ウクライナ戦況

第3独立強襲旅団がアウディーイウカ到着を報告、対峙する敵戦力は約7個旅団

第110機械化旅団の報道官は13日「強力な増援が到着している」と明かしていたが、第3独立強襲旅団は15日「アウディーイウカ方面に緊急派遣された」「対峙する敵戦力は約7個旅団だ」「敵は積極的にローテーションを行って新しい兵力と装備を投入し続けている」と明かした。

参考:Авдіївське пекло.

アウディーイウカの状況打開は「ウクライナ軍が与える損害」が「ロシア軍の補充能力」を上回れるかどうかにかかっている

タブリア作戦軍司令官のタルナフスキー准将は11日「担当する作戦地域(ザポリージャ~アウディーイウカ)の状況は緊迫しているもののコントロールされている」「敵はどんな犠牲を払ってもアウディーイウカ、ノボミハイリフカ、昨年夏に失った領土を速やかに占領することを狙っている」「敵は歩兵部隊の攻撃に装甲部隊を参加させることが多くなっている」「ウクライナ軍の兵士達は全ての戦線を維持している」「侵略者は新たに投入された戦力と共に破壊されている」と言及。

出典:管理人作成(クリックで拡大可能)

この発言を受けてForbesは「予備戦力がアウディーイウカ方面に投入された可能性がある」「ウクライナ軍の中で最も優れている第3強襲旅団が派遣されたかもしれない」と、第110機械化旅団のイワン・セカチ報道官も「我々に街を保持する十分な戦力はないものの増援が到着している。第110機械化旅団がアウディーイウカに配備されてから約2年が経過したが、初めてローテーションが実施され一部の部隊が戦闘地域から離脱した。詳しく述べられないものの強力な部隊だ」と言及していたが、この増援が第3強襲旅団だと確定した。

ウクライナ軍の第3独立強襲旅団は15日「アウディーイウカ方面の戦力強化のため緊急派遣された」「対峙する敵戦力は約7個旅団で同市の状況は極めて危機的だった」「我が旅団の兵士は前例のない英雄主義を発揮している」「アウディーイウカに展開する敵の2個旅団が致命的な損害を受けた」「敵が被った正確な被害はデータを精査した後に公表する」と発表。

同旅団のアンドリー・ビレツキー司令官も「我々は全方位で交戦を余儀なくされている」「客観的に見ればアウディーイウカの状況は依然として危機的で不安定だ」「敵は積極的にローテーションを行って新しい兵力と装備を投入し続けている」と述べており、アウディーイウカの状況を打開できるかどうかは「ウクライナ軍が与える損害」が「ロシア軍の補充能力」を上回れるかどうかにかかっている。

補充能力を上回る損害を与え続ければ攻勢の勢いは弱まるし、補充能力を下回る損害にとどまればアウディーイウカの危機的状況は続くだろう。

出典:管理人作成 バフムート周辺の戦況(クリックで拡大可能)

追記:ロシア人らは「ロシア軍が防衛ラインを突破してイワニフスキー集落内に侵入した」「集落の30%をロシア軍が支配している」と話しているが、現段階では噂レベルの信ぴょう性しかない。

追記:ウクライナ人が運営するDEEP STATEは15日「第110機械化旅団のローテーション(第3強襲旅団の派遣)は随分前に決定されていたため総司令官の交代と結びつけるべきではない」と述べている。

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※アイキャッチ画像の出典:3-тя окрема штурмова бригада

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コメント

    • もへもへ
    • 2024年 2月 15日

    >「敵が被った正確な被害はデータを精査した後に公表する」
    バフムート戦の時に記録されたとされる伝説のキルレートを上回るのか楽しみですね。

    41
      • MarkⅡ
      • 2024年 2月 15日

      今回はキルレ20:1とか言いそう。
      バフムトに続きまた敗退、重要度や歴史的にバフムトより致命的だし
      「何倍の敵が押し寄せたけど撃退」を何十回も言ってるからね、
      どっかの解説動画でも、敗走するとき必ず言ってる。

      29
        • 名無し
        • 2024年 2月 15日

        アウディーイウカでは13:1って言ってるようですね。

        10
          • MarkⅡ
          • 2024年 2月 16日

          ウクライナは負けが込むほど戦果を盛る習性があるので、
          攻勢に使えるレベルの精鋭3万を溶かしたバフムト(7:1)
          と比較するとここ数ヶ月で6万位は溶かしますねこれは

