米国関連

ウクライナ外相、防空システムを確保するため強硬な外交手法に変更

ゼレンスキー大統領は「型破りで攻撃的な外交手法」が失速したため「支援への感謝」を全面に押し出して批判を封印してきたが、ウクライナのクレバ外相は「優しく静かな外交は上手くいかなった」「より強硬な発言を伴う外交スタイルに変える」と表明した。

参考:Ukrainian Foreign Minister Dmytro Kuleba demands more Patriot air defenses

パトリオットシステムを保有している国は私の発言を不快に感じただろう

ゼレンスキー大統領は当初「過剰と受け取られかねない強気な外交戦略」で支援を引き出すことに成功、昨年7月に開催されたNATO首脳会議でも「NATOへの即時招待」を要求したものの、NATO側が準備していた文章が期待を下回るものだったため「採択される文章には期限が設定されておらず、招待の条件さえも曖昧な表現が含まれており本当に馬鹿げた内容だ」「NATOの強さを信じてリトアニアまで来た。我々の全てが、兵士、市民、母親、子どもの全てが解決策(NATO加盟)を期待している。これは大きすぎる願いなのだろうか?」などと激しく非難。

最終的にウクライナの加盟条件から加盟行動計画(MAP)を除外し「全ての加盟国がウクライナの加盟に同意して条件が整えばNATOに招待する」という内容で決着したが、加盟国の中にはゼレンスキー大統領の激しい非難に怒って「文章からの招待削除」を要求する国まで現れ、さらに英国のウォレス国防相は「新しい武器を要求し続けるのではなく、もっと提供された支援に対して感謝の気持ちを伝えた方がいい。我々は武器を配送するアマゾンではない」と発言。

“自国の備蓄を放棄するようウクライナは各国を説得することがある。彼らはロシアとの戦争が崇高なもので自分自身のためだけでなく『我々の自由を守るために戦争している』と考えているが、必要な支援を引き出すためには米議会の議員を説得するしなければならないこともあるし、戦争に懐疑的な他国の政治家にも支援に価値があることを、それによって何が得られるかを示して説得しなければならないことがある。それをウクライナ人が好むかどうかに関係なくこれが現実だ”

出典:NATO

“私は米国の政治家からウクライナ支援について『830億ドル以上のも支援したのに』という不満を時々聞くことがあり、我々はウクライナにとってのアマゾンではない。この事は支援リストをもらうため11時間かけてキーウに行った時にハッキリと彼らに伝えた。ロシアとの戦争に価値があると訴えて支援を要求する前に『国際的なパートナーが支援に何百億ポンドも費やしている』ということにもっと感謝の気持ちを伝えるべきだ”

これにゼレンスキー大統領は「常にスナク首相やウォレス国防相に感謝しているが、彼が何を言いたいのか、これ以上どう感謝を伝えれば良いのか分からない」と述べ、その場に同席していたレズニコフ国防相に「ウォレス国防相と関係が悪いのか?」と尋ね、仲は悪くないと国防相が答えると「今日中に彼に電話して感謝を伝えておいてくれ」というパフォーマンスを披露、刺々しいものになった雰囲気を和らげようとしたが、反攻作戦も失敗に終わったため強気な外交戦略も失速してしまう。

出典:PRESIDENT OF UKRAINE

ウクライナメディアのRBC Ukraineも昨年11月「昨年上手く機能した型破りで攻撃的な外交手法は明らかに効果を失っている。この手法で支援に消極的だったドイツを焚き付けることに成功したものの、この夏のNATO首脳会議ではゼレンスキー大統領の攻撃的な口調が裏目に出てしまった」と、Ukrainska Pravda紙も12月「ウクライナ支援に対する西側諸国の疲労は財政的な理由ではなく精神面や感情面から来ており、これは戦争の日常化が原因で、ウクライナは西側世論の高ぶった感情を支援の共感に利用していたコミュニケーション戦略を変更すべきだ」と指摘したことがある。

