ウクライナ戦況

ウクライナ軍指揮官、ドニプロへのロシア軍進軍リスクが理解されていない

kyiv Independentは14日「ウクライナ軍は深刻な兵士不足と司令部内の対立に悩まされる」「新たな動員努力も大きな効果は出ていない」「クレムリンは出来るだけ多くの領土を奪って交渉立場を強化したと考えている」「ウクライナ軍に残された選択肢は(停戦交渉まで)防衛ラインを維持することだけ」と指摘した。

参考:Outnumbered and outgunned, Ukraine struggles to halt Russian advance near Pokrovsk

前線の状況や応じざるを得ない停戦交渉のことを考えれば「軍事的にウクライナ軍のターンが来る」など夢物語に過ぎない

kyiv Independentは14日「ロシア軍がポクロウシクから4km地点に迫る中、ウクライナ軍は深刻な兵士不足と司令部内の対立に悩まされる」「政府は動員法を改正して人員を増やす努力をしているが大きな効果は出ていない」「ポクロウシクの惨事は非現実的な任務を押し付ける最高司令部に、各部隊の能力を理解せずゼロラインの状況も把握していない将軍らに責任がある」「特にドネツク作戦・戦術グループのルツェンコ司令官の不味い指揮が領土と人命に多大な損失をもたらした」と報じた。

出典:Говорять Снайпер

“ポクロウシクはドネツク州西部に残る最後の最規模拠点でロシア軍がドニプロに進むのを阻止している。州都を含むドニプロペトロウシク州の人口はキーウに次ぐ規模=約100万人で南部戦線を支える主要拠点だ。第24独立突撃大隊(アイダール大隊)の指揮官はTelegramへの投稿の中で「もうポクロウシクにロシア軍が侵入する現実を誰もが受けているが、これがドニプロペトロウシク州の防衛にどのような影響を与えるかについては殆ど理解していない。この地域にはドネツクのような拠点がないのでロシア軍の前進は加速するだろう。そしてドニプロペトロウシク州に入ればプーチンは計5つの州を差し出せと要求するだろう」と述べた”

“シルスキー総司令官はポクロウシク方面の状況について「激しい戦闘が継続中だが兵力面で我が軍は不利な状況にある。ロシア軍は投入可能な全戦力を前線に投入して防衛ラインの突破を試みている」と語り、欧州外交評議会のグスタフ・グレセル氏も「ロシア軍は南から回り込んでポクロウシクを包囲しようとしている。ロシア軍は現在の位置から迫撃砲と大砲でポクロウシクを攻撃することが出来るが、最大の問題はE-50と線路に接近したことだ。ロシア軍は間もなく線路を物理的に遮断してE-50を攻撃し始めるだろう。そうなれば南ドネツク全域の兵站に大きな影響を及ぼす」と述べた”

出典:管理人作成(クリックで拡大可能)

“さらにグレセル氏は「ドローンがポクロウシク方面の戦いで決定的な役割を果たした」「ドローンを使用すると戦場の地形、敵陣の位置、重要なインフラなどへの認識力が飛躍的に強化される」「さらにドローンは重要な兵站ルートをコントロールして物資輸送を遮断することも出来る」「つまり妨害に対する耐性や飛行距離の拡張といったドローンの質的変化が戦いに重大な影響をもたらしたのだ」「そしてロシア軍は同分野の重要性において沢山のことを学び適応してしまった」と付け加えたが、ロシア軍の優位性は他にもある”

“ロシア軍の前進テンポが加速しているのは優れた人員供給能力にある。ウクライナ政府も動員法を改正して人員を増やす努力をしているものの、最前線の激戦区では大きな効果を出していない。欧州政策分析センター のフェデリコ・ボルサリ氏も「ウクライナ軍は人員不足のため戦闘部隊に適切な兵士を供給できず、部隊のローテーションも行われていない」「ロシア軍はウクライナ軍の脆弱な防衛ラインや部隊を見つけて攻撃を仕掛けてくる」「この攻撃が失敗しても継続的な圧力は弾薬を物資を消耗させ、ウクライナ軍の戦闘能力を低下させ、最終的に敵の絶え間ない攻撃に対処できなくなる」と指摘”

