ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは「ベルディチ、オルリフカ、トネネキーの占領」を主張しているものの、ウクライナ人が運営するDEEP STATEは「ロシア軍のベルディチ攻撃は失敗した」「ロシア人が報告するベルディチ占領は存在しない成功だ」と報告した。
参考:Остання зимова атака ворога у Бердичах закінчилася відступом
参考:Мапу оновлено!
参考:Хроника специальной военной операции За 29 февраля 2024 года
ロシア軍がベルディチ、オルリフカ、トネネキーを占領したという主張は間違っているかもしれない
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは1日「ベルディチとトネネキーで戦闘が続いている」と、ウクライナ人が運営するDEEP STATEも「ベルディチで戦闘が続いている」「ネベルズケ方向でロシア軍が前進した」と報告したが、DEEP STATEはベルディチについて興味深い指摘を行っている。
DEEP STATEは「ロシア軍が29日に集落南側へ攻撃を集中させてきた」「敵の目標は明確で(集落の奥にある)池に到達することだった」「複数の部隊による連携で敵の攻撃を阻止することができた」「ロシア人が報告するベルディチ占領は存在しない成功だ」と述べており、ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏も29日に「ベルディチ、オルリフカ、トネネキーはロシア軍に占領されておらずグレーゾーンだ」と報告。
RYBARが占領を報告してから24時間が経過しても「国旗を掲げるセレモニー」が登場しないため、ロシア軍がベルディチ、オルリフカ、トネネキーを占領したという主張は間違っているかもしれない。
因みにRYBARは29日「ロシア軍がイワニフスキーで大幅に前進して集落の半分を支配している」と報告していたが、ロシア軍がイワニフスキーを占領したという情報について「現実と一致しない」と否定、DEEP STATEも1日に更新した戦況マップの中で「ロシア軍がイワニフスキーで前進した」と報告したものの、RYBARとDEEP STATEが報告する前線位置には約1kmの差がある。
さらにDEEP STATEもRYBARも「クラスノホリフカで戦闘が続いている」と報告、第3強襲旅団も「クラスノホリフカ市内に侵入したロシア軍を撃退する映像」を公開して「第1強襲大隊・第3中隊と第2強襲大隊・第1中隊の兵士によって100人以上のロシア軍兵士を市内から排除した」と明かした。
追記:ウクライナ軍やDEEP STATEはクピャンスク方面について「ロシア軍はタバイフカを占領できていない」と、RYBARやロシア国防省は1月末「タバイフカを解放した」と主張したが、多くの観測者はロシア軍はタバイフカを占領出来ていない=グレーゾーンだと認識を修正しており、タバイフカ解放はプロパガンダだった可能性がある。
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※アイキャッチ画像の出典:Сухопутні війська ЗС України
戦況の推移を時間をかけてみるしかないと思う。
例えば、リシチャンスク占領後に、東部の民兵がどんどん先行していって、ここも占領、あそこも占領と宣伝したが、すぐにウクライナ軍に反撃されて、ロシアのフェイクニュースと宣伝がされたこともあった。
そういえば、ロシア軍はセベロドネツクやバフムト占領後は、休息なのか時間をかけている。アウディイウカ西側への進出は、威力偵察程度だったのか。
それと、第3突撃旅団などが反撃成功というのが本当なら、アウディイウカであまり損害を受けてなかったのか?
