ウクライナを襲った6月1日のミサイル攻撃はエネルギーインフラに大きな被害をもたらし、ウクライナ政府高官も「被害は壊滅的だ」「1日の大半を電気なしで過ごすことになる」と述べ、Financial Timesも「ウクライナの発電量は半分以下(55GW→20GW以下)になった」と報じた。
参考:Russia has taken out over half of Ukraine power generation
参考:Украина потеряла 30 ГВт генерации электроэнергии с начала большой войны – FT
参考:Росія вже знищила 9,2 ГВт української генерації – посол ЄС
参考:Kyiv struggles with rolling blackouts as officials warn of bleak months ahead
今年の冬は暗闇と寒さの中でウクライナ人は生活することになる
ロシア軍は自爆型無人機、巡航ミサイル、弾道ミサイル、極超音速ミサイルを使用してウクライナのエネルギーインフラを計5回(3月22日、29日、4月11日、27日、5月8日)攻撃し、大規模な火力発電所と水力発電所の全てが損傷、この状況を乗り切るためウクライナ政府は節電の呼びかけ、小規模で短時間の計画停電、電力の輸入量を増やすことで対応してきたものの、先月20日「一般消費者と産業界の両方に大規模な計画停電(午後6時~深夜0時までの停電)を導入する」と発表。
大規模な計画停電は気温低下に伴う暖房機器の使用再開=電力の消費量増が原因だが、ロシア軍は6月1日に再びウクライナのエネルギーインフラ(5地域)を攻撃、ウクライナ政府の高官は1日の攻撃がもたらした被害について「壊滅的」と、別の高官も「国民は冬まで1日の大半を電気なしで過ごすことになるだろう」と述べ、匿名を条件にFinancial Timesの取材に応じた関係者は「1日の攻撃だけで1.2GW分の発電能力が失われ、ウクライナ西部の地下貯蔵施設からガスを輸送するインフラも大きな被害を受けた」と明かした。
Financial Timesはウクライナの発電能力について「侵攻前の発電能力は約55GWで欧州最大級だったが、現在は20GW以下に低下している。政府関係者は1日の被害がもたらす影響について『今年の冬は暗闇と寒さの中で生活することになる』『これがウクライナの新しい日常になる』と、キーウ経済学院のボリス・ドドノフ氏(エネルギー気候変動研究センター長)も『何の対策も講じられなければ来年1月までに国民が使用できる電力は1日2時間~4時間になる』と述べた」と報じている。
因みにウクライナメディアのRBC Ukraineは先月10日「過去2週間の攻撃量は昨年の暖房シーズン全体の攻撃量に匹敵し、特に弾道ミサイルで発電所を攻撃しているため深刻な被害をもたらしている」「この攻撃でウクレネルゴの送電施設は約1億ユーロの損害を被り、DTEKも発電量の80%以上を失った」「シュミハリ首相は2週間の攻撃で6GW相当の発電能力を失ったと明かした」「これはザポリージャ原子力発電所の発電量(原発6基分)に等しい」と、New York Timesも先月20日「確実に武器の生産スピードが落ちて価格も高くなる」「一般生活にも戦時中の武器生産にも安定的な電力供給は非常に重要だ」と指摘。
駐ウクライナ・EU大使も今月3日「ロシアは3月以降の攻撃で9.2GW相当の発電設備を破壊した」と述べていたが、Financial Timesは5日の記事で「ロシアがウクライナの発電量の半分以上を奪ったため停電リスクが高まっている」と報じたため、ウクライナメディアもFinancial Timesを引用して「ウクライナは侵攻以降に30GW分の発電能力を失った」「破壊された発電所の再建には時間がかかるため、今後数年間は節電が日常生活の一部になるだろう」と報じている。
ウクライナは武器不足、兵士不足、電気不足の3重苦に陥っており、ロシア軍の攻撃が貫通する状態で発電所の再建を進めても意味がなく、これを解決する手段はパトリオットシステム(もしくはSAMP/T)による保護範囲を拡大させることだが、ゼレンスキー大統領が要求する7セットの追加供給は行き詰まったままだ。
ドイツがパトリオットシステム、イタリアがSAMP/Tの追加供給に応じたものの、残り5セットの防空システムを誰が供給するのかは決まっていない。
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※アイキャッチ画像の出典:TpyxaNews
ここまで停電が常態化するとまともな工業生産は不可能でしょうな。
いっそ生産は西側支援国にまかせて、生産に従事している人間を戦場に振り向けた方が良い結果になるのでは無いでしょうか。
このままだと電気の来ない工場で多数の労働者が待機するという無駄が発生します。
進め4000万人、火の玉だ!ですか・・・
どうせ仕事が出来ないから、いっそのこと遊んでる全員にてっぽー持たせて前線送りにしようとか。
兵士は再生産不可能な消費物なんで、緩慢(でもないか)な自殺行為ですな。
欧米各国が自業自得で重り付けてズブズブと沈んでいくのはともかく、このままだとウクライナは一歩一歩確実に「パラグアイ化」が進むだけですが。ひょっとしてゼレンスキーはポルポトにでもなりたいんですかねぇ?
