米国関連

国防総省、ハイエンドの技術開発や実戦配備における中国の能力が羨ましい

国防総省で調達・維持の責任者を務めるラプランテ次官補は26日「ハイエンドの技術開発や実戦配備において中国には羨むほどのサイクルタイムがあるが、もう我々に中国と同じことを行う財政的余裕はない」と指摘した。

参考:Pentagon Acquisition Boss: China’s Defense Base Is ‘Really Impressive’

ラプランテ次官補が指摘した問題点は、複数の関係者やシンクタンクによる再三の警告とも概ね一致している

国防総省で調達・維持の責任者を務めるウィリアム・ラプランテ次官補は26日、出席した戦略国際問題研究所のイベントの中で「ハイエンドの技術開発や実戦配備において中国には羨むほどのサイクルタイムがある。もう我々に中国と同じことを行う財政的余裕はない」と言及し、この話を要約すると以下にようになる。

出展:彩云香江

“中国はハイエンドの技術開発において複数の異なるアプローチから挑戦する。この手法は問題解決に有利で敵の意志決定を複雑にし、複数の異なるアプローチへの対応を強制された側には追加のコスト負担が発生する。我々も以前は中国と同じように複数の異なるアプローチを採用していたものの、現在はコストの問題で同アプローチを採用することはない。もう我々に中国と同じことを行う財政的余裕がない”

“さらに中国は複数の異なるアプローチで開発された技術を比較し、最も効果的だと思われるシステムを高確率で量産し、実戦に投入してくる。少なくとも我々からはそう見えるのだ。我々も幾つかのアプローチを通じてハイエンドの技術開発に取り組んでいるものの、コストの問題でプロトタイプ開発や最低限の生産で終わっている。本当に重要なのは開発した技術を大規模に生産するという点で、そうしなければ大規模な実線配備はいつまで経っても実現せずサプライチェーンも構築されない”

出典:U.S. Air Force photo

“これは現在開発中のB-21にも当てはまり、このプログラムも少量生産の一つで同機のサプライチェーンは非常に小規模だ。中国のスピードは『白紙からスタートしている』という部分にも原因があり、米国のように多くのレガシープラットフォームを保有していると中国のように素早く動くことができず、ハイエンドの技術開発や実戦配備における中国の防衛産業基盤やサイクルタイムは羨ましいほど素晴らしい”

以上がラプランテ次官補が指摘した問題点の要約で、この言及は複数の関係者やシンクタンクによる再三の警告とも概ね一致している。

ミッチェル研究所は同問題の深刻さを国民に理解させるためには「戦争で負ける必要がある」とも指摘している

両国の国防予算額だけを見ると圧倒的に米国優位だが、予算の大部分がレガシープラットフォームの維持に費やされているため、ハイエンドの技術開発や実戦配備に回す資金は「レガシープラットフォームの処分」で捻出しており、ミッチェル航空宇宙研究所は「大規模な投資がなければ空軍の老朽化した戦闘機戦力は破綻する。現実世界のニーズは戦闘機戦力の能力を上回っており、この深刻さを国民に理解させるには大きな戦争で負ける必要があるのかもしれない」と警告した。

出典:Photo by Staff Sgt. Taylor Drzazgowski

6月末に発表したレポート(Accelerating 5th Generation Airpower)の中で「現在の戦闘機戦力は老朽化(A-10、F-15C/D、F-16C/D、F-15Eの平均機齢は41年、38年、32年、30年)が進んでいる」と指摘この、レポートを執筆したジョセフ・グアステラ元空軍中将は「計画された耐用年数を過ぎている。機体が古くなればなるほど必要な整備と部品交換が増加し、その影響でパイロットの飛行時間が減少する。中国空軍のパイロットは米空軍のパイロットよりも飛行時間が長く、この差が実戦で違いを作り出す」と指摘。

さらにレポートは「冷戦終結後の予算削減で空軍は戦闘機の在庫を4,556機から2,176機に減らし、不足する能力を戦闘効率が高い第5世代戦闘機でカバーしようとしたが、F-22の調達数は750機から187機に削減され、F-35の調達ペースも予定していた水準を大幅に下回る。新造機の調達ペースが急減したため戦闘機戦力に押し寄せるニーズは既存機をより早いペースで消耗させたが、この問題を解決する資金を空軍は持っていない。過去31年間に陸軍は空軍よりも1兆3,000億ドル、海軍は9,000億ドルも多く予算を受けて取っており、この不均衡を是正すべきだ」と訴えている。

