
    まあアメリカと組んで共同開発なり参画なりしたらネットではF-2の時みたいにアメリカに技術を盗まれたとか無理矢理組まされたとか色々言われそうですね。

    19
      • 無印
      • 2024年 4月 02日

      もう言ってる人を見かけましたけどね(アメリカと組んで~)
      「アメリカと手を組むなんてけしからん!Kawasakiのバイクを不買運動をしよう」(まだ川崎だとは決まっていない)
      とか、面白い人はいっぱいいます

      19
    • 2024年 4月 02日

    米軍艦艇の日本での修繕作業が増えるのは造船業のスキル維持に貢献する妙案ですね。いくら米本国での修繕が滞っててもセキュリティチェックが不備では実現しない案件だと思っていたので素直に喜ばしいです。

    26
    • 匿名
    • 2024年 4月 02日

    自国ですらATTやらの導入予定数は少ないわけでしょう。
    ひとんちの後継訓練機を全機ATTにしてどうしようってんですかねぇ。
    え?必要数以外はT-7Aを売ってくれる?そうですかそうですか。

      • 匿名希望係
      • 2024年 4月 02日

      一応ジェット機を使う課程が基本操縦前期、後期と戦闘機操縦基礎課程と各機の操縦課程(純粋に練習機として使う分)だから戦闘機基礎操縦課程からに適用すれば十分めどは立つのかも>高性能な練習機

      4
    • Na
    • 2024年 4月 02日

    散々、毎日の飛ばしだとコメントしてた人がいたよね〜

    10
      • 桜〜
      • 2024年 4月 02日

      報道が先行した一社だけだったら普通そう思うよねー。
      まぁ、この界隈こういうの多いから

      25
      • バーナーキング
      • 2024年 4月 02日

      自分含めて「1社しか報道してないから疑わしい」的な事を言ってた人は沢山いますが「飛ばしだ」と断言してる人はあんまり記憶にありませんね。「飛ばしだろ」はいたかな?
      てか私は今でもまだ何かしらの誤謬を含んでる可能性が高いと思ってますが。

      21
    • 黒丸
    • 2024年 4月 02日

    「実戦的な訓練が積める機体」ということは
    ちゃんとしたレーダーとAAMを積んで実射訓練できる非ステルス機になるのでしょうか
    F35やF3でアラート任務につくのはもったいないので、高等訓練機と兼用できる
    簡易迎撃機は日本の財布にやさしい機体になるのでは

    11
      • 匿名希望係
      • 2024年 4月 02日

      ざいむ「実戦で使えるんなら戦闘機扱いにしますね。」

      8
      • 半分の軍事費の国から
      • 2024年 4月 03日

      F/Aー18スーパーホーネット[J型](仮称)ですね‥既に練習機ではないような‥空母練習機か‥練習空母も必要ですね‥空母で運用出来る各種航空機も・・幾ら掛かるのやら‥そうだ、全て無人機にしてしまえば‥デジタルエンジニアリングのようなトラブルメーカーになりそうデス。(妄想終了)

      • TKT
      • 2024年 4月 03日

      「鷲の翼 F15イーグル」
      という本の中で、T-4で訓練したパイロットはT-2で訓練したパイロットよりも操縦が下手になる、という話も乗っていました。

      速度が遅くて操縦が簡単なT-4は、やっぱりというか超音速機であるF-15やF-2との性能差も大きく、T-4が上手く操縦できてもF-15やF-2が操縦できるとは限らない、慣れるのに前よりも時間がかかるというわけです。

      T-4より操縦が難しいT-2の場合はF-1と性能がほとんど同じであり、T-2が上手く操縦できればF-1も上手く操縦できるのは当然です。T-38は戦闘機であるF-5と性能がほとんど同じです。

      つまり今になってみると、T-2のような
      「高等練習機」
      は、決して無駄ではなかった、という意見の人もあり、結局また戻る、T-2のような高等練習機を復活させようということかもしれません。

      ちっちゃいステルス高等練習機ということであれば、確かに心神の複座型みたいになる可能性もあります。

      4
        • バーナーキング
        • 2024年 4月 03日

        実機との乖離が大きいとの話もありますが、T-4の導入により機種転換が一度減り課程が35時間も短縮されてますので単純に経験値の差も大きい気がします。
        35時間実機で飛んでもT-2育ちとのギャップが埋まらない、という事であれば問題ですが、だとしても練習機が他機種の模擬が可能なグラスコックピット+FBW機であればどうとでもなるでしょうし。
        高等練習機と実機の飛行コストの差、運用機種を増やす事によるインフラ整備等の運用コストや開発費その他諸々、トータルで考えるべき問題でしょうね。

        15
      • ユーリ
      • 2024年 4月 03日

      日本におけるアラート任務では航続距離が重視されるので
      軽戦闘機を別途入れるというのは拠点と密度の点で現実的では無く将来は
      F-3とF-35A/Bでやることになると思います