この頃からウクライナの外交戦略は「支援への感謝」と「支援不足への批判封印」に変更されたが、ウクライナのクレバ外相はWashington Postのインタビューに応じた中で「優しく静かな外交は上手くいかなった」「より強硬な発言を伴う外交スタイルに変える」と表明した。

出典:U.S. Army photo by Eugen Warkentin

ウクライナの空を完璧に保護するには26セット(レーダー、管制システム、発電機、ランチャー6輌~8輌の構成が1セット)のパトリオットシステムが必要で、ゼレンスキー大統領はクレバ外相に「複数のパトリオットシステムを保有する国々にシステムを譲渡するよう説得しろ」と命じ、運用可能なパトリオットシステムが世界中に100セット以上あること、港や空港を保護するため複数のパトリオットシステムを保有している国があると確認、クレバ外相のチームはひとまず7セットの確保に注力しているらしい。

但し、パトリオットシステム譲渡についての説得は上手く行っておらず、Washington Postは「NATO創設75周年を祝う会合の場でクレバ外相は『パーティーを台無しにして申し訳ないが、世界で最も強力な軍事同盟が弾道ミサイルと毎日戦っている国にパトリオットシステムを7セットも提供出来ないなんて誰が信じると思う?』と述べた。さらに『今回の会合で最も幸運だったのはパトリオットシステムを保有していない国だ』『逆に保有している国は私の発言を不快に感じただろう』と冗談ぽく語った」と報じている。

出典:Photo by Sgt. 1st Class Jason Epperson

クレバ外相は「より強硬な発言を伴う外交スタイル」について「私は嫌われるかもしれないし当該国との関係を壊すかもしれない。外交は個人的な関係が全てだと私の心も叫んでいるが、この部分に沈黙を要求すると本当に思っていることが溢れてきた。あらゆることを試したが何も上手くいかなかった」「新しい外交スタイルが現状を打破してくれることに期待している」と述べた。

因みにクレバ外相のチームは「パトリオットシステムを今直ぐ提供できる4ヶ国を欧州とアジアで見つけた」「要請があれば提供されたパトリオットシステムを直ぐ返却する」とも述べているが、この問題はパトリオットシステムだけでなく、このシステムで使用する迎撃弾の供給量が圧倒的に足りない点も考慮すべきだろう。

出典:Lockheed Martin

弾道ミサイルを迎撃するためにはPAC-3弾が必要で、この迎撃弾の年間生産量は増産努力を経ても650発しかなく、仮に7セットを新たに供給してランチャーをフル装填状態にするなら(理論上)672発~896発ものPAC-3弾が必要になり、生産分では足りないため各国の備蓄がどんどん減ってしまうことになる。

ウクライナの現状を加味すればウクライナの失望感に共感できるものの、返却を約束してもパトリオットシステムが破壊された場合どうするのか、パトリオットシステムを新たに7セット提供した場合にPAC-3弾の供給が間に合うのか、そもそもシステムだけで10億ドル以上もするパトリオットシステムを7セットも提供する資金を誰が負担するのかなど解決すべき問題が多いため、個人的には「75周年を祝う会合で嫌味を言っても何も変わらない」と思うが効果的な代案も見当たらない。

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※アイキャッチ画像の出典:PRESIDENT OF UKRAINE

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コメント

    • イーロンマスク
    • 2024年 4月 11日

    >>因みにクレバ外相のチームは「パトリオットシステムを今直ぐ提供できる4ヶ国を欧州とアジアで見つけた」

    どこの国やろなぁ

    39
      • 名無し
      • 2024年 4月 11日

      優しく言って失敗した、強硬に行かないと、とのことなので、中国や北朝鮮からの攻撃への防衛なんて諦めて、今すぐ持ってるパトリオットをタダで寄越せ、寄越さない奴はロシアの味方で反逆行為だ、なんやろなあ。