出典:Mitchell Institute for Aerospace Studies

米空軍はA-10、F-15C/D、F-16C/D、F-15E、F-22Block20など計801機の戦闘機を段階的に退役させる計画だが、2028年までに取得する新しい戦闘機は345機に留まるため、米空軍の戦闘機戦力は2,000機を下回る可能性が高く、レポートは「老朽化した機体を処分して『次期戦闘機の開発費用や新機材の調達費用を捻出する』というアプローチは在庫が最も潤沢だった頃に上手く機能したが、現在の在庫規模では殆ど意味がない」と訴えているのが興味深い。

要するに空軍は「戦闘効率の高い第5世代機に移行することで戦力規模が小さくても要求されるニーズを満たすことが出来る」と考えていたものの、F-15をF-22で更新することに失敗、F-35は開発の遅れとコストの高騰で調達が進まず、耐用年数を越えた第4世代戦闘機の能力は相対的にどんどん劣化していくのに運用・維持コストは年々上昇して予算を圧迫。

出典:中国中央電視台のスクリーンショット

しかも議会は「手持ちの予算をやりくりして中国の脅威に対処しろ」と要求するため、空軍は老朽化した機材を処分して予算を捻出したいのだが議会の反対に直面し、装備更新や技術開発のサイクルタイムで中国をつけられているのだ。

因みに中国の軍用機開発に精通しているリック・ジョー氏は「J-20の年間生産数が2023年に限りなく100機に近づき、2024年には100機以上になるだろう」と予測、同時並行でアップグレードしたJ-16の調達も進めているため、旧型機を第4.5世代機と第5世代機へ更新する中国の取り組みは着々と進んでいる。

関連記事:米シンクタンク、大規模な投資がなければ老朽化した戦闘機戦力は破綻する
関連記事:中国軍が調達を進めるJ-20、2023年の生産数は限りなく100機に近い?
関連記事:旧式機の更新を進める中国空軍、上半期だけでJ-16とJ-20を計26機取得

海軍の戦力拡張に縮小した産業基盤が対応出来ていない現状

中国海軍と対峙する米海軍も状況は同じで、昨年10月の海軍協会年次総会で米海軍上層部の不満が爆発、特に大西洋海域を管轄するダリル・コードル大将は「防衛産業界に対して私は寛容ではなくCOVID‑19やサプライチェーンといった問題もどうでもいい。ただSM-6や魚雷をスケージュール通りに納品して欲しいだけで約束が守られないという事実は許せない。我々は10隻の潜水艦を発注したのに手元に届いたのは6隻だけで、残りの4隻はどこに消えたのか?私の部隊は既に潜水艦が不足している」と不満を吐露した。

出典:U.S. Navy photo courtesy of Newport News Shipbuilding/Released

米造船業界は毎年2隻づつ発注されるバージニア級原潜を年1.2隻のペースでしか建造できず、年10隻のオーバーホール作業もスケジュール通りに進捗していないため、コードル大将は「現在19隻の潜水艦が整備中か整備待ちの状態だ。もし全ての作業がスケジュール通りに行われていれば潜水艦艦隊の戦力は9隻も増えていた計算でこれは相当な数だ。さらに準備の整っている75隻の艦艇を動かそうとしても、この艦艇の弾倉を完全に満たすだけの武器がない」と指摘。

マイク・ギルディ作戦部長も「2023年度の支出要求で弾薬を含む海軍全体の即応性を優先させ、2024年度の計画でもそうするつもりだ。私が求めているのは『空っぽの弾倉を完全に満たす』ための取り組みではなく、防衛産業界が生産量のトップラインを最大に引き上げ今後も維持していくことだ」と言及し、ウクライナでの戦争で得られた教訓についても「紛争発生時におけるハイエンド兵器の需要予測は我々の見積もりを遥かに上回る可能性がある」と述べている。

出典:U.S. Navy photo/Released

デル・トロ海軍長官も「ウクライナ侵攻前は生産量を予め決めていたが我々はこれを増やすことを求めており、安全保障に関わる企業は責任ある形でこれを実行してほしい。もうCOVID‑19やサプライチェーンの問題を納期の言い訳にすることは許されない」と要求、つまるところ「大金を払っているのだからもう言い訳をするな」と突き付けた格好と言えるが、艦艇の建造・保守に関わるキャパシティの問題は何年も前から問題になっていたので直ぐに解消できるのか非常に怪しいところだ。

因みに海軍も配分される予算が艦艇や航空機の維持に消えるため新規調達や次期戦闘機の開発に苦慮しており、老朽化したタイコンデロガ級やアーレイ・バーク級の退役問題で常に議会と衝突し、もう必要ないと訴えてきたF/A-18E/Fの新規調達を中止するのに10年近く掛かっている。

