ゼレンスキー大統領は「戦争を指揮する将軍が軍人としてではなく政治家のように振る舞うのは大きな間違いで、ウクライナ軍上層部は政治に干渉すべきではない」と警告、自身よりも国民人気が高い「ザルジニー総司令官」のことを指した発言である可能性が高い。
本当に嫌な話ばかり出てくるウクライナの政治事情
The Sunのインタビューに応じた中でゼレンスキー大統領は「ロシアは我々の政権打倒を諦めておらず、最新の作戦名は「マイダン3」で年末までに大統領を交代させることが目標だ。恐らく暗殺以外の方法で大統領の交代を狙っており、連中は可能な限りあらゆる手段を行使してくるだろう。しかし我々はそれに耐えることができる」と述べて注目を集めたが、ウクライナメディアのCensor.NETは21日「Sunとのインタビューの中で戦争を指揮する将軍が軍人としてではなく政治家のように振る舞うのは大きな間違いだと述べた」と報じている。

出典:Головнокомандувач ЗСУ
ゼレンスキー大統領は「軍人が明日から政治家になるのは彼らの権利だ。但し、政治や選挙を念頭に戦争を指揮すれば『発言』も『前線』でも軍人としてではなく政治家のように振る舞うことになり、これは間違っていると思う」と述べ、誰のことを指した言及かは不明なものの、一般的にはゼレンスキー大統領よりも国民人気が高い「ザルジニー総司令官」のことに言及している可能性が高い。
他のウクライナメディアも「ゼレンスキーとザルジニーの関係が冷え込んでいる」「Economist紙の記事についてゼレンスキーは何らかの反応を示すべきだったが政治的な理由でそれが出来なかった」「国民人気が高いザルジニーを今直ぐ解任すれば潜在的な政治家としてのキャリアに大きなボーナスつく=ウクライナ軍の問題を指摘して解任されたという反ゼレンスキーの色がつくという意味」「ザルジニーが選挙に参加するという可能性は全ての計画を狂わせるだけのインパクトがある」と報じている。

出典:Олексій Арестович
ザルジニー本人は政治に興味はないと述べているが、ゼレンスキー大統領はTIME誌の取材に「(侵攻初期の危機を切り抜けて前線が東部や南部に限定されたことで)キーウに政治闘争が戻ってきた」と、今年1月に大統領府顧問を辞任したアレストビッチ氏も「もう自由に喋ることができる。キーウ内部は権力闘争の真っ最中だ」と述べたことがあり、ゼレンスキー大統領にとってザルジニー総司令官は「有能な指揮官」ではなく「排除すべき政敵」と考えているのかもしれない。
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※アイキャッチ画像の出典:PRESIDENT OF UKRAINE
「ゼレンスキー大統領が軍上層部に政治に干渉するなと警告
」
散々戦略戦術に干渉してブチ壊したでしょ
現状で物的証拠ってありましたっけ?
政権の軍の意見の相違という観点であれば、セベロドネツク,リシチャンシク戦やバフムート戦などはそうかもしれませんね。
不落と抗戦を主張する政権と撤退(を視野に入れるべきだという控え目な)主張の軍という形で、最終的には軍の側が政権と同じ意見になる流れでした。
近頃話題になっているホルリウカ戦なども(あるいはアウディーウカ戦も)今後そうなる可能性があるのかもしれません。
あくまで意見の相違の有無についてなので、干渉と取るかや結果をどう評価するかは別の話ですが。
あからさまなのはこれですね、同日ゼレンスキーがワシントンに訪問しました。
管理人様承認ありがとうございます、
お手数お掛けしますm(__)m
それが政治でしょ?戦争は政治の一手段に過ぎないんだから干渉するのは当然。それが嫌なら政治のゴタゴタ排除する為に軍事クーデターでも起こすしかないね。クラスター弾使用禁止とか敵に先に攻撃させろとかせろとか、守るべき人を見捨てろとか軍隊への干渉なんて今に始まったことで無し。
「ブチ壊した」それを問題にしています。
お前はカエサルにも同じ事言えるの?ナポレオンにも同じ事言えるの?と首を持ち上げて小一時間問い詰めたいけどな。戦時の将軍は政治的後援が足りないと思えば政治トップに立ってもよいと思うがね。民主主義体制の中にもそのための独裁者=大統領職があるわけだし。
例え「散々戦略戦術に干渉してブチ壊した」としても、軍人が政治的活動をしちゃダメですよ。それを許したら軍政になってしまいます。軍人や官僚は、政治家の出す指示やアウトラインの範囲内で働く役割。それらを超えてはならない。
政治家に対して「ブチ壊した事実」をレクチャーしたり、政府が将来公表することを期待して事実を淡々と記録することは許されても。