ロシア側からの視覚的証拠がまだ出てこないし、とにかく、戦況を見ていくしかないと思う。
情報戦も盛んですね
より一層視覚的な証拠が重要になってきました
サバゲやFPSゲームで、FLAG戦というのがあるけど、リアルでやるとは思わなかった。
情報が錯綜していますね。
前線が、それだけ激戦になっている事と推察します。
現場も取ったり取られたりで、混乱してそうですし、一喜一憂せずに落ち着いてからの情報を精査した方が良いでしょうね。ただ、すぐにはっきりとした視覚的情報が出てきていない事からもこの辺りで一進一退の攻防が起きてる事が伺えます。
個人的にウクライナは要塞建設をしつつ、新たな防衛戦に移行し、欧米の新たな支援を待ち、ロシアは勢いそのままに侵攻が出来ないと判断したら、占領地と兵站の安定化を行って、次の動きに備えるという小休止状態になると考えています。無論、両軍の内情次第だとは思いますが。
仰る通りと思います。
工兵部隊、民間工事部隊も、すぐに塹壕や兵站を構築するために不可欠な戦争ですよね。
WW1は、こんな感じだったのかと眺めてしまいます。
今はネット社会ですぐに情報が行き渡りますからね…
日本も他人事ではなく、万が一南西諸島有事や台湾有事が起きた際なんかは、九州のどこそこに某国軍が潜水艦から上陸しただのミサイルが飛んでくるだのデマが撒き散らされると思います。
それは某国軍の工作もあり、日本人の愉快犯の可能性もあり、単にパニックになった一般市民の可能性もあるでしょう。
そうなった際に自衛隊や行政は、的確に正しい情報を掴めるかどうかですね。
一般市民からの問い合わせが殺到するでしょうから、市役所なんかは機能不全になるかもしれません。
仮にウクライナ側の情報が正しくまだ完全占領に至ってないとしても危機的状況であることは変わらないだろう。
台湾総統選挙で独立派が勝利した結果、中国共産党は台湾武力制圧を決定したと推定できる
台湾の親中勢力がクーデターを起こしそれを支援する名目で中共軍が軍事作戦を起こすだろう
日本政府が沖縄・南西諸島に非常事態と住民避難など指示すればパニックとなりそれに乗じて
沖縄県に多い反日琉球独立勢力が暴動・破壊活動を起こし中共軍が軍事介入するかもしれない
Su-57の試験的な実戦投入が始まりだしてますね、Xやロシア系の
ミリタリーニュースで話が出始めてます。
⇒Su-57がSu-35に護衛されながらKh-69を発射(ルハンシク方面)
随分遅い実践投入?で機数も試作込みで28機なので、
まだ大した脅威にはなりえませんが、ある程度量産して
FABの運用能力が追加されたら恐らく”ウクライナの詰み”に
なるかもしれませんね
なおミサイルに関しては目標を外したみたい
ほう
su57は戦局を塗り替えるゲームチェンジャーですか
超兵器ですね
…クリミア侵攻以来、西側からの制裁でロシアの新兵器の開発配備は著しく停滞している事をご存知ないようで
>…クリミア侵攻以来、西側からの制裁でロシアの新兵器の開発配備は著しく停滞している事をご存知ないようで
いつまでも制裁で停滞してると思い込んでるから、ミサイルが枯渇するだの飛行機が飛べなくなるだのアホみたいな予測出して外しているんじゃないですかね?
知らないと思いますがミリタリー用の半導体、電子部品に関してはロシアでも製造してますよ、性能は10年前の型落ちと言われてますが、それでも中身Su-35、ガワだけステルス機を飛ばすぐらいは出来るでしょう。
何がマズイか根本的に分かって無いようなのですが、F-35の20分の1しかステルス性が無かったとしてもパトリオットの探知範囲外からFABを投げ込むには十分なんですよ?今のウクライナ軍を終わらせるには十分すぎる性能です。