      57
      •  さ
      • 2024年 4月 11日

      そうだねぇ
      ヨーロッパから見て、中東の国々はアジアに入るだろうし
      韓国という兵器輸出国だってあるしねぇ

      どこなんだろうねぇ

      6
    •  
    • 2024年 4月 11日

    日本が提供するとしても弾だけやろな。
    在日米軍基地も守ってるんだから日本だけの意志でどうにかなる問題でないし

    12
    • AAA
    • 2024年 4月 11日

    ウクライナへの支援も停戦へ向けた努力を義務付けないと穴の空いたバケツだよ

    48
    • 無名
    • 2024年 4月 11日

    支援に後ろ向きな国が増えてきてる中で、以前みたいな強硬姿勢に戻ったら、支援から手を引きたい国からは、良い口実ができたとか思われるかもしれないのに。

    62
    • F-117A
    • 2024年 4月 11日

    きっしーが男気みせて、北海道に配備しているパトリオットを提供することに期待。
    ロシアは現状、攻めてこれないし、仮に来たら北方領土取り戻せばいい。

    9
      • 名無し
      • 2024年 4月 11日

      中国が沖縄や台湾に攻めてきて、この行為でキレたロシアが歩調あわせてミサイルやドローン攻撃したらどうするんですか?

      日本の防空力下げてロシア敵に回すとか理解出来ません

      15
      • k.ziro
      • 2024年 4月 11日

      ワシントン時事】「同盟国である中国と、失礼…」。岸田文雄首相が10日の共同記者会見で日中外交に関する見解を問われた際、「同盟国である米国」と発言すべきところを誤ってこう発言する場面があった。首相はすぐに間違いに気付き、慌てて言い直した。

      キッシー、バイデンさんと互角です。すごい

      17
      • 2024年 4月 11日

      北方領土にはロシア人しかいないから力で取り戻すようなら日本に核の雨が降る覚悟が必要。

      11
        • F-117A
        • 2024年 4月 11日

        ロシアが北海道に手を出した結果、北方領土を取り戻すのは、ウクライナ侵攻を受けてゼレンスキーがクリミアを取り戻すのと同じ。

        5
    • つぐみ
    • 2024年 4月 11日

    根本的な問題はウクライナの外交姿勢ではなく、ウクライナに軍事的に支援しても勝つ見込みが無いと口では言わないものの、支援国の政治家はみんな心の中で感じているからでしょ

    反攻作戦で実績を出すことができなかったウクライナが支援国から信頼されることはなく、キレ散らかしたところで大した効果は無いように思えるね

    58
      • 犬の〆
      • 2024年 4月 11日

      本当に。勝つ見込みがないならまだしも、メリットもないし、支援各国の武器在庫の枯渇、さらに高止まりのインフレに加えて、高まる原油高のリスク。。。正直それどころじゃないってところでしょうに。

      12
      • Authentic
      • 2024年 4月 12日

      本当にそう思ってるならそれこそウクライナの頭越しにでもロシアと交渉すべきでしょ
      朝鮮戦争だってそうやって収めたんだし
      今のままじゃ自分たちのメンツが潰れるのが怖くて時間稼ぎにウクライナ人の命を消費してるクズじゃん

      2
    • 名無し
    • 2024年 4月 11日

    ごめん、言い方は悪いが乞食が強硬手段に出ても逆効果にしかならないって事が分からないって相当な末期では?
    「私は嫌われるかもしれないが」ってクレバ個人が嫌われるとかいう次元では済まないと思うのだが