“一方でウクライナ軍兵士らは無能な軍司令部のアプローチを批判している。ダヴィンチ・ウルブス大隊の指揮官=セルヒー・フィリモノフ氏はTelegramへの投稿の中で「ポクロウシク惨事の主な原因は部隊に非現実的な任務を押し付ける最高司令部、各部隊の能力を理解せずゼロラインの状況も把握していない将軍らに責任がある」と、同大隊の医療部門で働くアリーナ・ミハイロワ氏も「ドネツク作戦・戦術グループのルツェンコ司令官の不味い指揮が領土と人命に多大な損失をもたらした」と批判した”

“前線で戦う人々の訴えにシルスキー総司令官も参謀本部も公式に反応せず、Financial Timesは「ウクライナ軍は崩壊しつつつある東部ドネツクの司令官を解任した」と報じたが、ウクライナ軍側はルツェンコ司令官の解任を公に認めていない。ボルサリ氏はアイダール大隊指揮官の主張を支持し「クレムリンは出来るだけ多くの領土を奪って交渉で優位に立ちたいと考えている」「まだ僅かにポクロウシクを守るチャンスが残されている」と、グレセル氏も「ウクライナ軍がポクロウシクを保持することは容易ではないが年内に都市が占領されれば驚きだ」と述べた”

出典:管理人作成(クリックで拡大可能)

誰も「ウクライナ軍が2025年に反攻作戦を実施して奪われた領土を奪還する」「現在のウクライナ軍は遅延戦術を採用してわざと後退している」「仮にポクロウシクが落ちても現在の前進テンポでドニプロに到達するには何年もかかる」などと思っておらず、前線の状況や応じざるを得ない停戦交渉のことを考えれば「軍事的にウクライナ軍のターンが来る」など夢物語に過ぎない。

ウクライナの動員努力は規模が小さすぎて前線の状況改善に全く寄与しておらず、ポクロウシクは2025年の早い段階に失われる可能性が高く、ロシア軍がドニプロペトロウシク州に入ればドニエプル川沿いまで「大規模な抵抗拠点」も「防衛に有利な地形や河川」も少ないため「ロシア軍の前進テンポ」が今以上に加速し、仮にロシア軍がドニプロに到達できなくてもE-50沿いに前進されるとザポリージャ方面の前線は背後を取られて崩壊する可能性がある。

出典:Президент России

最大のリスクは「ロシア軍がドニプロペトロウシク州に入ると領土の割譲要求がルハンシク、ドネツク、ザポリージャ、ヘルソン、ドニプロペトロウシクの5州に増える可能性」で、kyiv Independentも「ウクライナ軍に残された選択肢は防衛ラインを維持することだけだ」と指摘しており、これは「いつ始まるか分からない停戦交渉まで前線を維持する以外に選択肢がない」という意味だ。

NATO加盟や領土割譲の話は別にしてもウクライナ軍に出来るのは「将来の停戦ラインで不利にならないよう現在の前線位置を出来るだけ失わないこと」で、まだ政治や外交を含めた「戦争の結末」はどう転がるか不明なものの、純粋な軍事的勝敗はほぼ決しているため「ドニプロペトロウシク州のリスクを掛け金した大規模な反攻作戦」などに期待するのは止めたほういい。

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※アイキャッチ画像の出典:24 ОМБр імені короля Данила 

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コメント

    • たむごん
    • 2024年 12月 15日

    E50は、ポクロウシク~ドニプロの最短経路。
    T409が、ポクロウシク~ザポリージャの最短経路になります。

    チャシウヤール周辺・トレツク周辺への補給ルートであり、E50が切断されれば、末端が干上がる事に繋がるんですよね。

    航空写真を見ると分かりやすいのですが、ポクロウシク西部(ドニプロ州・ザポリージャ州)は自然障害の少ない草原なんですよね。
    大都市ドネツクからの鉄道・道路の補給線、ポクロウシク・クラホヴェが陥落すれば一気に貫通しますから、ドニプロ州も厳しい情勢と言えます。

