ウクライナ軍の反撃について14日は目立った動きが観測されておらず、ロシア側情報源は「ザポリージャ州のカムヤンスキー方向で敵が威力偵察を仕掛けてきた」「南ドネツクでロシア軍が予備部隊を投入して反撃を開始した」と主張している。
ウクライナ軍は主要道路が交差するヴァシリウカの制圧を狙っているのかもしれない
ロシア側情報源はザポリージャの戦いについて「ウクライナ軍は14日朝、ヴェルフニャ・クリニツァ村方面のロシア軍陣地を攻撃するため長時間の砲撃を行い、敵の機械化部隊がカムヤンスキー方向からロシア軍陣地への攻撃を開始した。この戦闘で敵は装備と兵士を失い残存部隊は自陣地へ後退した。ウクライナ軍は大規模な威力偵察を通じて我々の防衛ラインを探っており、大規模な攻撃を仕掛ける地点を選定しようとしている」と指摘。
さらにロシア側情報源は「ウクライナ軍がカムヤンスキーで戦力の再編成と集結を続けており、この地区の防衛ラインを突破してゼレブヤンキー~プヤティハツキー方向に向う準備を行っている。この目的のため敵の工兵部隊がロブコベ周辺の地雷原に通行可能な道を作り出そうとしている」と付け加えているのが興味深い。
ロシア側情報源の話が真実ならウクライナ軍はヴェルフニャ・クリニツァ、ルホヴェ、ゼレブヤンキー、プヤティハツキ近くのロシア軍陣地を突破し、主要道路が交差するヴァシリウカの制圧を狙っている可能性が高く、戦力を集中して押し切るつもりなのかもしれない。
Following the destruction of the Kakhovka dam caused by russians, there has been a significant decrease in the water level of the Kakhovka Reservoir. Image analysis between June 5th and June 13th reveals a notable decline near the Zaporizhzhia Nuclear Power Plant and Nikopol. pic.twitter.com/ceLSTdae9e
— Tatarigami_UA (@Tatarigami_UA) June 13, 2023
因みにノーバ・カホフカのダム(水力発電所)が破壊されたことでドニエプル川上流の水位が低下し、ザポリージャ原発付近の川底が見え始めているが、泥濘んだ川底を車両が通行するのは困難なので直ぐに何かが起きる可能性は低い。
検証不可能な死傷者数の比率を提示されても流石に何も感じなくなってきた
ロシア側情報源は南ドネツクの戦いについて「スタロムリニフカに到着したロシア軍の予備部隊が反撃を開始して敵を押し戻し、ウロジャイネからノボマイオーズキーまでの前線にあった突出部が消え、状況を安定させることに成功した。この地域で敵は前進することが出来ておらず、ウクライナ軍は攻撃を強化するため戦力の再編と予備部隊の追加投入を進めている」と指摘。
どうやらロシア軍は高地にあるリヴノピリを保持し続けて、ウクライナ軍が解放したモクリ・ヤリー川沿いのマカリフカに反撃を行っている可能性が高く、リヴノピリを確保してロシア軍の突出部を潰せばモクリ・ヤリー川沿いの状況は安定するだろう。
因みにウクライナのマリャル国防次官は14日「この1週間、我々が進めている攻勢の損失について敵の情報戦が確認された。敵の目的は戦意を喪失させ混乱を引き起こすことだ。攻勢を行っている我が軍の損失は敵に比べて何倍も少ない。直近7日間の死傷者数はバフムート方面では1対8.73、ザポリージャと南ドネツク方面では1対5.3だ」と明かしており、あれだけ視覚的な証拠が登場しているのに「攻勢側の方が損害が少ない」というのは中々だ。
交戦国の発表は「自軍の損害を小さく敵の損害を大きく見せる」というのが常套手段なので、マリャル国防次官の発表が特別おかしいとは思わないものの、検証不可能な死傷者数の比率を提示して「有利に戦いを進めている」と主張されても1年間これに振り回されてきたので、流石に何も感じなくなってきた。
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※アイキャッチ画像の出典:Сухопутні війська ЗС України
倍率は少し違うかもしれないけど
ロシア軍の方が大きな損失をしている事は事実の様だね
>ロシア軍の方が大きな損失をしている事は事実の様だね
何を見てそう思ったんだろうね、まあ願うのは勝手だけど
碌な航空支援も無いのに地雷原を突破するのだから相応の被害が出るのは当たり前だし、被害が出た所で恥ずべき事では無い、結局今回の大攻勢で戦果が出なければ次は無いのだから、ウクライナには余計な事を気にせず戦線突破に集中して欲しい。
次ならあるぞ
夏のF-16大支援
>直近7日間の死傷者数はバフムート方面では1対8.73、ザポリージャと南ドネツク方面では1対5.3だ
バカか?