          7
    • 2024年 2月 15日

    唯一の舗装された道路が遮断されて、既に撤退しづらくなってしまってる市内に入るのは自殺行為だから、アゾフ連帯と共に包囲網のすぐ外にある補給路もまだ奪われてない堅牢なコークス工場に立てこもって時間を稼ぐぐらいしかできないでしょ。
    工場さえおちなければアウディイウカの占領は完了していないって言い張れるし。

    24
      • 撤退のタイミングこそ最も重要な決断
      • 2024年 2月 15日

      コークス工場って言っても既に廃墟になっている。そこに立て籠もるなら砲爆撃を強めるだけ。

      7
      • kame
      • 2024年 2月 16日

       工場という名の棺桶に籠もってるだけでは?

      5
      • nachteule
      • 2024年 2月 16日

       どこまで支援するかにもよるがアゾフスタリはどうなりましたかね?堅牢と言ってもFAB-1500やイスカンデルMとかのバンカーバスターとかに対抗出来るほどの堅牢性が有りますか?籠ったら籠ったで適切な武器選択で痛い目見るだけではないだろうか。

      1
    • 名無し
    • 2024年 2月 15日

    傍から見ているとアウディーイウカ放棄したほうがよさそうだけど、まぁ、簡単に撤退ってわけにもいかんのだろな。
    とまれ前線の兵に休息を与えられるのはよいことではある。

    20
    • 名無し
    • 2024年 2月 15日

    最早質のウクライナ軍とか言える状況じゃないから順当に押し出されるんじゃないか?

    19
    •  
    • 2024年 2月 15日

    数週間後にはこいつらも連続包囲の中で降伏するんだろうな

    29
      • ras
      • 2024年 2月 15日

      上の方が述べているようにコークス工場を拠点とすれば、後方に補給路を維持できれば完全包囲はかなり長期にわたって避けられるでしょう。

      ただ、やはり補給路が最大の課題となり、守りやすい工場といえど落ちることは不可避で退避も難しくなるでしょうね。

      5
      • s
      • 2024年 2月 17日

      数週間持ちましたか(震え声)
      二日後に撤退宣言は読めるわけがない。

      1
    • たむごん
    • 2024年 2月 15日

    ウクライナ軍の方が、兵力は多いと宣伝されてきましたが、いつの間に対峙するロシア軍の方が多い事を常態化して認めているのでしょうね…。
    第3強襲旅団は、陣地の固守・撤退援護など、どういった使われ方をするのか続報を見守りたいと思います。

    第3強襲旅団、細い杭を龍の歯として地面に打ち付けている動画(動画上29:30~)、バフムト近郊の戦闘動画を公開していた事を思い出しました。
    バフムトの戦闘動画、かなり激しいですから、第3強襲旅団の充足率もかなり気になっています。

    (2023/12/06【岩田清文×佐々木正明】東部要塞マリンカ陥落かロシア国旗掲揚の映像、投降ウクライナ兵“射殺”映像も…ロシア軍最新鋭攻撃ヘリ「Ka52M」映像公開…軍事力近代化を誇示【深層NEWS】Youtube)
    (2023年12月12日 砲弾飛び交うバフムト近郊 ウクライナ兵士の映像公開 毎日新聞 Youtube)

    12
    • 名無し
    • 2024年 2月 15日

    降伏させずに戦わせる為に援軍送ったとか嘘ついてるとかない?
    援軍送るなら2ヶ月遅い

    2
    • nanashi
    • 2024年 2月 15日

    しかしロシア軍の攻撃方法は砲撃、徘徊弾薬、滑空爆弾などの「火力」を惜しみなく投入しているのに対して、
    ウクライナ軍の攻撃は、「最精鋭」や「最強特殊部隊」などの「人」を爆弾の代わりに投入しているとしか思えません。
    これではどちらが人海戦術で戦っているのか分からないですね。

