米国関連

米国が異例の措置を発表、ウクライナに1年半分の迎撃ミサイルを供給

ホワイトハウスのカービー報道官は20日「パトリオットシステムやNASAMSで使用する迎撃ミサイルの同盟国・友好国向け輸出を一時的に停止しウクライナに供給する」「今回の決定で今後16ヶ月間に必要とされる全てのものをウクライナは手に入れる」と発表した。

参考:White House redirects air defense interceptors to embattled Ukraine
参考:U.S. will boost Ukraine’s air defense by pausing exports to allies
参考:US says Ukraine can hit inside Russia ‘anywhere’ its forces attack across the border

今回の措置でウクライナの防空能力は大幅に改善するだろう

バイデン大統領はG7首脳会談で「ウクライナは(追加のパトリオットシステムを)比較的早く受け取るだろう」と述べ、 Financial Timesも「米国政府はウクライナが十分な防衛力をもつまでパトリオットシステムと迎撃ミサイルの納品を停止する」「この決定は木曜日に正式発表されるだろう」と報じてたが、ホワイトハウスのカービー報道官は20日「パトリオットシステムやNASAMSで使用する迎撃ミサイルの同盟国・友好国向け輸出を一時的に停止しウクライナに供給する」と発表した。

出典:U.S. Army photo by Eugen Warkentin

カービー報道官は「今回の決定で今後16ヶ月間に必要とされる全てのものをウクライナは手に入れる」「夏の終わりまでにウクライナが手に入れいる防空兵器は数百になる」「その分だけ順番待ちになっている国へのミサイル納入が遅れることになる」「この異例な措置に影響を受ける全ての国に外交ルートを通じて通知した」「ウクライナで深刻なニーズが発生していることを良く知っているため、我々が得た反応は概ね支持的なものだった」と述べており、納品が遅れるのは迎撃ミサイルのみらしい。

今回の決定でパトリオットシステムやNASAMSの本体納品は影響を受けないものの、両システムで使用するPAC-3MSE、PAC-2GEM-T、AMRAAM、AIM-9Xの納品はウクライナのニーズ(今後16ヶ月分)を満たした後に再開される予定で、影響を受ける同盟国・友好国も概ね今回の決定を支持しており、ウクライナは2025年末までに必要な迎撃ミサイルを手にいれるという意味になる。

出典:Raytheon

因みに今回の決定は台湾やイスラエルに影響を及ぼさないらしい。

追記:WAR ZONEは「今回の計画にPAC-3MSEとAMRAAMが含まれると米当局者が明かした」と報じている。

追記:バイデン政権は米国製兵器によるロシア領内の攻撃範囲を「ハルキウを攻撃するロシア軍=ベルゴロド州の軍事目標のみ」に制限していたが、Politicoは20日「バイデン政権は『国境を越えて攻撃してくるロシア軍に米国製兵器が使用できる』とウクライナに伝えた」と報じており、米国製兵器を使用したロシア領内の攻撃範囲はブリャンスク州、クルスク州、ベルゴロド州、ロストフ州、クラスノダール地方に拡大した格好だが、実際の攻撃範囲は使用できる兵器の射程に依存している。

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※アイキャッチ画像の出典:U.S. Army photo by Eugen Warkentin

Forbesの大げさな報道、ウクライナ軍がロシア軍兵士400人の孤立を否定前のページ

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コメント

    • 765
    • 2024年 6月 21日

    ウクライナの戦況がここまで梃入れしないといけないほど厳しいのか、大統領選挙前の実績作りなのか、あるいは単に同盟国との交渉に時間が掛かってたのかは分かりませんが(一番ありそうなのは増産体制の目処がたったあたり?)、迎撃ミサイル不足でひーひー言っていたウクライナにとっては大変喜ばしいでしょうね

