カナダはF-35A導入計画の見直しを進めており、Reutersは7日「カナダの国防当局者はF-35A契約の維持を強く主張している」と報じたが、最終決定はカーニー首相が率いる自由党政権に委ねられていると付け加え、マクギンティ国防相も「見直し作業は夏が終わるまでに完了する」と明言した。
参考:Exclusive: Canada defense review makes case for sticking with F-35 jets, sources say
参考:Canada should embrace two-aircraft scenario in fighter jets: letter writer
参考:Canadian military backs F-35 while Spain and India reject the U.S. fighter jet
戦闘機の2機種運用か、F-35A契約の維持か、その答えはまもなく発表される予定
カナダは90億加ドル以上の追加投資を通じて「2025会計年度内に国防支出の2.0%基準を達成する」と、NATO首脳会談で合意した国防支出の新基準「総額5%」への支持も表明し、戦闘機、早期警戒機、潜水艦、艦艇、装甲車両、自走砲、多連装ロケットシステム、レーダー、ドローンへの大規模投資が動きだしているが、カーニー首相は「防衛と安全保障上の優先事項」に関する演説の中で「米国の優位性は過去のもの」「現在の米国は覇権的地位を金銭獲得のため利用している」「安全保障分野への追加投資は国内産業を強化して米防衛産業への支払いを少なくすること」「カナダは欧州再軍備計画に参加する」と発言。

出典:Mark Carney
New York Times、Defense News、War Zoneなどは「トランプ大統領の併合発言に執着するのではなく取引に集中すべきだ」「どうせトランプ大統領が脅しをかけてきたとしても冗談半分なのだから」「オタワとワシントンの関係がどうであれ装備品調達から米国製を排除するのは懸命ではない」と訴え、F-35A契約の維持や早期警戒機入札へのボーイング参加に期待していたものの、カーニー首相の演説を受けて「米防衛産業がカナダ市場へのアクセスを本当に失うかもしれない」と認識した。
さらにカナダ国防省の報道官はDefense Newsの取材に「F-35A購入見直しは依然して進行中だ」「この見直しは2025年夏までに完了する予定だ」と回答していたが、Reutersは7日「カナダの国防当局者はF-35A契約の維持を強く主張している」「戦闘機調達を2機種に分割すべきではない」「但し、この内容はカーニー政権に対する正式な勧告ではない」「どちらにしても最終決定はカーニー首相が率いる自由党政権に委ねられている」と報じ、カナダメディアもReutersの報道を紹介し始めている。

出典:U.S. Air Force photo by Staff Sgt. Zachary Rufus
The Hill Timesは「戦闘機の2機種運用を検討すべきだ」と、The Ottawa Citizenは「関係者の勧告に意外性はないもののスペインとインドは経済的な脅迫を受けてF-35調達を拒否した」と報じ、マクギンティ国防相も「見直し作業は夏が終わるまでに完了する」「この結果を受けてF-35A契約を維持するかどうか決定を下す」と述べており、恐らく年末までに正式な方針が発表されるだろう。
因みにスペインメディアのEl Paisは6日「スペイン政府はF-35導入に関する予備交渉を無期限に停止した」「政府はF-35購入計画を完全に棚上げして欧州製の代替案を模索している」「海軍は通常型空母を導入するまで艦艇からの固定翼機運用能力を失うだろう」と報じたが、スペイン国防省の報道官も「もうF-35の購入を検討していない」「ユーロファイターとFCASの調達を検討している」と明かした。

出典:Сухой Su-57
インドの事情はもっと複雑で、トランプ大統領はモディ首相と会談した際「将来的にインドへF-35を売却する可能性」に言及したもの、パキスタンが中国製第5世代戦闘機=J-35調達への動きを見せ始め、インド製第5世代戦闘機=AMCA開発がJ-35導入に間に合わないため「第5世代戦闘機の輸入計画」が浮上し、ロステックは直ぐに「Su-57Eの完全な技術移転と共同生産」「4年以内にロシアで生産したSu-57Eを20機以上引き渡す」「短期的な解決策としてSu-35Mの供給も可能」と提案。