    66
      • たむごん
      • 2024年 4月 11日

      外務大臣の発言は、仰るように、国を代表する次元のものですからね。

      『私は嫌われる』ではなく、『ウクライナは嫌われる』というリスクがあると思います。

      40
    • gepard
    • 2024年 4月 11日

    何考えているんだとしか思えないクレバ外相の妄言。支援国であったポーランドの神経を逆撫でして不利益を被ったことをもう忘れたのか。

    現状の支援のレベル(パトリオット2〜3中隊)ですら支援国にとっては大きなコストだ。26中隊もとても現実的な要求とは思えない。自衛隊の総配備数を超えている。
    ウ指導部は沈黙を守ることも時に外交であることを学ぶべきだろう。

    50
      • 2024年 4月 11日

      仮にウクライナが要求するパトリオットが届いたとしてもロシア軍の各種ミサイルやドローン、滑空爆弾の物量であっとゆう間に弾薬が枯渇するのでは?

      12
    • ひろゆき
    • 2024年 4月 11日

    国内の事を気にして支援国の内政状況に気をつかい与えて貰うだけではなくこっちも協力と政治的な見返りを差し出さないといけないのに…
    トランプが再戦しそうな事を見据えてNATO内でも立ち位置調整する国が増えてくる中で、この時期に世論を悪い意味で刺激する強気な外交を始めますねとか亡国の極みだと思うよ

    27
    • たむごん
    • 2024年 4月 11日

    攻撃的な外交と予め言えば、予防線になるものでもないですし。

    日本が、『欧州とアジアの4か国』に含まれるなら、2兆円も払っているのにボロカスに言われるという事でしょうか?

    円安物価高(1ドル153円突破)・食糧インフレ・独身税こなし税(子育て支援金の負担)の負担増などで、日本人イラついてますから攻撃的な外交を本当にやるのかと…。

    パトリオット、損傷や破壊の報道が過去にあるのに、要請があれば返却というのもどうなんでしょうかね。

    (2023/05/17 米政府、ウクライナ供与の「パトリオット」損傷を認める…ロシア軍の「飽和攻撃」で 読売新聞オンライン)
    (2024年3月12日 ロシア軍がウクライナで初めて米供与のパトリオットを破壊、同時に米軍に犠牲者が出た? Newsweek)

    22
    • 古銭
    • 2024年 4月 11日

    世論が落ち着くにつれ支援国の政治家が採れる選択は増えるため、支援が現実的もしくは許容可能なペースに収まるのは自然な流れです。であれば戦争初期に強気な要求とアピールで取れるだけ取った方が得、という方針にも一定の理があるでしょう。
    しかし戦争に対する人々の関心や熱意が薄れた今、成果が出ないのは押しが弱いからだという判断は正直どうかと。

    18
    •  
    • 2024年 4月 11日

    外交が個人の感情っていうのは本当にそうなんですよね
    アメリカには議会で「ガザをヒロシマナガサキにしてでも戦争を一刻も早く終わらせろ」とまで発言して強力にイスラエルを後押ししてくれる議員がいます
    ウクライナにそんな入れ込んでくれる議員は世界中を探してもいません
    もちろん皮肉です

    28
    • 58式素人
    • 2024年 4月 11日

    米国は日本にパトリオットの増産依頼をしたのかな。援助法案を通さないとダメかな。
    少なくも、ミサイル発射体の生産依頼はしたのかな?。
    今までにも、ウクライナに出荷した分の埋め合わせが必要なのだろうし。
    今となれば、有償ならば、日本が断ることはないだろうし。
    それと、一時期言っていた、S-300ベースのフランケンSAMはどうなったのかな。
    少なくもPAC-2は扱えるのだろうし、前線での滑空爆弾対策になるでしょうし。
    都市部の防空にPAC-3は欲しいでしょうが、SAMP/Tと併せて考えるしかないのでは。
    そして、仮にあったとして、ハルキウには置けるのかな?。
    配置したミサイルシステムを喪失する可能性が高いと思えるのだけど。
    ロシアのS-300発射体の在庫は多いそうだし。いずれ数で打ち負けるのでは。
    ハルキウ全体の疎開を考えるべきでは?。ドニプロ川よりも西側に。