誰か止めろよ。能力を疑われるぞ。
守勢だったバフムトでのキルレシオはウクライナの方が良いのは間違いないでしょうが
反攻作戦でのこの数字は少し疑わしくありますね
自軍に優勢な数字を出してくるのは世の常なのでしょうがあまり現実と即していなそうな数字を発表すると
今後の戦果報告に疑念の目を向けられそうで余り得策とは思えませんが…
半方位になって市街戦に突入する前に撤退してたらキルレート有利のまま勝ち逃げしてただろうが、補給と火力が圧倒的不利な土地に執着したため下手すりゃキルレート逆転してるよ
補給なんて最後までフリーパスだったじゃん。
ウクライナ発表の損害比なんて昔から当てにならんがな、
事実ならロシア軍はとっくに崩壊してるし(死傷者数的に)
損害比よりも主要な防衛線に取り付けてないのが気になる、
これだけの規模ならそろそろ何処か到達出来ても
良いハズなのだが、一体何が原因で止まってるのかな
地雷原と言っても流石に隙間はあるんだろうし、何にも
情報が無いまま攻勢を始めたとも思えない。
>ウクライナ発表の損害比なんて昔から当てにならんがな
ロシア側の発表が当てになったことがあるのか?
今回の攻勢の推移だけ見てもだいたいロシア側の発表通りに進んでるけど
どちらかが必ず正しい前提なのか…?
捕虜の数や捕虜交換のタイミングや比率から推定すれば、ウクライナ軍の損害の方が何倍か多いと思われる。
マクロでは、供給面の現実の動員状況や、戦況の旅団の推移や新設などの部隊の動きから。
今までは、ウクライナ側の叙勲や地方の戦死広報からも損害が推定できたが、今年の4月くらいからウクライナは、わかりやすい叙勲情報を出さなくなった。
バフムトを含めて、ウクライナ軍側の損害の比率の方が数倍多いと個人的には推定している。これは、火力比にも比例する。
もし、ロシア側の損害比率が平均して多いのだったら、何か知られていないことがあるに違いない。
ロシア軍はとっくに崩壊している
だからこそ
ロシア軍は予備兵力を投入した
それザポリージャと南ドネツクで既に何度も予備戦力の再編行ってるウクライナに完全にブーメランやん
ウクライナは西側流用兵だから、ローテーションの可能性がある。
ロシアは督戦隊の督戦隊がある位で死守ONLYだから、再編イコール部隊全滅の可能性が高いかも。
ロシア徴収兵か、上官殺害して逃亡とか最近多い。
視覚的証拠でかなりの損失が確認されてるのに?
流石にロシア舐めすぎだろ
ローテーションくらい奴らでもやるわ
予備兵力は前線が崩壊したから投入するものではなく、相手の動きに対処するために投入するものです
相手の弱い所を見つけて攻めるのと、相手の攻めに対して予備兵力で手当てして対応するのは何も変わらない基本です
戦術予備の予備の意味を誤解している人が多いですが、
「対戦車縦深陣地」
においては、第一線、第二線の前哨陣地の部隊は、主力ではない、監視や警戒、
「遅滞行動」
つまり
「主力である予備」
が移動するための時間稼ぎを行う、軽装備で少人数の警戒部隊であり、もとから敵の撃破は主力である戦術予備部隊の任務です。
これは第一次世界大戦の帝政ドイツ軍の浸透戦術に対抗するために、フランス陸軍のペタン元帥が考えた戦術で、対戦車縦深陣地の原型です。ソ連軍のパックフロントもその応用です。
1917年のイタリアのカポレットでは、第一線に主力を置いたために、浸透戦術で突破されると簡単に崩壊しましたが、縦深陣地というのはそういうのではありません。
定石通り引いて守れば、予備を投入する必要はないのではと思いますが、少し動きがちぐはぐな感じがしますね。
この段階で絶対突破阻止というわけでもなく、山ほど予備があるならともかく防御側としては悪手に見えます。
対等の手駒であれば、予備を引っ張りだされた印象で、後方でにらみを利かしていたのを外して遊兵化しスキを狙われます。