もう2500万人しかいないのです。
しかも若い男はいません。
異様なくびれがウクライナの人口ピラミッドです
ウクライナ独自の兵器まで西側に頼むの?工場の設備一式移転させて受け入れる兵器メーカーなんてあるのかな。西側だって自分達の兵器を作るのでキャパなんてないだろうし、仮に作って貰うにしてウクライナ向けラインの費用とかどこがもつの?
西側がウクライナの都合を優先してくれると思わない方が良い。提供してくれないから自国で作っている兵器もあるし国産ミサイルのネプチューンなんて何処も作ってくらないでしょう。支援に関してはウクライナの都合のいい感じで納入されている訳でもないし、ウクライナの都合で何とか出来る部分を外国に依存するリスクは当然ある。電気がなくて減産は仕方ないにしても極端な対応は自分達の首を絞めるだけになる、下手すれば作られた物を移動できないとか渡さないケースだって有り得るからね。
ウクライナは、宗主国でもなんでもないですから、仰る通りと思います。
100年位の時間軸で見て、ウクライナに何か特段世話のなった、西側諸国はどこもないでしょうし(自分が知らないだけかもしれませんが)。
世話になったどころかクリミア危機以前は欧州随一の嫌われ者国家だったので…
合成ドラッグの一大産地!
あと、武器マーケットでも有名。
その際にウクライナが北朝鮮へ売り渡した弾道ミサイル系の技術で作られた兵器が里帰りしてる。
過去の北朝鮮・中国への武器技術流出を見れば、日本がウクライナを助ける義理は、正直ないんですよね。
ウクライナへの投資・貿易、中国が戦前は上位でしたから、ゼレンスキー大統領も未だに曖昧な態度に感じてしまいます。
注意深く見る必要がありそうですね。
しかもその里帰りの弾道ミサイルの半分は母国の大地に到着せず空中爆発するというシャケの川上り並みの厳しさ。
願望全開の妄想で草
訓練で使う銃弾すら足りないから最前線で肉の壁にでもなっとけと?
労働者を最前線へって日本が先の大戦でやった最悪の失敗の一つなんですが
日本人がそれ言いますか…
工業力は国の根幹ですよ?無駄だからって一度失えば取り戻すのに10年単位でかかります
戦時体制だからこそなんとかして工業力を確保しなきゃならないと思いますけどね
EVってこうゆうとき移動できなくて大変そう
まぁこんな状態になったらガソリン車でも同じだろうけど
災害時に強いのはガソリン車でしょうね
EVは燃料の電気と充電時間がネックですが、ガソ車は燃料のガソリンだけがネック
タンクローリーに入れて運べるのも強い
ガソリンは物流止まるとダメなんすよねえ
昔土砂崩れで道路寸断された時は何日か給油出来なかったけど、電気は復旧早かった
ガソリンはサプライチェーンが長いし、屋根にソーラーパネル乗っけてる家は特にですが、EVの方が災害には強いのではないでしょうか
冬場の降雪どうすんの?