まんまスターリンだな。
ウクライナという国のために自分が大統領に就いている事が正しいと考えているのか、単に権力者の椅子に固執しているのかは分かりませんが、政権のやり口が頼りないだけでなく、単に邪魔にしかなってないから軍人が政治的な発言をしているとは考えないのかな。
ザルジニーさん本人が政治に興味はないと発言している以上、勝手に疑念を向けられても迷惑なだけ。
これじゃザルジニーはジューコフですね。 救国の英雄が為政者にとって妬みの対象になるのは世界共通ですが、ウクライナがこれ程までソ連仕草を繰り返すとは…。 ロンメルみたいに抹殺されないことを祈ります。
トハチェフスキーにならなきゃいいんだが
プーチンは笑いが止まらないだろうなこれ
戒厳令下で選挙を実施しないこと自体はウクライナ法に則る行いです。
実際のところ、大統領選挙だけであれば現職有利のまま勝利出来るでしょう。
しかし大統領選挙が可能であれば議会選挙を行わない理由がほぼ無くなってしまいますし、議会選挙が行われれば与党の単独過半数喪失を超えた大敗は目に見えています。
仮にゼレンスキー大統領が議会運営に生じる困難を受け入れて選挙に挑む気になったとしても、党がそれを許さないのではないかと。
私もザルジニーは政治に出るつもりはないと思う。
ザルジニーのれいの問題発言も正直だし、彼は政治家より軍人向きだと思う。たぶん、ゼレンスキーの側が牽制しているようですね。
内政がこんな有様ならそりゃ負けるわ。
そういや政治腐敗がすごい国だったな
日本はウクライナと決別してロシアを支持する時がきたのではないでしょうか?己の政治的野心のために世界を巻き込む政権を信じてはいけません。日露関係は200年の歴史があるのですよ
ムネオさんこんにちは。またロシア行くの?
なぜ私の書き込みを知っているのですか?佐藤先生に対処してもらいますからね
道東民の一人としては、日露関係が重要であることは否定はしませんが、クリル諸島やサハリンが近いことを考えると“ロシア支持”に寄るのは危険過ぎると考えます。
無論、エネルギーの自給が出来ない日本であり、中東での戦争リスクも高まっている以上、サハリン1,2やアークティックのガス資源から切り離されるのは避けなければなりません。
ただ、EU加盟とNATO加盟が別儀であるように、通商関係と軍事行動への支持もまた国益を慎重に秤にかけて考えるべきだと思います。(いずれにせよ、切り離すことはできず繋がっていることは確かですが)
確かに、日本やオランダのような通商できないと干上がってしまう型の国には、強硬で原理主義的な外交は許されない贅沢ですね。賢くしたたかになるしか、生き延びる道がないのが厳しいところです。
半導体露光機なら日本も中国に売ってます。主に ArF ドライという 2 世代前のもの。
7 月に ArF 液浸という 1 世代前の露光機も売らないでって要請が再度来て、オランダはこれまで売っていたお高い露光機が売れなくなると困惑してますが、どうするんでしょうね。
ともかく、日本もそんなにイデオロギー原理主義を選んでいるわけではないと判断していいと思います。
ウクライナ以上に汚濁が詰まってるロシアに組して世界最大の軍事大国にして資源大国、そして日本との経済の結び付きの強いアメリカ、付随してオーストリアとカナダまで敵に回すとか外交センスが1930~40年代の日本レベルだと思うっす
世界最大の軍事大国はもう中国だよ
資源も中露の方が豊富だね
経済の結びつきは比べるまでもなく中国の方が深い
あんたの言う通り中国についた方がよさそうだ
実際、オーストラリアはしばらく対中路線でしたが、ここ1年ほどで関係改善が進んでいますものね。
ソロモン諸島のような島国だけでなく、連合王国のコモンウェルスの一員であるオーストラリアまでがアメリカと中国を両天秤にかけ、必ずしも米英を選んでいないというは、注目に値すると思う。
関係改善の結果
リンク
オーストラリア海軍のダイバー、中国軍艦艇のソナーで軽傷 豪国防省
ニュージーランドの次期首相も、「当選した暁には”絶対に”中国の資金援助を受けて道路整備をする!」を公約に掲げて当選しましたし
もはや西側諸国に於いても中国を敵視し続けるのは現実解ではない事の現れだと思います
同感。アメリカ以外の国は、国内の天才が国力を生み出している。しかしアメリカは、世界中から天才を集めて研究開発をさせている。
この状況が崩れない限り、アメリカが世界一の座から滑り落ちることは有り得ないと思う。アメリカを軽視している人に聞きたいのだが、世界中から天才が自発的に集まってくる国は、アメリカ以外にあるかね?