    16
      • 2024年 6月 21日

      もとより、ウクライナ向けの軍事支援がアメリカ国内の国会論争でだいぶ遅れていた
      2024年はアメリカ大統領選挙年
      などの要素も

      9
        • 通りがかりさん
        • 2024年 6月 21日

        バイデンから変わった後を見越しているような動きですね

        9
          • 投石器
          • 2024年 6月 22日

          同感です
          最近の怒涛の支援体制固めを見ていると、トランプ政権に代わってもウクライナが保つ様に動いているのではないかと

          2
    • たむごん
    • 2024年 6月 21日

    台湾情勢・イスラエル情勢に配慮しながら、パトリオットを優先供給するのは非常に興味深いです。

    急にアメリカが、迎撃ミサイルを優先供給した理由が気になるのですが、発電所・変電所などのインフラ被害、前線の空爆被害がそれだけ大きくなっているものと解釈しました。

    >因みに今回の決定は台湾やイスラエルに影響を及ぼさないらしい。

    (2024.06.6 ロシア軍のインフラ攻撃、ウクライナから30GW相当の発電能力を奪う 航空万能論)
    (2024.06.12 ウクライナメディア、1日20時間もの停電が現実になりつつある 航空万能論)

    14
      • Easy
      • 2024年 6月 21日

      このままでは冬にウクライナ国内がパニックになりますので。
      防空能力を改善させて発電所の復旧をする、ということでしょうね。

      20
        • たむごん
        • 2024年 6月 21日

        仰る通りですね。
        30GWの発電能力を奪われて、2GWをとりあえず暖房シーズンまでに回復できるとありましたが、どこまで復旧できるのかという所でしょうか。

        旧ソ連製の発電所が多く、設備復旧・メンテナンス、東欧諸国から支援を受けていた記憶があります。
        発電所タービン周りなど、ロシアから手に入らなくなっていますが、どこまで再稼働できるのか注目しています。

        >さらに「再び攻撃を受けなければ暖房シーズンまでに2GW分の発電量を回復させることができる」

        (2024.05.21 ロシアと戦い続けるウクライナの3重苦、武器不足、兵士不足、電気不足 航空万能論)

        4
          • Easy
          • 2024年 6月 21日

          もはやニュースにもならなくなってますが,今週も発電所狙いの大規模攻撃は実施されてるんですよね。ハリコフ周辺の小型発電所をしらみつぶしに叩きつつ、西部リビヴ方面も叩かれているそうです。
          このままでは修繕どころではありませんし、タイムスケジュールを考えても今手をつけないと冬に間に合いません。

          13
            • たむごん
            • 2024年 6月 21日

            情報ありがとうございます、勉強になります。

            小型発電所に、防空ミサイルを分散して振り分けるリソースないでしょうし、防衛しにくいでしょうね…

            リビウ方面まで叩かれたとなると、苦しいですね。
            計画停電とは別に、需給バランス崩壊による停電も頻発するかとしれませんね。

            6
            • たむごん
            • 2024年 6月 21日

            追記です。

            AFPの配信に、仰る情報、修繕中の攻撃についての情報がありましたので追記します。

            (2024.6.20 US Expedites Air Defence To Ukraine As Russia Pounds Power Plants BARRON’S FROM AFP NEWS)

            4
    • M163
    • 2024年 6月 21日

    日本国内のパトリオットミサイル製造施設の拡大を行っても採算が取れそうな状況ですね。
    もちろんアメリカからの製造委託という形ですが.

    21
    • emp
    • 2024年 6月 21日

    FMS経由だと、納期もアメリカ側が一方的に変更出来るだっけな
    でも同盟国の分にまで手を出すくらいなら、軍需企業に生産拡大を命じた方がマシな気がするが

    6
      • F-117A
      • 2024年 6月 21日

      すぐに増産はできないから。
      日本もアメリカからパトリオットミサイル輸出してくれと言われて、自衛隊の在庫から輸出した。

      20
        • 落ち着け
        • 2024年 6月 21日

        これ。
        マスクとアルコール消毒液で学習したと思うけど、一時的な需要の急増にあわせた生産なんて無理だし、仮に実行したらその後の需要減で首が回らなくなる。
        国営企業で利益を無視して行うことは出来るけど、民間企業では株主を無視することはできないので事実上無理。

