DEEP STATEは15日昼に更新した戦況マップの中で「ロシア軍の支配地域がアウディーイウカ北西郊外やモニュメント付近まで前進した」「グレーゾーンが市街に繋がる野道方向に伸びた」と報告、第3独立強襲旅団の投入にも関わらずアウディーイウカの状況は悪化している。
参考:РФ стянула на Ореховское направление войск больше, чем на Авдеевское, планируют наступление – ОСУВ “Таврия”
参考:Мапу оновлено!
参考:итва за Авдеевку: расширение зоны контроля вокруг АКХЗ и карьера обстановка по состоянию на 15.00 15 февраля 2024 года
ロシア軍はアウディーイウカ方面を上回る戦力をロボーティネ方面に集結させる
ウクライナ人が運営するDEEP STATEは14日午後「ロシア軍の支配地域がアウディーイウカ郊外の森林地帯まで拡大した」「グレーゾーンも街の入口にあるモニュメント付近まで拡大した」「オプトネ方向からロシア軍が前進して旧防空基地へのアクセスが遮断される寸前」「この方向のロシア軍は第9地区に前進したいと考えている」と報告。
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARも「ロシア軍が運送会社を制圧した」「インダストリアル・プロスペクト通りの遮断に成功した」「幾つかの情報源はロシア軍がゼレンスキー大統領が自撮りを行ったモニュメントに向けて前進したと報告している」「まだモニュメント方向への前進は楽観的に見える」と報し、両者は「ロシア軍のインダストリアル・プロスペクト通り到達」で見解が一致していたが、新たな報告はアウディーイウカの壊滅的を状況を示唆している。
DEEP STATEは15日昼に更新した戦況マップの中で「ロシア軍の支配地域がアウディーイウカ北西郊外の森林地帯まで拡大した」「ロシア軍がモニュメント付近の森林地帯まで前進した」「グレーゾーンが市街に繋がる野道方向に伸びた」「旧防空基地の後方でロシア軍が前進した」と報告し、これが事実ならロシア軍のセレモニー(ゼレンスキー大統領が自撮りを行ったモニュメントでの国旗掲揚)がまもなく登場するかもしれない。
RYBARはモニュメント方向への前進について「まだモニュメント付近の森林地帯まで前進できていない」「モニュメントまであと数百mだ」と主張し、インダストリアル・プロスペクト通りの西側についてDEEP STATEと異なる見解を提示しているが、市街戦については「ロシア軍がコークス工場の東に位置するダーチャを占領した」「ロシア軍がシェスタコワ通りに到達した」「ロシア軍が制圧した運送会社付近で支配支配を広げている」と報告している。
因みにタブリア作戦軍のリホワ報道官は14日朝「敵がインダストリアル・プロスペクト通りを遮断した場合に備えて代替ルートを確保した」と発言していたが、RYBARも「ウクライナ軍はインダストリアル・プロスペクト通りを遮断されても市内の兵站ルートを維持している」「ウクライナ軍はラストシュキネとアウディーイウカの間の野道で移動している」と指摘しており、ウクライナ人軍事アナリストのオレクサンドル・コバレンコ氏が指摘したとおり「未舗装の野道」で兵站を維持しているようだ。
追記:タブリア作戦軍のリホワ報道官は15日「ロシア軍がロボーティネ方面に戦力を集中させてきた」「この集団の兵力規模はアウディーイウカ方面のロシア軍を上回っている」「敵はロボーティネを襲撃して成功を収めたいと考えているようだ」と警告しており、広大な東部戦線に加えて南部戦線まで動きだすと「(管理人は)更新作業が追いつかない」という事態に追い込まれるかもしれない。
追記:ロシア軍が旧防空基地=Ⓐで国旗を掲げる映像が登場した。
ロシア人は「ウクライナ軍は旧防空基地を放棄して撤退した」と主張しており、旧防空基地の北に出来たポケットもロシア軍の支配地域になる可能性が高く、この方向からアウディーイウカの第9地区にアタックを仕掛けるつもりなのだろう。
くっそ、またマップ作り直さないと、、、
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※アイキャッチ画像の出典:Генеральний штаб ЗСУ
ロシア軍は東部に南部ど同時に動き出して、ウクライナ軍だけでなく管理人すら追い込むほどの攻勢を…?