そして軍事力も、当分の間はアメリカが世界一だと思う。中国はソフトウエアの分野では急激な追い上げをかけているので、人工知能の軍事利用に関しては良いところまで行っているのかもしれない。
しかしハードウエアなら、まだまだアメリカの方が圧倒的に上だ。だから直接的な攻撃力に関してなら、アメリカの優位性は揺らがないと思う。
軍事力とは科学技術の上に成り立つので、アメリカの科学力が世界一である間は、軍事力もアメリカが世界一。
その君の信じる天才大国アメリカは論文の総数も被引用数も中国に負けて久しいよ
いまの時点では劣化コピーだらけなんだよね。
不動産バブルはすでに崩壊して、金融に影響が移動しつつある。
もう日本病になっている。
なにか妙策で切り抜ける可能性もあるけど、資本主義に背を向けて共産主義に傾倒する習近平だと日本より拗らせそう。
トップ引用数で米国が抜かれたのは2年しか経っていませんが。
それに中国の論文は引用ロンダリングがひどいし。
>アメリカ以外の国は、国内の天才が国力を生み出している。しかしアメリカは、世界中から天才を集めて研究開発をさせている。
同意です。移民から始まったアメリカという国の最大の特徴の一つであり、先進国の中でも人口が増え続けているということからも、【国力と底力】の面では未だに世界一であり続けているのは揺らぎのよう無い事実であり、保有する科学技術力及び軍事力の総体でも世界一だと思います。
そしてだからこそ、“カタログスペック”に重きを置きすぎる、西側の病の根源になっている国にもなっていると考えます。
アメリカの最大の問題は内政、政府機構と行政機構の固定化及び老朽化にあると考えます。“世界一の科学技術力と軍事力”を持っているのに、超音速ミサイルの開発は進まず、空軍も戦闘機の老朽化に悩み第五世代型への交換が進まず警鐘を発している。
つまり、“持てる力を議会と役人が全く活用できていない”。反問になってしまいますが、「世界中から天才が集まりながら、政府機関が何度も閉鎖するような国がアメリカ以外にあるかね?」となります。
多くの人は、アメリカを軽視していないと思います。率直に言えば、【あれだけの力を持ちながら、なんと勿体ない議会なのだろう】と、国力に対する羨ましさと議会の愚鈍さへの呆れが混在したような印象ではないかと。
よって、例え世界最強の軍事力と科学力を保有していても、“大統領と議会”が全てを台無しにしかねない今のアメリカに“全幅の信頼”を置くことはできず、外交面での付き合い方を考えざるを得ないというのが、中東やグローバルサウスを中心に広がる【米国懐疑論】の根底なのではと考えます。
もし、米国議会と大統領が【10年以上の政治的安定】を実現できていれば、現在のアメリカの国際評価は今よりも圧倒的に高く、相対的に中国の地位はかなり今よりも低かっただろうと思います。
そのアメリカの政治に対する批判には、全面的に同意する。もったいない議会というのは、今のアメリカの議会を表す上では最適な言葉だと私も思う。
ただアメリカという国がもつ底力は、そういう政治面でのマイナスを帳消しにするだけの力があると私は考える。どんなに政治的に優れていても底力のない国は発展しないし、今のアメリカも国力の成長を妨害するような変な政策は行っていない。
太平洋戦争では序盤でアメリカは大負けしたし、ガダルカナルを巡る攻防戦でも大苦戦し結果は共倒れに近いありさまだった。しかし勝つために必要なものを分析して、日本をはるかに上回る科学力で勝利に必要なものを生み出した。
ベトナム戦争でも、大方の予想を裏切って敗北した。しかし、この敗北から多くを学び、再び軍事で世界一となりソ連を大きく引き離した。
精密誘導とドローンも、実戦での結果を受け入れてドンドンと改良を続けている。
こういう失敗から学び、それを実際に反映させる能力は、アメリカは突出して高いと思っている。他の国は失敗から学んでも、それを実際に反映させることはアメリカほど容易ではない。
>こういう失敗から学び、それを実際に反映させる能力は、アメリカは突出して高いと思っている
リンク
二年前、前アメリカ統合参謀本部副議長ジョン・ハイテン氏が現在の米軍は如何に失敗に恐れ、レッドテープの原因で技術開発遅れに遅れて、新武器の実験回数ですら中国にも及ばない現場事情をハッキリ説明してくれた演説です