      2
        • あまつ
        • 2024年 4月 03日

        新規開発するならCFT等を使って機外搭載量の限界まで燃料に充てられる仕様にすれば航続力の問題は解決可能なんじゃないかと思うよ。
        ちなみにF-5Eでも戦闘行動半径はF-35Bより長いので、この程度の航続力が発揮できるなら実用上問題無いと思われる。
        更に言えばF-35Bを海自空母に派遣すると空自の手駒が減るわけだからそれを補完する機材は欲しいとこだよね。

        1
          • 匿名希望係
          • 2024年 4月 03日

          宮古島迎撃基地作る方が先なやつ

          1
          • バーナーキング
          • 2024年 4月 03日

          F-35Bは必要とあらば滑走路以外での運用ができるので航続距離の物差しとしては不適当だと思います。

          1
            • あまつ
            • 2024年 4月 03日

            その「必要とあらば」は入念な事前準備と調整が必須であり、いつ何時でも使える手では無いのは御承知のはず。
            F-35Bの運用は基本的に新田原であり毎度の防空出動も新田原から行うことを前提に配備される以上は航続力に問題無しと空自は判断してる。
            ならばF-35Bと同等の航続力があればその代役を務めるのに問題は無い道理。
            もうね、100点以外は失格、99点は赤点て考えを改めないと破綻へまっしぐらよ?

            5
              • バーナーキング
              • 2024年 4月 03日

              機体の航続距離頼りの時はF-35B以外使うでしょ。
              99点ならいいけど練習機にCFTは5点10点の世界なんですよ。

              1
                • あまつ
                • 2024年 4月 03日

                自分で言ってて矛盾してるの気づかない?
                『機体の航続距離頼りの時は”ATT”以外使うでしょ。』で終わりじゃん。
                逆に言えば運用で工夫すれば良いだけって事だ。
                もはや否定が目的になってる東京新聞みたいだけど?
                そもそも枝主が言ってるのは『高等訓練機と兼用できる簡易迎撃機』なんだからそこにCFTつけるのがなんで10点なのか説明を請う。

                3
                  • バーナーキング
                  • 2024年 4月 04日

                  全然違うでしょう。
                  F-35Bは「入念な事前準備と調整」があれば柔軟に使えるし、航続距離の範囲内なら当代最強クラスの戦闘機です。この時点でプライスレスな価値があるしスクランブルにもそのまま使えます。その上で平時は航続距離を求められない任務を任される。
                  一方でATTはあくまで練習機です。当然そのままでスクランブルはできませんしアビオも武装も頑張って積んだとしても限定的になるでしょうし、それを可能にしておくことはベース機のコスト増につながります。そこまでしても輸送機相手のスクランブルとかが精一杯の上、そうした機体は航続距離が長く領空周辺を引っ張り回される事も多々あります。
                  もちろん「本気でうっかり日本のADIZに迷い込んじゃった民間機」とかを追い返すだけなら可能なんでしょうがそんなの年に何回もないでしょうし、事前にそれと分かってて練習機差し向けるくらいならそんなの10年後には無人機にやらせたい仕事です。
                  「スクランブルなら練習機で十分」と仰る方々が日本においてどんなスクランブルを想定してるのか私にはいまいち想像がつきません。
                  もちろんATTが「F-16/F-2にT-7Aのコクピットをねじ込もう」みたいな計画になるなら話は別ですが。

                  3
                  • バーナーキング
                  • 2024年 4月 04日

                  あと私が5点10点だと言ってるのはCFT云々ではなく日本における練習機ベース機によるスクランブルそのものです。
                  ATT機を武装化してスクランブル…、って開発費や1機種2タイプ増える運用コストとその実効性、それを可能にするためのベース機のコスト増を考えたら、まだF-16やF-2をベースにATT機化した方がコスパ的にはナンボかマシな気がします。

                  2
                    • あまつ
                    • 2024年 4月 04日

                    もうね、現時点では何も決まってないのに「ATTはこんな感じに決まってる」って頭から決め込んで「だから無理」って言ってるのよ、あなた。
                    その脳内で勝手に形成されたATTのスペックはどこから持ってきたの?
                    開発要目が『実戦的な訓練が積める機体』なんだから相当に戦闘機ライクなものになるだろうし、ならば随伴無人機等との(部分的な)共通化や輸出用の軽戦闘機化まであるんじゃないかと踏んでるからこその迎撃任務の付与もありえる論なのよ。
                    単なる練習機なら国産出来るし、その余裕も無いってんならT-7Aをライ国でもすれば良いのにわざわざ共同開発ってことは既存の練習機とは毛色の違う機体になるんじゃないかと予想する。
                    「これが練習機?マヂで??」という代物になる可能性も否定できない。
                    勿論、蓋を開けてみたら常識通りの練習機でした、ってんならあなたの言う通りだけどね。

    • バーナーキング
    • 2024年 4月 02日

    ようやく2社目だがやっぱりハイフンなしの時点で防衛ちゃんと追ってる記者による記事ではない。
    てかATT用機を数十機とかならなくはないかもしれんがそれ「T-4後継機」じゃないんだよな…。