というか 物資としてタンカーとかで運べるガソリンと
送電線か、モノとしてもバッテリーで運ぶしかない電気
陸路がつながってて、発電所が生きてれば、二度三度と電線が切れたりしなければ電気の方が安定供給されるのは早いのは確かだと思います
一方で発電所が死んだら、その辺一体なにもできない状態になるってのが問題かなって
発電所直すか、ほかの場所からひっぱってくるしかない電気より、モノとして保管できるガソリンのほうがそうゆう状態だと有用かなと
というか逃げるときに、ガソリン車の方がよくね?という
災害だって地震から台風、豪雪と色々ある訳だしソーラーでも発電効率はどうなのかパネルとかパワコン壊れましたなら使えない。あらゆる事態が起きるんだし何を重視するかもあるんだし絶対にベストだと言える車なんて無いと思いますよ。かなりの悪路を余裕もって走れるの性能を求めるのか給電ステーションとして考えるのかでも違いますし。
電気が復旧される速度は結果論でしかないし、EVは重い傾向にあるから綺麗じゃない道走らせるとなるとリスクはある。被災地かそれ以外の所から現地入りでも見方は変る。車中泊するなら大きく広い車の方が良い。個人的に180mm以上最低地上高とアプローチアングル・ディパーチャーアングルが緩くない車は欲しい。
まだ東日本大震災から10年ちょっとしか経ってないのに皆もう忘れちまったのか
ちょっとびびるわ
有事の際にはガソリンの入手が困難になるのは目に見えてるのに
お前の馬鹿っぷりにびびるわ
ガソリンの入手が困難になってる状況では電力入手も困難になってるわ
さらに強いのがディーゼルで、発火点が225℃以上の液体であれば、軽油に限らず船舶用重油でも灯油でも、なんならエチルアルコールでも廃棄処分する天ぷら油でも走る代物ですから。
もっともそれやると後で整備が色々と大変でしょうけど、実際に安い船舶用A重油で街中走ってるトラックは日本にもそれなりにいるそうです。
確かにそうですが、走る。というより動く。位の感覚でしょう。
排ガス規制後の電子制御車では、エンジンすら掛からないかと。
仰る通り、使用後は噴射ポンプから燃料配管・タンクまで清掃 か交換が必要になりそう。逃げる時の最終手段ですね。
ちなみに重油から密造違法灯油を造り、軽油と混ぜて走らせるのは、ありますね。
街中、白い白煙吹きながらカラカラ音させて走る古いトラック。(ただの整備不良車も有るけど)
よく見る白い煙はオイル燃やしてるだけ。不正軽油や灯油、A重油は排ガスの臭いでわかるよ。すぐにバレるから今はほとんどないね。
田舎の構内用の重機やダンプにA重油はまだある。あと山間部の極寒地で灯油混ぜもある(違法だが軽油でスタートしないから)。ボロ重機で寿命近くて修理も勿体ない運用の機械ですね。
厳しい話、業界や機械を知らないのにあまり書かない方が良いと思った。
違法密造軽油や灯油は作り方は知ってるけど面倒くさい。
ガソリンを買いだめすれば良いって
安易に考える方がおられますが。
日本の場合、自宅に携行缶なんかで
40L超えて保管すると
火災防止条例違反で摘発対象です。
指定数量の200L以内であっても
危険物倉庫などの設備がないとダメです。
ガソリンって氷点下の静電気でも引火するし
特殊引火物に近い危険性があるので
素人さんが安易に扱ってはいけません。
あと、ガソリスタンドは地下タンクで
ポンプで汲み上げですから
停電したら油があっても給油できません。
これから過疎地はどんどんスタンドが消えますから
災害時の冗長性でいえば
ソーラー+V2H+蓄電池代わりのEVを
自宅や集会所に備えるのが圧倒的に有利です。
実際、ハリケーンでしょっちゅう停電するUSは
テスラを蓄電池代わりにする人も多い。
まだ大出力の原子力発電所が残っているので、数字上はそこまでヤバくは見えないのですが。
原子力発電所からの電力は大規模な複数の変電所と送電施設を経由して送出されるので,広域に点在する変電所や送電網を狙われればそれでアウトです。広域に点在するが故に、7セットポッチの対空システムでは守り切れません。
それは最後の仕上げに取ってあるんですね。
仰る通りです。
原子力発電所~送電網~大都市ですから、非常に分かりやすいでしょうね。
ソ連時代の古い発電所が多いですから、ロシアは当然のように情報を持っているだろうなと。
戦争と考えた場合、ロシア軍の戦略に疑問が残る。
なぜ、もっと早くインフラ攻撃をしなかったのか。また、送電所への攻撃を開始しても、発電所への攻撃はしなかったのか。
どうせ発電所を攻撃するなら、冬前にするべきだったのではないか。
ロシアの攻撃を推奨しているのではなく、戦争の時の戦略としての疑問です。
生活インフラへの打撃にもつながりますし、これを口実にNATOなど外部からの介入や支援の拡大を警戒してたのが一番理由としては大きかったんじゃないですかね
現在はほぼほぼ原資となる各国の軍備の備蓄が枯渇しかけてて、チェコ主導の弾薬調達もグダグダでアメリカとかの設備投資もイマイチでモノが入ってくるのは来年か再来年以降かつイスラエルや台湾向け支援との天秤にかけられてるともう核攻撃みたいなインパクトでも無ければ更なる支援増なんて無理みたいな状況を読んでの決定かと
ウクライナを併合するかはともかくとして、親露派政権を樹立して傀儡化するのが最初のプランだったのではないでしょうか?