    66
      • 名無し
      • 2024年 2月 15日

      今でもロシア軍が人海戦術しかしなくて兵力溶かしまくってると本気で信じている人かいるから宣伝って凄いなと思います

      55
        • 歴史と貧困
        • 2024年 2月 15日

        宣伝は、凄いと同時に、怖い。
        日中戦争の1937~1941年も、まさに今のウクライナのような、プロパガンダの自家中毒となる宣伝戦に明け暮れていたことが想像に難くない。そして、矛盾を解消できなくなった結果、太平洋戦争にまで突き進んでいくことになった。
        今のゼレンスキー政権がそうであるように、それまでの欺瞞を非難されることを恐れるためにより破滅的な選択へと転がり落ちる。国家が滅ぶまで、止めるに、辞められなくなる。

        38
      • たむごん
      • 2024年 2月 15日

      ウクライナが、2022年3月に停戦交渉を蹴ったのは、良かったのか考えてしまいますね。

      早期停戦は、ロシアが有利になると一般的に言われていましたが、今の実体を見れば本当なのかと…。

      ウクライナの防衛陣地・防衛線を見れば、防衛線を整備する時間を稼げたため、ウクライナの方が早期停戦の恩恵は大きかったと考えています(結果論になってしまいますが)。

      32
    • ポンポコ
    • 2024年 2月 15日

    増援されたのは、第3突撃旅団のことかな?

    だとしたら、それほど強力な旅団ではないと思う。
    わりと新設の旅団で最初は人員は揃っていたけど、バフムト南のクリシチュウカ攻略に投入されて、それをずっとやっていて、かなり損失した。それで、最近は補充再編していたと思う。

    この旅団の特徴は、動画による宣伝に力を入れている点です。また、名前にアゾフがついているけど、実体は普通の旅団です。補充がどれくらいできているか、それによると思います。

    33
      • ヤギ
      • 2024年 2月 15日

      名前にアゾフがついているせいでドネツク人民共和国軍への投降はできなくなりますね。彼らのアゾフへの怨念は凄まじいでしょうね。
      投降を防ぐためにあえてアゾフを称しているのでしょうかね?

      32
      • paxai
      • 2024年 2月 15日

      司令官がね・・・アゾフ大隊の創設者兼司令官ですし。

      19
        • TKT
        • 2024年 2月 15日

        まさにこの戦争は、
        「アゾフに始まって、アゾフで終わる」
        マリウポリのアゾフ連隊が始まりで、アウディイウカのアゾフ旅団で終わるという宿命、あるいは因縁ということでしょうか。

        実際、ロシア軍の戦争目的は本当にアゾフという組織の壊滅だったかもしれませんし、こうなるのも単なる偶然ではなく必然的な結果かもしれません。

        34
          • ヒュー
          • 2024年 2月 16日

          プーチンが「近いうちに停戦は実現する」と言ってましたがそういうことですかね。
          アゾフ連隊も祖国の為に散って名誉の戦死という形にぐらいはしてやるでしょう。
          あまりに出来すぎた臭い筋書き過ぎて無いと思いますが。

          9
          •     
          • 2024年 2月 16日

          >実際、ロシア軍の戦争目的は本当にアゾフという組織の壊滅だったかも

          本当にそうなら捕虜をホイホイ返さないでしょう…

          5
    • 命を大事に
    • 2024年 2月 15日

    事実上の撤退支援だと思われますが
    コークス工場あたりの兵士は撤退できたのかな

    市の南端にいる兵士は・・・自活自戦 永久抗戦ですかね

    11
    • Easy
    • 2024年 2月 15日

    増援のタイミングがいくら何でも遅すぎるかと・・・
    確かにアウディーウカ要塞は1:7でも持ち堪えるほどの堅牢な要塞「だった」わけですが。
    要塞が半壊してから1個旅団を入れても火消しになりません。
    どうせ送るなら3ヶ月前に増援で送っておけば全く状況が違ったと思いますが。

    25
    • 歴史と貧困
    • 2024年 2月 15日

    戦争に無理難題はつきものとはいえ、「7個旅団」の敵が包囲しており、市内の補給路も断たれた状態の最前線へ1個旅団で増援に行けというのは、初めから結果が見えている。

    戦力の逐次投入は愚の骨頂、というのは万国共通ではなかったのだろうか。

    25
      • クル
      • 2024年 2月 15日

      撤退支援だとしたらこんなもんじゃないすかね
      到着タイミング的に昨日今日出発したわけじゃなかろうし
      まああまりにタイミング最悪で包囲閉じられたもんで情報抜かれてて持ちこたえてるように演出してただけで包囲の外に到着するように誘導された可能性ありますけど