        仮に潤沢な資金があったとしても、西側じゃ工場の新設・拡張なんて環境アセスメントから始めにゃならんし、生産設備を発注してから納入し調整を終えるまでも時間がかかる。
        それ以上にセキュリティクリアランスをクリアする、技術を持った従業員を揃えるのが大変。

        今後20年以上同規模の発注が続くと言う確信があれば別だけど。。。

        19
          • バーナーキング
          • 2024年 6月 21日

          日本の各社は公表されてるだけでも昨年には既にミサイルの生産体勢強化を始めてます。
          現状各国が備蓄を絞り出して支援しており、また近年の状況から各国とも備蓄を増やす方向に舵を切るでしょうから2倍や3倍に増産したところで各国の備蓄を満たし終わるのは10年単位で先の話でしょう。

          22
          • 自分も落ち着け
          • 2024年 6月 21日

          工場で生産設計用の図面に基づいて生産する技能工にセキュリティクリアランスなんて関係無いぞ。
          そもそも増産に工場の新設って現実の生産現場を知らなさすぎ。

          6
            • 落ち着け
            • 2024年 6月 21日

            ご指摘ありがとうございます。
            2交替を3交代にして24時間操業して対応する、レベルの増産なら対応可能でしょうが、フル操業程度では追いつかないからこそ、拡張や新設を行うのではないでしょうか?
            実際にRheinmetallなど長期需要を見込める分野では工場を新設するようですし。
            そして工場新設のような場合、それなりの組織体制、つまり機密情報にアクセス可能な人員が新たに必要になるのではないでしょうか?
            間違いでしたら申し訳ございません。

            9
              • 投石器
              • 2024年 6月 22日

              三菱のミサイル製造の本拠地名古屋誘導推進システム製作所も、意外とごく一般的な派遣社員だらけだったりします
              無論、機密管理の体制は整えている筈ですが、仰るような人員を要するのは限られた範囲で、さほど大きな人数を確保する必要はないのかもしれません

              1
                • 落ち着け
                • 2024年 6月 22日

                ありがとうございます。
                名誘は単にライセンス生産だけでなく、SM3block2A以降は共同開発を行っているので、間違いなく米国同等の体制が取れれているんでしょうね。
                とても興味深い話です。
                QA部門とかどうでした?あと調達先(サプライチェーン)も機密扱いだと聞いたことがあるのでSCM部門とかも。
                それとも研究部門だけ?
                研究部門だけの対応なら工場には要らない可能性もありますね。

              • 自分も落ち着け
              • 2024年 6月 22日

              現状155ミリ砲弾とかだと年間に最大でも年間数百万発の需要増→生産増の議論ですよね。
              簡単のために年間30万~300万発とすると、つまり1日に千発~1万発のモノ(重量で50kg程度、鉄の比重8で割ると7-8L程度の容積)を生産する訳です。簡単のために10時間操業なら1時間に100~1000発。
              これだけの量を、加工時に熱入れも火薬取扱いも含めて複数工程があり、つまりモノを位置に動かすことも含めて自動化が必要です。
              例えばベルトコンベアのラインだけだとモノに熱入れができません。
              少なくとも新しいラインを相当数持つ必要があり、結局、相当の増設や生産設備、運搬設備が必要で、普通はそんなに余剰スペースを無いので新工場ですよね。

              対して例えばPAC3(重量で300kg程度、30センチ径の長さ5メートル)だと@5億円とか@8億円とかのコストもありますし、相手国の弾道ミサイル保有数もあって、増産とはいえ年間生産数は1桁低いのかと。
              仮に年間1兆円の予算を5億円で除すると年間2000発です。200日稼働なら1日に10発。1時間に1発。300日稼働なら1日に7発。
              相当に生産イメージが違うかと。これって1品1品作り上げる感じです。恐らくモノを動かすこと自体が大変(壊れる、変形する、事故が起きる)なのでモノはある場所に置いて、周囲から生産設備や人が攻める工程が多いと思います。