本当に、米国という国家に関する見方ならば、多くの点で私も同意できるのです。ですが、私の見方は悲観的です。(ここでは、現実的という言葉は自己肯定のニュアンスが入るので用いません)
>アメリカという国がもつ底力は、そういう政治面でのマイナスを帳消しにするだけの力がある
>失敗から学び、それを実際に反映させる能力は、アメリカは突出して高い
「力があった」であり、「高かった」だと思います。ヤンキーであった国は、建国から250年を迎え、国家制度として最初の“老い”に蝕まれつつある。
太平洋戦争の頃は、偉大な大統領であったルーズヴェルトが率いていた。
ベトナム戦争の頃ですら、今に比べれば遥かにましな議会であった。
しかし今は、バイデンとトランプの再戦になろうとしている有様。国民すらも失望する大統領選に、【国家としての老朽化】が滲み出ています。
ベトナム戦争から50年で、米国はここまで老いてしまった。そして、老いた国家機構には柔軟性がなく、しかし内の成長は未だ続いている二律背反。故に、自己矛盾の果てに内戦に突入してしまう可能性が極めて高いと危惧します。かつて南北戦争が起きたように。
その「世界的に天才を集めて研究開発をさせる」人材の行き先が米国から中国へと移り始めて久しいのがアメリカという国の先の無さをよく表してると思いますが
結局のところ、無尽蔵・無制限に資金を用意できる国が勝つのですよ
そもそも(中国以外の)世界中の天才がアメリカに集まる数と、
中国で生まれる天才の数がどっちが上か分からないからなあ…。
>世界最大の軍事大国にして資源大国、そして日本との経済の結び付きの強いアメリカ
その要素は否定はしませんが、アメリカの議会制度の疲弊、意思決定の遅さ、白人・黒人・ヒスパニック・中華系の人種分布の変化問題などの国内問題で分裂し、国際的影響力を急速に減じているという現実も考慮すべきかと。
今の世界は湾岸戦争の頃のようなアメリカ一極支配構造ではなく、『今までそれで回っていた』ことは、『今後も上手くいく』ことを保証しません。
>ウクライナ以上に汚濁が詰まってるロシア
これは、今の現実が見えていない者らが縋っている1990年代のロシアに対するイメージのままです。本当にロシアが腐敗に塗れ立ち遅れた国ならば、この戦争は【圧倒的なGDPを誇るNATOの支援を受けたウクライナが、汚濁が詰まっているロシアの侵攻を華麗に跳ね返した】となっていたでしょう。
GDPでは10倍近い差があるにも関わらず、“アメリカは持てる力を内ゲバに浪費している”状態であり、“ロシアは一党独裁の強みを活かし持てる力を戦争に活用している”状態であることを認識すべきであると思います。
そうでなければ、サウジはイランと関係改善しBRICsに参加などしなかったでしょう。
>GDPでは10倍近い差があるにも関わらず、“アメリカは持てる力を内ゲバに浪費している”状態であり、“ロシアは一党独裁の強みを活かし持てる力を戦争に活用している”状態であることを認識すべきであると思います。
これは認める。確かにアメリカの議会制度は混迷していると思う。しかし、それが制度の疲弊による長期間に渡ることなのか、あるいは一時的なものなのかは、まだ分からない。
それにアメリカがもつ潜在的な国力の膨大さは、軽視すべきじゃない。アメリカがハイテクのメッカであり、これが揺らがない限りは世界一の座も揺らがないはず。
それと国内の力を最も有効に活用している国の一つが、イスラエルだ。そういう方面では、イスラエルの方がロシアよりもはるかに上だ。
私の論を一部認めてくださったことに感謝を。感情的に全否定したくなることが私もよくありますので、本当に、ありがとうございます。その上での、続きです。
>それが制度の疲弊による長期間に渡ることなのか、あるいは一時的なものなのかは、まだ分からない。
ブッシュとゴアの選挙が本格的な問題になった始まりが2000年。それ以来、アメリカの議会選挙及び大統領選挙は“国策を戦わせる”ものから、“相手陣営候補を貶す”ものへとなり低下し続けており、“既に20年を超える長期の問題”となっています。もう、【制度の疲弊による長期間に渡る問題】であるのは明らかかと。