    27
    • 分析
    • 2024年 12月 15日

    今のウクライナの現状としては、以下に停戦交渉までの被害(領土と人命)を抑えるかにかかっていますね
    開戦当初言われていたようなプーチン大統領呆けた説などとんでもないお話で、彼は確かに理性で勝算を踏まえた上でウクライナ侵略を決断したのですから
    逆に言えば、理性的だからこそ、交渉ができる余地があります
    仮に10年掛ければ、純軍事的にはウクライナ全土を征服出来るとしても、第3国との関係等を踏まえ、ウクライナの譲歩と西側の配慮次第で停戦に乗ってくれるでしょい

    36
      • 通りすがり
      • 2024年 12月 15日

      政治家として結果を評価すれば、呆けていたのはバイデン大統領で、確かな理性も勝算もないままウクライナ支援を決断して、停戦交渉の邪魔になるばかりで何の役にも立ちませんでしたね。ガザでもレバノンでも紛争を止めることはできず、イスラエルの越境攻撃を追認するばかり。そして、プーチンから距離を置いてバイデンにすり寄った西側の政治家は、軒並み選挙で消えていった。結果が出せなかった以上、消えるのは当然でしょうが。
      逆に、結果を得たロシアの政府は地盤が強くなったわけですから、“今後”も踏まえた多少の譲歩を出来る余地があるでしょう。立場が弱い政権ほど、内からの批判を抑えられず過剰な要求や尊大な態度に出ることが多い。

      71
      • 2024年 12月 15日

      この戦争、特に初期に決定的に影響したのはやはり”役者”ゼレンスキー、というキャラクターでしょう
      当初の予定(というよりそれまでの慣習)では、大統領は初期の段階でキエフを逃亡し、すみやかに政権移譲がおこると誰もが予測していました。シリアに起こったことは、まさにプーチンらが2022年2月にウクライナで発生すると考えていたことです

      ところが、政治家ではなく役者であったゼレンスキーは、見事に”侵攻を受けながらも民主主義のたまに戦う正義の大統領”を演ずることができ、ウクライナ国民と世界をその気にさせてしまった。最近(というより昨年から)はボロが出てしまっていますが、少なくとも私はゼレンスキーであったからこそ、この戦争は最初の混乱を乗り越えてこれほど長く続くことになったと考えています。

      36
        • 朴秀
        • 2024年 12月 15日

        アサドみたいに逃げ出した方てくれた方が
        関係者全員が幸せでしたね…

        74
          • 暇な人
          • 2024年 12月 15日

          NGワード踏んでしまったかな?

          シリアは今から地獄ですよ、独裁者(いうほど独裁してませんが)はいなくなった後のほうが混乱して大勢の人命が失われる

          41
        • 2024年 12月 16日

        欧米が亡命政府を勧める中「私はキーウいいる!」と度肝を抜かれましたね。
        降参すればウクライナは元サヤに戻るだけだがゼレンスキーの決断で都市は破壊されどれだけの国民が死ぬか理解しているのだろうかと?

        12
        • レプタリアン
        • 2024年 12月 16日

        逆説的に国民を扇動出来てしまったから数十万単位で死傷者と国土喪失が起きてしまった
        早々にNATO加盟諦めますと一言言えば誰も死なずに国土も削られなかった

        全てはたらればの話ですが

        13
      • 2024年 12月 15日

      ロシアが5州目を求める時はオデッサ、クルスクとの引き換え用の土地として物理的に奪い、交渉で返還する用でしょうね。本質的には4州+オデッサが確定すればそれ以上はいらないからキエフへの侵攻をしないという今の行動から見て5州目の永続的な占領は望まないでしょう。

      問題はその程度のことすら西の閣僚に理解されていないということ

      17
        • かぼ
        • 2024年 12月 15日

        「4州寄こせ!あとクルスク侵攻の落とし前としてオデッサも寄こせ!嫌なら経戦だ!」
        ロシア的には、こんな感じでしょうか・・・
        トランプが停戦仲介を始めたら西側報道は弱腰トランプと非難する予定なんでしょうね