      21
        • ras
        • 2024年 2月 15日

        実際状況の変動が大方の予想より圧倒的に早いですからね。
        ロシア軍も増援を察知して戦力投入を早めたのでしょうか……いや、ここまで大規模な戦闘が起きてたのに増援がなかったのが異常で、単純にロシア軍はその脆弱性をついたとみるべきですかね

        16
      • hiroさん
      • 2024年 2月 15日

      各国の教科書には戦力の逐次投入の愚は明記されているものの、様々な戦史は戦力の逐次投入を物語っている。
      ウクライナも百も承知で行う理由があるのでしょう。
      その理由が恐ろしいが。

      15
    • 理想はこの翼では届かない
    • 2024年 2月 15日

    問題は滑空爆弾や火砲による火力の差を乗り越えることができるかどうかですが、どうなんでしょうね?
    ところで、第3強襲旅団はどこから引き抜かれて来たんでしょ?予備戦力枠?

    7
      •  
      • 2024年 2月 15日

      バフムトで1年戦って損耗が激しく戦闘不能になったから2か月前に撤退して新兵を補充し訓練中だったのを、訓練を中断して前線に呼び戻された。

      25
        • 2024年 2月 15日

        となると訓練途中の新兵だらけの部隊って事に…
        そんなんで大丈夫なんですかね?

        6
          •  
          • 2024年 2月 15日

          ただ若い志願兵が中心だからやる気と体力はある。
          街中で拉致られた中年兵士と違って

          6
            • 歴史と貧困
            • 2024年 2月 15日

            やる気と体力はあっても、兵器と砲弾と弾薬が枯渇している。
            そして、若い志願兵は一人死ねば、これから30年はあったはずの労働人口が消えていきます。
            若い命が無価値な戦場に消えていくのは、まるで太平洋戦争末期の特攻のようです。

            なぜウクライナは、大日本帝国と同じ真似ばかりするのだろう。
            そしてなぜ今の日本人は、過去の罪のような姿を応援したのだろう。

            徹底抗戦を叫んで最後にはロシア(ソ連)に圧殺されるというところまで、倣う必要もないのに。

            7
            • 名無し
            • 2024年 2月 16日

            そんなやる気と体力あるなら、ちゃんと訓練完了してからにすればいいのに…
            まあ、それだけ余裕がないんでしょうけど。

            4
    • 名無し
    • 2024年 2月 15日

    フォーブス名物axe先生すら陥落の二文字を使い出した時点で駄目だと思ってる

    34
      • MarkⅡ
      • 2024年 2月 15日

      第3独立強襲旅団って数日前に演習場でクラスター弾頭型のイスカンデル食らった部隊か、
      負傷者数百人と言われてたけどまだ戦えそうだな
      ウクライナに二つしかない強襲旅団で、M1戦車を有する攻撃型の師団で、広報宣伝にも
      力を入れてるらしいので色々情報出てきそう、特にM1は奥に引っ込んでてまともに
      運用されてないのでどうなるか興味深い

      8
      • ななしびと
      • 2024年 2月 15日

      フォーブス記事内で他の専門家の言を引用して語らせてましたね。

      「理屈で言えば、局所的な攻勢はロシア軍への圧力を維持し、ロシア軍の行動の自由を制約することになるが、実際はウクライナ軍の戦闘力の再建に支障をきたしかねない」とも警告している。
      ウクライナ軍の貴重な強襲旅団がアウジーイウカに介入 「積極防御」実践 David Axe

      実際これで防御拠点として機能しなくなりつつあるアウディイウカで撤退援護以上に突っ込んだ真似したらせっかく再建した旅団をつぶしてしまうだけなんで。
      流石にゼレンスキーもシルスキーも分かってはいるだろう…いるはずだ、なんですが…

      12
        • MarkⅡ
        • 2024年 2月 16日

        おそらくザルジニーは分かってて止めてた、でも政治的に陥落したら
        ヤバいのでゼレがシルスキーに厳命した、そういう流れかと
        そうでもなきゃ流石にこのタイミングの増援は意味不明過ぎる。