    7
      • たむごん
      • 2024年 4月 11日

      ハルキウの疎開、仰る通りです。

      ウクライナとロシアを比較した時に、子供の疎開に対する考え方の違いを、少し感じました(報道ベースで若干です)。

      (2023年10月3日 ウクライナ、東部都市に初の全地下学校建設へ 対面教育を継続 ロイター)
      (2024/03/19 ロシア・ベルゴロド州で戦闘激化 死傷者増え知事が子どもの集団疎開を指示 テレ朝ニュース)

      7
    • (^^;
    • 2024年 4月 11日

    なんだかフメリニツキ―の乱の末期みたいになってきちゃいましたね

    11
      • 犬の〆
      • 2024年 4月 11日

      勉強になります。フメリニツキ―の乱知りませんでした。wikiで読みましたが確かに彷彿とさせるものがありますね。安易に血だとは言いたくはありませんが。。。

      4
    • もへもへ
    • 2024年 4月 11日

    始まりましたね。今世界を席巻している”弱者様しぐさ”が。
    周囲は”弱者”である自分たちに無限の奉仕と配慮をしなければならないし、それが当たり前なので感謝も必要ないというやつ。

    私は無限の奉仕と配慮を要求される側の独身男性なので、このムーブは本当に嫌いですね。
    たとえ将来自分たちが困るとしても、こういった”弱者様”にATM扱いされなおかつ道徳的劣位として説教されるくらいなら
    支援に反対票を投じていきたい。

    35
      • lang
      • 2024年 4月 11日

      国内在住のウクライナ人とかもろ”弱者様”をめちゃくちゃ叩いてたきがします

      BLMの時の黒人とか、生活保護者とか・・・

      今や一番支援を要求してくるのは誰かというと・・・

      14
    • lang
    • 2024年 4月 11日

    ソ連にNATO

    ウクライナを抱えたほうが悲惨な結果になるというのはかなり前から思ってました

    18
    • ふむ
    • 2024年 4月 11日

    態度の問題じゃなくそもそも弾の生産体制が追い付いてないので、頭下げようが大声で怒鳴ろうが変わらない気もしますね
    防空はNATOも心許無いようですから

    スロヴァキアがウクライナにS-300提供した代わりにアメリカがパトリオット展開し、結局ウクライナに送る事にでもしたのかアメリカのパトリオットは引っ込んで
    今度はイタリアのSAMP/T展開して貰っていたがこれも撤収だそうです
    同盟国の防空に事欠くのですから、非同盟国への提供余力も察しが付くと言うもの

    Slovakia Loses Its Air Defense as Italy Withdraws SAMP/T Mamba System(イル・メッサジェッロ誌)
    リンク

    5
    • M 
    • 2024年 4月 11日

    元中級幹部自衛官の私が、日本の「ウクライナ軍事支援」に断固反対する3つの理由 背後にちらつく“武器輸出解禁”という口実とは(元3等海佐 文谷数重氏の記事より)

    現状は危機的状況でもない。
    ウクライナはその状態から脱している。首都陥落や国軍の総崩れといった破滅的事態は今では考慮する必要はない。
    たしかに苦戦はしている。反攻は頓挫した。2014年の国境はおろか2022年の境界線の回復も厳しい。
    しかし、現状の苦戦までも助けるべきかは疑問である。侵略者の前に亡国の危機にあるならば武器弾薬の援助もわからなくもない。その際には日本も軍服や車両を送った。ただ、頓挫した反攻の再開や最終的な領土回復となると別である。それはウクライナ人が努力して解決すべき問題である。
    沈没船から脱出した漂流者を救うのは万人に課せられた義務である。
    だが、その沈没船を引き揚げて引き渡すのは義務ではない。

     