        22
    • 2024年 12月 15日

    一応、RYBAR氏らはウクライナ軍はまだ何か企んでいるのではないか?と警戒しています
    具体的にはクルスクやベルゴロド州への別方向からの再侵攻です

    ロシア軍の背後をとることが目的なのか、単なる攪乱か、あるいはシリアみたい事態が発生することを期待した試みなのかは不明ですが、取り急ぎ、クルスク前線への補給状況の変化から何かしら企んでいるのではないか、と報告しています

    もちろんこの試みで本当にウクライナのターンが来るとは思えませんが、シリアの突然の崩壊という前例もできたので・・・

    24
    • 匿名
    • 2024年 12月 15日

    そういえばドニプロペトロウシクの狂人たちもこの戦争でワグネルチャレンジ的な事をしているのだろうか…

    7
    • かぼ
    • 2024年 12月 15日

    >「クレムリンは出来るだけ多くの領土を奪って交渉立場を強化したと考えている」

    恐らく”領土”ではなくウクライナ軍の”戦闘力”だと思う
    戦う力さえ無くなれば交渉力も何も無くなるからな
    この場に到ってなおウクライナ指導部(西側スポンサー)は勘違いしてるとかお花畑過ぎる

    56
      • 通りすがり
      • 2024年 12月 15日

      確かに、よくソ連(ロシア)と小国の戦争の例として引き合いに出されるフィンランドの冬戦争でも、「戦う力が残っているうちにこそ、領土を一部割譲してでも早期講和」を基本路線としてましたね。戦う力がなくなれば、交渉条件もなくなってしまい、手遅れになる。今のウクライナは【限られた交渉力】と、「ドニプロペトロウシク州までの距離」と時間との戦いかな。タイミングが数ヶ月遅れるだけで、割譲させられる州が2つ増えてもおかしくない。

      36
        • D-day
        • 2024年 12月 16日

        ルツェンコ司令官のせいにしてるけど、根本的にはクルスクの遠足に兵士を抜いたからじゃないかな?
        ゼレンスキーの生け贄みたいな部分もあると思います。

        9
    • 通りすがり
    • 2024年 12月 15日

    しかし、日本のオールドメディアのネットニュース欄で、今もなお「ロシアの死傷者70万人以上」、「毎日1500人以上死傷者」とか書かれている内容と、kyiv Independentの「ウクライナ軍に残された選択肢は防衛ラインを維持することだけだ」という現実には天と地の差がありますね。日帝の大本営発表を批判するはずの日本メディアが、ウクライナの大本営発表ばかりを鵜呑みにして流すという皮肉。

    81
      • たむごん
      • 2024年 12月 15日

      ほんと仰る通りです。
      日本のオールドメディアも商売ですが、英語版と日本語版で違ってたりしてますから、日本国民をメディアコントロールできれば何でもいいんでしょうかね。

      イラク戦争報道・中国工場移転の礼賛報道・福島原発の安全報道・ウクライナ戦争・兵庫県知事選挙・アメリカ大統領選挙報道・ポリコレなど、思いつくものを並べてもなんだか似たような事を繰り返しているなと。

      ウクライナ戦争報道が罪深いのは、日本人の認知に歪みを与える事を通じて、日本外交の路線転換に影響を与える可能性があることでしょうか(一般世論がもう関心がなくなっているので影響ないかもしれませんが…)。

      46
    • nk
    • 2024年 12月 15日

    「純粋な軍事的勝敗はほぼ決しているため」記事の通り本当に同意できる。
    開戦時1%位は勝ち筋があったかもしれないが南部反攻攻失敗で、最早勝ち筋零になりクルスク侵攻で自ら敗北を早め諸問題を解決する所か山積し悪化し過ぎて手の付けられない有り様、一刻も早い無条件降伏と無能罪でゼレンスキー一派の処断が望まれる。

    45
      • Easy
      • 2024年 12月 15日

      ただ、問題をややこしくしているのが。
      あまりに現状が酷過ぎるために、ゼレンスキー大統領に取って代わろうとする人物がウクライナ国内にいないんですね。
      これは幸か不幸か。ウクライナ人には選択する余地すら与えられていないんです。
      負ける時は派手に負けた方が生存確率が上がる,という俗説は真理だなと思わされますね。