関連記事:米海軍の不満が爆発、発注したバージニア級原潜は何処に消えたのか?
関連記事:米海軍が直面する厳しい現実、造船業界に攻撃型原潜を増産する余裕はない
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関連記事:10年間に及ぶ米海軍と議会の戦いが決着、2025年にF/A-18E/Fの生産ラインを閉鎖
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関連記事:必要ないと米海軍が訴えていたF/A-18E/F新規調達、継続決定でボーイング大勝利
関連記事:米海軍のギルディ作戦部長が防衛産業界を批判、ロビー活動で必要ない航空機を売りつけるな

有人機と無人機のチーミング、有人機主体で構成された航空作戦の変革が相当前倒しされるというシグナル

もし米国と中国の軍事対決がF-35とJ-20の一騎打ちで決するなら、ひたすら研究室レベルの最先端技術を追い続ければ良いが、ラプランテ次官補の指摘は「技術を開発しても十分な量を生産しなければ産業基盤やサプライチェーンが育たず、ハイエンドの技術開発や実戦配備のサイクルタイムが遅くなる」という意味で、実際に量産していない研究室レベルの技術は「大規模な戦争に役立たない」と付け加えている。

出典:AFRL Future Teaming

国防総省は8月末「消耗でき攻撃も可能なUAVこそイノベーションの正しい形だ」と主張し、圧倒的な量を揃えてくる中国に対抗するため2年以内に数千機のUAVを実戦配備する「レプリケーター計画」を発表したが、この計画についてもラプランテ次官補は「レプリケーターの重要な目的は技術的な飛躍ではなく『数千機のUAVを実際に生産する』という点がポイントだ」と述べ、研究室レベルの技術を少量生産してみるのではなく、大規模生産でUAV関連の企業やサプライチェーンを育てることが目的なのだろう。

因みに国防総省はレプリケーター計画について「シンプルで安価で攻撃可能な小型UAVを大量活用するという計画は、遅々として進まない軍事面でのイノベーションを活性化させるはずだ」と述べていたため、管理人は「小型ドローンを数千機調達する」と解釈していたが、どうやらXQ-58Aのような無人機もレプリケーター計画の対象に含まれるというのが業界の認識で、BAEもAutonomous Collaborative Platformがレプリケーター計画に対応できると主張した。

出典:BAE Systems Autonomous Collaborative Platform

つまり有人機と無人機のチーミング、有人機主体で構成された航空作戦の変革が相当前倒しされるというシグナルで、チーミング可能な無人機や関連技術は2030年頃ではなく2025年頃に登場する可能性が高い。

追記:ラプランテ次官補は調達・維持の責任者なので、この指摘は兵站面からの洞察であることを留意する必要がある。

関連記事:米軍が発表したレプリケーター計画、2年以内に数千機のUAVを配備
関連記事:英BAE、消耗型と再利用型の無人戦闘機に関するコンセプトを発表
関連記事:無人戦闘機の可能性、米空軍が編隊飛行を行うF-22AとMQ-28Aを公開
関連記事:低率初期生産が始まったXQ-58A、米海兵隊はF-35Bとの組み合わせに関心

 

※アイキャッチ画像の出典:DoD photo by U.S. Navy Petty Officer 2nd Class Alexander Kubitza

台湾が国産潜水艦の1番艦を公開、2024年末までに海軍へ引き渡し予定前のページ

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コメント

    • fusa
    • 2023年 9月 28日

    幸いにはワタクシにはまだ育毛剤に投資する余力があります

    33
      • トーリスガーリン
      • 2023年 9月 28日

      頭部戦線異状なし
      戦線を維持されたし

      55
        • たむごん
        • 2023年 9月 28日

        爆笑しました、山田くん座布団100枚www

        4
      • パンク
      • 2023年 9月 28日

      無いものは育ちませんよ。

      16
      • BOSE
      • 2023年 9月 28日

      手遅れになってから資源を投入しても効果は…

      20
    • たけやぶやけた
    • 2023年 9月 28日

    中国もMiG21を始めとする膨大なレガシープラットフォームを抱えているので、素直に信じることはできない。
    議会やメーカーあての警告ではないのか。
    それとも、中国の新規兵器の更新速度にアメリカ軍自体が惑わされているのか。

    5
      • トーリスガーリン
      • 2023年 9月 28日

      J-7の更新は今年中に終わる予定ですね
      なんならJ-10シリーズですらB型より前は旧型機扱いで更新対象になってます
      現在の中国軍の更新スピードは半端ないですよ

