DEEP STATEはポクロウシク方面について8日「ウクライナ軍がロシア軍を複数方向で押し戻した」と報告し、DEEP STATEが主張するウクライナ軍の反撃方向は「ウクライナ軍がロディンスケ方向に伸びるロシア軍の突出部を切り落とそうとしている」と示唆している。
ポクロウシク方面についてDEEP STATE、RYBAR、ロシア国防省が主張する内容は全く一致を見せない
DEEP STATEはポクロウシク方面について4日「ヴォロディミリフカとパンキフカがグレーゾーンに移行した」「ソフィイフカ方向にグレーゾーンが広がった」と、RYBARは「ロシア軍がソフィイフカ方向に前進した」「ロシア軍がルシン・ヤールを占領した」「ロシア軍がスタハノフ炭鉱を占領した」「ロシア軍がディミトロフ東郊外に前進した」「ロシア軍がフロディフカ北郊外で前進した」「ロシア軍がセリシュチェ・ベリイカ北郊外で前進した」と報告。
ウクライナ軍はゾロティ・コロディアズ方向について「ロシア軍の退路遮断に成功したためクチェリヴ・ヤル付近に残る敵も何れ殲滅されるだろう」と述べているが、ロシア軍のゲラシモフ参謀総長は8月30日「ポクロウシクとディミトロフは包囲され封鎖されている」と発表。
ロシア国防省も夏季攻勢総括の中で公開した戦況マップで「ロシア軍支配地域はノヴォレクサンドリヴカ、ゾロティ・コロディアズ、フルズケ、ヴェセレ、ステピー、ルビジュネ付近まで到達している」と誇示、つまりポクロウシク方面のロシア軍は「ロディンスケ付近で物理的にT-0515を遮断し、ノヴォレクサンドリヴカ付近に安定的な足場を確保してフリシネ経由の移動ルートを遮断している=ポクロウシクとディミトロフは包囲され封鎖されている」という意味だ。
RYBARはゾロティ・コロディアズ方向について「浸透地域」という新しい状況の定義を導入し「ロシア軍はノヴェ・シャホヴェ付近で浸透地域を拡大させドブロピリアに近づいている」と説明しているが、ロシア国防省が公開した戦況マップには触れておらず、ロシア人ミルブロガーのДва майораは「この報告は腐敗したショイグ前国防相体制の遺産と戦っていることを示したが、同時に報告の一部についてミルブロガーや有志から批判を受けることになった。なぜなら控えめに言っても現実とかけ離れ、美化された情報が含まれていたからだ。言うまでもなく国防省自体に自浄能力はないため別レベルの政治的意思が必要だ」と指摘。
そしてDEEP STATEはポクロウシク方面について7日「ロシア軍がズヴィロヴェ集落内に足場を築いた」「ポクロウシク南郊外でグレーゾーンが広がった」と、8日「ゾロティ・コロディアズ南のロシア軍支配地域が消滅した」「ウクライナ軍がヴォロディミリフカの支配を奪還した」「ウクライナ軍がノヴォトレツケからロシア軍を押し戻してグレーゾーンに移行した」「ウクライナ軍がラジン方向にロシア軍を押し戻した」と報告し、DEEP STATE、RYBAR、ロシア国防省が主張する内容は全く一致を見せない。
ゲラシモフ参謀総長やロシア国防省の主張は論外過ぎて真面目に取り合う気にもならないが、DEEP STATEやRYBARのゾロティ・コロディアズ方向に関する報告も視覚的証拠に基づいているわけではなく、特にRYBARが導入した浸透地域は「公式発揮を正面から否定しない苦肉の策」に見える。
さらにロディンスケやディミトロフ方向の評価も大きく食い違っており、もしDEEP STATEの報告が事実なら「ウクライナ軍はシャコフ方向とノヴォエコノミチネ方向からロディンスケ方向に伸びる突出部を切り落とそうとしている」と示唆しているため非常に興味深く、感覚的にポクロウシク方面の状況は2025年2月以前のトレツク方面によく似ていると思う。
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※アイキャッチ画像の出典:Сухопутні війська ЗС України