まぁ、ロシア側はまだ余裕があるという事でしょうか。
現代ではドローンと衛星で戦線後方の戦車の位置はほとんど把握できるので。
ウクライナ側が予備の旅団を前に出す気配がないなら、予備の一部を前線に出して戦力を集めて前線の損耗比を改善するのは当然の手ですよ。戦略予備は遊ばせてたら単なる無駄ですから。
ウクライナ側は緒戦の損耗で現在編成を変えているのはもういろんなところで報じられている公然の秘密ですから,このタイミングはロシア側の押すチャンスです。
ただ、押すべきチャンスでちゃんと押せている、というのはちょっと気になりますね。指揮官が優秀です。誰が指揮しているのか分かりませんが。
まあ全体的な作戦指揮、指導というのはやはり生粋の戦車指揮官上がりであるゲラシモフ将軍でしょうね。
今年に入って作戦司令官が空軍のスロヴィキン将軍から、機甲科のゲラシモフ将軍に交代したのは、西側戦車に対戦車戦をより細かく具体的に指揮させるためと思われます。
ゲラシモフ将軍が前線に近い場所で指揮を執ってるという噂もありますが、かつてのジューコフ、カトゥコフ、ロコソフスキーのような司令官もそうでしたし、何より指揮官の人選や、部隊の配置を決めているのはゲラシモフ将軍です。
ロシア軍側の認識では、敵は
「ネオナチの乗るドイツ戦車」
という子供でもすぐにわかるような図式であり、破壊すれば士気も上がるでしょう。作戦の目的はおそらく単純な防御ではなく、
「西側戦車の壊滅」
であり、好機であれば逆包囲も当然準備していると思われますが、それにはまずウクライナ軍に西側戦車を全部投入してもらわないといけません。ポーランド製戦車でも脅威ですが、それは目新しい脅威ではありません。
マカリフカの反斜面陣地はキルゾーンとして絶好だからもう少し維持して削りたいのだろう
そのためにロシアから見て川の右岸を突破して側面攻撃を仕掛けようとしてきていた部隊が邪魔だから師団レベルの予備で突出部を潰しにかかったんじゃないかな
とりあえず南ドネツクの件は前線の戦術レベルの話に思う
例のレオパルド動画でも兵士は生存して脱出していたようですし、兵士の生存率の高い西側兵器に守られている限り、案外、被害は抑えられている可能性はあります。
仮にウクライナが被害を過少報告していたとしても、人口3分の1に過ぎないウクライナの方が先に兵士不足に陥るでしょうから、その時点でウクライナの嘘が判明したら追求すればいい話じゃないんですかね。
宇側は被害に怯まずもっと全力で圧迫しないと
ka-52とmi-28nを自由させ過ぎ
航空戦力の交換会しないからせっかくの西側装備が活きない、レオ2もM2も全く火力出せずに潰されてるし
勝ち戦側が嫌がる無駄な消耗戦仕掛けていかないと万が一も無いぞ
>>あれだけ視覚的な証拠が登場しているのに「攻勢側の方が損害が少ない」というのは中々だ。
西側AFVは乗員保護で別格なのでBMPなら中の人全滅でもM2なら負傷者だけとかふつうでは?
あと戦果観測が本来なら不鮮明な砲撃量での被害勘定を考えると攻勢側が圧倒で間違いはない。今や防御陣地の惨状は無人機で可視化されますから撃ったもん勝ちな訳です。ただそれが費用対効果でどうかは別問題ですね。
戦傷者数がどうかより西側装備の総力投入のコストに見合う戦果がどうなのかが最も問題でしょう。現状西側AFVがお試しで使い捨てられてる感がすごいある。運用側も入手仕立てで実力を計り知れないから無茶させてるのかなと。
兵力で劣るロシアは予備軍を投入したら後がないから。
これで ウクライナの戦術も固まっただろ。
それにしてもロシアがこんなに早く予備兵力を使うとはビックリ。
塹壕にいる兵も少ないみたいだし
よほど兵が足りないんだろ。
どうでしょうね?
