ウクライナ戦況

アウディーイウカ方面の戦い、ベルディチに対するロシア軍の攻撃は失敗

RYBARは「ベルディチ、トネネキー、オルリフカ占領」を主張したものの「まだ戦闘が続いている」と言及、ウクライナ軍の第47機械化旅団も「ベルディチに侵入したロシア軍部隊を殲滅する様子」を公開し、DEEP STATEが主張する前線位置の方が双方の報告に一致してきた。

参考:Мапу оновлено!
参考:Хроника специальной военной операции За 1 марта 2024 года

アウディーイウカ西郊外

ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは28日「ロシア軍がベルディチとトネネキーを占領した」と、29日「オルリフカ北部の掃討が完了してロシア軍が集落を完全に占領した」と報告したが、シルスキー総司令官は「第3強襲旅団と第25空挺旅団がオルリフカ郊外まで突破してきた敵を打ちのめした」と明かし、ウクライナ人が運営するDEEP STATEも「ロシア軍のベルディチ攻撃は失敗した」「ロシア人が報告するベルディチでの成功は存在しない」と主張。

出典:管理人作成 (クリックで拡大可能)

ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏も「ベルディチ、オルリフカ、トネネキーはロシア軍に占領されておらずグレーゾーンだ」と報告していたが、アウディーイウカ西郊外の状況はウクライナ側の主張が事実である可能性が高まっている。

占領報告から24時間以上経過しても「国旗を掲げるセレモニー」は登場せず、RYBARもアウディーイウカ西郊外について占領を主張したベルディチとオルリフカで「戦闘が続いている」と言及し、遂にはアウディーイウカ西郊外の戦況マップを提示しなくなった。

逆にウクライナ軍の第47機械化旅団は「ベルディチ集落内=に侵入したロシア軍兵士の部隊が殲滅される様子」を公開、これによってDEEP STATEの主張=ロシア人が報告するベルディチでの成功は存在しないと内容が事実であると裏付けられた格好で、戦況マップからRYBARの主張を除外してDEEP STATEの主張のみにした方が双方の報告に一致する。

イワニフスキー、タバイフカ、クリンキー

RYBARは29日「ロシア軍がイワニフスキーで大幅に前進して集落の半分を支配している」と、DEEP STATEも1日「ロシア軍がイワニフスキーで前進した」と報告、双方が主張する前線位置には約1kmの開きがあったものの、この状況に大きな変化が起きた。

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DEEP STATEも2日に更新した戦況マップの中で「イワニフスキー方向におけるロシア軍の占領範囲が大きく広がった」「イワニフスキー集落の全体がグレーゾーンに収まった」と報告、家屋が密集する集落の中心部はほぼロシア軍に抑えられてしまったのだろう。

因みにRYBARはイワニフスキー方向の占領範囲をDEEP STATE程広げておらず、双方の戦場評価が逆転した格好だ。

出典:管理人作成 (クリックで拡大可能)

追記:クピャンスク方面についてRYBARやロシア国防省は1月末「タバイフカを解放した」と主張、これをウクライナ軍やDEEP STATEは否定してきたが、多くの観測者はロシア軍はタバイフカを占領出来ていない=グレーゾーンだと認識を修正しており、DEEP STATEも2日「ウクライナ軍がグレーゾーンだったタバイフカ集落に再び足場を築いた=支配地域に移行した」と報告。

この周辺で戦闘があったという報告もないため「タバイフカ解放」はロシア側のプロパガンダだった可能性が高く、ロシアのショイグ国防相は先月20日「ドニエプル川左岸のクリンキー掃討を完了した」とプーチン大統領に報告したが、RYBARを始めとするロシア人らは「現在もクリンキーにはウクライナ軍兵士が存在する」「クリンキー掃討は終わっていない」と主張しているため、クリンキー制圧もプロパガンダだったのだろう。