「レッドステート」と「ブルーステート」がほぼ固定化されてしまい、“拮抗している幾つかの州の浮動票”によって大統領が決まってしまい、トランプ型の大統領が現れるに至ってしまったこともそれを示しており、この問題はアメリカの名門大学も民間評価期間も長年の懸念事項として取り上げています。リンカーンの頃から続く【選挙人制度】と【勝者の総取り】はネット時代に適合しておらず、抜本的な改革が必要な段階に入っていると。
個人的には、“凝り固まり過ぎた二大政党制”、今の共和党と民主党の体制を抜本的に見直さない限り、米国の議会は混迷を続けると考えます。私は米国市民権を持たず、同盟国の一市民に過ぎませんが、それでも『同盟者の政治的混迷』には憂慮することが多いです。
>それにアメリカがもつ潜在的な国力の膨大さは、軽視すべきじゃない。
その点は、私も同意です。要旨についてはひとつ上のコメントに記述しましたのでここでの繰り返しは避けます。
>それと国内の力を最も有効に活用している国の一つが、イスラエルだ。
イスラエルは、米国の良いところを受け継ぎ、悪いところをより悪くしてしまった国だと考えます。おっしゃる通り、軍事力の強大さと科学技術力については目を見張るものがあるのですが、その力を用いてやっていることが、ガザでパレスチナ人を1万3000人も殺すこととなってしまった。
原因は多々ありますが、“ネタニヤフ政権の脆弱さ”、“一部の極右とシオニズムに主導権を奪われる議会”が今回の問題の根底に横たわっています。
確かに、イスラエルがロシアに勝っている点は多々あります。しかし、【政治的安定性】という面では、足元にも及んでいないと考えます。そして、『内ゲバから内戦』へと至ってしまえば、築き上げた軍事力も科学力も、同胞との殺し合いに浪費されるためにしか使われなくなります。
故に、【政治的安定性】は国家を図る尺度として、“軍事力”と“科学技術力”に優越すると私は考えています。
私の論を一部認めてくださったことに感謝を。感情的に全否定したくなることが私もよくありますので、本当に、ありがとうございます。その上での、続きです。
>それが制度の疲弊による長期間に渡ることなのか、あるいは一時的なものなのかは、まだ分からない。
ブッシュとゴアの選挙が本格的な問題になった始まりが2000年。それ以来、アメリカの議会選挙及び大統領選挙は“国策を戦わせる”ものから、“相手陣営候補を貶す”ものへとなり低下し続けており、“既に20年を超える長期の問題”となっています。もう、【制度の疲弊による長期間に渡る問題】であるのは明らかかと。
「レッドステート」と「ブルーステート」がほぼ固定化されてしまい、“拮抗している幾つかの州の浮動票”によって大統領が決まってしまい、トランプ型の大統領が現れるに至ってしまったこともそれを示しており、この問題はアメリカの名門大学も民間評価期間も長年の懸念事項として取り上げています。リンカーンの頃から続く【選挙人制度】と【勝者の総取り】はネット時代に適合しておらず、抜本的な改革が必要な段階に入っていると。
個人的には、“凝り固まり過ぎた二大政党制”、今の共和党と民主党の体制を抜本的に見直さない限り、米国の議会は混迷を続けると考えます。私は米国市民権を持たず、同盟国の一市民に過ぎませんが、それでも『同盟者の政治的混迷』には憂慮することが多いです。
>それにアメリカがもつ潜在的な国力の膨大さは、軽視すべきじゃない。
その点は、私も同意です。要旨については上のコメントに記述しましたのでここでの繰り返しは避けます。
>それと国内の力を最も有効に活用している国の一つが、イスラエルだ。
イスラエルは、米国の良いところを受け継ぎ、悪いところをより悪くしてしまった国だと考えます。おっしゃる通り、軍事力の強大さと科学技術力については目を見張るものがあるのですが、その力を用いてやっていることが、ガザでパレスチナ人を1万3000人も殺すこととなってしまった。
原因は多々ありますが、“ネタニヤフ政権の脆弱さ”、“一部の極右とシオニズムに主導権を奪われる議会”が今回の問題の根底に横たわっています。