実はロシア側に反撃のチャンスが来たから予備部隊を使ってウクライナ軍を潰しにかかって来たと言う可能性も有ります
今は騒がず、あと1週間位様子を見た方が良いと思いますよ
ウクライナ側の損害がロシア側の言う通りであれば、来週頃には攻勢限界点に達するはずです
既に無視できない損失で戦線が膠着してる中、戦力再編の隙を晒してるウクライナ軍を強襲するのはそれほど悪い手ではないと思うが
ロシア軍は 予備兵力を出してしまうと後がない。
先に予備兵力を使ってしまえば どこかにスキができる。
先に使った方が不利。
ここは まだまだ我慢するところだったと思うけどね。
そのどこかに出来るスキを付けなければ、それはシンプルにウクライナ側の失点となります。
ロシアはウクライナ軍の再編の隙を上手く付きました。そこで生まれたロシア軍の隙をウクライナ軍が付けるかどうか。
それは言い換えれば「リスクを承知でリターンを取りにいけるか」ということでもあり。
ここしばらくのウクライナ軍は非常にリスク回避的に行動していますから,敵の失点を失点に出来ないかもしれませんね。
防衛側は前線にそって展開する防衛拠点と後方待機の予備隊のネットワークで守り、敵が来たら予備隊を送って迎え撃ちます。
師団や旅団レベルなら、敵と直接接敵する前線にいるのは手持ち兵力のせいぜい半分程度でしょう。
例えば手持ちの3個大隊のうち2個が前線で1個が予備、前線配備の大隊も中隊の一部を予備に回します。
いま出てきているロシア軍の予備隊は戦術レベルの話で、ロシア軍の戦略予備はまだ後方待機じゃないですか。
ウクライナ軍もまだカードを全部切ってませんし、それまでは様子見でしょう。
傍から見ている立場では、西側の頑丈な装甲車両で生存性が上がっているので見かけよりは「人的損害」は少ないのかもしれませんが、あんな戦場に打ち捨てて使い捨てにしている状態では、そのうち「乗れる装甲車両が無い」となって、そこで攻勢限界に簡単に陥りそうな気がします。
情報統制で映像情報も無いので修理の為に回収されているのかすらも判明してませんし。
無限の補給が続く訳でも無し、既に供与兵器に二桁パーセンテージで示される損害が確認されている現時点では、戦力の底が見えている分ウクライナの息切れが案外早いかも、と個人的に推測します。
レートは兵器ではなく死傷者の数値ですから、ロシアが盛っているのでウクライナもある程度盛っているでしょうが、あながち無茶苦茶な数値では無いのでは?
これまでの戦いでもそうでしたが、塹壕に籠るロシア側に歩兵用対装甲車両用兵器が少ないように見えます。
これが無いと機械化部隊に攻められれば守備側が不利です。
>塹壕に籠るロシア側に歩兵用対装甲車両用兵器が少ないように見えます。
そういう情報は聞いたことない。
むしろ両軍とも大量に持ってるから塹壕で戦線が膠着するのであって。
ウクライナ軍が戦車や歩兵戦闘車でロシア軍の塹壕を掃討する映像はありますが、ロシア側から同様の映像は見たことがありません。
塹壕に対戦車兵器を持った兵士がいれば装甲車両も簡単には近寄れません。
塹壕戦になっているのはお互いの防空システムが健在なのと、それによる砲兵の活躍が理由です。
40秒も行ったり来たりして1つの場所にとどまって塹壕に向けて近距離で砲撃しているウクライナ戦車の動画があったし、もう少し短い時間だけど戦車単騎で塹壕砲撃している動画が複数ありましたね。
対戦車ミサイルがロシア側にあったら、ウクライナ戦車は狩られてしまうわけで、持っていないと思われているから、こんな舐めた攻撃をされているんだろうなと思った。
コルネット、一時ロシア親派のような人が連呼してたけど、よく言われているように量産できていないんだろう、
レーザー誘導だと打ちっぱなしできないからジャベリンには劣るだろうし。
アメリカ様々だから、威張って言えることでもないけど。
戦車が単騎でダンス(往復運動)するのは火点をあぶりだすためですよ。
その後方では砲兵が敵の応射を今かと待ち構えているわけです。
なので防御側はじっと息をひそめて耐えるのです。
ウクライナは同じような場面でジャベリンで戦車タコ殴りしてる動画が、それこそ掃いて捨てるくらいあるが如何。
プーチンは先日、ロシア国内の著名ブロガーと座談会をしてまして、その席でロシアとウクライナの損失は1:10と主張していますね。
スラブ式計算術は、我々には難し過ぎます…
装甲車両の損耗比で言えば妥当なところじゃないですかね。攻撃側の主力は装甲車ですが、防御側は装甲車なんてそんなにたくさん並べないので。