さらにトランプ政権がロシア産石油を購入するインドに懲罰的関税を課すと発言したため、インド当局は米国に「F-35を購入するつもりはない」と通知し、ストライカー、ジャベリン、P-8Iの購入契約を発表する予定だったシン国防相のワシントン訪問もキャンセルされ、インドに対する米国製装備品の取引が冷え込んでいる。
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※アイキャッチ画像の出典:U.S. Air Force photo by Staff Sgt. Jana Somero





















インドはまあいつものこととしても、カナダが今更F-35やめてスペインみたいにタイフーン+FCASとか軍人からした気が気がないでしょ
半ば強化が諦められてる4Gen+戦闘機のタイフーンなんて本当に今更だしFCASは最短でも2040年以降、実質的にF-35以外選択肢はない
そう言えば話題に上がってるスペインも以国絡みでスパイクの調達凍結してたけど、国民は「今更凍結して他に何調達するんだよ、世界情勢分かってんのか」ってブチギレてたな
国としては最悪を想定すべきで、次の大統領が「トランプの方がマシだった」と言われるような奴になる可能性も大いにありえることを考えると、最早米国製の武器なんて調達できないでしょ。
戦闘機の旧式化が問題ならば、ウクライナのように地対空ミサイルを優先してもよいわけだし。
政治家の争いではなく国家の危機として捉えろと言うのであれば、軍としては徴兵制の話ぐらいは始めろと思うのではないでしょうか。少なくとも軍人は自分達の国が欧州ではなく北米にあることを知っているでしょうし。
最悪を想定しすぎてその最悪以下の結果になっなら意味ない訳でして
そうなんですよね。
「悪い事態を想定して備える」には当然コストが掛かるし、
極端な事態に備えるには極端なコストが掛かる。
最悪に備えて経済が破綻したら意味がないので、保険と同じ様に「悪い事態に各国が『程々』に備えて『最悪』が起きてしまった国をみんなで支える」のが現実解でしょうね。
近い将来ロシアや中国の第5世代以上の戦闘機群と第4世代の戦闘機で戦わないといけないのは最悪の想定ではないのかと。
しかもトランプより悪い大統領に当たれば米軍が前線に出てこない訳で、
NATO諸国が優勢なるロシア空軍と戦う羽目になるわけで、NATOは米を含めればロシアの数倍の空軍戦力らしいが、米空海軍抜きならロシア空軍の何%になるのか?
国として最悪云々というけど、
トランプ政権との関係悪化を招いてるのは、カナダの現政権側だしなぁとしか
トランプ大統領の後がとんでもない人が来ようが、まともな人が来ようがカナダ側が変わらない限り無理じゃない?
対米関係悪化も、カナダのヤクブツ推進政策が直接的な原因だし
国内治安悪化も、カナダのヤクブツ推進政策が直接的な原因だし
国を最悪にしてるのはカナダの現政権だとしか
だから正直、何を言ってるんだ?としか思えない
>最早米国製の武器なんて調達できないでしょ。
それを現場側は不安視してるからから現状維持を主張してるように思えるけども
>戦闘機の旧式化が問題ならば、ウクライナのように地対空ミサイルを優先してもよいわけだし。
領空侵犯への対処とかどうするの?
むしろこんだけ言われてフェンタニルは続けるよ!って普通に中国サイドと見なされてもおかしくないよね。
フェンタニルを規制するという選択肢がないカナダの政治が一番最悪だと思う。
カナダはまあ、地理的には米国と一蓮托生だしね。
Su-57は何だかんだ生産は止まっていないで納入されているし、工場拡張して生産数を増やすとのことなので、インドは結局Su-57に戻ってくることになったか。
事前の約束通り今年中にアルジェリアへSu-57Eをわたせるって言ってるんだよな
生産ラインの拡張とSu-57M1へのアップグレードも滞りなく進んでるらしい
インドは景気よく英連邦にアメリカ製兵器をばらまけばいいのに
クアッドで、日本ではインドが注目されてきたわけですが。
安倍第一次政権=モディ州首相からの、長い信頼関係がインドを呼び込むことに繋がったんですよね。
モディ首相=安倍首相=トランプ大統領、安倍首相が生きていれば違う世界線があったかもしれないですが…アメリカ=インドだけでは密接というほど上手くいかないでしょうね。
インドさん、P-1はいかがですか?