    6
      • 匿名
      • 2024年 4月 03日

      中等練習機T-4の一部と高等練習機枠F-15DJ·F-2Bの後継て事なんだろうけど無人機化も考えてるなら結構大規模な開発になるかも

      1
        • バーナーキング
        • 2024年 4月 03日

        「T-4後継機というよりF-15DJ/F-2B後継機&F-35/F-3用練習機&戦闘機操縦基礎過程用機(&米ATT)」というならまああり得なくはないかもしれませんね。
        ただ「練習機」という「人を育成するための航空機」を無人化するメリットはあんまりないんじゃないでしょうか。操縦席周りを始め生命維持系とか全部邪魔にしかならん様な…。
        FCASみたいに「最新戦闘機を無人化する」ならまだその最新のセンサー、ペイロード等の能力を有効活用できる訳だから量産効果も合わせればコストに見合う意味があるかも知れませんが。

      • バーナーキング
      • 2024年 4月 06日

      産経からも類似の報道がありましたね。
      しかもやっぱり「T4」。何かしら文書で情報が回ってるのは事実な様ですが何とも色々不可解。
      ただ産経の報道だと「防衛装備品の共同開発・生産を進めるよ。検討されてる装備品は例えば練習機(『T4』後継機)とか」ってニュアンスなので「T-4後継機、日米共同開発決定!」というニュースではないですね。

    • まめ
    • 2024年 4月 03日

    これ、単純に機体がどうこうと言うより、訓練体制も変わるからそこら辺の話が出てこないと何とも言えない。
    中東訓練機の安定性と実践的訓練の反応性をソフトで切り替えることはできるから有り得る話だけど…
    現状だと憶測以上のことが言えない感じ

    6
    • 58式素人
    • 2024年 4月 03日

    なんとなくですが。F35を複座にした方が良いのでは。
    AIが進歩したら、後ろの座席にAIを積む形で。
    練習機として使う時には、ステルス塗装・他の特有な装備を
    極力削ぎ落として、運用コストを下げるのが良いのでは。
    T4後継機とは別にすべきでは。

    2
      • のー
      • 2024年 4月 03日

      私も素人なのですが、過去の報道を見る限り。
      F-35の運用コスト増の最大要因は、欠陥のあるまま無理やり使ってるエンジンのようですので。
      そのまま複座にしても、運用コストはあまり下がらないのではないでしょうか。

      1
    • 58式素人
    • 2024年 4月 03日

    なんとなくですが。F35を複座にした方が良いのでは。
    AIが進歩したら、後ろの座席にAIを積む形で。
    練習機として使う時には、ステルス塗装・他の特有な装備を
    極力削ぎ落として、運用コストを下げるのが良いのでは。
    T4後継機とは別にすべきでは。

      • 58式素人
      • 2024年 4月 03日

      間違って、二重に書き込みしてしまいました。
      すみません。
      宜しければ、どちらか一つを削除でお願いしたいです。

    • モック
    • 2024年 4月 03日

    もしも本当に日米共同で練習機を新規に開発するとして
    1.その他F35ユーザーに売り込む算段がついている。
    2.練習機+α のα部分が欲しい
    のどちらかでしょう。

    シミュレータに絶望的な欠陥があるとかじゃ無ければ1.はないと思うし、2.でいうαって何ですかね。
    上で書いてる人いますけどランニングコストが安価なアラート機くらいしか思いつかん。

    • ガリバタ
    • 2024年 4月 03日

    初等ジェット練習機の後継に高等訓練機を持ってきて初等ジェット訓練機は廃止とか、日本の自衛隊パイロット育成は、つくづく特殊だと感じます。小学生に、途中過程は無駄だからと言って、いきなり大学入試の勉強をさせてるみたいです。
    自衛隊ではいきなり練習生を T-7 みたいな重い機体で訓練させちゃうけど、それだと練習生は失敗できません。ちょっとした失敗が大事故につながるので。だから、多くの国ではちょっとくらい失敗しても笑って済ませられる、翼面荷重の軽い単発やグライダーで初ソロを迎えるのです。
    そもそもファイターパイロット以外もパイロットは必要なので、それらを充足させるためにも初等ジェット練習機は必要だと思うのです。高性能で飛ばすのが難しい練習機だけがあればいいというわけではないと思うのです。

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      • ユーリ
      • 2024年 4月 04日

      T-3/5/7のような方式はピラタスPC-7やロシアのYak-52、ヨーロッパでイギリス、フランス、ドイツ等が採用し近年採用例の多いグロプ G 120などと同思想のもので少数派ではなく主要な2派の一方だと思います。

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    • 米軍
    • 2024年 4月 04日

    日本の現政権は憲法改正も掛け声だけで共有を含む自国の核抑止力を持つ意思もないようです
    アメリカの4星(大将)司令官の常駐を要望したり韓国の様に戦時作戦統帥権をアメリカに与え
    て自衛隊が首相から米軍総司令官の指揮下に入るのを自ら望んでいるようです
    後継練習機の日米共同開発もその一環かも知れません、日米首脳会談の内容を注視すべきです。

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