確かに、イスラエルがロシアに勝っている点は多々あります。しかし、【政治的安定性】という面では、足元にも及んでいないと考えます。そして、『内ゲバから内戦』へと至ってしまえば、築き上げた軍事力も科学力も、同胞との殺し合いに浪費されるためにしか使われなくなります。
故に、【政治的安定性】は国家を図る尺度として、“軍事力”と“科学技術力”に優越すると私は考えています。
続きです。上手くコメントできず、再投稿してます。重複してたらスルーで。
>それにアメリカがもつ潜在的な国力の膨大さは、軽視すべきじゃない。
その点は、私も同意です。要旨についてはひとつ上のコメントに記述しましたのでここでの繰り返しは避けます。
>それと国内の力を最も有効に活用している国の一つが、イスラエルだ。
イスラエルは、米国の良いところを受け継ぎ、悪いところをより悪くしてしまった国だと考えます。おっしゃる通り、軍事力の強大さと科学技術力については目を見張るものがあるのですが、その力を用いてやっていることが、ガザでパレスチナ人を1万3000人も殺すこととなってしまった。
原因は多々ありますが、“ネタニヤフ政権の脆弱さ”、“一部の極右とシオニズムに主導権を奪われる議会”が今回の問題の根底に横たわっています。
確かに、イスラエルがロシアに勝っている点は多々あります。しかし、【政治的安定性】という面では、足元にも及んでいないと考えます。そして、『内ゲバから内戦』へと至ってしまえば、築き上げた軍事力も科学力も、同胞との殺し合いに浪費されるためにしか使われなくなります。
故に、【政治的安定性】は国家を図る尺度として、“軍事力”と“科学技術力”に優越すると私は考えています。
ウクライナの権力闘争が、はっきりとしてきましたね。
ゼレンスキー大統領の汚職摘発も、中国の反腐敗運動と似たような性格なのか、注意深く見る必要がありそうです(政敵排除)。
西側諸国をスポンサーにしている訳ですから、メディアに情報公開や情報発信は、ある程度は必要になるでしょう。
ゼレンスキー大統領=ウクライナが、自国のみで対ロシア戦争ができるのであれば、自国のやり方で勝手に情報統制すればいいのですが…
ザルジニー総司令官が、逮捕されたり暗殺されない事を願っています。
>>ザルジニー総司令官が、逮捕されたり暗殺されない事を願っています。
西側が見てるから直接手を出しはしないだろうが、ロシアに位置情報リークしたりとかはありえるな。
ウクライナ=ロシア、両国ともにそうですが、ピンポイントのミサイル攻撃がありますからね。
今までの攻撃も、当然リークの可能性もありえると、考えるべきと思います。
この間のザルジニーの補佐官?が手榴弾プレゼントで死んだのはなんかの警告だったりしないのかね
あれは、事故と言われていましたが、どうなんでしょうね。
ウクライナは戦時下であることを理由に選挙の実施は凍結していたと聞いたおぼえがありますが、憲法上の規定でそうなっている訳でもなくて実施しようと思えばできる状態なんですね…(?)私個人としてはロイテル提督やヤン・ウェンリーみたいな一介の軍人を貫徹する人間より、政界に進出して(強い人間が持つ)国家に対する責務を全うするアイゼンハワーのようなタイプのほうが好ましいと思っています。民主主義の原義に照らせば権力分散と牽制は正しい作用であり、その意味でも軍司令官だった男が政界に乗り込んで現職に挑み、戦争を頂点から指導するという構図は悪くないと思います。当然、「後任の司令官人事をちゃんと済ませる」とか「当選後に結果を出す」といった条件がつきますが…。
民衆と権力の間の社会契約の形態は国の数だけ形があると言っても言い過ぎではないすから、ウクライナ人がどう考えるかという事に尽きるんでしょうね…
>民衆と権力の間の社会契約の形態は国の数だけ形がある
おそらく欧州の場合はもっとややこしく複雑なのではと思います。今の日本ならば、“日本人”であることをほぼ前提に、軍人か政治家かを考えればよいですが、旧ユーゴスラビアのように民族・宗教・言語・文字が入り組んでいた場合、国の数よりも民衆と権力の間の社会契約の形態が多い事態になり、コソボのような事例を生んでいます。