              セキュリティクリアランスに言及されるご主旨はいわゆる機密情報に触れるという主旨ですよね?
              そういう機密情報があるのは恐らくほぼ設計レベルまでです。
              通常は工場には生産設計用に、その生産に必要な情報だけがしっかり盛り込まれた図面が渡されます。もちろんそれらの情報は生産上のノウハウが含まれますが、機密情報というほどのモノでもないと。
              例えば生産数は工場の方々が容易にわかる情報ですが、ご主旨のような機密情報にはならないかと。工場から5メートルのモノを出荷する時点で、多くの人の目に触れてしまい隠せませんし…。あるいは複数を積載してカバーをかけて出荷しても輸送機なり輸送船に積載時にはクレーンで載せ換えが生じますし。。。
              工場で技能工がわかる範囲の情報って現実的には機密にはしにくい訳です。

              2
                • バーナーキング
                • 2024年 6月 22日

                生産管理や工程の立ち上げにはそれなりに関わってきたつもりだけど、この話がどうやって

                >そもそも増産に工場の新設って現実の生産現場を知らなさすぎ。

                に着地するのかよくわかりません…

                2
                  • 通行人
                  • 2024年 6月 22日

                  いまの防空体制の増産の議論だと環境アセスメントとかセキュリティクリアランスとか20年の計画が必要ってほどの大ごとじゃないってことでしょ。

                  ライン増設は必要だし生産設備自体は設備投資も必要だけど。

                  環境アセスメントとか工場労働者のセキュリティクリアランスが必要なレベルなら2026年とか全然間に合わないだろうし。

                    • バーナーキング
                    • 2024年 6月 22日

                    私が聞いてるのは「それらの話がどうやったら↓につながるのか」なのですが。

                    >そもそも増産に工場の新設って現実の生産現場を知らなさすぎ。

                    • 落ち着け
                    • 2024年 6月 22日

                    把握している限りでは工場新設の動きがあるのは、155mm砲弾の製造工場や火薬工場だけかな?と思っています。
                    155mmでしたら30年後でも陳腐化する可能性は極めて低いですし、電子部品も使用していないので故障も少なく保管コストさえ捻出すれば、需要が減っても一定期間作り続けることができます。

                    一方で多くの誘導兵器は電界コンデンサなど部品の寿命による耐用年数が相対的に短い(修理するにも古くなると高くつくとか部品がなくなるとか)ですし、戦略戦術の変更や妨害技術の進化で陳腐化しやすいので、迂闊に長期契約が出来ないのかな?と思っています。

                      • バーナーキング
                      • 2024年 6月 22日

                      記事からは少し離れますが三菱電機は「ミサイルに関わる火器管制システム」などを含む防衛装備の開発・生産強化のために8棟の新建屋の建設を公表してますね。
                      三菱重工の名誘も目的は不明ですが新建屋の建設は確認されてます。

                      仰る通り誘導兵器の更新はハイペースですが、PAC-3がMSEになったところで生産棟自体の大規模な変更は要らんだろうし、その後継でも(仮にPAC-2サイズくらいまで拡大したとしても)設備の更新止まりでしょう。

                      1
                      • 落ち着け
                      • 2024年 6月 23日

                      バーナーキング様
                      ありがとうございます。
                      名誘の拡張は、PAC3の増産もあるかもしれませんが、主に各種新型誘導弾関連の建屋ではないかな?と思っていますがいかがでしょうか?
                      既存品の増産や切り替えとは異なり、追加の新規製造(既存品も引き続き製造)であれば、ほぼほぼ必要になってくるのかな、と。
                      少量なら1つのラインで複数対応も出来るだろうけど。。。どうなんですかね。

                      • バーナーキング
                      • 2024年 6月 23日

                      はい、ですから「記事とは少し離れますが」「目的は不明ですが」と但し書きつきの「工場新設の動きがあるのは、155mm砲弾の製造工場や火薬工場だけ」に対する否定です。
                      そもそも名「誘」だからって誘導弾だけやってる訳ではなく、宇宙や航空機その他諸々やってますしね。

                      1
                      • 落ち着け
                      • 2024年 6月 23日

                      すみません、言葉が足りませんでした。
                      「ウクライナ対応するための工場新設」と言えばいいですかね?

