Washington Postは17日「ロシア軍のハルキウ突破はウクライナ軍の兵士不足だけが原因ではない」と報じており、ロシア軍は5月10日に電子妨害でStarlinkの通信を遮断、第125旅団の指揮官は「敵の動きが完全に見えなくなった」と証言している。
参考:Front, weapons, personnel rotations and peace: Zelenskyy’s key statements from meeting with media
参考:Сирський: Росіяни на Харківщині розширили зону бойових дій на 70 км
参考:Про 125 ОБрТрО та вклад бійців в утриманні ділянки Глибоке-Зелене
参考:Second Russian invasion of Kharkiv caught Ukraine unprepared
ロシア軍の優勢性を緩和するは砲弾不足や兵士不足以外の問題にも対処しなければならないのだろう
ゼレンスキー大統領はジャーナリストとの会見の中「この数年の戦争で初めて全旅団から『砲弾がない』と不満を言われなくなった」「(砲弾不足が解消された)状況は約2ヶ月間ほど続いている」と明かし、ロシア軍にハルキウ方面の突破を許した要因の1つに「適切な西側製防空システムの欠如=滑空爆弾の使用」を挙げたが、シルスキー総司令官は異なる要因を指摘した。
シルスキー総司令官は「ロシア軍はハルキウ方面における我々のローテーションに気づき、予定よりも早く攻撃を仕掛けてきたが防衛(第1防衛ライン)を突破出来なかった。我々は厳しい戦いが待ち受けていることを理解しているし、それに敵も備えている」と言及、アウディーイウカ方面オチェレティネ方向の突破も「ローテーションのタイミングを狙われた」と言われており、ハルキウ方面の突破も「ロシア軍がローテーションのタイミングを狙って攻撃を仕掛けた」と言いたいのだろう。
DEEP STATEはハルキウ方面の突破を許した要因に「第125領土防衛旅団の司令部が兵士らの報告を無視した」「部隊間の協調能力が欠如していた」「国境に近い地域ではロシア軍の砲撃で陣地強化が進まなかった」と述べ、以下のように問題点を報告している。
“第125旅団は2023年夏頃にルクヤンツィ方向に配備され、2024年に入ってロシア軍が砲撃を強化し、国境沿いのグレーゾーン(双方約5km)を積極的に占領し始めたため、直ぐに状況を旅団司令部に報告したものの砲兵部隊は何の行動も起こさなかった。5月に入るとロシア軍は国境沿いのソルンツェフカに集結し始め、7日にはウクライナ領のピルナ周辺でロシア軍の存在が確認されたにも関わらず、旅団司令部はピルナの脅威を無視しロシア領内の検問所を攻撃し続けた”
“8日にピルナ周辺で歩兵同士の交戦が発生して砲兵が機能し始めたが、我々の陣地近くに迫っていたロシア軍への砲撃結果は芳しくなかった。ロシア軍は9日までにピルナ周辺で活発に活動を始め、我々は部隊間の協調性が欠けていたため砲兵が十分な効果を発揮出来ず、逆にロシア軍はロケット弾で旅団の陣地を攻撃してきた。そして10日に本格的な攻撃が開始され国境沿いの陣地から後退を余儀なくされた”
“確かに特定の部隊(独立小銃大隊や予備中隊)が後退を余儀なくされたが、これらは書類上「戦闘グループ」として扱われても体力的に問題のある人間や引退した人間で一杯だった。逆に第125旅団の主力部隊は抵抗を続けて戦線崩壊を防ぎ、予備戦力が到着するまで時間を稼ぐことに成功した。彼らは圧倒的な敵に対して全力を尽くした。我々は軍上層部が兵士の貢献を適切に評価し、過失に対して厳しい責任を負うこと期待している”
さらにWashington Postも17日「ロシア軍のハルキウ方面における成功はウクライナ軍の兵士不足だけが原因ではない」「ウクライナ軍も敵が賢くなり、特に電子戦分野の技術的進歩に適応してきたと渋々認めた」と報じている。