ここ半月こそSu-34等の撃墜が相次いでいますが、それまで1年ほどFABを一方的に叩き込みまくっていたじゃないですか。
Su-57は現在のロシア軍の優位性を保つのに有用だとは思いますが、「ウクライナの詰み」だとか「ウクライナ軍を終わらせる」等のセンセーショナルな表現をするほどとは思えないですね。
加えて言えば、UMPKキット付FABってウェポンベイに入るんですかね?入らないなら投下前にロックされて投棄&回避運動することになる気もしますが…。
滑空爆弾の投下にわざわざSu-57なんて高級機材使わずとも、UMPKキットの形状改良、もしくはロケットブースターの追加等で射程延伸をすれば解決出来る気もします。
(正確なタネは不明ですが)現在のパトリオットの前進運用?も長く続くとは思えませんしね。
Su-57は多目的戦闘機と言われてますが、基本的には空対空機材でしょう。
個人的には対F-16での活躍に期待しています。
UMPKに推進力追加したらコスパ最強からミサイルとの差別化が無くなってくるよね。
ついでに30機程度のF-16AMが活躍する未来は500機以上のスホーイを一掃してからの話だな。
ゲームチェンジャーかどうかはわかりませんが、Su-57のステルス性能がウクライナに配備されている対空兵器のレーダー群に対して有効かどうかで話が変わってくると思います
仮にほとんどレーダーで探知できないという事になると、Su-57なら空爆し放題という事になってしまいますから
現実的に考えるとステルスを考慮していないFABを爆装した状態のSu-57はレーダーにそれなりの影像で映るとは思いますが
Su-57のRCS自体はF-22、F-35に遠く及びませんが、それでもRCS低減機のユーロファイター・タイフーン正面よりは遥かに低いので、レーダー探知距離を6割程度まで抑えられるみたいです。
パトリオットの最大探知範囲:170 km
PAC-2迎撃弾の射程:160km
Su-34などが投擲するFABの最大投擲射程:100km
ギリギリの数値ですが、パトリオットが迎撃弾を発射するころにはFABを投擲、離脱を開始してるので
PAC-2の中間誘導は途中で切れて命中できない寸法です。
>現実的に考えるとステルスを考慮していないFABを爆装した状態のSu-57はレーダーにそれなりの影像で映るとは思いますが
言い忘れていましたがウェポンベイは実装されてます、KHシリーズの対艦ミサイルまでは行けるのでFAB500を2発ぐらいなら搭載できると思いますよ。
Su-57がゲームチェンジャーとか文面を見て何故にそうなる?本当に日本人か?
私の分析としてはウクライナ戦争はコストがかかる兵器より及第点の性能で量産性の高い兵器が活躍している。ゲームチェンジャーとかジリ貧のウクライナ軍が起死回生する為のキーワードでしかない。
Su-57はステルス性能はかなり妥協して従来のスホーイ同様機動性に振った機体。
極端な例でF-22が200機供与されてもゲームチェンジャーにはならない。
ゲームチェンジャーってのは阿呆なマスコミがアニメやゲームと同様にキャッチーなワードとして使っている馬鹿無知丸だしの単語だ。そもそも論現在のロシア軍にゲームチェンジャーは必要ないだろう?
マッハ2を出しながら、排尿できるというSu-57が実戦投入ですか…。
今の運用だと、高速で遠方から滑空爆弾を投げて逃げる戦術にはぴったりですよね。もうステルス関係ないけど。
現状のFABの脅威度と問題点がからっきし分かって無い事は良く分かりました。
ステルスが関係ない?本気で言ってるの?
ウクライナ軍による撃墜が増加しているので。
ウクライナ軍が対空ミサイル基地を、以前よりも前線側、アゾフ海側に寄せたように思える。
じゃあ、どうやって対空ミサイル基地を叩くのか?