      65
        • たけやぶやけた
        • 2023年 9月 28日

        私の頭が古すぎたようです…orz
        中国の近代化はそこまで進んでいましたか

        3
    • pil
    • 2023年 9月 28日

    「戦争」という極限の非常事態なので自分のような一般人の感覚とは違うのだろうなと思っていたのですが、やっぱり今回のウクライナ戦争を見ても、半世紀前の戦車が普通に残っているのは庶民感覚では驚きました。
    普通の自動車やスマホなら数年に一度買い替え、特にハイテク機器はたかが10年前の機種でも使い物になりません。
    最新鋭戦闘機が量産できて1機50億円になったとして、100機で5000億円。莫大な金額ですが米軍予算レベルなら毎年数百機単位で最新鋭機をバンバン買えるのでは?と思っています。
    複雑で機密まみれのサプライチェーンがあるのは簡単に想像がつくとはいえ、どうも軍事製造業に関してはアメリカのスピード感と物量が全く活かせていないように感じます…

    13
      • qwerty
      • 2023年 9月 28日

      すみません、流石に自動車は数年では買い替えられないです、、
      10年以上は乗りつぶします・・・

      13
        • FF-X7
        • 2023年 9月 28日

        それにしたって半世紀前に発売された車に乗る人はほとんどいないでしょう。(一部の好事家を除く)
        30年前だって怪しいものです。

        もう少しスピード感を持って更新すべし、という考えが出てくるのは不思議ではないかと。

        1
          • a
          • 2023年 9月 28日

          スレ元の主張とはズレていますが。
          バイクならハーレーとかモッズの人たちのベスパとか旧車會の人たちとか50年前の車種は人気ですね。
          車だと金がかかりすぎてビンテージものを持てるかどうか人を選ぶから少ないでしょうけど。
          内燃機関は既に成熟している技術だから50年前でも使えると言えば使える。
          兵器もPCも成長期が続いている領域だから10年も経てばもうロートルですね。

          2
          • n
          • 2023年 9月 28日

          航空機は旅客機20年で貨物機に改修して計30~40年
          列車は15~25年で大規模修繕して30~50年
          家庭用ではなく業務用であれば軍用くらい長く運用されますよ
          自家用車は大規模修繕の概念がないのが寿命の短さに繋がってますね
          自動車で例えるなら「ボディ以外の内装や足回りなどを新車と同等に交換すれば新車を導入するより安く新車と同等になってお得」ってのが軍用や業務用だとよく行われてる

          F-15スーパーインターセプタープログラムなんてのもそうですね
          EX導入するよりは安く最新のEXと同等にする

          10
    • DEEPBLUE
    • 2023年 9月 28日

    米海軍が発注した4隻の原潜はタダでオーストラリアに行く可能性が濃厚。本当にアホな事決めた物です

    9
      • バーナーキング
      • 2023年 9月 29日

      指導の名目で米軍人が乗り込んで、実質米軍指揮下で動くのでは?

      1
    • XYZ
    • 2023年 9月 28日

    研究開発のスピードは独裁国家の方が速いでしょう。
    人件費も米中では比較になりません。
    よって、研究開発だけではなく配備した兵器や兵員の維持コストも中国の方が安価でしょう。
    金食い虫を飼いながら研究開発費をひねり出すのは難しいと思います。

    ただ、中国もこれから一気に配備した兵器のメンテナンスコスト、人件費の上昇、少子化による国力の低下が始まりますから、アメリカにとって今が一番苦しい時期かもしれません。
    だからこそ、今がチャンスと台湾への武力侵攻の話が出てきているのだと思います。

    29
      • 6ugk
      • 2023年 9月 28日

      中国の軍事費は対GDP比約1.6%なので今後も毎年増加するでしょうし、何より兵器の更新速度が非常に速いです。
      更にロボット密度は世界5位で数年後には日本を抜く勢い(中国の産業用ロボット設置台数は世界の過半数を占める)。
      中国の生産年齢人口は2050年でも約8億人いる予測なので、中国の経済成長が量より質への転換に成功すれば、アメリカにとって一番苦しい時期は今ではないのかもしれません。
      そもそも米軍がこんなに苦しんでいるのは更新兵器の開発に失敗しているからでは(特に海軍)。