“第125旅団はハルキウ方面の国境地帯をドローンで毎日監視してきたが、ロシア軍の電子妨害で5月10日に全ての映像通信が遮断された。ウクライナ軍の通信を支えるStarlinkが機能を失い、同旅団のドローン部隊を率いる指揮官は「敵の動きが完全に見えなくなったことが最大の問題だった。そのため無線か機能している電話でしか状況把握や連絡がとれなくなった」と述べ、ロシア軍はウクライナ軍の脆弱な瞬間を利用してハルキウ方面に攻撃を仕掛けたのだ”
“さらに指揮官は「国境地帯に配備されたロシア軍が日々増強されているのを見ても、政府や軍上層部が協調するような要塞化された防衛ラインを殆ど構築できなかった。この地域の土壌は非常に固いため陣地を建設するには掘削機などの重機が不可欠だったが、ドローンで常に監視していたため重機で作業をすれば直ぐに破壊されるのは目に見えていた。そのため重機による陣地建設を諦め夜中にシャベルで塹壕を掘っていた。もし大砲や砲弾があれば我々を守ってくれたかもしれないが、結局全ての作業が無駄になってしまった」と述べた”
“ロシア軍のハルキウ方面における攻勢規模や意図は依然として不明瞭だが、この突破はウクライナ軍に予備戦力の投入を強制している。最も注目すべきはロシアがハルキウ方面で作戦を行うのにドネツク方面から戦力を転用していない点で、逆にウクライナ軍はハルキウ方面を救援するためドネツク方面を含む複数の戦線から戦力を抽出している”
恐らくロシア軍にハルキウ方面の突破を許した要因は複数存在し、ロシア軍の優勢性を緩和するは砲弾不足や兵士不足以外の問題にも対処しなければならないのだろう。
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※アイキャッチ画像の出典:СИРСЬКИЙ
ハリコフ再侵攻成功の理由はここで言われているように色々あるのでしょうが、一方でISWやその所属メンバーはウクライナ軍が西側諸国から提供された兵器群で軍事目標を攻撃できないように西側が縛りを与えているからだとして、ロシア国内への自由攻撃を積極的に行わせ「聖域」を消し去らなければならないツイートし、それに海外のウクライナ支持者の面々が同意してアメリカや西側諸国をボロクソにけなして叩いているのを見て頭が痛くなりましたね…
そもそも供与兵器は長距離ミサイルより防空兵器や地上戦用兵器が遥かに多い上に、そうでなくとも自爆ドローン攻撃やロシア領内砲撃やらロシア人部隊による越境攻撃やら行っていましたし、さらに許可しようがしまいが与えてきた兵器数的にロシア国内を攻撃してもてんで足りないことに加えさらに火に油を注ぐだけで、それよりも危機的な東部や南部の前線や支配地域の後方を何とかしなければならないでしょうに…
一方で元BBC記者のレオニード・ラゴジン氏はチャシブ・ヤールの前線で戦う軍人が運営しているというウクライナで人気の軍事ブログ「バフムートの悪魔」がISWに関して「このパラレルリアリティからの分析は馬鹿げている。これを引用することで、あなた方は自らを馬鹿にしている。そこには現実と一致するものは何一つない。まったく何もない」としてジャーナリストらにISWを信頼できる情報源とみなさないよう求めており、同様にDEEPSTATEもISWを憎んでいるとツイートしていましたが、まあそうなりますわね…
※管理人様、お手数をお掛けして大変申し訳ございませんが許可待ちのコメント削除をお願いいたします
自分個人としては文章中の蔑称連呼が目に余るのでその点は正直良不快極まりないけど、苦境でもなるべく正確な戦況分析を心掛けている点は評価しているDeepState始め、ウクライナのOSINTとか軍事ブロガーだったり一部のメディア・ジャーナリストがなるべく前線の苦境や腐敗・汚職を報告して何とかしなけらばならないと訴えたり軍上層部や政府を批判している中で、去年夏の反攻で最初のラインに到達しただけで最終防衛線に到達と書いたり、アウディーイウカ喪失で戦略的に無価値なのでロシア軍は残念でした~と最後まで抗戦したウクライナ兵まで侮辱するような発言してたし、そりゃ安全な遥か彼方から無責任で適当な事書き連ねてたらまともなウクライナ人や前線の兵士は憎しみ募らせるでしょうよ
結局のところ本質は(アメリカにとって都合のいいように解釈して分析する)戦争研究所だったという