ゼレンスキー大統領は、宣伝戦が上手いと言われてきましたが、モニュメントでの撮影からあまりにも日が浅いですね(2023年12月末)。
ゼレンスキー大統領が想定していたよりも、戦況が厳しい・士気を上げるために仕方なかったのかが気になります。
南部ロボティネ方面の攻勢、ロボティネを失うような事があれば、ウクライナ軍の南部攻勢の意味が失われるため政治的に痛手となります。
プーチン大統領は、クリンキ橋頭保(ドニエプル川左岸)にも直接言及していて把握しているため、ロボティネを優先した可能性が高いですね…。
ヒト・モノ・カネを南部戦線のどこに重点投入するのか、ロシアの戦略が非常に分かりやすく現れたと感じています。
追記です。
ロシアが、正面兵力で劣っていると言う俗説は、西側メディアのプロパガンダでしたね(どこかで逆転したのかもしれませんが…)。
クピャンスク方面、兵力5万人・戦車装甲車両が合わせて1000両近く集結していると言われています。
南部ロボティネ方面にも、アウディーイウカ方面を上回る部隊(4万人以上?)が集結しているとなると、非常に厳しいですね(ウクライナ軍47機械化旅団などは南部から東部に抽出されています…)。
総兵力はウクライナの方が上だったんでしょうけど、この二年ぐらいで人的資源大分損耗して逆転したのでは?
ウクライナって防衛にしろ攻勢気味で、土地に固執して大分人や兵器消耗したりしてましたし。
リソースは限られるからどっちかに集中するかですけど、最悪はどっちも何とかしようとして中途半端になって、このまま両方で人や兵器を溶かして終わる事でしょうか。
どっちか切り捨ててもその現場からは恨まれるし、それ見た他所が「いつか自分達も見捨てられるのでは?」と思われる可能性もありますし。
仰る通りです。
加えて、ベラルーシ方面(北方)、ハリコフの国境方面などにも、兵力を張り付ける必要があるのでしょうね。
やはり、西側メディアのプロパガンダにより、ウクライナ軍の損害はあまりにというイメージが流布されてきましたが(最近やや改善しているような気がします)、かなり厳しい感じがしています。
リンク
リンク
親露情報源は①旧防空陣地にロシア国旗が掲揚される様子、②ゼレンスキーが滞在したモニュメント付近で国旗を振るロシア兵の様子を公開。
ウ軍に残された最後の未舗装の道まで500mの地点まで制圧されたという報告まであり、アウディーウカの防衛ラインは完全に崩壊した模様。恐らく今後数時間から数日前後の期間で都市は急速に制圧されていくだろう。
情報ありがとうございます、非常に鮮明な映像ですね…。
アウディーイウカ防衛戦、非常に厳しいですね。
シュベルネで南北両軍が握手かな。
と、いうか、ロシアにはアウディーウカ攻略しつつなおもザポリージャで作戦できる程の戦力が余っていたことに驚愕。
ロシアがなりふり構わず戦力投入するなら驚くに値しないレベルでしかない。開戦前の時点で現役陸軍で59万、予備役は正規軍の割合をそのまま適応出来れば75万人、それ以外の準軍組織は現役陸軍に近い数が居るし終戦まで解放されない事が決定した懲罰部隊も入れれば数だけ揃えるのは不可能じゃ無い。
ただどんな装備を持ったどこの部隊かまで見ないと何とも言えないんだけどな。
アウディーイウカでは第2独立特殊任務旅団などの精鋭が投入されているという情報もありますが、基本的にはDPRだかLPRだかの部隊が多いんですよね。
対してザポリージャ方面は配置されている部隊からしてもVDVが主力のように思います。
それプラス動員30万ですからね(開戦時の兵力は39万人程度だった記憶だしほかの規模もちょっと疑問あるけど)
正直、ウクライナのほうが兵力が多いことがあったとか考えずらいと思うんだよな
実数がわからないから揚げ足取られるのがわかりきってるからあんま書きたくないけど
ロシア軍の場合、国内の兵力(核部隊や海軍や国境警備や後方関係)と、ウクライナに展開する兵力はかなり違います。
それと、東部の民兵などが別にいます。(現在はロシア軍に吸収されました)
当初、ウクライナに侵攻したのはロシア正規軍は、15万~20万くらいです。
ウクライナ軍はもっと多いのですが、さらに開戦後に半年ぐらいで100万くらい動員しています。
それで、ウクライナ軍は、へルソンとハリキュウ方面で人海戦術で攻勢をかけます。ウクライナの人海戦術はへルソンは失敗し、ハルキュウは成功しました。
兵士の数が数倍以上ですからね。そのため、ロシアは200万の予備役から30