ウクライナの場合も、“反キエフ政権の東ウクライナ在住の民”にはロシアの側にアイデンティティを求める集団がおり、リヴィウ辺りではポーランドと近しい民が多く、一部にはルーマニアとの帰属問題になっている地域もあります。
軍司令官が、どの地域、どの民族出身であるかというのも、問題の一員になることもあるのではと。
戒厳令下の選挙は憲法ではなく法律で禁止されています。
ただし憲法では禁止されていないため、選挙用に法案を通すなり修正するなりで実施可能だと言われていますね。個人的には(あくまで法的には)可能だと思います。
このあたりは政権内部ですら意見が割れる部分ですが、結局のところ法解釈ではなく政治的な事情なので。
ザルジニーの副官死亡は事故でなく事件だろ
今は国内で争っている場合ではないと言ってたのにめっちゃ煽ってるやん。
ロシアはもうこの辺の工作ストップしてそう
勝手に潰し合い始めてるんだからもしかしたらロシアは困惑してる可能性すらある
この前、ワグネルと正規軍が潰し合いしたのもう忘れたの?
即鎮圧された反乱がなんだってんだか
単に意見対立があるというだけの話と(それも実際どこまでの話かはっきりしない)
実際に死者や損害が出た争いを同列には語れないけどね。
去年の冬、国防省と内務省が潰し合いして暗殺合戦の末に国防省がヘリ撃墜して内務省の高官皆殺しにしたのもう忘れたの?
今後どうなると思いますか?
ロシアの大勝利に終わるとなると本格的に中露が覇権を握る時代がくるのでしょうか?
ロシアもベトナム戦争やアフガンのようになると思ったが本当に強い国だな
直接米露で戦争してもロシアが勝ちそうだなこんな有様だと
ロシアの人的物的被害は既にベトナムやアフガン越えてるんですが……この辺りは国家規模での犠牲に関する価値観の違いなんでしょうね
アメリカは指一本失ったら大騒ぎ、ロシアは片腕丸ごと失ってもまだもう一本あるし両足もあるって感じでしょうか
米国はベトナムで得るもの無く撤退、アフガンでも得るもの無く撤退。結果として兵の命と税金と国力を浪費するだけに終わった“失敗事業”だった。
ポイントはロシアの軍事行動が、領土を増やしその後の統治も大過なく進みロシア化が進む“成功事業”となるか、撤退を強いられる“失敗事業”となるか。
今のアメリカ議会の混乱具合と、ウクライナの内ゲバぶりでは、“成功事業”となる可能性が徐々に高まっている段階であるように見えます。少なくとも、政治的にも軍事的にもロシアは劣勢とは見えません。
>>アメリカは指一本失ったら大騒ぎ
アメリカだって隣国に中国の傀儡政権誕生とかになると犠牲を厭わぬ本気の戦争するだろ。
>アメリカだって隣国に中国の傀儡政権誕生とかになると犠牲を厭わぬ本気の戦争するだろ。
正直怪しいもんだと思いますが
アメリカがキューバ危機の頃ほどの強硬策を取ろうにも、米議会並びに国民間の意識が余りにも分断され過ぎてますしね
>アメリカだって隣国に中国の傀儡政権誕生とかになると犠牲を厭わぬ本気の戦争するだろ。
正直怪しいもんだと思いますが
アメリカがキューバ危機の頃ほどの強硬策を取ろうにも、米議会並びに国民間の意識が余りにも分断され過ぎてますから
>ロシアもベトナム戦争やアフガンのようになると思ったが本当に強い国だな
アフガンは攻め込んだ国の首都に傀儡政権を作るまでは割とスムーズ(その後が地獄)だったが、
ロシアはまだその入り口にすら到達していないわけだが…
地盤もしっかりしていないまま、焦って首都を落とすから米国のような失敗になるのかと。
ドンバスに注力し、スロヴィキンラインを敷いたロシアはキエフを落とすのは不可能となりましたが、代わりに占領地のロシア化は大きな問題も起きないまま粛々と進み、選挙も行われました。
この前ザルジニーは博士号取ったとか報道1930でやっててウクライナの政治家に博士号持ちが多いとかやってたがザルジニー政治家転身に現実味を帯びるか
銀英伝の自由惑星連合を彷彿とさせますね。
戦場で兵士が生命をかけている時に政争に明け暮れる。
なまじ民主主義を掲げているだけに、政敵を粛清したりも出来ないし、政治的主張を圧殺も出来ない。
ただ何が違うかと言えば、攻めて来ている独裁体制がラインハルトでは無く、ゴールデンバウム体制のままの帝国軍てところでしょうかね。
で、自由惑星連合がどうなったかと言うと….