米露のお互いの領土内を攻撃させないというのは、キューバ危機から続く紳士協定みたいなもんだからバイデンであろうが無かろうが、アメリカが政策を転換することはないと思うがな。
アメリカに差し迫った脅威があるわけでもないのに。
ロシアが直接的な軍事行動による報復をしてくることはないだろうが、北に対してアメリカ領を狙えるミサイル技術の供与などで報復してくるリスクは充分に予想される。
仰る通りです。
ISWは、政治的な立場・寄付者の立場に強く影響を受けすぎて、どちらかと言えば宣伝機関に近い印象があります。
戦争研究所という和訳が、日本国内でも強い影響を与えているのかもしれません。
『ネオコンのバックボーン』と注釈があれば、一般的な見方が変わるかもしれませんね。
> チャシブ・ヤールの前線で戦う軍人が運営しているというウクライナで人気の軍事ブログ「バフムートの悪魔」がISWに関して「このパラレルリアリティからの分析は馬鹿げている。これを引用することで、あなた方は自らを馬鹿にしている。そこには現実と一致するものは何一つない。まったく何もない」としてジャーナリストらにISWを信頼できる情報源とみなさないよう求めており、同様にDEEPSTATEもISWを憎んでいるとツイートしていましたが、まあそうなりますわね…
この批判の根拠はなんなんですか?
明確なウクライナ側(ウクライナ人)からしたら、自分たちと同じ熱量・ロシアへの敵意を共有してくれない組織への八つ当たりという側面もありそうなのでISWのどこを批判しているのかが知りたいところ
>危機的な東部や南部の前線や支配地域の後方を何とかしなければならないでしょうに…
ISWの発言はこれに対処しろという話でしょ
西側はウクライナにロシア領内の攻撃を禁止してた(からロシア人部隊による越境ぐらいしかしてこなかった)し、占領地の奥にある拠点を叩ける兵器も渡さなかったからロシアを有利にしたという指摘
(英のストームシャドウはクリミアに届いたけど弾頭のせいか黒海艦隊とクリミア大橋への攻撃程度の利用にとどまる/去年までのATACMSはクリミアを狙えなかった)
今年に入ってからウクライナ軍によるロシア領内の攻撃が大規模行われてるけど、それは西側に配慮できないほど状況が切羽詰まってるってことかと
そのISWの言う対処を行ったり西側への配慮を取っ払った結果が発電所とかダムの破壊といった苛烈な報復でよりウクライナの状況が悪化しているんでしょうに
妙にウクライナ側の連携が取れてないように見えたのはこれが原因だったんですね。
プーチンは今次のハリコフ攻勢は都市の占領を目指すものではなく、ベルゴロド攻撃に対応するもので緩衝地帯の設置が目的だと述べた。同時にメドベージェフは西側が長距離兵器をキエフに与えれば緩衝地帯は西ウクライナはおろかポーランド国境に近づくあるいはポーランド国境を超える可能性まである。加えて非戦略核兵器というのは様々で広島・長崎型を超える威力のものまであると述べた。
戦略核兵器の使用は大統領の権限だが、非戦略核兵器というのは一旦配備されると現場の司令官の判断で使用される性質のものと言われ核兵器の使用の敷居が一段と低くなる。プーチンは最初からNATOの公式介入には核戦争で対応すると宣言している。
第二次大戦のバルバロッサのようにロシア西部を蹂躙させるような事は2度とさせない。というのがソ連=露を通じた不動の国是。露にとってNATOは第二次大戦のナチスドイツ軍(ヨーロッパ大陸軍)+米英軍という事になる。ウクライナへのNATO軍配備はまさに露の存亡の時。それを防ぐあるいは、その時期に使用しなければ核兵器を持っている意味は全くない。その時のために国民生活を犠牲にしてまで数千発の核兵器を用意してきたのだ。
甘っちょろいISW=ヌーランドなどに代表される東欧出身のネオコン達が露の本性を見誤って全西側を率いて壊滅的なウクライナ戦争に繋がった。
昔の政治家はソ連=露の国是をよく理解していた。日本でも中曽根元首相なども反ソ連政策に加担しつつもハッキリ理解していた。今日本でマスコミを通じて国民に流される「専門家」の見解は無知の極み。あるいは自らの個人的な利益のために露=侵略国=悪魔という小学生なみの単純化された図式を前提にしている。これは極めて危険な事だ。