      27
      • ジュディ
      • 2023年 9月 28日

      確かにいくら金があっても蒸気タービン使ってるソヴレメンヌイ級駆逐艦などは維持不能になりそう
      火箭軍の弾道ミサイルも演習の際に失敗が目立ち、整備維持に問題が疑わている
      整備不良でないなら問題は製造にあった形で事態は深刻
      ミサイル艇なども本格戦争にはお守り程度にしかならん
      人件費も社会保障費も高騰していくので軍事に使える金はむしろ減少する可能性も
      上記記事のコメンテーターもポジショントークがそれなりに含まれている可能性もある
      ミッチェル研究所は特に空軍重視の傾向がある
      レプリケーター計画も名前を変えてるだけで、ローカスト、ゴールデンホープなどの過去の群れ無人機計画は悉く流れており、正直あまり期待できん

      8
        • Rex
        • 2023年 9月 30日

        レプリケーター
        ローカスト
        ゴールデンホープ

        競馬の馬の名前みたい(遠い目
        おお、と初手は人気が出たものの戦績ダメ過ぎてそのまま消えてくパターン

      • チェンバレン
      • 2023年 9月 30日

      国土の割に人的資源が少なく、経済規模も雑魚なソビエトと違って、無尽蔵の人材と資金から繰り出さられる中国の開発力は誠に脅威

    • jiro.siwaku
    • 2023年 9月 28日

    国防総省が泣きたくなる気持ちも分かる。

    レイセオンのグレッグ・ヘイズCEOは6月19日付のフィナンシャル・タイムズ紙のインタビューで、「中国には数千社のサプライヤーがあり、デカップリングは不可能だ。リスクは取り除けるが、デカップリングはできない」と述べ、アメリカの製造業では「誰にとっても」そうであると付け加えた。
    「中国からアメリカへの貿易額が毎年5,000億ドルにのぼることを考えてみてください。レアアースの原料や金属の95%以上は中国から、あるいは中国で加工されている。代替案はありません。もし中国から撤退しなければならないとしたら、国内あるいは他の友好国でその能力を再確立するのに何年も何年もかかるだろう。」
    レイセオンは、トマホーク巡航ミサイル、マーベリック空対地ミサイル、ジャベリン対戦車ミサイルなど、アメリカの兵器庫の主力を製造している。

    米国は今後2年間、熟練労働者の供給不足に直面する。「2025年末までに、既存の製造業熟練労働者の22%が退職するという事実がある。その結果、2025年までに200万から350万もの製造業の雇用が失われる可能性がある」とコンサルティング会社HBK

    9
      • 6ugk
      • 2023年 9月 28日

      今のアメリカの製造業はGDPの約10%しか占めていませんからねぇ(中国の製造業はGDPの約28%)。
      そしてアメリカの製造業の雇用者数は金融等部門と大差がなくなるまで減少しましたし。

      7
      • TKT
      • 2023年 9月 28日

      逆に言えば、中国軍が毎年大量の新兵器を開発したり、量産したりできるのは、他ならぬアメリカ自体が、毎年大量の安い中国製品、鉱石などを輸入しているためであり、アメリカ向けの輸入で稼いだ外貨が、中国製兵器を生産するための資金になっているわけです。

      アメリカ国内の製造業が衰退し、熟練工が激減しているのも、要するにアメリカの企業が儲けるために、大量の安い中国製品を輸入して使っているためであり、アメリカ国内でアメリカ製兵器の開発や、生産ができなくなるのも、何から何まで当然という以外にありません。

      今のアメリカ企業は、中国製製品を輸入して、アメリカ国内で売って儲けているとこが多い以上、それを止めれば、中国製製品を売っている多くのアメリカ企業が倒産して、不況になり、税収も減り、アメリカ政府の国防予算もますます減るでしょう。

      そういうことを全部、棚に上げて、あーだこーだカタカナの用語や横文字を羅列して分析しても、全くどうにもならないわけです。

      一回戦争に負けないとわからない、と言っても、アフガニスタンの作戦は実際は失敗であり、実質的に勝ったのはタリバンであり、アメリカ軍は実際は負けているのです。無理やりに負けてないことにされてしまうので、負けても、やられてもわからないということです。イラクでエイブラムス戦車が破壊されても、戦闘で消耗するのは当然と言われて終わりです。

      17
      • kitty
      • 2023年 9月 29日

      アニメなんかも昔は三文字とか言って中国への外注を小馬鹿にしてたのが、もはや中国のスタジオ無しには日本のアニメは制作できません。
      中国と戦争になったら新作アニメは無くなって再放送の嵐になるだろうなあ。