万を召集しました。しかし、そうしてもウクライナ軍の兵力の方が断トツで上でした。
しかし、ウクライナは今まで150万から200万くらい動員しています。しかし、昨年10月くらいから突然に強力な動員力に支障が生じたようです。それが、現在の補充兵や兵力不足の原因の一つになっています。
ロシアの方は、一般人の動員はやっていません(徴兵の兵士をウクライナの戦場に送ることはできません)。予備役の召集も最初の1回きりです。それで補充は契約兵で回しています。高給と短期契約で釣っていますが、契約期間があるので自転車操業です。
囚人兵の解放を止めたのは、契約条件の変更です。今後は囚人兵の応募はなくなるでしょう。解放された囚人の犯罪がロシア国内で問題になったためです。
ロシアは砲爆撃の優勢を生かした戦い方をしています。ウクライナは、兵士の数の優勢を生かした戦いをしていましたが、最近、状況が変わってきました。
可能性とし、動員力の減少だけでなく、損失の積み重ねがあるかもしれません。
ロシア軍は兵士の損失に敏感ですが、ウクライナ軍は人海戦術というか兵士を贅沢に使ってきていましたから、その可能性もあります。
たぶん上の人が書いてる懲罰兵と囚人兵はたぶん別で、命令不服従などへの報復として集められた兵たちのことを言ってるはず
それとロシアの動員が30万だけなんてことはなくて予備役の招集や徴兵・街角動員もやってる(これらはウクライナも)
最近の兵力差の拡大はウクライナ軍の損耗も当然あるだろうけど、それ以上に経済的な理由からシア軍への従軍を希望するロシア国民の多さ(ロシア軍への継続的な人員供給)のほうが影響多いと思う
あとハルキウ・ヘルソンで人海戦術とか根本的に「人海戦術」の意味合いを間違えてると思う
いや。ロシアでは、予備役の召集は最初の1回の30万だけだと思います。もし第2回目の召集があったら、世界的なニュースにもなっていると思います。
ロシアでの徴兵は、ウクライナ戦争に関係なく毎年行われていますが、戦争でなく特別軍事作戦だという建前のために徴兵された兵士をウクライナの戦場に送ることはできないのです。
つまり、ロシアでは、一般人のウクライナ戦争への動員はやってないので、道路や公共交通機関で拘束して戦場に送るような動員もされていません。
「ウクライナも」とおっしゃっていますが、このような街角の動員はウクライナだけなんです。
これは当初からですが、ウクライナ国内から、多数の動画や写真や言葉が投稿されて、少し前からやっと日本でも認められたものです。もちろん、ウクライナ在住のウクライナ支持のウクライナ人らも認めています。
しかし、ロシアには、この問題に関しては、そのような兆候は全くありません。動画や写真や話とかあるのでしょうか?。
ロシア軍は砲爆撃の優勢を生かした戦い方をしていて、ウクライナ軍は兵士の数の優勢を生かした近い方をしていました。ウクライナは、今までは兵士を贅沢に使ってきてきましたが、昨年10月くらいから、それができなくなってきているようです。
ロシア国内でも地域によって対応がまちまちですからね
・ロシアの「部分動員」で戦況は変わるのか? 吉岡 明子
これがすべてとは言いませんがウクライナの動員不正などをさして「赤軍の血統」と揶揄されるように、直系たるロシアも建前とは違うところでの後ろ暗いことがあっても不思議とは思わないです(一応、これらの状態は是正したとはしてますが)
徴用兵の契約書書き換えやら戦地送りも少なくとも初期には問題になってたし
予備役の招集については、大規模動員前に、(人手不足だから)除隊した軍人にロシア軍に復帰してもらってるという記事を読んだと思ってたんですが、時間指定してググっても出てこないので記憶違いの可能性が高そうです。すいません
命綱となっている農道が南北からほぼグレーゾーンに入りかけていますし、このまま行けば数日中に物理的に遮断される可能性が高いでしょうが、この農道で兵站を維持してるという事は本当に市内にいるウクライナ軍は撤退を許されずに徹底抗戦を行っているんでしょうね…
増援として送られてきたアゾフの面々もどうやらコークス工場に投入されたという話も出てきていますが、この調子だと間もなくコークス工場も包囲されてしまうでしょうし
>「(管理人は)更新作業が追いつかない」という事態に追い込まれるかもしれない。
ご苦労様です。
管理人さんのローテーションも、2年くらい全くされていないようですね。
そろそろ3年目になりますが、その英雄的な活躍で、ブログ更新の崩壊だけは死守して頂きたく存じます。