実質中露同盟は固まっている。ウクライナ戦争は金融経済と実体経済の戦いという側面も色濃く見せている。戦時の金融経済の脆さ実体経済の強靭さ、GDPと国力は違うということ、いろいろな事を教えてくれる。
いずれにせよ当初から存亡をかけ核戦争覚悟の露に対してウクライナには勝ち目はない。兵器と資金の供給はウクライナ人の被害を増すだけだ。西側は参戦する気もないくせに正義ぶって戦争を長引かせるべきではない。
>戦時の金融経済の脆さ実体経済の強靭さ、GDPと国力は違うということ
これに関しては政治家というより経済学者が悪いんだけどね
圧倒的主流の新古典派経済学では市場での交換価値が同じなら財の実質的な性質の違いつまり使用価値が異なっても等価とみなすから(簡単な例えで言うと経済学的では靴やバッグを作ってる国も半導体やミサイルや戦闘機を作ってる国も生み出してる市場での交換価値の総額が同じなら同等の国力を持っているとみなす
まあ、大昔の戦前には使用価値を重視する立場も一部にあったけど戦後に経済学が新古典派に統一されていく過程でそういう見方は完全になくなったから今でも経済学はそういう発想から抜けられない上に
新古典派経済学者は国家による市場への介入が大嫌いで産業政策に類するものにめちゃくちゃ反対するから余計に政治家や官僚はそういう政策を取りづらくなってる
というか、経済学を齧ったことがない政治家は自分の政策アドバイザーの経済学者がそういう発想で助言をしてるということにも気づいてないかもしれない
まあ、最近はアメリカでもマルコ・ルビオ議員みたいに市場原理主義に反対して製造業を再建するために産業政策の導入を訴えてる人も出てきてるけどね
一度便利な他責理由を使えてしまうと、根本原因からに目を向けずにすむので乱用されるんでしょうね。
今回の件の根本原因は汚職と人員不足だと思うんですが、ウクライナとしてはそれを指摘すると自らに批判が来てしまうので
西側の援助が遅い・足りないので砲弾も防空火器も足りないせいで負けたとある意味責任転嫁するわけですね。
もちろんウクライナが指摘する件も要因なのでしょうが、あまりにも自分以外に原因を求めすぎていると感じます。
最近の支援国への発言を見ていると、”我々は西側の為に戦ってやっているのだから、無限の援助は当然出し少々の中抜きは許容されるべき”という意識があるのではと邪推してしまいます。
この前の記事にありました、”支援国から提供された車両は故障しても修理はしなかった。すぐ代わりが提供されたと思ったからだ。”という証言がありましたし。
自由を守る為の正義の戦いという美辞麗句を繰り返してきた結果それをウクライナ人自身が信じ込んでしまっているのが原因かと
確かにそういった側面も幾分あることは否定はできないのですがまず第一に考えるべきはロシアの侵略を受けたウクライナを同盟を結んでいたでもない無関係な国が支援してあげているという事実
そこから目を逸らして諸外国に自分たちを支援する義務があるかのようなことを言い出すのは身勝手の極みとしか映りませんよね
ロシアがStarlinkやGPS砲弾に対抗できるようになったように、ウクライナもロシアの電子妨害に対抗できるようにならないと、戦争に負ける。
電子妨害に対抗といっても、安くたくさん作れるアンテナをドローンで壊しまくるぐらいしかないので、なかなかつらい。
ロシアのように、砲弾で耕すということもウクライナ側は難しいし。クラスター砲弾が大量にあればいいのだが。
そこで対電子妨害ドローンを作って、電波が出てくる方に飛んで行って、自爆攻撃する。
もちろん敵は電波を出し続けたらドローンを引き寄せるのはわかっているがら、定期的に送信アンテナを切り替えるだろう。
そこで、電波が途切れたら、光学モードに切り替えて画像認識で、電波の出ていないアンテナや、電子妨害装置本体を見つけるように徘徊して、発見したら突っ込む。
こういう安いAI向けチップは中国がRISC-VとAIチップという組み合わせで大量につくっている印象だが、アメリカもAI本家ではある。スマホ向けチップを流用すれば、安く作れそう。
商業的に考えてそんな採算取れなさそうな安い製品をアメリカ企業が作るメリットが無さそうなので無理では?
