南ドネツクと同時並行でザポリージャ州オレホボ周辺の反撃も続いており、カムヤンスキー周辺でウクライナ軍の機械化部隊がルホヴェ方向に突破を試みたものの失敗に終わり、オレホボからロボタインに向けた前進も確認されていない。
そろそろザポリージャ州オレホボ周辺でも目に見える成果が欲しいところだ
ウクライナ軍の反撃はザポリージャ州とドネツク州にまたがる約140kmの前線で行われており、南ドネツクの戦いは目に見えた成果を上げているものの、オレホボ周辺の反撃は今のところ決定的な前進が確認出来ておらず、どちらかというと攻めあぐねている状況だ。
カムヤンスキー周辺でウクライナ軍の機械化部隊がルホヴェ方向に突破=ⒶⒷⒸを試みたものの敵砲兵部隊によって阻止され、複数の戦車や歩兵戦闘車を失ってしまったが、この周辺のグレーゾーンは以前よりも広くなった。
ロボタインに向けて南下したウクライナ軍の機械化部隊が破壊された位置はⒺⒻで、ウクライナ軍の砲兵部隊がロシア軍陣地=Ⓖを攻撃、ウクライナ軍が徘徊型弾薬でロシア軍車輌=ⒽⒾを攻撃、ウクライナ軍が徘徊型弾薬でロシア軍車輌=ⒽⒾを攻撃、ウクライナ軍が徘徊型弾薬でロシア軍車輌=Ⓙを攻撃、ウクライナ軍の砲兵部隊がロシア軍の戦車=Ⓚを攻撃した様子が確認されているが、特に大きな動きは観測されていない。
まだウクライナ軍の反撃は始まったばかりで、この程度の損害で作戦を中止するほど腰が引けているとは思わないが、ザポリージャ州オレホボ周辺でも目に見える成果が欲しいところだ。
追記:ロシア軍がザポリージャ州に建設した塹壕、龍の歯(障害物)、防衛陣地=防衛ラインの情報を更新、オレホボ周辺のウクライナ軍は「最初の防衛ライン」で攻撃が行き詰まっているのだろう。
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※アイキャッチ画像の出典:Telegram経由
ま、そうだよね。
ウクライナも予想はしてそうだが、やっぱりここは硬いよねそりゃ。
これ、西側戦車は第一梯団として使いつぶすつもりなのかね。数がそうまとまってる訳じゃないし、訓練期間も長くは取れなかったからまあそうしたほうが合理的なのかもしれんが。
逆に南ドネツク方面は攻勢としては割と順調に進撃できている模様。バフムートでもウクライナ軍が前進しているのでロシア軍としては南ドネツク側に兵力を回しにくかったり、塹壕や竜の歯などの数からもロシア側がウクライナ軍の反転攻勢の主軸ルートでないと判断してきたことが影響しているのかもしれない。
戦車に関してはチェコが昨年にウクライナ支援として発表したウクライナ軍の装甲戦闘車輌の修理にチェコ企業が着手していることをチェコ国防省が公表。両数は不明だが倉庫に長らく保管されていたT-64にオーバーホールと西側製の光学装置などをつけた近代化を行い、完了次第、ウクライナに引き渡すとのこと。ウクライナではキーウ装甲車両工場(キーウ)やマリシェフ工場(ハルキウ)などで損傷した車両の修理やロシア軍から鹵獲した兵器の改修などをしているが設備や人員が限られる中でチェコの申し出は心強いだろう。
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こっちは そう楽々とはいかないでしょ。
ロシア軍も ここがウクライナの主軸が来るって思ってるわけだし。
ここを 力押しで正面突破をするとは思えない。
ロシア軍を分断するのは 別にここでなくてもいいわけだし。
ロシアの予備兵力はここにウクライナの主軸がるくと手をこまねてい待ってる。
それな狙いなのかもね。
手ぐすね引いて だった
こまねいちゃだめだわ
ごめんなさい
こっちの方面は厳しいね。
精鋭部隊を拘束するための陽動だと思いたいが…
ウクライナ軍の33旅団(レオパルト2戦車)と47旅団(ブラッドレーIFV)がオレホボ=トクマク軸で攻勢を担っていると思われるが、フィンランドから6両供与されたレオパルト2R装甲工兵車の内3両を失い、ベルゲパンツァー(装甲回収車)を1両失ったことが視覚的に確認された。