      45
        • nk
        • 2024年 12月 15日

        終戦の良い口実としてチャンスなのはトランプの最初の仲介だと思いますが、恐らく両国終戦条件の隔たり大きく譲歩せずで決まらない可能性が相当高いと思われるが時間経過と共にウクライナが継戦不可になり決まるパターンを一番可能性高いと推測しますが、本来一刻も早い終戦がウクライナには一番求められることなのでクーデターに期待という所でしょうか。結局の所今回の落とし所は程度の差はあれウクライナが泣いて終わるしか現状道が無いと思うので、一刻も早く終戦したほうが国の将来性を少しでも残す道だと思う。

        32
          • 通りがかりさん
          • 2024年 12月 16日

          終戦への道のりには、アゾフ等の極右、戦時で肥えた新たなオルガリヒをどうするかも問題かと。前者はクルスクで励んでいそうですが、後者は砲弾が届くまで吸ってそうですし。

          11
    • DEEPBLUE
    • 2024年 12月 15日

    周りが何を言っても最高指導者が理解してないからねえ・・・

    24
    • イーロンマスク
    • 2024年 12月 15日

    ウクライナ側は停戦を匂わせることが難しい
    終戦が近いイメージが付くと死んだら丸損なので現場の兵の士気が落ちて前線の維持が困難になり最悪シリアと同じ羽目になる
    一番欺く必要があるのが味方ってのも切ない
    つくづく戦争は始めるより終わらせる方が難しいってのがわかる
    イスタンブールで辞めとけばなぁ

    43
    • 七資産
    • 2024年 12月 15日

    事実上最終防衛ライン

    徴兵担当者への襲撃がおこってるから大規模な徴兵も困難

    12
    • 山田
    • 2024年 12月 15日

    ロシアが停戦に応じるとどうして思い込んでるんだろう。プーチンは停戦交渉応じるだろうけどプーチン倒れたときの事は考えてるのかな

    14
      • 暇な人
      • 2024年 12月 15日

      ここでも記事になってますが、ポプロフスク落とすと後は何もないと矢野氏が言っているんですよね。
      衛星写真などからも明らかになっている。
      やっと防衛ラインぬいてあとは柔らかい敵の中央部、ここでロシアが止まるかというとね。
      メドベージェフは今停戦すると平和にならないと言い出しています。

      今西側はむしろ何とか停戦させようと動いているはずですよ。ここで戦闘を凍結させてウクライナ軍の再編と、東部の要塞建設をしないと河までロシア軍を止める防壁はなくなる。

      旧ソ連の都市は堅牢なので都市に籠って戦闘は可能というかそのために作られていますが、当然都市は廃墟になっていく
      ウクライナの復興はさらに困難になる

      35
        • 理想はこの翼では届かない
        • 2024年 12月 16日

        ロシアからすれば、ロシア本土への長距離ミサイル・ドローン攻撃能力を獲得しているウクライナを、中途半端に存続させるのはリスクでしかないでしょうね
        かといって親露政権を樹立出来る見通しもないので、やるなら徹底的にやるしかない段階に既に入ってしまっているように思えます
        もう二度とミンスク合意のように騙されてくれる事はないでしょうし、落とし所が見えませんね

        28
    • もへもへ
    • 2024年 12月 15日

    正直今の戦況だとウクライナ軍単独では戦線の維持ができなくなっていると言わざる得ない。
    さらにドニエプル川までの事実上最後の防壁も長くは待たないのが確定しており、それを抜かれるとドニエプル川東岸はほぼ失われてしまう。

    現状だとたとえ停戦交渉に入ったとして、このまま進撃を継続すればより戦果が得られることが確定しているロシアがわかりましたとすぐ停戦を呑むとは思えない。
    停戦するためにはロシア軍を押し留める強力な戦力が必要ですが、もはやウクライナ軍にはそんなものはない。

    やはり西欧諸国の陸空軍を根こそぎ集めて義勇軍としてウクライナに派遣し、その力をもってロシアの進撃を抑止し
    現状のラインで停戦を飲めせるしか方法はないと思う。

    あれほどウクライナ領土を守ると豪語していたんだから、最後にそれぐらいやれよと言いたい。
    イギリス・フランス・ドイツ・ポーランドあたりの陸空軍を根こそぎ集めれば現在のロシア軍でも押し留める存在にはなれるはず。