    22
    • ブルーピーコック
    • 2024年 4月 11日

    自国を守ろうとしているのは分かるんだが、その逆で、よほどの人じゃない限りウクライナより自国が大切なんだよクレクレ君。

    22
    • 折口
    • 2024年 4月 11日

    日本からウクライナへのパトリオットシステムおよび弾薬の供給といえば、イズムィコ先生が実施すべき旨の声明を出してましたね。私も日本から同志国への武器支援は(平和主義のために)積極的にやるべきだと思いますし、ウクライナを助けるべき優先度はこの2年でずっと変わっていないと思います。

    ただ、台湾海峡情勢の同時進行を考えると、日本としてはウクライナより台湾を支援するために余力を使うべきだと思うんです。この問題で手続きが遅れれば遅れるほど、海峡情勢も逼迫していきます。その時に矢面に立つのは日米であり、つまり27年か33年か分かりませんがいつか台湾で有事があるという前提に立てば、非欧州の国にはウクライナに構ってられるタイムリミットがあるなと私は思います。それが具体的に何年の何月で、何万ドルまでなら出せるんだというのは分かりませんが、残念ながら潮時を決めるのはウクライナでもロシアでもなく支援国なんですよね。

    5
      • あうあうあー
      • 2024年 4月 11日

      いいですね、平和主義のために武器を送るってなんか好きです

      6
        • 折口
        • 2024年 4月 11日

        平和のための武器輸出、軍事展開…いわゆる積極的平和主義を言い始めたのは安倍元首相でしたね。彼は凶弾に斃れ、彼の遺した政治的な遺産も最悪の形で終わりつつありますが、いくつかの概念は彼の名前とは分離されてこの国に残るべきだと思います。

        6
      • kitty
      • 2024年 4月 11日

      別に最初からわかっていたことですが、MD戦略が経済的に無理があるということが現実で証明されただけのことですね。
      最初から中国やロシアのような国に対しては、日本のMDは対応しきれないのも常識でしたが、北朝鮮みたいなチンピラ国家が隣に実在するせいで、間違った方向に行ってしまったと思います。

      7
    • ザコ
    • 2024年 4月 11日

    皮肉にもパトリオットの有用性をウクライナが証明してくれましたからね
    各国ともより手離し難いでしょうね

    16
    • 暇な人
    • 2024年 4月 11日

    日本はロシア以外にも中国とも韓国とも北朝鮮とも接しているんだ
    日本を防衛するのにも足りないってのに、何をいっているんだ
    ウクライナが体をはって受け止めろ

    15
    • 沿ドニエストル共和国
    • 2024年 4月 11日

    NATO諸国の再軍備が軌道に乗るまではウクライナには頑張ってもらわないとね

    • 名無し
    • 2024年 4月 11日

    ウクライナには頑張って欲しいが、日本としては、ウクライナに渡すすべての武器は、台湾に渡したいし、
    他国がウクライナに渡す武器も、ウクライナではなく台湾に渡して欲しい。

    5
      • 琥珀
      • 2024年 4月 11日

      ウクライナに渡した後に極東で起きたら「あの時渡さなければ…」みたいな事になりそうですしね。
      まあ、中国や北朝鮮からしたら、日本や韓国の武器が減れば喜びそうですけど。

      5
    • ras
    • 2024年 4月 11日

    戦争初期から中期までの強行外交姿勢の効果は、消極的な独仏の方針転換から完全には否定できません。しかし、それはその外交姿勢を高評価した当時のメディアと米英などの政権による支持があったからです。
    ウクライナ軍の抵抗を見てウクライナを支持するメリットを判断した英米の支持も薄れ、欧米メディアの関心と世論の変化がある現状で元の外交姿勢に戻るのは、来る欧州議会選挙で右派を勢いづかせるだけで現在ウクライナ支持で主流の中道左派を害する逆効果に思えてなりません。

    9
      • ras
      • 2024年 4月 11日

      追記
      まあ、だからといって悪しき状況での沈黙は、神の助けを待つ天命だよりで殆どの場合なにも解決しません。
      そして感謝しろと言われて感謝しても、外交は言葉だけで動くものでもないです。
      記事でも言われておりますが、代わりの打開となる外交もなく、他国の選挙頼みになる中では無力感を禁じ得ないでしょうね。