地雷原を切り開く装甲工兵車両は通常の戦車よりもはるかに貴重で、特に要塞化された陣地攻略には必須であるはずなのだがすでに50%の装甲工兵車両を前哨拠点すら抜けずに失うことは想定外であったはずだ。
オレホボ=トクマクの戦線はロシア軍が失った前哨陣地を反撃で回復したため、事実上成果無しで振り出しに戻った。
航空支援・火力優越なしの陣地攻略は難しいことが改めて証明された。
難しかったとしても今持ってる物でやっていくしか無いのが辛いとこだよな…
装甲工兵車はT-61やT-72の損傷車から改造したものをかなりの数を昨年から用意しているらしい。
今あるレオパルト工兵車は、おそらく緒戦で全て使い潰すつもりで、その補充は損傷したレオパルト2から改造する腹積もりなのではないかと。
個人的な予想ですが
兵站の維持や補給はロシア本土に近いほうがやりやすいため
本命として狙いたいのはやはりロシア本土から遠い西側のルート
メリトポリを目指すものではないかと思います
だた単に、自分ならそこを選ぶという理由ですが・・
しかしいきなり西側で総攻撃をかけますと
ロシア軍も予備兵力をそこへ殺到させるでしょう
まずは、他の攻略ルートのほうで強めの攻勢を行い
ロシア軍の予備兵力をできるだけ吐き出させたい所です
オレポポ周辺やその西側の戦果がまだ低調なのは
今後の布石なのかも知れないと考えています
まぁ、予想に過ぎませんが
今までハルキウとかの反攻が鮮やかに損害をあまり出さず成功したのはロシア軍があまりに酷過ぎたからだし、本来はかなりの損害が出るのを許容しないと強固な陣地は突破出来ないよね…。
ただ、あまり数を集められなかったレオパルト2を以外にも一番損耗が激しい第一陣に使って、今までほとんど姿を現してないポーランドのPT-91とかチェコのT-72EAみたいな纏まった数を調達できるT-72系統を主力に持ってきている可能性もかなり指摘されてるし、これもある程度想定内の損害なのではという気がする。
あとまだ一度も戦場で目撃されてないチャレンジャー2がどこで使われてるのかはちょっと気になる。
チャレンジャー2については供与されたのはわずか14両(中隊規模)ですし、整備・補給の観点からは戦場に持ってくるだけで大変です。
まとまった数を用意出来ないなら投入しないという選択肢もあるでしょう。
確定情報じゃないけど鹵獲恐れて前線じゃ使えない契約の筈だから、比較的後方からライフル砲の精度でもって攻撃する程度じゃないかな。それにライフル砲自体寿命が短いから400~500発で打ち止めかつ新品砲身での提供していないなら寿命が更に短くなるから前線でバンバン射撃するって感じがしない。高圧の徹甲弾ばかり使用するとそれだけで寿命がかなり減るし榴弾砲での砲兵運用に終始するんじゃないだろうか。
ウクライナ軍が絶対的な確保をして安全に逃げられて戦車での遠距離攻撃がし易い地形を持つ戦場に投入されてる可能性はある。
今のところ歩兵と軽装甲車両中心の南ドネツク戦線ではある程度成功を収めていて、西側産機甲部隊を贅沢に使ったザポリージャ戦線では大損害が続出している。
地形の違いやロシア軍防衛の厚さの違いはあるが、準備された防衛線に対する戦車の価値の低さを感じてしまう。
この戦争を通してずっと言える事ですが、見晴らしのいい場所で、ドローンで観測されていて、火力投射する準備が整っている状況では何使おうが前進は困難という事ですかね…。
戦車の価値の低さというより上のコメントでも言われてますがやっぱり諸兵科連合で航空支援や火力支援が無いと厳しいということが証明されただけではないでしょうか
火力支援は一応ありますし、航空支援と言っても航空優勢でなく拮抗する程度だとヘリの運用を多少制限する位で、アウトレンジ攻撃を阻止出来ないのではないかなと。
諸兵科連合での防衛線突破はロシアが散々試して、消耗が激しすぎて諦めた方法でもあります。
というか地図見るとザポリージャ地域に張り巡らされてる防衛戦の密度が厚すぎますね…
ロシアとしてもここは本当に天王山なんでしょうね。
なぜ戦線が安定しないのに装甲回収車を駆り出したのか?案の定ボコボコにされているし。
言っちゃ悪いけど西側装備の部隊は練度の低さが気になる。