    8
      • 名無し
      • 2024年 12月 15日

      なるほど完璧な作戦っスねーッ
      不可能だという点に目をつぶればよぉ〜〜〜〜ッッッ!
      怒らないでくださいね
      そんな規模の戦力を送り込んで都合良くロシアが「あっ、なんだか超デカい義勇軍がウクライナに出現した!どこの有志だろう?」ってなる訳ないじゃないですか
      彼らが必要とあらば死なば諸共で終わらせに来る危険性を考慮しなければならないし、ウクライナ人のためなんかに大切な俺の人生を終わらせるなんて論外だ

      45
      • かぼ
      • 2024年 12月 15日

      >イギリス・フランス・ドイツ・ポーランドあたりの陸空軍を根こそぎ集めれば

      その集めた部隊の場所にガッチリ核を落とされそうな話ですね
      それに対してウクライナの為にロシアに核を撃つんですか?って事になる・・・

      35
        • 通りがかりさん
        • 2024年 12月 15日

        送った側のリスクがかなり高いですから、送るという選択をできる政治家や将軍は居ないのではないでしょうかね。
        何とか停戦しても平和維持軍ですら集まるのか怪しいところです。

        26
      • ななし
      • 2024年 12月 15日

      > やはり西欧諸国の陸空軍を根こそぎ集めて義勇軍としてウクライナに
      派遣し、その力をもってロシアの進撃を抑止し
      現状のラインで停戦を飲めせるしか方法はないと思う。

      あれほどウクライナ領土を守ると豪語していたんだから、
      最後にそれぐらいやれよと言いたい。

      我が国もウクライナ領土を守ることに賛同し、莫大な資金を
      提供したのですから義勇軍派遣となれば義務が発生するのでは?

      NATOが加盟国ではないウクライナに支援をする合理的な理由が
      何もない(力による現状変更を許さないという空虚な欺瞞ではなく)
      ので、義勇軍派遣ともなれば、我が国でスラバ・ウクライーナを
      叫んでいた方は絶対に義勇軍参加ですね。俺は行きませんけど

      30
      • 2024年 12月 15日

      空軍はともかく陸軍はフランスとポーランドぐらいしか戦力にはならないような?
      そもそも空軍出しても対空兵器のお陰で航空優勢取れないまま、陸軍が地獄を見そうな気がするんですが。

      21
      • 匿名
      • 2024年 12月 15日

      一応、停戦後に平和維持軍としての欧州軍をウクライナ領に派遣するという案を協議中と報道で見かけましたが、NATOとは別枠との事なので、G7サミットに出てきた2国間安全保障協定の枠内で調整するのではないでしょうか。

      個人的には、NATO諸国という防波堤の前にある消波ブロックがウクライナであり、ロシアという荒波が消波ブロックを一部崩したからと言って、荒波の最中に防波堤の一部を削り取って構築しに行くのは本末転倒と思っています。

      もっとも、荒波が収まるかどうかも分からない状態では、停戦後のウクライナの安全保障案を協議する事はあっても、ポーランドのトゥスク首相が言う様に「計画は無い」でしょうね。

      19
        • ras
        • 2024年 12月 15日

        と言うかウクライナに実質NATO軍駐留なんてそんな条件での停戦をロシアが飲めるわけなくてですね。
        ウクライナに停戦させないための協議かと思いましたね…

        31
        • 舎人
        • 2024年 12月 16日

        調整も何も停戦交渉はロシアと行うものですのでウクライナと欧米諸国が協議すれば決まるものではないので話が具体化することはないですよ。最低限ロシアが受け入れの意向を示さないと調整する意味ないですがロシアは到底受け入れないでしょうからね。
        無視してもいいくらいのレベルの話だと思います。

        今の協議はトランプ次期大統領が好きな最大限の要求をしてからそれを下げて行くことでなるべく希望に近い落としどころを探るという手法の一環に過ぎず、トランプ次期大統領も今の提案がそのまま受け入れられることなんて考えてもいないと思いますよ。トランプ次期大統領の提案はロシアからしたら無茶苦茶な要求ですから。