※戦争にプロパガン(情報戦)はつきもので、これ自体は悪いことではない。ウクライナ側もロシア側も「自分達が有利に戦いを進めている」と国内外に印象づけるためプロパガンを駆使しており、何処の米シンクタンクだったかは失念したが「双方のプロパガンは益々激しくなっている」と指摘していたことがある。

個人的には「何が事実で何が嘘なのか」を探りながら前線の状況を見ていくのが「戦争観察の醍醐味」と思っている。

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※アイキャッチ画像の出典:Генеральний штаб ЗСУ

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コメント

    • Whiskey Dick
    • 2024年 3月 02日

    2023年以降の戦況ではルハンシク・ハルキウなど東部方面はロシア軍優勢、ドネツク・ザポリージャ・へルソンなど南部方面はウクライナ軍が優勢になっている。この違いは人口密度とそれに対応する町の大きさが原因でしょうか。大きな町があれば隠れる場所が多く、侵略側には不利になりやすい。南部はロシア本土から遠いため、ロシア軍は補給に問題を抱えているのかも。

    3
      • ぱあ
      • 2024年 3月 02日

      ウクライナ軍が優勢…?
      アウディーイウカを制圧したことで宇軍によるドネツク市への攻撃も減り、補給状況はかなり改善されると思われます。

      40
    • ページ
    • 2024年 3月 02日

    ドイツによるフランス侵攻の際に、セダン周辺で、陥落する兆候は無い状況だったにも関わらず現場指揮官が逃げてくる味方の部隊を敵と誤認、総司令官の命令とは真逆に攻勢を中止して後方で防御隊形を指示、その結果、ドイツ軍は容易に進撃しフランス軍は数でも地形でも優位だった筈が破滅的に敗北した。
    意図しない情報戦で、負けた格好
    他の戦争でもこういった事例が少なくない

    14
      • 分析
      • 2024年 3月 02日

      現代のネットの情報って結構怖いと思っています。
      本来なら敵が浸透していなくても、ネットで「敵がここまで来ているから逃げないと包囲されるぞ」みたいな情報が駆け回り、現地部隊が上級司令部を信用しない、もしくはジャミング等で通信妨害されていた場合、自己判断で陣地撤退、敵軍は楽に占領みたいな事も出来ますよね。
      勿論現場兵士がネットを見れる環境かどうかというのはありますが…
      中国軍や北朝鮮軍がネットを活用してるなら、逆に自衛隊側から偽情報をあちらのネットに氾濫させるみたいな戦法も考えた方がよいのでしょうね

      17
    • 理想はこの翼では届かない
    • 2024年 3月 02日

    RYBERさん、また調子こいてしまったのか
    ベルディチに援軍が間に合ったのか、後退を続けた部隊がベルディチに集結してなんとか撃退できるだけの態勢を整えたのか
    これまた数日は様子見な感じですね

    20
    • 名無し
    • 2024年 3月 02日

    ベルディチの映像に関しては威力偵察に来た分隊が撃退されたという感じの印象を受けましたが、ともあれ占領がまだであるというのは事実なのでしょうね

    一方でドイツの記者はドローン映像からオルリフカに関してはロシアの支配下にあるとジャッジしていたので、オルリフカはロシアが占領していてベルディチとトネネキーはグレーゾーンという感じですかな

    ただロシア側の情報で現状真偽は不明ですが、ノボバフムティフカ近郊の線路合流地点にロシア軍が到達したという話も出てきているため、低地での不利な反撃にかまかけている間にオケレタイン方向から回り込まれるのではないかという懸念が…

    15
    • たむごん
    • 2024年 3月 02日

    双方の情報が錯綜する中で、OSINT情報は非常に深いですね。

    政府・上級司令部・部隊など広報、従軍記者、各国メディア、軍事ブロガー、SNSによる末端レベルの投稿など、ウクライナ戦争は情報量が格段に増えたように感じています。

    >個人的には「何が事実で何が嘘なのか」を探りながら前線の状況を見ていくのが「戦争観察の醍醐味」と思っている。

    9
      • gepard
      • 2024年 3月 02日

      かなり正確な速報を出すSuriyakはウ軍の反撃を撃退するためにロシアが足を止めたという判定ですね。
      ベルディチ、トネネキーはグレーゾーン、オルリフカはロシア占領下と言ったところでしょう。