ドローンをアメリカ企業が作る必要はないよ。作ってもいいけど。
ソフトだけアメリカが作って、部品をウクライナが集めて組み立てればいい。
チップは既製品を買ってくるだけ。
ハードウェアに密接に関係するソフトウェア開発って、簡単じゃないですしコストが掛かるんですよ
どうにもハードウェア屋さんはソフトウェアはすぐにできるものとか、コピーできるんだからタダだろみたいな発想を押し付けてくるから本当に困る
実機テストもさせずに「ソフトまだー?」とかテスト用機材を1つしか用意せずに「テスト完了は今週末までね」とか(ry
わざわざ専用のドローンを作らずに。
電波源が判るなら、三角測量で位置をざっくり見つけて、通常のドローンで良いはず。
妨害装置の仕組みが判らないんだけど。スターリンクは衛星なので、電波の指向性が強く受信機に対して妨害するのが適切とは思えない。地上の受信機よりも数百キロ上空のスターリンクの衛星自身に地上から電波をぶつけているのかもしれない。 そうなると前線ではなく、ロシア領内数百キロ内部だったりして。小型ドローンじゃ無理だね。
2年間あると、いろいろ研究開発して対策をしてくるな。裏に中国が居そうだけど。
ロシアはイラクとは違うのだよ。イラクとは。
元々Starlinkはイーロンマスクの民間通信システムですからロシア位の技術力が
あれば妨害されるでしょう。通信衛星に比べ電子戦兵器の妨害電波は桁違いに強く
ウクライナ軍がStarlinkとドローン利用で初期に戦果を上げ頼り過ぎた結果敗退
所詮人工衛星の太陽光パネルから得られるエネルギーなんて知れてますからね
力こそパワー
人工衛星による通信システムが電子戦兵器でやられるのなら、確実な通信方式は有線方式かビームライディングぐらいになる。若しくはドローン同士を高指向性電磁波で中継するとか、プログラム若しくは簡易AIによる自立飛行で対抗できるかも。
スターリンク側でも対策をとっておりこういうのはイタチごっこなんですよ
ロシアが電子戦に対応したようにお互いに対抗策を繰り返す
戦争ってそういう事の繰り返しって事をご理解した方がよろしいかと
根本的に、民間「他所様にご迷惑のかからないように慎ましく」ですが。
軍事は「100%の敵意と殺意、法律よりも軍事的要請が上位、健康被害?何それ?」という世界です。
普通に競争したら民間に勝ち目は無いですよ。民間通信が100ミリワットでやってるフィールドに、業務用電子レンジ並の1500ワットの出力で妨害電波電波だすような軍事装置が相手になるわけなので。
スターリンク自身は、ソフトウェアアップデートが関の山ですが。そもそも、民間なんだからそこまでやる義理があるのか?という問題がある。ウクライナ戦争に軍用に使われている以上、破壊されても文句を言えるのだろうか。
アメリカ軍の衛星通信システムはキャパシティが足りなくて、民間の衛星を多用しているようですが。
ロシアは衛星攻撃技術を持っているわけで、どうするんでしょうね。
AWACS依存とか、通信衛星依存とか。GPS依存とか。兵器体系に頑強さが欠ける気がする。
相手側も相応の偽装を施してくるだろうに、画像認識だけで完全に自律的に攻撃するのは相当無理がある
何よりハイテク兵器なんて戦場に間に合わない
ここはロシア側がやっているように有線光ファイバの活用が有効
Starlinkや無線が使えないと困るのは敵側とて同じこと 電子戦は両軍の決定的な格差要因にはならない
敗因は敵と味方の格差にこそ見出すべき
防護陣地の構築不徹底と彼我の砲弾、兵力差以上の敗因は無いと思います
ハルキウにおける成功は今まで継続して戦争を続けているロシアの地力が理由でしかない気がする。戦争におけるウクライナの継続ダメージ、兵力の投入、各戦線の維持、対抗手段含めた戦術の変更、量産を断念した物や間近な物の採用、新装備開発や既存装備に手を加えるのに躊躇はない。
スターリンク含め通信の遮断、長距離攻撃の主力である榴弾砲にしてもGPS妨害での精密誘導阻害やアウトレンジ出来る装備は優位だったがドローン攻撃を恐れて継続した射撃が無理になっている。状況認識用のUAVは妨害によって使いづらい物になり制限がかけられた状況にある所もある。