                      • バーナーキング
                      • 2024年 6月 23日

                      うんまあそれなら無いでしょうけど、最新ミサイル生産工場なら普通に自国装備の充実を目的にすればよく、わざわざ「ウクライナ対応のため」と銘打って新設するはずもないかと。
                      「古典的砲弾の製造工場や火薬工場を今更わざわざ新設」だからこそ「ウクライナ対応」というお題目が必要になるのかと。

                      1
                • 落ち着け
                • 2024年 6月 22日

                ありがとうございます。
                すみません、否定するわけではなく、純粋に好奇心として教えていただければありがたいです。
                日本の現行の特定秘密と異なり、米国だと3段階に分かれているかと思います。
                設計に関わるTOP secretはともかく、QCやQA部門はconfidential情報程度は把握しているのかと思っていました。
                このあたりや、1つのサイトに有資格者がどの程度勤務しているかについて、もしご存知でしたら教えて頂けないでしょうか?
                資格を取るのに時間がかかり産業発展を阻害してる等の情報は出てきても、具体的な運用に関する情報になかなか辿り着けないので。。。

                お願いばかりで申し訳ございません。

                  • hiroさん
                  • 2024年 6月 22日

                  そんなことは知っていても公開サイトに書けないと思います。

                  1
    • 名無し
    • 2024年 6月 21日

    事実上アメリカとロシアの対空消耗戦に移行したわけか
    どちらが勝者になるか興味深い

    16
      • F-117A
      • 2024年 6月 21日

      バイデンとプーチンの消毛戦なら互角という気がするなあ。
      いや、バイデンの方が少し有利か?

      6
        • 鼻毛
        • 2024年 6月 21日

        また髪の毛の話してる

        9
    • 58式素人
    • 2024年 6月 21日

    多分、ミサイル弾体の製造に目処がついたのかな。
    ドイツと日本での増産の見込みはどのくらいでしょう。

    8
    • jimama
    • 2024年 6月 21日

    1年半分、パトリオットだけ考えるとPAC2と3合わせて大体1000発分か
    多く感じるけど前にキエフでの防空戦の動画見たけど、某変形ロボット物のごとくミサイルつるべ打ちしてたし(動画内だけでも10発どころではなく撃ってた)今だとドローンの生産数>>>>>>防空ミサイルの生産数だし、本気で防空しようと思ったら多分足りんやろなあ

    14
      • F-117A
      • 2024年 6月 21日

      パトリオットで安いドローンは落とさないと思う。
      弾道ミサイルと巡航ミサイルがターゲットで、安いドローンは他の対空ミサイルか、ゲパルトのような対空砲だと思う。

      15
      • あるまじろ
      • 2024年 6月 21日

      ドローンは月に300から500台来るので、本気で防空しようとするなら弾が足りないのはそう。
      (イスカンデルは月に数十発程度)
      但し、ドローンの迎撃率は今でも結構高いので、pacはイスカンデルみたいな弾道ミサイル迎撃に専念すると思う

      10
        • れんちゃ
        • 2024年 6月 22日

        ドローンは様々な対抗手段によって迎撃率が上がってるそうです。従って、重要なのはより高度な高速巡航ミサイルや弾道弾ですね。あと、ちょっとだけ越境して爆撃してくる航空機も。