      17
        • たむごん
        • 2024年 3月 02日

        情報ありがとうございます。
        オルリフカに地盤を築いたと仮定すれば、ウクライナ軍が南北の集落をどうするのか判断に迫られますね。

        独ソ戦・ドネツ方面の戦訓ですが、平原が続くため1か所突破されると側面攻撃されやすく、防御が非常に難しいですね。
        ウクライナ軍の撤退時、重装備や弾薬などの各種装備も、撤収できているかは少し気になっています。

        6
    • ヒュー
    • 2024年 3月 02日

    プロパガンダもあるけどロシアは有利になると攻め方が雑になる気がする。
    シルスキーは大統領が政治的目標を無茶振りしなければ有能なんじゃないですかね。

    15
      • 2024年 3月 02日

      攻め方が雑になるのは完全に気のせいでしょう。
      敵が大きな被害を受け弾薬や兵力も少く士気も大幅に低い追撃戦で石橋を叩くのは敵が立て直す時間を与えるだけ。
      損害を無視した物量で、じゃないけど勢いに乗って攻めるのも戦術とし重要だと思う。

      8
    • 朴秀
    • 2024年 3月 02日

    攻側している側はどうしても損害は出ますね

    シルスキーに変わってからウクライナは後退を躊躇しなった印象があります(単に耐えきれなくなっただけかもしれませんが)
    領土を引き換えにしてでもロシア兵を倒しまくれば
    プーチンが停戦を考えるかもしれませんね

    8
      • sui
      • 2024年 3月 02日

      ロシア兵を倒しまくる→ゾンビアタック信者?

      8
      • ぱあ
      • 2024年 3月 02日

      ロシア兵倒しまくってもこっちも同じ損害受けてたら意味ないのよ

      4
    • ななし
    • 2024年 3月 02日

    RYBARはロシア側ブロガーとしてはまだデマが少なくマシな方だけど、それでも話半分で聞いておくくらいで丁度いいレベルですよね。
    イジューム奪還からリマン攻防戦が片付くまでの辺りではデタラメばかり流してたし。

    23
    • kame
    • 2024年 3月 02日

     予想通りここらへんで小休止になりそうですね。まあ、最前線での攻防は激しいもので取ったり取られたりでしょうし、半日前の状態が維持できる戦力が追いついてなければ、プロパカンダ以前に占領発表後すぐに取り返されたというのも珍しくはなさそうなので、気にすることでもないでしょう。
     軍事関係に少しでも知識がある方々には常識なように、戦略と戦術は別の視点で見る必要がありますし、一喜一憂せずに進展を眺めていきたいところです。
     今回の記事とは関わりは薄いですが、最近、イギリスやオランダの特殊部隊がウクライナ国内で既に行動をしているという報道が続いてます。真偽は分かりませんが、開戦初期からゼレンスキー大統領の警護にSAS隊員が就けられているという情報もあるため、驚くことでもないのでしょうが、マクロン大統領の欧州各国の派兵発言の後に、連続して欧州のウクライナ戦争への直接的な関与を示唆する報道が出てきている事に何か意味があるのか?という疑問が出ていますが、いまいち考えがまとまらないため、何か考察出来る方は返信お待ちしています。

    7
      • gepard
      • 2024年 3月 02日

      フランスの派兵発言は明らかにブラフですが、レオパルト2の供与の紆余曲折を思い出せば本命はドイツでしょう。あの時はアメリカとイギリスが僅かな数の主力戦車(チャレンジャーとエイブラムス)を供与することでドイツに圧力をかけて一定数のレオ2の供与許可をもぎ取りました。(反攻作戦は見事に失敗しましたが)
      ここにきてタウルス巡航ミサイルを巡る報道が増えていることは偶然ではないと思います。ショルツ首相は今のところNOを言い続けていますが、圧力が強まればまた妥協を強いられ国益を損なうのではないかという反発から鍔迫り合いがかなりあるのだと思います。