      10
    • TA
    • 2023年 9月 28日

    イラク戦争なんてアホな事するから…
    恨むならしなくてもいい戦争を始めたブッシュを恨んでくれ

    21
    • ホテルラウンジ
    • 2023年 9月 28日

    管理人さん良質な記事ありがとうございます。
    普段良質なニュースを提供していただいていますが、この記事はその中でも格別に質の高さを感じます。
    この記事は、中国の脅威の本質を捉えたものであり西側が中国の脅威に対して具体的に
    何に対応しなければならないのかを明確に指摘している優れた記事と感じました。
    いやー、突き抜けた記事は読むと胸のつっかえが取れたようにスカっとしますね。
    今晩は快眠ですわ

    19
    • FF-X7
    • 2023年 9月 28日

    非常に読み応えのある記事でした。

    「レガシープラットフォームに足を取られて新規事業への対応が遅れる」ってパターンは民間企業でもよく見られますね。
    民間企業だと、にっちもさっちもいかなくなったら該当部門を売却するなり清算するなりするわけですが、安全保障が絡むとそういうワケにもねぇ…。
    かといって手をこまねいていると破綻が待ち受けていて、こっちはもっとマズい…。
    やはりどこかでバッサリ処分せざるを得ないんじゃないでしょうか。アメリカ議会の皆さんが早く気づいてくれるといいんですが。

    13
    • 折口
    • 2023年 9月 28日

    アメリカは製造業をアウトソーシングし過ぎましたね。いかに歳出に占める軍事費の増加を認めさせた所で、開発を行える主体が国内に豊富になければ話になりません。有能だが単価が高い事業者は次の世代では単価が高くて経験に乏しい事業者になります。かつての英国のようにアメリカも少しずつ軍事力を失っていくんですかね。

    17
      • 2023年 9月 28日

      日本だったら覇権を取ろうとしないから安全だったけど中共は朝鮮戦争で大した理由もなく牙を剥いてきたから、鄧小平を信じて援助したのが仇となりましたね。

      ちょっと外れますがイギリスの陸軍が強かったのは百年戦争の時代だけで他の時代は海軍だけが強いイメージがあります。
      百年戦争ではロングボウで長篠の合戦のごとく威力と貫通力が高い長弓の矢の連射でフランス騎士の重装騎兵が次々に射殺されてイギリス軍の3倍以上の規模のフランス軍が敗退しました。
      (長篠の戦いは火縄銃の連射で勝負がついた訳ではないことが近年わかってきました)

      この百年戦争はフランス側が大会戦での大勝利を諦めて大砲を使いコツコツ攻城戦をしてイギリスを少しずつ押し返しました。
      ウクライナも騎兵の突破力を諦めたフランスみたく、装甲突破を諦めて時間をかけた反攻作戦でシワジワと領土を取り返す感じになるんでしょうかね。
      でも同じように百年もかかったらつらいですね。

      4
    • 無印
    • 2023年 9月 28日

    >問題の深刻さを国民に理解させるためには「戦争で負ける必要がある」
    アメリカ「だけ」負けるならともかく、巻き込まれる台湾や日本は負けたら終わってしまうからその荒療治は勘弁…

    21
      • ななし
      • 2023年 9月 28日

      仮に台湾日本韓国が中国に占領されてもアメリカ国民は理解できないと思いますよ
      日本人が思ってる以上に極東アジアというのはアメリカ国民にとっては遠い遠い国の話ですから

      22
        • STIH
        • 2023年 9月 30日

        要はハワイや西海岸沖に人民解放軍の空母が現れるようになるまでわからないわけです。

        3
    • たむごん
    • 2023年 9月 28日

    管理人様の仰る通りです。

    アメリカは、合併による合理化・高インフレにより、高コスト化が止まらなくなっていますからね。
    例えば、ハンティントンインガルスは原子力空母の独占企業・原子力潜水艦の寡占企業であり、決算書を見れば海軍の動向が非常に分かりやすいです。

    売上・利益が安定しており、株主還元を続けられる状態が続いています。
    アメリカ国防省の立場は、独占相手に交渉力が低下するわけですから、インフレの値上げを受け入れざるを得ない弱い立場です(言い値で買わされて、言い値で整備費を払わされています)

    中国は、民生品の生産基盤が世界一ですから、管理人様のまとめられた通り、米国防省の懸念は理解できます。
    民生品のクラスターが基盤になければ、軍需製品の安価なサプライチェーン構築は、不可能です。