予言書になんなきゃ良いですねぇ。
ベトナム共和国というのもありましたね。アフガンしかり、アメリカが支援していようが現地が一枚岩でないのなら・・・
ロシアに因るウクライナ侵略の渦中、先行きが未だ見えません。
ウクライナを軍事面で支援の欧米西側陣営、間もなく丸3年が。
ロシアに無い最新兵器を供給だから、ロシアの負けが通説です。
露将校協会の退役将校曰く「長い目で視たらロシアが負ける」。
続けて、「モスクワで市民革命が起きて、政権が追放される」。
傑作が、「露軍参謀に兵站将校(=戦略設計指揮)が居ない」。
ロシア軍部の当初の見立てが、どうも最近は修正が要る様です。
肝心なウクライナ最大支援母体のアメリカが、どうも可笑しい。
フランスを除いて、ウクライナもアメリカもどうやら変ですね。
四半世紀あまりの特許分野の実務者として反論いたします。
論文の発表数と引用数は、必ずしも『特許可能性』(実用性があるかどうか)には直結しません。
変なところにコメントされていましました(汗
上記は
>>その君の信じる天才大国アメリカは論文の総数も被引用数も中国に負けて久しいよ
に対する返答です。
半世紀あまりの特許専門家の息子としてコメントしますが、
弁理士や審査官がそんなんだから。。。。ではないでしょうか。
本邦の出願数あたりの利用価値が低いままなのは。
数のダイナミズムをどうかご一考を。
アメリカはだめだからこれからは中露にシフトしようとか言っている人がいるようですけど
申し訳ありませんが、正気ですか?
そんな戯言は自分の金を中露の株や債権を買ってから言って欲しいですな
ちなみに私は嫌ですね。
中露株買うならS&P500やNasdaq100を買いますし
中露の国債を買うぐらいなら米国国債を買います
強いて中国に投資するとしたら全世界株インデックスや世界国債インデックスを買った時に
必然的に中華要素が少しばかり含まれているケースだけですね
ちなみに全世界株インデックスや世界国債インデックスにロシア要素は1ppmも含まれていませんのであしからず
アメリカはだめだからこれからは中露にシフトしようとか言っている人がいるようですけどそんな戯言は自分の金を中露の株や債権を買ってから言って欲しいですな
ちなみに私は嫌ですね。
中露株買うならS&P500やNasdaq100を買いますし
中露の国債を買うぐらいなら米国国債を買います
強いて中国に投資するとしたら全世界株インデックスや世界国債インデックスを買った時に
必然的に中華要素が少しばかり含まれているケースだけですね
ちなみに全世界株インデックスや世界国債インデックスにロシア要素は1ppmも含まれていませんのであしからず
最近連投する人多いけど1回落ち着いてからコメ書けよ
語尾の「ですし」に「ね」を付ける等の不注意でフィルターに引っ掛かって管理人裁量となったりするので、投稿前に見直さないと管理人さんにもご迷惑をお掛けする事になりますね…
ゼレンスキーの発言は正当。軍人は政治をしてはいけない。政治をしたいなら軍人辞めて政治家になるのが先。