        6
      • 2024年 2月 15日

      デビットはアウディーウカの絶望的の戦況でも戦車のキルレート13とか主張していた。

      19
    • TKT
    • 2024年 2月 15日

    まあこのアウディイウカの土壇場の窮地で投入されるのが、ナショナル・コーの党首で、白い酋長と呼ばれ、アメリカの国務相からも極右と認定され、著書でウクライナの民族浄化を主張していた
    「アンドリ―・ビレツキー」
    が旅団長の第3独立強襲旅団、新編アゾフ旅団というのは、ロシア軍、ロシア政府としても政治的に非常にわかりやすい展開で、ある意味で願ったり、叶ったりというところではないでしょうか。

    アンドリー・ビレツキーが旅団長のアゾフ旅団といえば、前線で戦うロシア兵にとっても面倒くさい説明や理由は必要ありません。
    「やっぱりそうだったんだ~!」
    という感じでしょう。アメリカ製兵器で武装したネオナチ機械化旅団というのは、子供でもわかるマンガのような図式です。エイブラムス戦車が武装SSのマークなどをつけて反撃でもしたら、まったく凄いインパクトの絵面です。

    28
    • 月桃
    • 2024年 2月 15日

    なんやねん英雄主義って
    ゼレンスキーは英雄連呼しすぎて気持ち悪い。自爆テロのジハード天国や、北朝鮮に通じるものがある
    特攻隊員の英霊みたいなもんか?

    35
      • 名無し
      • 2024年 2月 15日

      ソ連国防人民委員令第227号の「一歩も下がるな(下がれない)」を更にカッコつけて言ってるだけかと

      10
      • 歴史と貧困
      • 2024年 2月 15日

      後はここ数年だと、「歴史的合意」だとか、「異次元の予算」だとかですかね。
      どうにも西側諸国揃って、具体的な数字じゃなくて精神論じみた表現ばかりをするようになった印象があります。

      まあ、経済の実態が公表できないほど悪い箇所がいくらでもあるからでしょうけど。

      34
      • T.T
      • 2024年 2月 15日

      エラン・ヴィタールみたいな物かな・・・

      2
      •     
      • 2024年 2月 16日

      まずゼレンスキーの発言ではないです

      1
    • 朴秀
    • 2024年 2月 15日

    逆転するには兵両区が少なすぎるし投入が遅すぎる気がします
    撤退支援用でしょうけど役に立つんでしょうか?

    12
      • 歴史と貧困
      • 2024年 2月 15日

      アウディーイウカからの撤退に限れば、ほんの僅かでも上向きの効果はあるのだと思います。
      その代わり、別のところで問題は噴き出し、総合的にはマイナスかと(アウディーイウカに拘ることそのものが)。本質的に借金のじみた問題の先送りになってしまう。

      9
      •  
      • 2024年 2月 15日

      現場からの報告が次々と上がってきてるけどウクライナも生存を賭けた死にものぐるいの抵抗をしてるのでロシアもまだまだ楽観できるような状態でもないみたい。
      もはや戦況がひっくり返ることはないにしてもロシア側の損失も多く発生する可能性はある。

      8
    • jiro.siwaku
    • 2024年 2月 15日

    どうにも気懸りなので、記録のために投稿しておくことにした。

    誰がどう見ても現状の流れは変えられそうにないが
    だからと言って諦めないのが今回の戦争を遂行している勢力。
    何が何でも現状の流れを変えようとするだろう。
    そのためにはブキャの虐殺を上回るイベントとプロパガンダが必要。

    ネオコン・ヌーランド的な悪魔思考で考えるならば
    それは「戦術核の使用」だ。
    アウディーイウカ陥落時に増援部隊が持ち込んだ戦術核を爆破させ
    ロシアが核を使用したとプロパガンダする。
    ロシアが核を使ったぞ!第三次世界大戦になる!と一気に流れを変える。

    このショック・ドクトリンで米議会はあっさりとウクライナ支援予算を可決。
    反核平和を標榜する岸田もバイデンに言われたとおりに十数兆円の支援を確約。

    各国の軍関係者はロシアが核を使用していないことは分かっているが
    核を使ったエスカレーションをしてでもウクライナ戦争を継続するという
    米英のこれ以上はない強い戦争継続の意思表明の前には沈黙せざるを得ない。