その場合インフラを完全破壊してしまうと復興もロシアが負担しなければならなくなる。
現在はもう属国化を断念して中立であればいいと戦略が変化してきたので、ウクライナ支配地域の復興は西側に押し付けて思う存分破壊してしまおうと。
東部南部の4州、さらにはプラスアルファの州はロシアに編入もしくは傀儡共和国化でしょうから、その辺りはロシアはせっせと復興するんじゃないですか?
マリウポリの製鉄所も地下まで破壊された方はともかく、もう一つの被害が軽かった方は既に稼働中で鉄作ってますし。
元々ロシア産の機械や基準でのインフラで資材も充分に有る事なので比較的早く復興するでしょう。
ウクライナとして残るはずの民族主義者楽園な西部は「知らんがな、おともだちのEUが面倒見るんだろ?」で終わりそうな気がします。当然ロシア側へ払うべき賠償金はきっちりと取り立てるはずですし。
自分も、仰る点に同意です。
イスタンブール和平合意もあったくらいですから、早期停戦を視野に入れながら攻撃を控えていたのかなと。
早期停戦の気配がなくなり、総力戦として屈服させる必要がでたため、戦略が変化したのかもしれませんね。
ウクライナは、西側からの復興予算を食い潰しつつ、都市被害も拡大していますから、今までの概算では足りないでしょうね…
タラレバの話ですが開戦当初ゼレンスキーが国外逃亡していれば、キエフが包囲されてイスタンブール合意を結んでいれば、米英のお偉いさんが暗い会議室で両肘を机についた拳に顎を乗せてスケベ心を出さなければNATO加盟を破棄して親ロ派政権になるだけで済んだ。
ニュースでウクライナNATOからの支援を受けて戦争継続と聞いたときウクライナは本土決戦で大日本帝国と同じ道を歩むんだと、国が焼け野原になる悲惨な戦争をウクライナ人はどれだけ理解しているのだろうかと思った。(善悪論は置いといて)
本土決戦は、本当に厳しいですよね。
将来のウクライナ支援も使いながら、戦闘を続けてきたわけで。
戦闘長期化で、都市被害が増えたとしても、喜捨は増えません。
どこかで落とし所を探る必要があるのでしょうが、なかなか見えないですよね。
ウクライナ大統領選挙が、きっかけになるかと思いましたが、戒厳令下では永世大統領ですから変わらないなと…
確かに今の時期に、というのも謎が残りますね。
ウクライナの防空シールドの迎撃率をみると対して変化がないし、
(高速弾道ミサイルを防空で来ているとは言ってない)
今の時期にやっても寒波前にある程度対策される。
兵器生産狙いとしてもちょっと時期がずれてるような・・・。
所謂、エスカレーションラダーの一つとして決定したのだと推測します。
また、政治的なメッセージなのかもしれません。ただし、前提となる共有事項がロシアやウクライナ、またその支援国家と
共有されているのか、我々にはわからないため、何を意味しているのかは私には想像しかできませんが。
いずれにせよ、私は戦争は政治の一形態に過ぎないと考えているので、戦術的な側面よりも、政治的な側面の方が注目すべきだと考えます。
本気で戦争を終わらしに来たんじゃないでしょうか。
占領後や統治時の事、また外交、住民への配慮等、政治的配慮で自重していたが、
昨年のウクライナ反抗をしのぎ、戦線も安定しロシア軍有利に展開しており、戦後を見据え少しでも有利にする為かと。
また一部NATO国の越境攻撃の許可、ウクライナからの越境攻撃・インフラ攻撃の激化。
今年後半から、ヨーロッパ諸国の選挙とアメリカ大統領選もあります。
停戦・休戦協議に向けての今が押し所と判断したのではないでしょうか。
なぜ今、というならオリョール州リーヴヌィの石油貯蔵施設への攻撃があったからじゃないですかね
州知事が5/27に発表したそうで
これの報復措置と見るのが時系列として近いかと
今までの長距離攻撃は色々と試行錯誤した結果で良いんじゃないだろうか?