    >本当に重要なのは開発した技術を大規模に生産するという点で、そうしなければ大規模な実線配備はいつまで経っても実現せずサプライチェーンも構築されない

    11
    • bronto
    • 2023年 9月 28日

    グラットンチャイナ
    強力な中央集権に膨大な人的資源と無尽蔵の資金が合わさり最強に見える

    7
    • STIH
    • 2023年 9月 29日

    やはり、軍事費用に見合った軍事力を持てていないということでしょうね。インフレのせいで水増しされているだけで。
    議会が邪魔していると主張してますが、議会の方は失敗が続いている新規兵器を全く信用してないのが原因。そしてその失敗が原因が、今回の記事にあるように工業力が全くないことが原因ですし、それも1970年代以降の第三次産業偏重、はっきり言えば金融業が強くなりすぎたことが原因ですから、金融業の解体と富裕層への累進課税の強化で中間層を復活させるみたいな荒療治をしないと工業力の復活は無理でしょうし、アメリカが金融業を捨てることは不可能である以上、アメリカには期待できないでしょう。
    日本は、だいぶ怪しいとはいえ工業力はあるほうですから、アメリカから金を引っ張て来て、A2AD戦略用の兵器を自前で用意するしかないでしょうね。

    8
      • ふむ
      • 2023年 9月 29日

      昔はアメリカも累進最大94%とかやってたんで、いざ戦争になれば底力はあるんでしょうけどねぇ

      仰る通り金融偏重、それと累進破壊で製造業にカネが回ってないのが痛いですね
      そして製造業復活に舵を切れる見込みが(アメリカを戦場にした戦争でも起きなければ)薄いのも頭の痛いところ

      3
        • 2023年 9月 29日

        累進課税の件は日本にもありましたね。
        直前までは経済を押し上げる理想的な正のスパイラルが働いていたのに。
        なんでやめたのですかね。
        竹中さんみたいな人が、努力した人が先に設けるとかトリクル理論を煽ってました。
        結果一番苦労してる人が貧困に沈んで行った気がします。

        3
          • STIH
          • 2023年 9月 30日

          結局金持ちは金持って逃げられる、というところはあります。ただそれだけじゃなくて、言い方悪いですが馬鹿でもできる仕事がなくなっている、仕事の単価が劇的に下がっていってるのも原因でしょう。
          第三次産業は非常に高度な知識が必要で、だれでのできる仕事じゃないから給与も非常に高くなります。その原資は第一次、第二次産業から吸い上げた富なわけで、多数の人間の所得が上がんない一番の原因でしょう。
          竹中は自分の会社に利益を引っ張ってるために、好き放題やった極悪人だと思ってますが、一方で第三次産業に従事できる人間は国家間で取り合いなわけで、彼らを呼び込むためには累進課税は不利な材料で、どの国も強化できないのが現状です。
          >>”結果一番苦労してる人が貧困に沈んで行った”
          身も蓋もないですが、どんなに苦労しようが金にならない仕事をしてる限りお金は入らないわけです。

          3
        • STIH
        • 2023年 9月 30日

        >そして製造業復活に舵を切れる見込みが(アメリカを戦場にした戦争でも起きなければ)薄いのも頭の痛いところ
        もう製造業復活は無理だと思いますよ。太平洋戦争時にアメリカが一丸になれたのは単に日本に先制攻撃されただけじゃなくて、アングロサクソンによる・キリスト教をベースとした国家であり、多数派のアメリカ国民が共通の価値観を持てていたいたことも大きいです。
        翻って今のアメリカは多民族・多宗教・多文化が行き過ぎて共通の価値観なんて全くありません。ポリコレなんて第三次産業が世界中から人員を巻き上げるための方便ですし。金以外の価値観の整合性が取れないですから、製造業なんて金が死ぬほどかかるでしょう。
        こんなんだと、アメリカが攻撃された時点で分裂しかねないです。中国も分裂のリスクを抱えていると思いますが、アメリカも笑えないと思いますよ。

        5
    • 匿名
    • 2023年 9月 29日

    日本だけじゃなくてなんかどこの国も同じような事言ってるな
    振り子が元の位置に戻ろうとするように、世代交代でみんな一斉に平和ボケから目覚めたのか

    10
    • もずく
    • 2023年 9月 29日

    中国軍は航空造船業界救済のために無理して急ピッチで製造してますが航空機の場合は耐久信頼性が低いから更新を名目に切り替えているのでは?実際Jシリーズは毎年結構墜落してますし情報統制で不明な部分が多いです
    艦船も作るだけ作って維持費が問題です。

    1
      • 6ugk
      • 2023年 9月 29日

      昨年墜落した中国軍戦闘機は1機(J-7)だけですし今年は墜落しておりません。
      毎年墜落はしておりませんが「毎年結構墜落している」のソースは何でしょうか?