展開が速すぎて管理人さんのマンパワーが足りなくなるとは
ロボティネでロシア軍側が攻勢に出たん9は、アウディーイカでの動きを見てウクライナ軍の戦略予備が無いか動かせないと判断したのでしょうね
他の方々も指摘されているように、既に稼働可能な実兵力で逆転しているのでしょう
動員を躊躇ったツケを払わざるを得ない状況になってしまったのだと思います
露系の情報は”第1スラブ旅団はアヴデエフカ南部のウクライナ軍の主要要塞にロシア国旗を掲げ、ゼニト要塞地域を占領した”と伝えて旧防空基地の写真を載せているようです。以前一時はプーチン・露軍幹部批判で有名な右翼過激派とされるギルキンが指揮していた部隊のようですね。アウディイウカの南西、南部には「ソマリア」「スパルタ」などのいわゆる旧自称共和国時代の旧義勇軍部隊が多く布陣しているようです。長年ドネツクに対して砲撃を続けていたアウディイウカ要塞の陥落は近いとみられています。露系の情報ではアウディイウカのウクライナ軍部隊はもう逃げられない降伏するか死ぬかだと主張しているものもありますがどうなるでしょう。ウクライナ軍は露軍はいままでジワジワと囲んで削りながら追い出すような戦い方だったので甘く見ていたかもしれません。北部、東部、南部で死守を続けどこかで網にかかってしまうと戦線に大穴があく可能性がある。
露軍は最初からドニエプル以東でのウクライナ軍主力の殲滅を狙っており、その方針は今に至るも変化はないのではないかと思われます。当初いわゆる第一段階は東部を金床にして北部、南部から直接ドニプロやパブログラードで大包囲と考えていたようですが意外と手ごわいので第二段階としてバクムトで典型的なようにあちこちで緩く、小さく包囲してキルゾーンを作成して削ってきた。ハリコフ・へルソンの戦線整理、ウクライナの反転攻勢の失敗で一区切りつけて第三段階に入ったのかもしれない。攻撃のスピードが変化しつつある。
>広大な東部戦線に加えて南部戦線まで動きだすと「(管理人は)更新作業が追いつかない」という事態に追い込まれるかもしれない。
敵の対応力を飽和させる、まさに縦深攻撃
進撃速度から見て、もうアウディーウカ南部は組織的抵抗は実施されていないと見て良いでしょう。総員撤退のフェーズですが、援護に来た第三旅団があまりの劣悪な状況に混乱しているようですね。
環境に慣れるまでタイムラグがあるのはローテーションではよくある光景ですが、タイミングが悪いですね。一番戦闘力が必要な瞬間にローテをかけてしまった感があります。
写真はAMX-10RCですね。話が出てきませんね。
昨年夏の反攻の緒戦で、耐弾性能のことで評価を下げてた様子だし。
現在はどのように使っているのでしょうか。
仏から追加で提供する話もあったように憶えていますが。
最前線で先頭に立つことは出来ないと想像するので、
どこかで、地道に偵察/ヒットエンドランをしているのかな。
AMX-10は直射砲なので有効射程2キロ程度ですが、同じぐらいの射程を持つロシア側の歩兵用FPVドローンで軽く撃破されてしまう紙装甲なので前線には送れず。
チャレンジャーのように間接射撃用にすべく上り坂の傾斜面で角度つけて撃とうとすると自重が軽すぎてひっくり返り。
積雪の不整地に入ったらそのままスタックして脱出できなくなるが、さりとて路上は凍結していて射撃するとグリップできずにソリのように滑ってしまい。
汚れに弱いので洗車したらその水が足回り部品に入り込んで凍結してしまい、溶けるまで行動不能になり。
とりあえずいろいろあって、たぶん春が来るまで出番がないそうです。
何だか、散々な(笑)評価ですね。
まあ、そうではあろうと思いますが。
いっそのこと砲塔を降ろして、
鹵獲したT62に載せ(笑)たら、などと思います。
車体は別のことに使ってみたらどうか(笑)と。
ご教授ありがとうございます。
散々な(笑)評判ですね。
いっそのこと、鹵獲したT-62にターレットリングごと砲塔を
移植した方が良いような(笑)気がします。
T62は要らない子扱いですし、AMX-10RCもこのままだと
そうなってしまいそうに思えますから。
それと、供与するなら、AMX-13/105の方が良かったような気もします。
あれは完全に東部戦線の冬の環境に合ってないんですよ。。。
普通にフランス国内ならそれなりに役に立つのでしょうが、とにかく装輪車は雪との相性が最悪です。
カエサルも同じ系統の問題を抱えていて、今のアウディーウカでも火力投射が不十分な理由の一つになっているそうです。
更新いつもありがとうございます。