実際にロシアの長距離攻撃をしっかり分析した上での話は出来ないが一般市民をターゲット(効果については賛否が分かれる)にしていたのなら昔の戦略爆撃みたいな考え方。ウラジミール・スリプチェンコ少将だったか精密誘導兵器で経済の80%を破壊すれば国民は政府を打倒するみたいな話があったように思うからこれに基づいた行動をした感じはする。
ロシア連邦国防管理センター(NTSUO RF)に国内および世界の軍事政治的、社会経済的および社会政治的状況の監視と分析」を目的としたスパコン(コンピューターエキスパートシステム)があって 印刷されたテキスト、ラジオ、SNS、テレビ、生放送をリアルタイムで処理して今後の事態を予測させる事が出来るらしい。
こいつを使って色々と検証してウクライナとの戦争で出てきたパラメーターとか弄りつつ予測精度のブラッシュアップを図って今の行動に至った可能性はあると思う。
インフラや発電所への攻撃に関しては自分達の利益のためなのか西側に対する配慮があったかもしれないし、攻撃時期にしても今の時点で冬前にタイミングずらしてメリットあるのかな?今攻撃されている施設の防御に関して強化の見通しは立っていないし直したとして再攻撃されない保証なんて無くて実質長期に無力化された状態で発電所を無傷で稼働させておくだけデメリットでしかないと思う。
人命に関わる冬季ギリギリにする事で悪質さが際立ち支援のエスカレーションの可能性すらある訳で今の時点でやりたい放題しておけば冬季の対応に関してはウクライナ政府と支援国の問題となるし、支援のリソースや防空兵器に関して分散を期待出来るから全然ありな話だとは思う。
今の戦役が終わったとしても。
ロシア相手の緊張状態は続くのでしょう。ほぼ、永遠?に。
復旧の時は、大型の発電所を少数設けるのではなく、中規模のものを分散して設けて、
その一部は戦役時に被害を受けにくい様に隠蔽するか、地下化するかでしょうか。
現在の送電網の規模を維持すれば可能でしょうか。
あと、予備の変電設備(移動可?)を隠し持たないとでしょうか。
当面、隣接諸国からの買電と(出来れば)発電船などが必要なのでしょうか。
元々ウクライナは電力輸出国。2022年からEUの国際送電網に参加して外貨を稼いでいた。
逆に言えば金さえあれば、送電設備の限界まで輸入出来る。
とは言え、今やフランスを始めEU各国の発電能力にそれほど余力はない。
本来外貨を稼ぐはずの電力で、外貨を失っているのも痛い。
グリーンエネルギーなんかにかまけてるからな
欧州はクリーンなエネルギーで域内電力を賄ってるように見せてるが、実態は周辺地域からの電力供給がないとやっていけない地域だし
原子力発電所も、ロシアの早期警戒レーダーを破壊したため、(核抑止システムの破壊への)報復として攻撃される可能性があります。
原子力発電所は、冷温停止によるメンテンナス・使用済み核燃料プール冷却のために火力発電システムなどからの安定した送電が不可欠ですが、非常に不安定なのが現状ですね。
発電ネットワーク、需給バランスがボロボロになっており、太陽光ではベース電源として役立たないためどうしようもないでしょう。
キーウのテレビ局が、放送中に停電しており、非常用発電システムでも対処できなくなっています。
復興計画も、発電インフラから構築のため時間軸からやり直し、産業誘致も全て白紙でしょうね。
(2024年6月4日 午後11:53 BOGDAN PARKHOMENKO @parkhomenko_bog X)
さすがに原発を攻撃するような事は「ロシア側」はやらないでしょう。
ロシア側が占拠していてIAEAの職員も駐在しているサボーリジャ原発をドローンで攻撃したのは、ウクライナ側のやらかしのようですし。
しかしこれだけインフラが破壊されると、去年ドイツのラインメタル社が鼻息荒くブチ上げていたウクライナに建てて戦車数百台を作り上げるという兵器工場も、いまでは絵に描いた餅になりそうです。
12週間後には稼働開始とか言ってましたが、実際にはどれほど進展したんでしょうかね?
戦車工場、建設何%くらい進んでいるのでしょうね?