往々にして新編の部隊ではこの手の判断ミスはよく起きる
あとこれまで人海戦術で戦線を支えてきたウクライナはとっくに士官不足に陥ってるから西側装備の部隊だけが特に練度が低いことはないだろう
えげつない量の砲撃のクレーターだな…
この攻撃の中を進んだときの生存率とか考えたくもない
先頭切って進む戦車だけでも無人化できないのかね
文字通りの鉄砲玉
しかも、これを何度も何度も繰り返し、地雷原を掃討しながらロシア軍の防衛隊に肉薄するまで繰り返す。
守る側のロシア側も、損傷した地雷原の復旧のために、ウクライナ側の砲撃の中にとびこまなきゃいけない。
消耗戦とは命の投げ合い
地雷原の復旧ですが、今は投射型の地雷設置機があるので陣地内から再設置ができてしまうんです
なので1度の攻勢で突破できないと、せっかく除去して通れるようになった範囲が翌日にはまた地雷原になっているという状況になっています
投射できる距離はせいぜい2km程度なので、普通に火砲で撃たれますよ
中々大きな損害が出ていますね、とはいえ先方部隊として最低限の仕事はしていると思います。
この後の市街戦、防衛線での結果で今回の攻勢の結果が決まるのでしょう。
とはいえ、傍観者である我々は待ちの状態が続くのも辛いものがありますね。
南下するウクライナ軍部隊の先にあるトクマクの街はドンバスやロストフ方面からドンバス地域へと繋がる鉄道輸送の中継駅だそうですね。だからこそ抑えたいし、あるいは榴弾砲の射程におさめるだけでも違うんでしょう(現状既に射程いっぱいで撃てば届く距離だが、砲を前に出しすぎるとカウンター射撃や空爆の餌食になる)
逆にロシア側から見るとこの阻止戦闘はクルスクの戦いでやったような諸兵科連合による機械化部隊の阻止戦闘の様相を呈する訳ですが、どうも話を聞くとウクライナは未だその阻止線には達していない状態のようです。これを前途多難と見るか、突破点を拡張する前の山場(ロシア側の遊動兵力と火力が一点に集中している状態)と見るかは今後の展開次第だと思います。ただこの後南下を続けて阻止線に達したとして、そこでロシアが実施する戦闘は日本風に言うところの普通科対戦車小隊による敵自動車化部隊の阻止であり、これにしたって別に簡単な仕事ではないですからね。機械化部隊がそうであるように歩兵部隊(および連携する砲兵)の戦闘も補給依存度が高いですから、やはりウクライナ側がどこまで攻勢圧を持続できるかという体力勝負なんじゃないかと思いました。
パワープレーを選択するなら、これを繰り返す以外に方法がないからね。
地雷原を制圧しつつひたすら前進。前進する機甲戦力に対して行われる砲撃元を観測、カウンターで砲撃仕返して、機甲戦力が殲滅される前にロシア砲兵を可能な限り虱潰しにする。
やることはかつての攻城戦とかわらない、まさに修羅場だよ
もうなんとなく分かったがこっちは主攻じゃないな
私もこのルートは主攻ではないと思います。
牽制・陽動だが、そう思われると困るものの大兵力は割り当てられないとなると、ロシアが警戒している西側戦車を中心とする部隊で反撃に出ているのだと思います。
まとまった数があるはずのポーランドから供与されたPT-91が投入されるルートが主攻でしょう。
写真を見ると。
破壊された車両にマインプラウがついていますね。
地雷除去中を撃たれたのでしょうね。
阻止砲撃(?)が強力なのだと思います。
弾幕射撃を行ったようには見えないので、
強襲では無いのでしょうね。威力偵察を兼ねた行動かな。
そうなら、損害が大きかったような気がします。
アメリカはストライカーAFVとブラッドレーIFVの供与を行う予定なので装備品の損耗は補填できますね。
ブラッドレーに乗っていた兵士達は大半が生還していますので、戦力の回復に時間は掛からないかもしれません。
んー映像だとブラッドレーに乗った状態ではあまり死ななかったけどその後はどうなんだろ。
最前線で放り出されたら逃げ帰る途中で結構やられちゃうんじゃ・・・
生存した兵士達は他のブラッドレーで回収されておりますので、生還した可能性は高いと思います。
防衛ラインの色が黄色になって見やすくなりました!ありがとうございます