        14
      • 見える景色
      • 2024年 12月 15日

      イギリス・フランス・ドイツ・ポーランドあたりにオレシュニクを撃ち込まれる悪寒がします。
      ルカシェンコ氏がオレシュニクのベラルーシへの配備をプーチン氏に要請したとの事。ベラルーシからだとロンドン迄8分ちょっとらしい。

      18
      • 赤狐
      • 2024年 12月 16日

      Newsweekの記事にはポーランドは停戦が実現してもウクライナに派兵はしないと言っています。
      そしてこの発言に対してのポーランド国内からの反対はありませねん。
      つまり、ウクライナに対して戦闘継続を望む人達も望まない人達もポーランド人がロシアと戦って血を流すリスクを背負う気は無いという事です。まあ、支援しすぎるくらいにしてましたし……。
      停戦実現しても駐留しないというのは、駐留したとして、そしてその駐留している場所で何かトラブルが起きたとして、そしてそれがロシア軍が絡むものであったらポーランド軍はなし崩しに戦いに巻き込まれるかも知れない、しかしそれは認めないという事です。万が一のリスクもとる気は無いって事ですよ。
      ポーランドはロシアを憎むのはこれからもずっとでしょうが、じゃあ戦うかというとこれはノーという事です。よくわかります。
      という事でポーランドは無しです。ドイツも嫌がってる素振りを最早隠しもしません。
      これはやはり停戦をひっくり返した英国が動くべきでしょう。最強とも言われるSASを全員義勇兵にして立ち向かえば弱兵ロシア軍などものの数では無いはずです。
      やっぱりここは英国ですよ。
      そしてここに来て俄然好戦的なマクロンくんが指導者であるフランスでしょうね。
      米国はトランプを選んだという事は「さっさと終わらせろ!」派が多いという事ですのでこれも除外しましょう。

      26
    • 四州割譲
    • 2024年 12月 15日

    ロシア軍のドニプロ州侵入の問題はドニプロ州自体への割譲要求より大きな物があると思う。ドニプロ州を経由されるとウクライナ軍がまだ耐えてる北ザポリージャ、北ドネツクの側面が叩かれるのは必然で、ヘルソン以外の3州全土の割譲を呑まされかねん。

    15
    • 斉藤もとひこ
    • 2024年 12月 15日

    勘繰りすぎかもだが、ウクライナ政府とNATOの戦略目標は「将来も含めたウクライナの平和」設定したのではないか?そのためには、ロシア現政権と国体の解体でロシア国民による革命政権樹立が必要。阻害要件はモスクワの40万人準正規軍であり、自然発生的な市民革命は期待できない。よって戦術目標は、現政府に不信不満をもち愛国精神をもった革命軍を組織し、モスクワ進軍を考えているのではないか?そう考えれば一連の限界以上の戦線拡大、クルスク侵攻等が理解できる。

      • 契約者さん
      • 2024年 12月 16日

      大変だ。急いでレーニンを復活させないと。それともプリゴジンかな?
      冗談はおいておいて。時期も規模も働きかけも合わないので、流石に無理筋じゃないかな。ウクライナで非民主的な革命を起こした時は最大効果でそこまで青写真を描いていたかもしれませんが、現状では望むのも難しすぎるかと。

      16
    • 3州協力
    • 2024年 12月 15日

    ロシア軍のドニプロ州侵攻抑止の為には、まったく準備が出来てないらしいドニプロ州のみならず、ドネツク、ザポリージャの3方面が広域に協力せねばならないだろう。戦術単位ですらマトモな協力が出来てこなかったウクライナ軍がそんな広範囲の外線作戦なんて出来るのだろうか…

    10
    • マンゴー
    • 2024年 12月 16日

    >純粋な軍事的勝敗はほぼ決しているため「ドニプロペトロウシク州のリスクを掛け金した大規模な反攻作戦」などに期待するのは止めたほういい。
    フラグかな?
    今のギャンブル中毒状態なウクライナ政府と軍ならやりかねない……

    6
      • 暇な人
      • 2024年 12月 16日

      将棋でも有利なほうは慎重に一手を打ち、負けてるほうは大胆な一手を打つからな

      2
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