    米国防総省のサイトで戦術核爆弾を在英米軍基地に再配備すると告知されている。
    冷戦終結以来撤去していたが急に再配備すると。冷戦時代の古い戦術核爆弾を。

    カールソンとのインタビューでプーチンは交渉による解決を強調していた。
    好戦的なスタンスはなく、エスカレーションなど考えられないアピールだった。
    また最近の東欧諸国で農民を使った国境検問封鎖による物流の阻害活動。
    これは核の持ち込みを妨害・抗議するために「やらせている」のかもしれない。
    ウクライナでの核使用など近隣国にとっては絶対に避けたい事態だからだ。

    誰が見ても効果に疑問符が付く今回の増援。
    しかし「詳しく述べられないものの強力な部隊だ」と
    使えるだけ使い潰して用済みなったら平気で切り捨てる。
    これはネオコン・ヌーランドがこれまで繰り返しやってきたことだ。
    アウディーイウカを死守していたウクライナ兵士すらも
    自爆核爆発で滅殺させようが、顔色一つ変えないだろう。
    それで現状の流れを変えて、日米から莫大な戦争遂行予算を確保できるならば。

    ユングによれば、悪に対処する上で最も決定的に重要なステップの1つは、「悪に対する想像力」
    悪への想像力は、悪に対処することを助けることができるもの
    悪(の立場側)は人の想像力を抑制し、最終的に破壊しようとする
    「仕向けられた悪が、自分の想像内にあるのなら、その悪に対処できる」
    良い時代に生きているなら良い観念だけで十分だが、
    悪い時代に生きている時には、良い観念だけでは対抗しきれない。

    8
      • 名無し
      • 2024年 2月 16日

      何で名前変えるんスカ?

      1
      •     
      • 2024年 2月 16日

      ブログの開設をお勧めします。

      10
      • kitty
      • 2024年 2月 16日

      核爆弾ってfalloutの分析で産地が分かるんですよ。
      三流仮想戦記でももう少し考証しています。

      2
    • 傍観者
    • 2024年 2月 15日

    飛んで火にいる夏の虫。ザルジニーはアゾフ系と接近していたらしい。ゼレンスキーは自分を脅かしそうなザルジニーのバックのアゾフを墓場に送りたいのかもしれない。ウクライナ系のミルブログガーも”防衛作戦を強化するために突撃部隊を作戦環境に追い込むというこのような作戦の便宜性は極めて奇妙に見える。”と書いている。

    19
      • あああ
      • 2024年 2月 15日

      ゼレンスキーは元々コメディアンでありイデオロギー的な背景がなくロシアの侵攻にビビって交渉を試みたが、ネオナチのアゾフ(ザルジニーー含む)がゼレンスキーを脅して戦争を続けさせているという見方をこの戦争の初期に田中宇が紹介していました。
      世評とは異なり、ゼレンスキーは本気でロシアとの交渉をしたくても、アゾフによって妨害されている(しかもその責任はゼレンスキーが被らされている)という可能性は十分あります。
      ザルジニーはあくまで軍事専門家として戦線の後退をしたいが戦争そのものは続けたい(だから次はイギリス大使)、ゼレンスキーは死守命令を連発することでウクライナの継戦能力を削いでいますが、これは終戦が近づいているとも言えます。
      もちろん、ここまでウクライナ国民を死なせた挙句に敗戦に近い形での交渉となればゼレンスキーの地位どころか命が危ういわけです。
      しかし、ゼレンスキーが実は和平派であるという視点を持ってみると色々面白く、彼は外野が想像しているのとは別の綱渡りをしている可能性があります。

      11
        • T.T
        • 2024年 2月 16日

        なるほど、面白い見方ですね。
        日本の敗戦の時も、軍を諦めさせる為に継戦能力を奪う必要があったって話が有りました。似たような話だとすると全然話が違ってきますね。

        2
    • 無名
    • 2024年 2月 15日

    撤退の時間稼ぎのためでしょうけど、アウディーイウカ南側で110旅団の歩兵部隊に反撃させたけど撃退されたって情報もありますね。
    まだ全部の110機械化旅団の兵士がアウディーイウカを離れられた訳ではないようです。

    13
      • MarkⅡ
      • 2024年 2月 15日

      以前、追加動員50万と言う話があったけど、現状見てると
      1年以内に追加動員100万、主力戦車2000両、装甲車5000両、砲弾300万発
      ぐらいないとクリミアどころか東部4州の解放すら怪しく思える。