ロシア製エンジンに換装したら有りかもしれないね。
カナダの戦闘機調達が下手すぎる。
1回ポシャってやり直しやってる間にCF-18の耐用年数はどんどんすり減って、ようやくギリギリのタイミングでF-35に決めたのにそれすら放り投げるのか。北極圏を挟んで天下の露軍のフェロンやチェックメイトと対峙することになるのに何を考えてるのかさっぱりわからん。
これでは本邦の攻撃ヘリ調達並に酷い
何処まで行っても自国はアメリカの対露前線、なのに”本国”が安全保障を札びらで叩き出したらそりゃあごねない方がおかしいのでは…。
武装できず安全保障に懸念を抱えるか、とても不利な条件で兵器を買って国力を貢いで経済的な懸念を抱えるか。どちらかを強いるやり方に晒されている状況ですね。
再武装の過程での経済的困難がこそ戦争を引き起こさないかとても恐ろしい。
どうせなら、インドにはsu57と一緒にsu75も買って欲しい
チェックメイト格好いい
外交は外交、国防は国防だろうに何故切り分けられないのか?
確かにアメリカは信頼ならんが、かと言ってアメリカと同レベルの兵器群(殊に空軍戦力)を作れる国はNATO内にいないのも事実ではないか?アメリカがNATOに対してやる気ない中で、米国産以外の弱い兵器を揃えてNATOの更なる抑止力低下を招いて何がしたいのか?
むしろ外交と国防を切り分ける必要があるのか。防衛外交みたいな言葉があるし間抜けな外交の結果、予算や人員の装備の面で国防に穴を開けるなら糾弾されるべき話。
深く考えないで調達しやすくて低リスクな選択肢を選べばいいだろ。
どうせカナダの戦力なんかたかが知れてる訳で…カナダの戦闘機
なんて小国のちょっとしたお守り以上の価値は無い。
トランプに迎合する気はないけど、カナダを守ってるのは実質米軍で
あることは事実で、北極圏に向かってくるロシアをどうこうするのは
カナダの能力を超えてる。
平時の領空侵犯の対処とか含めてF-16とかで十分。
そうなるとアメリカも容赦がなくなる訳で、例えば冷戦時代がそうだったように
核を含む残骸がカナダに落ちる前提のミサイル防衛計画とか立てられかねない。結局幾らロシアとアメリカの戦争でもNATOな以上は参画しないともっと酷い結果にしかならないよ。
インドは関税の標的にされたりしてるので、アメリカ離れも仕方ない
カナダは感情的になっている部分もあるけどまだ関係修復はできそうではある
トランプ外交は敵を作りすぎ
カナダもドル建てGDPは日本の半分以上ありますから、防衛費GDP比3.5%で本格的に軍備増強をすれば、かなりの軍事力になるはず。
さしあたってユーロファイターT4に英国製のCaptor-E ECRS Mk2を載せたのを注文するとかでいいのではないでしょうか。
ホントに第5世代?疑惑のSu-57なら地上支援とセットでなんとかなりそうですし、対中国ではカナダは前面には出ずに後方からの援護がメインになるでしょうし、カナダが前線になる事態はアメリカが許容できないでしょうし。
我が国も、こんな時に備えて輸出可能な完全国産化達成済F-2改とかがあればよかったんですけど、ないですからしょうがないですね。
我が国は新型FFMや他の護衛艦をセールスするか、カナダの潜水艦計画に立候補するか、カナダの軍事力強化を援護しつつ利益も出せたりすると最高なのではないでしょうか。
どうやら、アメリカとイギリスがオーストリアに原子力潜水艦を提供出来なくなっているという話が出て来ているので、オーストリアが日本にディーゼル潜水艦提供依頼してくるかも?楽しみが増えましたね。
まじめに考えるとF-1CCVPLUS作った方が設計的には楽だと思うよ。
製造は地獄かもしれんが
あとはF-2作ったときの双発予備案をベースにXF9やF-2の電子部品のふん用するなりすればプログラム以外は早くできるんでないかなぁ
カナダは親分イギリスから戦闘機かってGCAP購入コース入るとおもしろいのに
あるいは設計でBAEがだいぶ関わっているグリペンA/B/C/Dの近代化機か
そして採用したホーネットはぽーんと採用しているマレーシアあたりにくれてやって
グリペンを採用するならエンジンはEJ200に載せ替えるとさらにネタになるね。