      それでも、嫌われるとしても、と前フリしながら攻撃的な外交に戻るのは、過去の成功にかける理性ではなく感情的な判断で評価できませんが。

      2
    • 名無しの悪夢
    • 2024年 4月 11日

    早速なかなかの妖怪が出ましたね。
    昨年12月に改訂された防衛装備移転三原則により戦争中のウクライナに送ることはできないものの
    ライセンス元であるアメリカに送ることはできる。
    アメリカからウクライナに「売却」することでアメリカ議会の予算は付かなくても大丈夫
    ウクライナも日本など資金援助でパトリオットをアメリカから購入することができる。
    原則として定めたものを無視できる素晴らしい迂回路ですねぇ…

    3
    • 金平糖
    • 2024年 4月 11日

    ウクライナを守る必然性って日本にとっては要は、力による現状変更を許さない、そういう時代に戻さない、中国にそれをさせないってこと。
    となると米国が本気にならないとどのみち達成できない。

    各国の躊躇も突き詰めると米国抜きで自国を守る難しさがウクライナ支援の先に来てしまうってことだよね!

    4
      • 犬の〆
      • 2024年 4月 12日

      もうオバマが「世界の警察をやめる」って言って、次に出てきたトランプが「アメリカ以外なんて知らねえ」って感じですから、その時点でもう。。。

    • 一般通過OSINT
    • 2024年 4月 11日

    シリア内戦で負けてイドリブに逃げた反政府武装勢力はどうなったか知ってるか?
    右は絶対勝てない相手シリア政府軍とロシア空軍、左は戦況悪化した途端自分だちのことを見捨てて一人月五十ドル程度で平穏無事に済ませようとするトルコとその背後にある欧州諸国、手の中はせいぜい数百メートルしか届かない自動小銃、その悔しさとやり場の無い怒りはどこにぶつければ良いか、もう答えは出したと思いますね。

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      • 犬の〆
      • 2024年 4月 12日

      シリアやに比べればウクライナは本当に恵まれてると思いますね。まあ、そういう風に比べちゃいけないのは分かるんですがね。なんかウクライナを助けなきゃ人じゃねえみたいなイキられかたしても、正直アジア人の私には「お前の肌が白くてよかったな」くらいにしか思えないんです。

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        • 一般通過OSINT
        • 2024年 4月 13日

        > 正直アジア人の私には「お前の肌が白くてよかったな」くらいにしか思えないんです。

        左様でございます。
        これもまた古事記に予言されしマッポーの一側面か、実際コワイ!

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    • さめ
    • 2024年 4月 11日

    失言量産マシーンのクレバはマジでウクライナの評判を短期的にも中長期的にも貶めかねないリスクがあると思うぞ
    あと、上でさんざん言われてるが、ウクライナの要求のしように関わらず武器輸出できるは相手国の内部事情によって決まるところが大きいので余計なことしてるようにしか見えん

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    • Authentic
    • 2024年 4月 12日

    べつにクレバ外相は好きでもないけど
    結局この戦争がいつまでも終わらないのは西側がええ格好しいで良い人の振りしたいからなんだから
    それでお前ら良い人の振りしたいんだろ!ならもっと兵器よこせ!って言われて逆上するのは筋違い
    武器支援はウクライナのためじゃなく自分たちのためなんだから
    それが嫌なら今すぐ支援止めてロシアと手打ちすればいいんだよ
    そうすればもうウクライナ人も死ななくて済む

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    • はる
    • 2024年 4月 12日

    土地を取り戻す目処も立たないウクライナはこの戦争の終わらせ方を示さないと援助も貰えんでしょ
    今の状況で援助し続けても戦争は終わらないし溶かし続けるだけ

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