敵情監視にしてもハイテクに頼りすぎたか教育不足のせいでアナログ的なやり方が出来ていない気はする。目視するにしても流れるように漠然と戦場を見ているだけで、見える景色に区切りを入れてとか1カ所1カ所注視して次に行くとか敵が居そうな箇所を考えていないとか地点指示にしても分かりやすい伝え方が出来ていない。指を使った簡易ミル測定とか出来てんのかね。
曖昧な情報で攻撃しているなら効果なんてたかがしれているし、修正射をするにしてものんびりしていたら攻撃されるし通信に問題抱えているならニアリアルタイムすら難しく、貴重な砲弾をその通りか予測して撃つしかないなら効果も減りそうで悪循環にはなっていそう。
私はこの、最前線の塹壕こもってる郷土防衛軍に責任丸ごと負わす発言がもの凄く嫌いなんだよね。
セベロドネツクからバハムート、アウディーウカもずっとそうだったけど
予備役中心の高齢兵で装備も貧弱で補給もまともにされない中で休息も無くひたすら頑張る郷土防衛軍に対して、
やれ勝手に撤退しただの不手際だ弱いだ、どんなけ押し付けんねんと思う訳ですわ。
開戦当初に故郷・地元を守りたいと志願して来た志願兵達があふれてて多くの人達が郷土防衛軍に流れてしまった結果、
首都キーウ北方への露軍撤退後になってから、勝手にゼレンスキーと議会が一昨年5月に郷土防衛軍を自州以外の最前線に配備しといてこうゆう言い様はずーっと納得いかないですわ。
同感です
必要な準備をしてこなかったゼレンスキーと軍上層部の無能が原因でしょう
兵隊に責任を押し付けたって何にもなりませんし今後の改善も期待できません
仰る通りであり、もの凄い共感します。
ウクライナの前線歩兵は、もの凄い頑張っているんですよね。
現場の責任として、社員・バイト・派遣社員・契約社員に、責任を丸投げしているような言い方を感じます。
ウクライナ政府・軍も、マスコミに下駄を履かされているわけで、何か特別なものではないんですよね。
我々が、社会人として1度は経験しているであろう、『上層部あるある・上司あるある』を見ているのでしょう。
確かにウクライナ軍の苦しい言い訳や自己弁護、責任転嫁にも聞こえますが、スターリンクの通信や、ドローンの映像送信や、GPS誘導の砲弾がロシア軍の妨害電波で麻痺するというのは、物理的、原理的にに十分あり得る話、前から十分に予想できる話であり、それを想定外というのが迂闊な話、甘い話なのです。
歩兵が妨害電波の出る小型の通信機をしょって、妨害電波でフラフラになった神風ドローンを散弾銃でクレー射撃よろしく撃ち落とす、というのも簡単で単純ですが物理的に可能な話です。
スターリンクやドローンがロシア軍の妨害電波で使えなくなるのをウクライナ軍のせいにするのはそれこそ責任転嫁とも言えます。我が国も陸上自衛隊も、ロシア軍の妨害電波で衛星通信やドローン、GPSが使えなくなることを十分想定して訓練を行うべきでしょう。
たとえば10式戦車の戦車同士の情報共有なども、ロシア軍の妨害電波ですぐに使えなく可能性もある、というのがすでに現実になりつつあるわけです。そうなるとやはり各戦車が自分の目で見て周囲の状況を判断する以外にありません。
まぁ、とりあえずウクライナとしてはどう終わらせたいんやろか。
全土奪還って勇ましいけど、既存の領土を守るのすらギリギリだし。
現実的な落とし所を探して欲しいわ。
ゼレンスキーは全領土奪還しか考えてないと思う。
プーチンは当初はウクライナ併合だっただろうけど、今となってはドンバスとメリトポリの併合で手を打つかもしれないね。
最近調子がいいから、欲を出してドニプロ川を国境線にすることを考えているかもしれないが。
結局、ゼレンスキーとプーチンの意思ではなく、アメリカがウクライナの全領土奪還に付き合うかどうかにかかっていると思う
まずはバイデンが大統領選挙で勝つかだな。
大統領選挙が終わらないと戦争の終わらせ方は決められない。
アメリカが最後まで付き合うなら、プーチンが死ぬか健康を害して権力を失った時点で、ロシアの上層部で権力闘争が発生するだろうから、ロシアは戦争継続できなくなるだろう。
そこで全占領地を返還を条件にロシアと終戦だな。
この前のナワリヌイといい、ロシア側は反プーチン派ですらも基本的にこの戦争自体はほぼ賛成一色なんだよな…
ナワリヌイは反戦デモ主導してたのに戦争賛成?