      タウルス巡航ミサイルを数百発供与できれば、クリミア大橋を含めたインフラ攻撃を継続して行え、戦況を変えられるという主張がNATO内部で恐らく真面目に議論されているのでしょうが、プーチンは教書演説で核オプションをちらつかせています。マクロンの派兵発言だけでなくタウルスを供与しないようドイツに向けたメッセージでもあるでしょう。

      最新の情報としてタウルス巡航ミサイルをウクライナで使用すればどうなるかのドイツ連邦軍内部の音声記録がリークされたとのことです。かなりきな臭いですね。

      16
        • 2024年 3月 02日

        タウルスの供与はウクライナ軍にとっては朗報だろう。クリミア橋破壊や後方弾薬庫や施設、空軍基地などを標的として打撃を与えられる。だがしかし反転攻勢のアゾフ海まで陸の兵站遮断が失敗した時点でクリミア橋が使えなくしてもクリミア橋の列車が使えなくなった嫌がらせに過ぎない。(アゾフ海沿いの線路も新たに着工中)GMLRSが登場したての頃、後方基地や弾薬庫破壊等活躍していたが諸々学習したロシア軍にとってタウルスは嫌がらせにはなるがそれ以上(ゲームチェンジャーって言葉はお馬鹿)ではない。タウルスを有効活用する為にA-50を落とし続ける必要ごあるのでは?

        7
    • 匿名
    • 2024年 3月 02日

    ウクライナの前線兵士が後方で遊んでいる奴らが自分たちの安全のために、物資を横領して、後方の自分たちの陣地強化している話がありましたが、ロシア軍のやられ具合からみると、前線の兵士ある意味切り捨てて、後方の陣地強化していたためにロシア軍が陣地破壊に手こずっているようにみえる。
    前線の強化の物資と予算なくなったから前線の兵士にとっては怒り心頭なのはわかりますけどね。

    2
    • 暇な人
    • 2024年 3月 02日

    マリンカでもそうだったけどウクライナ軍って昼間は地下などに籠って、夜になってから取り返してくるから、
    ロシアが制圧したと思ったら夜中に出てくるからこういう事が起きる

    11
      • 無名
      • 2024年 3月 02日

      ウクライナは夜戦装備品も多数供与されてますからね。
      夜の戦いではウクライナに有利でしょう。

      2
    • P1D
    • 2024年 3月 03日

    RYBARはほとんど御用メディアみたいなもんだし、RYBARがふかしてるときは軍側から何らかの理由でふかせといわれてるんでしょうね

    • 241
    • 2024年 3月 03日

    オルリフカで集落南の学校にソ連旗が立てられました。学校と言っても瓦礫の山ですが。北側の通りを歩くロシア兵をドローンで攻撃する動画も出ていますが、道の中央を歩いていることからすでに北側にもウクライナ兵はいないと考えられます。オルリフカはロシア軍の制圧下のようです。

    4
    • 冬戦争
    • 2024年 3月 03日

    ロシアのニュースサイトsvpressa.ru(日本語訳有り)ではベルディチは陥落したと報じています。また、Youtubeでロシアの日常生活やウクライナ戦争の戦況を発信されているニキータさん(日本人。ニキータは愛称)の「ニキータ伝~ロシアの手ほどき」でもベルディチ、オルロフカ、トネニコエは陥落したとウクライナ戦争の戦況分析をしているフロリダのサーニャさんの分析に基づいて伝えています。複数のロシアの情報源がベルディチ、オルロフカ、トネニコエの陥落を伝えています。以上のことからベルディチ、オルロフカ、トネニコエは陥落したと判断して良いと思います。予備兵力が枯渇し武器弾薬がほぼ枯渇しているウクライナ軍がロシア軍を殲滅出来るかなと思います。逆はあるでしょうが。

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