    • 暇な人
    • 2024年 6月 21日

    中国がにっこりしそうな話だなあ。
    絶対影響あるよこれ

    10
      • 理想はこの翼では届かない
      • 2024年 6月 21日

      今回の措置を受けて中国が台湾への圧力を強めたらどうするんでしょうね?
      バイデン政権にとっては台湾よりウクライナなんでしょうけど、本当に台湾を見捨てる事になったらアジア全体がアメリカから距離を置くようになりかねないと思います

      9
    • とある帝國臣民
    • 2024年 6月 21日

    北朝鮮製の安い粗悪弾道ミサイルの乱れ撃ちで消耗させられそう。其の後に本命のロシア製弾道ミサイルが・・・

    17
    • paxai
    • 2024年 6月 21日

    何気に25年どころか26年まで戦争する方向で動いてるのさあ・・・

    13
      • YJ93
      • 2024年 6月 21日

      2026年で終わればいいのですけど、どうなりますか。
      あと、終わったとしてもこれまでに使い込んだ分の埋め戻しも必要でしょうね。

      10
        • 通りがかりさん
        • 2024年 6月 21日

        使い込んだといえば、投槍は早々にお金は降りましたが倉庫を満たすのはまだまだかかりそうですね

        1
      • すえすえ
      • 2024年 6月 22日

      前もどこかで書き込みましたけど10年ぐらいは続くと思ってます

    • キャラウェイ
    • 2024年 6月 22日

    このサイトのコメント欄、いつから親露派みたいな人が牛耳るようになったのかね。
    うくらいな

    1
      • キャラウェイ
      • 2024年 6月 22日

      途中でクリックしてしまいました。
      ウクライナに何か個人的な恨みでもあるのですかね。今の状況でロシアを擁護するのはあり得ないでしょう。
      今回の戦争の責任は大部分がロシアにあり、問題なのは西側各国の弱腰です。ロシアがまさしく国を挙げて軍事侵攻していて、ウクライナもそれに対応している。
      EUも財政規律を少し緩めて域内で軍需産業に投資すべきです。
      日本も他人事ではないのですから、国債発行してでも数兆円単位の予算を投じるべきです。

      4
        • hiroさん
        • 2024年 6月 22日

        以前から親ウクライナ·親ロシア双方のコメントはありますが、親ロシア派が牛耳っているは言い過ぎではないでしょうか?
        現在の戦況へのコメントがウクライナを擁護するものが少ないかも知れませんが、特定西側メディアのご都合主義に疑問を持った根拠のある状況分析も多々あると思います。
        手を出したロシアに非難されるところはありますが、それをもって米国も欧州も日本も自国の利益を無視してウクライナ支援をすべきというのは幼稚じゃないですか?

        4
        • 矢面
        • 2024年 6月 24日

        コソボやイラクで大々的に軍事侵攻しているのはアメリカでしょ
        プーチンはアメリカが許されるのにロシアはダメなんかよっていう理論
        すでに戦国の世、なんでもあり、国際法なんて崩れ去っている

      • れんちゃ
      • 2024年 6月 22日

      サイト管理人さんはそのつもりはないのですが、ロシアが連戦戦勝快進撃で大躍進してウクライナを攻め滅ぼすのだ!みたいな曲解をしてる人たちが集まってる感がありますね。
      あと、難しい話ですねって程度の事を不可能かなんかと勘違いしてる人もチラホラ。実際にはエイブラムズも配備されて、戦闘機も手配されて訓練が進んで、それなりの射程兵器も提供されたし、対空ミサイルも増強されましたよね。彼等のは個人的な願望の色彩が強くて、現実的な政争の話からはちょっと遠すぎた感じかなとも思う。
      それでロシアが敗れるなんて事は言ってませんよ?でも、ノリがなんかズレてるというか…むしろロシアが調子良くなればそうなる可能性が増すんですよ。因果関係が逆なんです実際は。

    • れんちゃ
    • 2024年 6月 22日

    状況によって話が変わるの典型例ですね。
    プーチン大統領が余計な事を言ってしまったというのもありましたし…

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