ナワリヌイ氏は一応今回の戦争には反対してた
とはいえ、2014年のクリミア併合は支持してたしウクライナ統合派だったのは事実だけども
落とし所はウクライナも西側も最初から言ってるでしょ
侵攻前の状態に戻せと
それが最低ラインだよ
西側軍隊での停戦監視団入れるとか付随の話もあるがとりあえずそれがないと話にならない
現実が見えているとは思えません。昨年6月4日から始まったウクライナ軍の反攻作戦はロシア軍の第1防衛ラインを破ることも出来ず16万人の損耗を出し惨敗しました。ロシア軍にとって東部戦線と比べると補給に難のある南部戦線ですら惨敗したのに東部戦線でロシア軍を1991年の国境まで追い払うことが可能だとお考えですか?ウクライナ軍の予備兵力は既に枯渇し防衛ラインすら中抜きされてろくすっぽ作られていない始末。この分では米国の新しい武器支援は決まりましたがブラックマーケットに出品される米国製武器が増えるだけではないかと思います。ウクライナ軍の東部戦線は既に戦線崩壊し南部戦線もロシア軍は攻勢に出てラボティーノを制圧しました。とても1991年の国境までロシア軍を追い払うことが可能だと思えません。現実を無視した理想論は憲法第9条と変わりません。
ゼレンスキーは防空ミサイルがないからハリコフ再侵攻を防げなかったとウクライナ軍の失態を棚上げしてNATOに責任転嫁した。
その後NATOから停戦交渉を勧めるような空気を感じる的な発言があった。
ゼレンスキーも馬鹿じゃないのだからNATO参戦以外でウクライナの勝ち筋がないのは承知。
だから最後の責任転嫁でNATOの武器、弾薬の供給が遅れ勝ち筋が無くなりNATOからの停戦圧力が高まり停戦しますと最後の責任転嫁をするのでは?
シルスキー総司令官、本件について、冷静に分析しており改善のプロセスを感じます。
ゼレンスキー大統領のように、スポンサー国を反射的に批判するよりは、余程いいでしょうね。
>…ロシア軍にハルキウ方面の突破を許した要因の1つに「適切な西側製防空システムの欠如=滑空爆弾の使用」を挙げたが、シルスキー総司令官は異なる要因を指摘した。
追記です。
ただし、電子戦装備の欠如となると、話しが変わってくる面がありますね。
シルスキー総司令官は、ソ連出身の軍人・人脈もあるわけですから、ロシアの電子戦能力を知る立場にあるわけです。
現場の兵士・指揮官に、努力を丸投げするだけでは、保身に見えてしまう面があります(立場上仕方ないのかもしれませんが…)。
>第125旅団はハルキウ方面の国境地帯をドローンで毎日監視してきたが、ロシア軍の電子妨害で5月10日に全ての映像通信が遮断された。ウクライナ軍の通信を支えるStarlinkが機能を失い…
2か月ぐらい前から砲弾がないと不満を言われなくなったって、コレ単純に欲しがってた連中が10から2とかに減ったからでないのか(8は死んだか諦めたか)
それに夜中にこっそりシャベルでコツコツDIYしてた防衛ライン?が視察で見てたご立派な施設群だと本気で思ってて、それで止められてると思ってるんだろうか
大概のデカい組織ってそうなりがちだけど現場と上層部の見てる現実の祖語がいよいよ並行世界レベルになってきてる気がする
ロシア軍は一日1700人も無駄死にして攻撃失敗したんじゃなかったの?