      14
    • Authentic
    • 2023年 9月 29日

    だから新古典派の経済学なんて信じないほうが良かったのに
    そりゃ自己の経済的消費量以外に関心がない合理的経済人という馬鹿げた概念が理論の出発点になってて
    人間は生きてる間にモノやサービスの消費量を最大化することだけが人生の目的だから
    自由貿易でそれさえ実現してれば戦争なんて起きないと本気で思ってる安全保障という概念が全くない理論を基に経済作ったらそうなるわ
    アメリカの発展の土台が国家の産業政策による工業の発展の重要性を説いたアレクサンダー・ハミルトンの製造業に関するレポートにあったのを忘れて
    産業政策大嫌いの無国家主義の新古典派経済学者の言うこと鵜呑みにして強い国なんて作れるわけないじゃん
    何年か前にブロードウェイでアレクサンダー・ハミルトンの生涯を題材にしたハミルトンってミュージカルが大ヒットしたけどあれにも製造業に関するレポートのせの字も出てこないし
    そんな国がハミルトンやフリードリッヒ・リストの工業こそが国力を信条にしてる中国に勝てるわけがない

    って経済学説史やってたから前からずっと思ってたけど今まさに大失敗してるって感じだなあ

    とはいえ、社会学者としてほとんど唯一学際越境して新古典派経済学を猛烈に批判してるエマニュエル・トッドが指摘してるように本当に悪いのは政治家じゃなく学者ですけどね
    圧倒的主流の新古典派経済学者は経済学のアカデミックな議論の場から合理的経済人仮説に懐疑的だったり安全保障の概念を含んで政治経済学的だったりする経済理論をエセ科学扱いして徹底的に排除してきたので

    10
    •  
    • 2023年 9月 29日

    日本でも中国を倫理的に劣った国と見下してまだ対抗できると信じてる人が多いけどアメリカだとなおさらだろうね
    それなのにウクライナに国富をつぎこんで疲弊していってるんだから漁夫の利を得てる中国とはさらに差が広がるばかりだ

    9
    • あああ
    • 2023年 9月 29日

    アフガンとイラクで10年以上も対ゲリラの非対称戦争を続けりゃそりゃね。
    でもあの戦争のおかげで米軍の歩兵部隊は量に限らず質で世界最強に成り上がったのは間違いない。対人の戦術開発も西側の他国をも周回遅れにしてる。
    解放軍も模倣しようとするが旧ソ系譜を引きずる限りは点でなく面を相手に戦うしなく交戦距離でアウトレンジされる。至近戦でも練度と基礎体力量では絶対に勝てない。戦争は物量だがそれを徒歩で可搬する歩兵の基礎体力は非常に重要だ。
    てな訳でイラクアフガンでハイエンド装備はアレとなっても地上戦の骨幹になる歩兵の実力、あるいは敵地統治の手法は非常に培われたわけで無駄という事はない。

    2
      • 6ugk
      • 2023年 9月 29日

      >戦争は物量だがそれを徒歩で可搬する歩兵の基礎体力は非常に重要だ。

      戦前の旧軍のような考えだと思いますが…中国陸軍も鍛えていますし基礎体力に大差は無いでしょう。
      ちなみに中国軍は兵士用のパワードスーツを運用していますね。
      そして点ではなく面を相手に戦ったら、どうして交戦距離でアウトレンジされるのでしょうか?
      中国陸軍の兵器は米軍より長射程の兵器が多いですよ。

      7
    • k.ziro
    • 2023年 9月 29日

    中共は兵士の士気が当てにならないので無人兵器やAIの研究に力を入れてきましたからねえ
    将来、スカイネットみたいなのは中国製になるかもしれないなあ

    • 一般通過OSINT
    • 2023年 9月 29日

    これからの予想できる国際紛争のうち、アフガニスタンから尻尾巻いて撤退した世界最強たる米軍歩兵と優れた敵地統治の手法をどこで運用する想定ですか?
    いまそれがないからこそ困っているのでは?

    3
      • HY
      • 2023年 9月 29日

      >世界最強たる米軍歩兵と優れた敵地統治

       実態としては単なる小国いじめと自分勝手な統治ばかりしてきたから今のようになってる。もうどこにも通用しない。戦争経済が立ち行かなくなった米国は没落するのみ。

       まあ、今は勢いがいい中国も調子こいてアメリカを真似た戦争経済を目指そうとしたら、予想より早く没落するだろうけど。

      3
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