そもそも電気がなければ、どうしようもないだろうなと。
ドローンや砲弾生産を優先しそうですが、さっぱり分からないですよね。
建設資材、ハリコフ防衛ラインを見てると、そもそも足りてないような気もしますし。
現状と風向きからロシアがわざわざ放射性物質拡散を引き起こすとは考えにくいと思います。結果的にならば無くは無いとも思いますが。
相変わらずドローンアタックは引き起こされて双方の主張が食い違ってはいますね。
国際企業連中はウクライナで利益を上げようと色々計画してるみたいですね。兵役補償、国債、有利子支援金が積み上がったうえで外国企業が席巻すると酷い未来しか思い浮かばないですね。
穀物はまだ良いですが、ガス、鉱物(ウランとか)を取る場所が残らなければ主要輸出産業が失われる事にも。
IMFからの融資も、始まってるみたいです。
ウクライナが、戦前よりも豊かになる事は考えられないですね。
石油ガスも、ロシアから輸入でしたし黒海海底の開発も採算が合わず、鉱物資源はドンバス中心だろうなと。
ウクライナは借金返済のために、海外企業にインフラを中心に、仰る通り格安で買われていくでしょうね。
輸入による補完がどのくらいできるのか興味がありますね。
原発の余剰電力を送電するルートがあるわけですから,それを逆に電力輸入に使うこと自体は可能であり。物理的にはウクライナの必要量の20%以上を送ることが可能だと思います。
ただ、ウクライナが電力を必要とする冬季は、当然ながらポーランドも必要としている時期であり。
しかもベースライン電源ではなく火力による発電をして余剰分を捻出しなければなりませんが、今年の冬にはロシアとの契約が切れて馬鹿高いアメリカからのガスで発電することになりますよ。
その費用負担に耐えられるのかどうか,もまた一つの見どころですね。
去年くらいまでは「インフラ攻撃なんて無駄」「それに固執するロシア軍は愚か」という主張をよく見かけたものですが…
そんな話があったのですか。
自給自足で暮らしてる人が、言ってたんでしょうかね?
インフラの重要性に、気付かずに暮らせるのは、日本社会のインフラが優秀なのかなあと。
30GW(ジゴワット)というと、商用発電用原子炉30基分、最新のガスタービン・コンバインドサイクル火力発電30基分なので相当の量ですね。
これだけの発電プラントは短期間で建造できないので、他国から電力突き出しによる供給が必要になりますが、ロシアがそういうポイントを攻撃する事も想定範囲なので対策が大変そうです
もうロシアによる戦争犯罪が常態化してその犯罪に対処できないウクライナが悪いみたいなわけのわからんことになってるな
力による現状変更を認めない(キリッ)
パナマ「せやな」
イラク「せやせや」
コソボ「全くその通りにて」
英仏「俺たちはスエズで失敗したけどな」
力による現状変更を第二次大戦後に何度も繰り返してきたアメリカとNATOがそれを言っても「ナニ言ってんだお前は、鏡でも見たらどうだ?」にしかならないんですが、
なぜだか大真面目にロシアに向かってだけ、それを言うのが「大正義」だと信じている人ばかりなのが、今のミンシュシュギを自任する西側自由主義世界ですから。
イスラエル「シュババババ」
アメリカ「イスラエルが正しい」
英独仏伊「イスラエルが正しい」
インド「イスラエルが正しい」
ウクライナ「イスラエルが正しい」
中国「力による現状変更だ」
中東「力による現状変更だ」
ロシア「力による現状変更だ」
アフリカ「力による現状変更だ」
南アメリカ「力による現状変更だ」
アジア・イスラム圏「力による現状変更だ」
日本「中立」
これ追記しときます。
勝てば官軍負ければ賊軍
これが歴史の全て
この記事は、ウクライナの電力インフラや現在需給状況の説明が主であり、今後の対応策の検証・考察と思います。
ロシアとウクライナがどちらが良い。悪い。というテーマでは無いと思いますが。
最も有効な方策は可能な限り早くロシアと和平を講じることです。
記事中にもありますけど兵士武器電気と足りないまま戦い続けるのはどだい無理でしょう。
自国民は国外に流出し電気不足で工場もまともに動かせないとなったら、予定されている(?)反攻がもはや実現可能かどうかすら怪しい。
このまま抵抗を続けても領土が削られ国民が前線で死ぬか冬に耐え切れず死ぬかしかないのですから、多少ロシア有利になろうともさっさと戦争を終わらせる以外にないとは思いますがね。
同感です。
それが最善策かなぁ。と思います。
寒そう
の前にA/C無しの灼熱の夏が来ますよ。暑そう。
西側の科学者たちは環境問題に立ち向かうべく、40年の歳月と数兆ドルの開発費をかけて研究を重ねた。その結果ついに、ソーラーパネルと風力発電と電気自動車を開発した!!
一方ロシアはミサイルを使った。