この戦争、実はロシア側はそんなに嘘をついてないんですよ。ただ、官僚的に都合のいい数字を使っている傾向が強い、というだけで。「1万人の死者」と「1万人の死傷者」と「1万人の守備部隊を撃破」は全然実態が違いますからね。「100台の戦車を撃破」と「100台の戦車を含む軍用車両を撃破」の違いとか。
ウクライナ側も最近は「〜平方キロの領土を回復」という表現に変えていますね。200m前進、では半年前にロシアの遅々として進まない侵攻を笑っていた時と変わらないので。
この両軍の戦果発表の読み取りは、もう学校で国語の試験問題に採用するべきだと思いますね。非常に言語力が試されます。
ブチャの虐殺をウクライナがやったと言っているロシアに、あまり嘘をついてないとは言えんやろ。
あれは「両軍が」別々にやってる処刑でしょう。
KGBがウクライナ人のスパイを炙り出して尋問して処刑していたのと。
その後奪還したウクライナの極右集団がロシアから物資を受け取った「白い腕章をした人間」を裏切り者として路地裏で射殺しまくった事件とが混ざっているんですよ。
すなわち、誰も嘘は言っていないが、真実も言っていないんです。
ロシア「虐殺などしていない(スパイを処刑したがそれは国内法に基づく正当な行為)」
ウクライナ「ロシアが虐殺した!(市民にスパイ行為をさせていたことは伏せる)」
ロシア「(路地裏で射殺されていた)死体はアゾフ大隊の仕業だ!」
ウクライナ「(地下室で縛られていた死体は)ロシア軍の仕業だ!」
両方とも嘘は言っていないんですよ。ただ、真実も全て言っているわけではない。この戦争にありがちな展開ですね。
スラブ式計算術云々よりもプーチンがブロガー連中と会ってるということはある種脅しなのでは…。
その内ちゃんと批判もしていたブロガー連中もスラブ式計算術ロシア版の戦果しかブログに書けなくなるんじゃないですかね…。
10倍といいながら露54輌、宇160輌損失って言ってるんだよな。
これこそ絶対笑ってはいけない何とかだな。(笑)
ロシアの方が兵士は少ないけど兵器は多いからね
総動員体制のウクライナに対して部分動員にとどまるロシアは人命を重視しなければならないからその分を兵器でカバーしてる
まあこの戦争を全体で見て損害は1:3~4ってところだろうから現在の防衛ラインの前面で受け止めてる状態なら1:10も一時的には妥当なところだろう
ロシアは戦時中もウクライナに武器供与した最大武器供与国だから兵器は捨てるほどありそうだ。
あのプーチンが本物か怪しいので、政策への影響には?がつきます。
ロシアには「西側戦車 撃破ボーナス」があるので同じ物を何度も破壊して水増し報告してるそうです。
水増しデータをさらに盛っていると考えれば、あそこまでの大戦果も納得の数字になりますね。
攻勢開始から一週間になるが目立った戦果は南ドネツク方面を除いて無い。オレホボ=トクマク軸での西側戦車を投入した攻勢は頓挫しており、全ての前線でロシアの第一防衛ラインに到達しないまま躓いたと評価できる。南部攻勢を半年前から予告し、縦深陣地構築と予備軍訓練の時間をロシア側に与えた結果だろう。
両軍の損失については様々な議論があるが、各国の支援に依存するウクライナが過剰な戦果と過少な損失を報告するのは当然だろう。ロシア軍の損失については検証可能だ。
ロシア独立系ニュースメディアの「メディア・ゾナ」はBBCニュースロシア局とボランティアと協力し、ウクライナにおけるロシア軍の犠牲者をカウントしている。墓地からの写真、親族のSNSの投稿、地元メディアや地元自治体の発表など信頼できるソースがあるもののみカウントしているため、全ての死者を計上しているわけではない。
6/2時点で24,470人が確認された死者数である。内訳は受刑者が4,456 人と最も多くバフムトでのワグナーの損失に含まれる、PMCは1,715人カウントされておりバフムトでの損失と思われる。動員兵は2,329人と30万人が動員されたことを考えると比較的少なく、動員された兵士の多くは訓練を続けているか後方で比較的安全な任務に就いているという軍事ブロガーの報告と一致する。
リンク
個人的にはロシアが予備を早めに動かすのは悪くないと思ってる
ウクライナがそれをどこまで想定しているかが鍵か
プーチン大統領は自国メディアの戦争担当記者、軍事ブロガーおよびテレグラムチャネル運営者との懇談会でウクライナ軍が戦車160台を損失した反面、ロシアは54台を失ったのみと述べた。
先日の記事の引用だけどウクライナ側はともかく、ロシア側もかなりの損害を出しているとプーチン自ら認めているんだよね、戦車のキルレに関しては1:3で攻勢3倍の法則にピッタリ当てはまる。ウクライナ側の損害も視覚的証拠以上に多く、主力部隊を突っ込む決断が出来ていないのでは?