対地ミサイルもあるけど。
多目的戦闘機SU-57の出番だと思う(違うかもしれないけど)。
流石に、対空ミサイル基地に近づくと攻撃される前に発見されると思うけどね。
SU57VS対空ミサイル。どっちが勝つのか。
1機、2機撃墜されても、博打する価値はあると思う。
ベルディチでは集落内にエイブラムスが放棄されている視覚情報が出ましたが防衛ラインの中で最重要なのはベルディチなので第47機械化旅団も損耗覚悟で運用しているのでしょう。
オルリフカでは第3旅団と第25空挺旅団が街の南側からロシア軍を撃退することに成功した可能性が視覚情報から出てきました。南にある学校をウクライナ軍が確保しているのであればトネネキーの北を守りやすくなります。
ただ根本的に守っている場所が良くない(入念に準備された防衛ラインではない、敵の拠点に近すぎる)のでここでのウクライナ軍の主な目的は時間を稼ぐことでしょう。
3月を乗り切ればアメリカの支援再開が期待でき、泥濘期でロシア軍の機動を制限できる(泥濘期はウクライナ軍にとってのマイナスもありますが)。今はオケレタインの防衛を強化し、できればオケレタインを失った場合の防衛ラインの強化も必要でしょう。他の戦線もあるのでリソースの配分が難しい所ではありますが。
ぜれんすきー様の認識が正しいなら、しばらくは比較的ゆっくりとした戦況の変化かも。
ぜれんすきー様が「ロシアは5月下旬~夏初旬に新たな攻勢を仕掛ける。ロシア軍は今、その準備を進めてる」という旨を2月25日に述べてる。危機感を煽って西側から支援を引き出す目的もあろう。
ぜれんすきー発言の行間を勝手に読むと「今のロシア軍の攻勢なんかよりも、本当にやばいのは5月下旬~夏初旬。だから私はロシア軍の5月~夏攻勢にスポットライトを当てて支援を求めてる」となる。
また、ウクライナ国立戦略研究所のニコライ・ベレスコフ氏も、「ウクライナ軍は、(アメリカの支援が無くても)今年前半は戦線を守れるが後半は厳しくなる」と述べている。
「今は戦線の崩壊が起きない」がウクライナ側の見通しとしてあるように思う。
そもそも今のロシア側の攻勢自体が、あまり戦略的なものではなく。アウディーウカが落とせたからその勢いで現場が勝手に進撃してる感があります。
泥濘期が目前に迫っており、ここで進出しても保持するコストがかなり高くなり。アウディーウカ陥落で混乱したウクライナ軍も増援を送って立て直しているので、早々ここから簡単には突破できそうにもなく。
ロシア軍側もここで一旦部隊に休息とローテーションをかけ、資材を集めて次の攻勢の準備をするべき局面ですね。
が、戦争ってそういう理屈どおりに進むことは少ないんですよね・・・
そんなの分かってんだけどそうも行かねえんだよ!という現場の将兵の声が聞こえてくる気がしますね。
>アウディーウカ陥落で混乱したウクライナ軍も増援を送って立て直しているので、早々ここから簡単には突破できそうにもなく。
ロシア軍側もここで一旦部隊に休息とローテーションをかけ、資材を集めて次の攻勢の準備をするべき局面ですね。
本格的な大規模攻撃ではなく、安心して作業させないためのウクライナ軍に対する嫌がらせ攻撃の可能性もあります。
戦略的ではなく、非常に戦術的都合。
しかしながら、ウクライナ軍の守備力が十分ではなく、嫌がらせ攻撃でも前線が壊れていく可能性も。
>危機感を煽って西側から支援を引き出す目的もあろう。
今まさにそれで戦場よりもいかにして支援を得るかの戦いをしてるから、ウクライナ側から出てくる情報は有利なものも不利なものも全て鵜呑みにしないほうがいいな。
少なくとも戦線が何とか維持できるということは、攻勢には移れなくても戦線を支えるだけの最低限の備蓄はあると考えてもいい。
悲観的な弾薬要求はショイグ!ゲラシモフ!砲弾はまだか!と同じ類のパフォーマンス。
ロシアは中心部に到達したら解放したと主張し、
ウクライナは外縁部に残ってたら撃退したと主張してる?
ウクライナ戦争の戦況分析をされている原伸一さんのブログHaraBlogからですが、ベルディチ、オルロフカ、トネニコフが陥落したとのこと。正式な発表はクリーニングの後とのこと。ロシア航空宇宙軍も砲兵も「飛ばせる物は全て飛ばす」と言うぐらい熾烈な爆撃と砲撃を加えたとのこと。ロシア航空宇宙軍の活動は低下していません。原さんは元々商社マンで旧ソ連地域に行かれたとのことでその意味でロシアに思い入れのある人だと思いますし、その意味で親露派の人かなとも思いますが、戦況分析は客観的で正確な人だとも思います。少なくとも防衛省防衛研究所の高橋杉雄とか兵頭慎治よりは。