ただの妄想か、内向けのプロパガンダやろ。
信じてる奴はいないだろうし、いたら阿呆だ。
ハイテクに頼り切るのはダメなんよね。
我々の日常でも言えることだけど、便利な道具に慣れすぎると自分で対処する能力が無くなっていく。
車のバックモニターとかそうだけど、あれが無いとバック駐車できないやつ普通にいる。
だから予備のシステムやアナログでの解決方法を用意しておくべき。
そうかなあ。
バックモニターは義務化されたし、別によくね?
米を炊飯器なしで炊けない人が多数派じゃね?
私が言いたいのはシステム(例えでバックモニターを出しました)がダメなのではなく、それに頼り切ってしまう事がダメだという事です。
もし頼っているシステムやハイテクが何らかの理由で使えなくなったら対処できなくて立往生してしまいます。
先ほど例えで言うなら、バックモニターだけでなく自分の目で見てバック駐車できるようにしておかないといけないねって事です。
そうですね、ハイテクに頼るのもそうだし特定の兵器種が機能する(している)前提でしか戦えないというのは致命的なのでどうにかしないとですね。
例えばNATO式の航空優勢下での地上作戦。アフガン正規軍は航空機のソフトウェアをアメリカ側に撤退前に抜かれ、航空機が軒並み置物と化し、航空支援を受ける事前提に訓練されてた地上軍はパニックに陥り逃げ出す事になりましたし。
ウクライナも反転攻勢の際NATO式戦術が通用しないとみると人海戦術に切り替え多数の損失を出す事になりましたし。
精密誘導兵器や衛星も電子戦で負ければ機能しないのであればそれらが機能する事を前提に戦略、戦術を組み立てていると確実にパニックに陥ります。
Starlinkは米国防総省のジョン・プラム宇宙政策担当次官補が5月9日に「ロシアのStarlink使用に対抗することに成功した」と答えてる
そして今回の記事で「ロシア軍の電子妨害で5月10日に全ての映像通信が遮断された。ウクライナ軍の通信を支えるStarlinkが機能を失い」と答えていることから結果的にロシア軍は自軍のStarlinkが使用できなくなったのに合わせて電子妨害をしたことになるね
(ウクライナ軍はロシアの電波妨害とし、科学者は太陽フレアが原因とし、陰暴論者はイーロンマスクが原因としているが詳細は不明)
そうすると流れは
①5月9日の戦勝記念日に合わせてロシアが不正使用しているStarlinkの使用を阻止する
②5月10日にロシアが電波妨害を発してウクライナ軍のStarlinkを無効化する
③ウクライナ軍がパニックになったところを強襲
ってなるんだけど流れが綺麗すぎる気がするな
仮にロシアの電波妨害ならStarlinkの妨害に成功したことになるから今後の戦闘にも影響がでそうですね
優れたソビエト・ロシアの科学力は、遂に太陽活動の制御にも成功したのだッ!
シベリアと北極航路の開発を目論むロシアは太陽制御により地球温暖化を促進させ、つい先日は太陽フレアを発生させてスターリンクを切断することに成功した。こう考えると全ての辻褄が合うのだッ!
通信で有機的につながっている組織ほどたたれると弱いわな
ロシアも使えるけどウクライナが使えるとロシアが使えないけどウクライナも使えないなら差し引きでどっちがマシなんだろう
会社やバイト先で上役全員と連絡がつかない状態考えたら多分前者ですね
鉄火場に放り込まれたときに指示を仰ぐべき上役や同僚と連絡すら取れないというのはそれだけで悪夢だし
加えて下手したら周りにいるのが自分を含めて訓練期間一か月未満の集団で行動なんて想像したくもない
平和な日本でこれなら命かかった状態だったら・・・