ウクライナ側ではレオパルト2の回収命令がでていて、現にレオパルトが回収されている動画が出ている。その動画ではランセットにより回収中車両が破壊されてた。一部ではレオパルト2の争奪戦が起きているとのこと。ロシア側の情報だと鹵獲した動画が出ているけど、回収したかは不明。
また、ウクライナ軍は前線部隊に突撃命令を出していて、多くの死傷者が出ている。アヴデーエフカでのウクライナ軍第100独立機械化旅団の歩兵戦闘車両が死傷者が多数出てたため、少数だが戦闘車両で突撃するふりをして、ロシア軍に降伏した動画が出てる。
そりゃ西側の釣書の通りなら,放棄されてもすぐに修理して実戦で使えるそうなので。
ロシア側に鹵獲されたら名目以上の被害ですね。
T72系列を想定してる西側のドローンでは破壊できない可能性まであります。
ロシア軍はレオパルト2の火器管制装置に興味を持っているとのこと。
チャレンジャー2はロシア軍に鹵獲されないために最前線に出ることはないし、未確認情報だけど今回の状況をみてイギリスからチャレンジャー2は使用禁止が出たとのこと。
自爆型ドローンの威力の改良は容易だから状況に合わせて改良すると思います。
問題は対ドローンの電波妨害。ロシアは対ドローンの電波妨害に力を入れたからウクライナのドローンがかなりやられてる。英国王立防衛安全保障研究所(RUSI)は、ロシアの電子戦システムが撃墜するウクライナの無人機の台数は毎月約1万機とのこと。自律型ドローンはあるけど、どのくらいの能力かまだ評価してないです。
WW2のソ連では、戦車そのものより戦闘能力を失った戦車を迅速に回収して再投入してくる戦車回収車のほうが撃破ポイントが高かったという話を読んだことがあるので、戦車の回収は重要な作戦行動っぽいです
ゼレさん「(軍がチェックするよね)よし!」
軍参謀「(ゼレさんが言ったから)よし!」
徴用兵「・・・」
ウクライナ軍の反転攻勢が始まってお互いの数日の動きをみて、ロシア軍は縦深防御をしばらくやると予想していたが、現段階でロシア軍が予備部隊投入して、積極的な反撃の可能性でるとは思わなかった。
おそらく戦術面において、ウクライナ軍にある程度損害を与えたから時間を与えるとウクライナ軍が再編成や対応力をつける前にさらなる損害を与える目的かなと思う。
またはロシア軍はあくまで縦深防御を主として、たまにこういった攻勢に出ることでウクライナ軍は増員するからこの方面にくぎ付けするつもりかもしれない。
そのほかに政治的な要因が大きいかもしれない。7月に平和サミットがあるからウクライナに大きな成果を出さないためにロシア軍が攻勢にでた可能性もある。
しばらくお互いの動きをみないとわからないな
さすが「100万人の死者は統計だ」の発祥国
スターリン「え、俺、そんなこと言ってないよ…」
うまくいったキルゾーンを何回も利用したいでしょう
地雷まき直して陣地を修復してまた縦深防御の準備
鹵獲レオパルト戦車大隊できたりして
「ロシアの情報源だけ見てると最終的な結果が異なること何度見たか覚えてないのか?」「ロシアの情報源だけ見てるとそのうちプロパガンダに染まるぞ」って海外のTwitter民が最近良くツイートしてるのを見るけど
ロシアが有利な状況になったかもしれないと自分で判断するとウキウキを隠せなくなるコメントやツイートする人たちはスゴくわかりやすいんだよね、ロシアはあんまり嘘ついてないって言い始めるように