      今のロシア軍はそれぐらい洗練されてるように見える。

      12
        • 名無し
        • 2024年 2月 15日

        つまり無理という事だ

        13
          • MarkⅡ
          • 2024年 2月 16日

          まあ、力攻めだとそうなりますよね
          ステルス戦闘機等の先進的な戦力が無い限り、地雷、対戦車陣地、砲兵、航空戦力、全部が玉切れにならない限り突破は不可能だと思います。

          3
    • 名無し
    • 2024年 2月 15日

    色んな方位から押し寄せるロシア軍とロシア軍の火力投射を受けるとか嫌過ぎる

    25
    • nmb
    • 2024年 2月 15日

    第3旅団のアウディーウカ投入は、実際に第3旅団にロシア軍を食い止めさせるという実践的な目的よりもむしろ、侵略者であるロシア軍に対して諦めずに最後まで祖国を守る為に戦い続けるウクライナ軍という英雄像を世界に見せつけるPR目的の方を重視しているように思えますね。

    第3旅団はウクライナ軍の中でも、とりわけメディア向けのPR戦略に力を入れているようで、メディアに流れる第3旅団の写真はいつもクオリティが高いですし、前線での戦闘動画、戦果誇示の動画も豊富かつ編集に力が入っていてyoutubeでの再生回数もとても多いです。日本のメディアでも第3旅団の動画を目にしますし、インタビューも受けています。総じて大衆の感情に訴えかけ、ウクライナに対する同情と応援の気持ちを鼓舞することに長けていると感じます。(『戦争広告代理店』に見られるようなPR会社が関与している気がします。)

    今更何をしてもアウディーウカ陥落は時間の問題だということはウクライナ側も流石に理解しているでしょう。もし本当にウクライナ上層部がアウディーウカでロシア軍を押し返すことを望んでいるならば、1年ほどのバフムトの戦いで相当に消耗して現在人員と装備を再編成しているはずの第3旅団を向かわせるのは得策ではないはずです。

    このまま教科書通りに撤退して、なし崩し的にアウディーウカが陥落されるという失態を晒すよりは、最後まで英雄的に抗う勇姿を見せつけることで世論の感情に訴えかける方が西側のウクライナ支援の流れを途切れさせない為になるいう魂胆ではないでしょうか。そう考えるとPR戦略に長けていおり、ネオナチのアゾフが母体でウクライナ軍の中でも戦意、士気の高さは随一の第3旅団はうってつけの役回りです。

    振り返るとマリウポリ(当時はアゾフでしたが)やバフムトでも既に第3旅団は最後まで抗う勇姿を見せつけるPR手法を実践済みなので、アウディーウカでも再現するつもりだと思いますね。(と言っても実際の戦闘は民族主義の上層部が動員間も無い兵士達の尻を叩いてやらせていると思いますが)

    16
      • 歴史と貧困
      • 2024年 2月 15日

      問題の根底は、もう西側の民衆の誰もが、ウクライナになんて興味ないことだと思います。日本でも一般テレビニュースでは流れもしません。
      コロナ騒ぎも、2年で飽きましたからね。 大衆は熱しやすく冷めやすい。

      17
        • 理想はこの翼では届かない
        • 2024年 2月 16日

        西側諸国、特にアメリカの関心の度合いで言えばイスラエルが大虐殺をやらかさないかどうかのほうが遥かに関心が高いですね
        イスラエル支援も含めた予算案を通そうとしている時に、停戦交渉を打ち切ってラファを攻撃すると宣言しだしたイスラエルの動きに頭抱えてるんじゃないですかね
        ラファを全面攻撃して大虐殺やっちゃったら、とてもじゃないですが支援予算を通せなくなると思いますし

        9
          • ras
          • 2024年 2月 16日

          予算案、ジョンソンによって正式に取り下げられて3月まで議会休会に入りましたね
          イスラエル派も多い共和党のはずですが、思い切ってトランプ主義を通すようです
          これはやはりさらに数か月の長期戦を見越すべきでしょうね

          7
    • Artillery
    • 2024年 2月 16日

    インダストリアル・プロスペクト通りを越えた突破口が拡大しつつあり、もうほとんど完全包囲が成立していると言っても良い状況だ。
    すぐに突破口に対して適切な反撃をしなければ本当に大量の降伏者を出すことになるが…第3独立強襲旅団では役者不足なのだろうか。
    いくらなんでも色々と判断が遅すぎると言うほかない。

    5
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